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顔ニキビの原因
毎朝のメイクも憂鬱になってしまうのが顔ニキビ。コンシーラーやファンデーションでカバーしても、逆に悪化してしまったり…。いつでも綺麗な素肌をキープしたい女性にとって、ニキビは本当に厄介者。できるだけ早く対処することが大切です。
ニキビが「アクネ菌」が増殖して起こる
ではまず、どうしてニキビができるのでしょう。ニキビができるメカニズムとは、古い角質やメイク汚れ、乾燥などが原因で毛穴がつまり、そこにたまった皮脂にアクネ菌が繁殖して、炎症を起こしてしまうことにあります。
アクネ菌とは、ヒトの皮膚に必ず常駐している細菌のこと。普段は肌のバランスを整える働きをしています。アクネ菌は、皮脂が大好物です。毛穴詰まりによって溜まった皮脂を食べて増殖するため、結果として炎症を引き起こしてしまいます。とくに皮脂分泌が活発な部分にはニキビができやすく、ニキビが悪化したり、繰り返しニキビが出来てしまう場合もあります。
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ニキビの悪化には段階がある
ニキビには白ニキビ・黒ニキビ・黄ニキビ・赤ニキビといった段階があるのをご存知ですか?
毛穴が詰まった状態で皮脂がたまり、毛穴がポツンと白く盛り上がっている状態を「白ニキビ」といいます。そこから少し進むと、皮脂の塊ができます。これが酸化して黒ずんだ状態を「黒ニキビ」といいます。この段階では、どちらの状態もアクネ菌が発生しておらず、炎症を起こす前の状態です。白ニキビや黒ニキビが悪化し、アクネ菌が発生して炎症が起きた状態を「赤ニキビ」と言います。毛穴が赤く盛り上がり、痛みや痒みを引き起こします。ニキビを潰してしまったり、間違ったケアをしてしまうと、肌がクレーター状になったり、ニキビ跡が残ってしまったりする恐れがあるので、注意が必要です。赤ニキビがさらに進行すると、膿をもった状態になります。これを「黄ニキビ」といいます。この段階まで進んでしまうと、ニキビが治った跡もシミや黒ずみなどの原因にもなりかねません。ニキビは早めに対処することが重要なのです。
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顔の部位別ニキビがデキる原因
1.こめかみ(おでこ)のニキビ
こめかみやおでこにできるニキビは、シャンプーやコンディショナー・整髪料などが原因となる場合が多いようです。特に顔にかかるヘアスタイルの場合、髪の毛が刺激となり赤ニキビもできやすいため、注意が必要です。
顔の部位の中でもこめかみやおでこは皮脂分泌の多い場所。そのため、角質や整髪料などが毛穴を詰まらせてしまい、溜まった皮脂にアクネ菌が繁殖してニキビを引き起こしやすくなります。
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2.眉間から鼻筋(Tゾーン)のニキビ
眉間やTゾーンもおでこ同様、皮脂分泌の多い部位のひとつです。特に乾燥しやすい時期や脂性肌タイプの人は、古い角質や過剰な皮脂分泌などにより、毛穴が詰まりやすくなることが原因となる場合が多いようです。Tゾーンは、赤ニキビに進行しやすい部位でもあるため、注意が必要です。
3.鼻のニキビ
小鼻周りは、皮脂分泌が多い部位でもある上、メイク汚れや角質が溜まりやすい場所でもあります。分泌された皮脂が、汗や汚れと混ざりあい、アクネ菌が繁殖しやすくニキビのできやすい部位のひとつです。
とくに皮脂が固まって角栓となり、ポツポツと黒ニキビになった状態、いわゆる「イチゴのようなポツポツと黒ずみのある鼻=イチゴ鼻」が気になるという女性も多いのではないでしょうか。角栓を無理に押し出すと毛穴が開きっぱなしの状態になり、跡に残ってしまうことがあります。
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4.頬のニキビ
本来、頬は皮脂分泌の少ない部位です。頬は面積が広い分、肌の乾燥によって毛穴がつまりやすく、古い角質が残ってしまうこともあります。また、一方方向を向いて寝るクセのある人は、寝具との摩擦が刺激となってニキビを引き起こしてしまうことも。毎日肌に触れる寝具はいつも清潔にしておきたいものです。
両方の頬に満遍なくニキビができる場合は、ホルモンバランスの乱れが考えられます。ストレスや睡眠不足などでホルモンバランスが乱れると、過剰な皮脂の分泌が行われるようになります。その結果、毛穴が詰まりやすく、ニキビができやすい状態をつくってしまうことが原因といわれています。
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5.口元のニキビ
乾燥しやすく汚れがたまりやすいといわれる口元。当然ニキビができやすい部位のひとつといえるでしょう。特に20代を過ぎてできるニキビの多くは、口元や顎などの口周りにできることが多いようです。
こうしたニキビの原因は、乾燥や皮脂・メイク汚れや汗などのほかに、ホルモンのバランスの乱れが大きく影響しています。生理前や睡眠不足・偏った食生活などによって、ホルモンバランスが乱れ、過剰な皮脂分泌や正常な新陳代謝ができなくなってしまうことにつながります。
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数年前、顎ニキビが一切治らず、皮膚科に行ってお話をしたところ「毎朝顔を洗っていますか?もしかしたら脂がとれすぎてしまっているのかもしれないから、朝は水だけで洗ってくださいね。」と言われて洗顔方法を直すだけとアドバイスをもらいました。 その後ご縁があり、ある美容部員さんにニキビをみてもらっていたところ、人それぞれだけど、あなたのニキビは顎にしかなくて、背中を見てもきれいだし、洗顔の仕方が間違っているのよ、朝石鹸で洗わないなら拭き取りクレンジングを使って朝のメンテナンスをしてみてね、と助言され、実行してみたところ、顔のお肌のコンディションが改善しはじめました。 肌は人それぞれなので、オイリーになってしまっていてにきびが再発してしまう場合と、ニキビができやすい肌質の場合があったり、色々なので 色々な助言を聞きつつ、自分に一番合った方法を選んでいくことが重要だな、と思っています。今は毎朝水で洗顔をしたあと拭き取りクレンジングを使用していますが、とってもコンディションがよくなりました。
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ニキビが口周りできたら、それは「不調のサイン」?原因と対処法
ここまでで部位によってニキビができる原因が異なることがわかりましたが、それ以外にもニキビができる原因はさまざまなケースが考えられます。
例えば、自律神経に大きな影響を与えるストレスやホルモンバランスなどは、過剰な皮脂分泌を引き起こします。仕事や育児・人付き合いなどでストレスを感じやすい人は、適度に身体を動かしたり、リラックスしてストレスを上手に解消することも大切です。
跡を残さないニキビの治し方
できてしまったニキビは早めに対処することで、跡を残さず治療することが可能です。きれいな素肌を取り戻すために、正しい対処方法をきちんと理解しておきましょう。
やりすぎ注意。モコモコの泡で正しく洗顔
脂性肌やニキビができやすい肌だからといって、洗顔のしすぎは禁物。水分や皮脂を摂りすぎてしまい、乾燥を引き起こしてしまう可能性もあります。乾燥はニキビの元なので、洗顔しすぎることで逆にニキビを悪化させてしまうことにもなりかねません。
にきび予防のための正しい洗顔方法のポイントは3つあります。
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ニキビケアは洗顔料も大事。失敗しない選び方と正しい洗顔方法まとめ
1.たっぷりの泡で優しく洗うこと。
洗顔前には、ぬるま湯でしっかりと肌を濡らしておきます。その後、たっぷりと泡立てた洗顔料を顔全体にのせ、泡を転がすように優しく洗います。
クレンジング後の洗顔も同様です。汚れを含んだクレンジングや落としきれなかった汚れを優しく洗い流すつもりで洗いましょう。
2.十分なすすぎ
洗顔後は、ぬるま湯でしっかりとすすぎます。洗顔料のすすぎ残しがないように、おでこやこめかみ、小鼻、顎などもしっかりとすすいでください。ただし、ゴシゴシこすることはしないこと。優しく洗い流すことを意識しましょう。
3.清潔なタオルに水分を吸い取らせる
洗顔後のタオルは、必ず清潔なものを使いましょう。ゴシゴシと拭き取るのではなく、タオルに水分を吸い取らせるような気持ちで、優しく押さえます。
たっぷり質のいい睡眠
肌の生まれ変わりであるターンオーバー(新陳代謝)は、夜22時~2時の眠っている間に行われます。ターンオーバーは、皮脂細胞が生まれ変わるための大切な身体の働きです。これが正常に行われないと、肌トラブルの原因にもなってしまうかもしれません。美肌を保つためには、質のよい睡眠が必要不可欠です。たっぷり質のいい睡眠とは、この時間帯に熟睡していることが重要なのです。
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ニキビと睡眠の関係。質のいい睡眠でニキビレスな肌へ
食生活の見直し
食生活は、肌に大きな影響を与えます。揚げ物や肉をよく食べるという人は要注意。大切なのは、決まった時間にバランスのよい食事を3食きちんと食べることです。おすすめは、魚や食物繊維の豊富な野菜中心の食事。朝はヨーグルトやフルーツなどで栄養バランスのよい食生活を心がけましょう。
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ニキビと食べ物の関係とは?体の内側からニキビ予防を心がける
ニキビ薬でしっかり予防
私たちの生活は、ストレスや乾燥、紫外線などによって常に肌トラブルの原因と隣り合わせです。できてしまったニキビは早めの治療が必要ですが、普段からニキビを予防することも大切です。ドラッグストアなどで購入できるニキビ治療や予防に効果のある塗布薬を利用するのもひとつ。誰でも手軽に購入することが可能です。また、ニキビができやすい体質の人は、皮膚科で治療薬や予防するための薬を処方してくれるので、きちんと診察してもらうことをおすすめします。
できてしまってからでは、ストレスの悪循環にもなってしまう肌トラブルのニキビ。普段から予防する心がけも大切なのですね。