目次
化粧品における美白成分の役割
肌のメカニズム
メラニンとは、紫外線から肌を守るために出ている成分であり、メラニンがないと肌の奥の細胞を次々に破壊してしまいます。それを防ぐためにメラニン色素はできているため、メラニン=悪いとイメージしてしまいますが、人間の防衛本能なので悪いものではありません。
メラニン色素の生成を抑える
美白成分とは、メラニン色素成分を抑え、シミやそばかすを防ぐ効果があると認められたものです。メラニンの生成を抑制する・メラニンの排出を促進する・メラニンを還元する、この3つが主な美白成分の働きとなります。美白成分といえば、ビタミンC誘導体などがありますが、美白成分が配合された化粧品を使用したからといって、シミやそばかすが消える・肌が白くなるとは限りません。
肌は紫外線によって刺激を受け、シミやそばかす・日焼けといったダメージを受けますが、さまざまな美白成分によって、メラニンの生成を抑えることで予防することができます。
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メラニンを徹底解説。メラニンの構造を理解して、適切な対策をしよう
メラニン成分をつくられにくくするために配合される主な成分
ビタミンC誘導体・アルブチン・プラセンタエキス・カミツレエキス・コウジ酸・エグラ酸・ルシノール・リノール酸・トラネキサム酸・ハイドロキノン・L-システインなど
メラニンの生成に関わる酵素・チロシナーゼの活性を分解・抑制させるものです。
メラニンを肌から押し出してくれる主な成分
ビタミンC誘導体・プラセンタエキス・リノール酸など
肌の代謝を促進することで、メラニンの排出をスムーズにし、さらに肌への沈着を防ぐ効果があります。
メラニンの色素を薄くする主な成分
ビタミンC誘導体・コウジ酸など
黒色化したメラニンの色素を薄くする作用があるため、シミやそばかすになるのを防ぐことができます。
日焼けによる肌トラブルを予防する
日焼けをすると、メラニン色素が作られて肌が黒くなりますが、肌が黒くなるだけでなく、シミやそばかす・くすみ・シワ・たるみといったトラブルもでてきます。変化がないからといってそのままにしていると、時間が過ぎた頃にトラブルがおこる可能性がありますので、紫外線対策をして肌に負担をかけないよう日頃から心がけましょう。
身体を美白へと導くステップ対策
日傘など使用して紫外線防止対策をする
紫外線=夏とイメージしがちですがが、紫外線は年中気をつけなければいけません。日差しがあるに関わらず、曇りの日でも紫外線がありますので知らない間に紫外線を受けています。まずは、日常生活での紫外線を気にしてみましょう。
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紫外線は曇りの日でも降り注ぐ。季節や天気に関わらず対策をしよう
肌の露出を控える
長袖(黒い衣類)・UVカットレンズのサングラス・帽子・日傘を着用して、紫外線を直接浴びないようにしましょう。
日焼け止め
日焼け止めは皮脂や汗でとれやすいため、2~3時間に置き塗り直しましょう。強い日焼け止めは肌に負担をかけるため、長時間紫外線を浴びない(日常生活程度)のであればSPF30で、十分効果があります。
紫外線の強い時間帯の外出を控える
正午前後の外出を避け、できるだけ日陰で過ごしましょう。
適度な運動などして身体の体温をあげる
全身の血行が良くなり体温が上がると、酸素と栄養を全身に届けてくれます。毎日の生活で歩くことを心がけるだけでも、血行が促進され代謝が上がるので、肌のターンオーバーが活性化されます。
37度のぬるま湯での半身浴も、代謝を上げてくれるのでおすすめです。半身浴は30分を目安に行いましょう。30分以上だと、体の皮脂と角質が溶け出し、乾燥の原因になりますので注意しましょう。
美肌に欠かせないことは”睡眠”です。美肌を手に入れるには、肌代謝と新しい肌細胞の成長を促す、成長ホルモンがとても必要になります。成長ホルモンは22時から2時の間に分泌するといわれているので、22時までには眠りにつくようにしましょう。できれば6時間以上の睡眠をとり、睡眠時間が取れない場合は、3時間でもいいので深い睡眠をとりましょう。
美白効果のある食事やサプリメントを摂る
紫外線は、体内で活性酸素の発生を促進させるため、抗酸化作用のあるバランスの良い食事を意識して取るようにすることで対策できます。
積極的に摂ってもらいたいものは、ビタミンB2、B6、ビタミンC、ビタミンE、カロテン、リコピン、L-システインなどがあります。食事だけでコントロールすることが難しい場合には、簡単に摂取できるサプリメントもありますので、自分に合うものを探してみましょう。
ビタミンB2…レバー・ブタ肉・ウナギ・タマゴ・納豆
ビタミンB6…マグロ・カツオ・レバー・ニンニク
ビタミンC?…赤ピ-マン・トマト・アセロラ・ブロッコリー・イチゴ・ゴーヤ
ビタミンE …キウイ・アーモンド・ヘーゼルナッツ・アボカド・カボチャ
カロテン …ニンジン・ピーマンなどの緑黄色野菜
リコピン …トマト・スイカ
L-システイン …マグロ・肉類・豆腐・チーズ・納豆・シラス
ビタミンCはエイジングケアと美白には欠かせない成分で、メラニンの元”チロシナーゼ”の働きを促進します。熱に弱く、水に溶けやすいので野菜などは茹でず、蒸すか生のままで摂取しましょう。ビタミンCを摂取したあと、紫外線を浴びるとシミや色素沈着を起こすことがありますので、注意が必要です。柑橘類は朝食べることを避け、夜に食べましょう。
トマトに含まれるリコピンは、強力な抗酸化作用があり、肌の酸化ダメージを軽減し、美白・美肌効果があります。ビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂取すると、互いに協力しあうため、抗酸化パワーがアップします。
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美白に効く食べ物はなに?必要な栄養素と食材やレシピもご紹介
美白化粧品を使用する
毎日のケアに美白化粧品を継続して使用することで美白・美肌へ導いてくれますが、化粧品には医薬部外品と化粧品の二種類があり、それぞれ薬品表示が違います。
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素肌に透明感!美白化粧水の効果と知っておきたい有効成分
医薬部外品
医薬部外品とは、医薬品と化粧品の間に位置するもので、薬用化粧品・薬用石けんは医薬部外品に該当します。厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されているものであり、化粧品と配合されている成分がほぼ一緒であっても、化粧品に義務づけられている全成分表示の対象外になり、指定表示成分のみパッケージに記載すれば良いのです。例えば、肌荒れ・ニキビを防ぐなど表記でも効果をうたうことができます。
化粧品
化粧品は、美容を目的としてつくられたもので、全成分表示の義務がありますが医薬部外品と違って配合量に決まりはありません。人の見た目を美しく見せるもので、人体への作用が穏やかな製品です。ですので、医薬部外品のように肌荒れを防ぐなどの表記をうたうことはできません。
一見、化粧品より医薬部外品のほうがいいイメージですが、医薬部外品は成分表記に記載されていない成分が入っている可能性もあるので、せっかく使用しても逆効果に繋がることがあります。アレルギーや敏感肌のかたは、化粧品の成分をしっかり確認できる化粧品の方が安心して選ぶことができるでしょう。
そこで、美白化粧品で主に使われている成分・成分表示を調べてみました。
ビタミンC誘導体
リン酸エステルマグネシウム塩・リン酸アスコルビル酸Mgマグネシウム・リン酸アスコルビル酸ナトリウム・リン酸アスコルビングルコシド・テトラヘチシルデカン酸アスコルビル・アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸
数ある化粧品で使用されている成分は、主にリン酸エステルマグネシウム塩(成分表示例:アスコルビンリン酸Mg/ビタミンCリン酸Mg)ビタミンCの成分は、皮脂のコントロールをするので敏感肌・乾燥肌のかたは注意が必要です。
ほかの代表的な成分表示
トラネキサム酸(成分表示例:m-トラネキサム酸)・アルブチン(成分表示例:a-アルブチン)・エラダ酸(成分表示例:エラグ酸)・ルシノール(成分表示例:ルシノール)・コウジ酸(成分表示例:コウジ酸)・4MSK(成分表示例:4-メトキシサリチル酸カリウム塩)など
歳を重ねても、シミやくすみがないととても若々しく見えます。紫外線を強く浴びてしまったときは、美白美容液などでパックをするなど、こまめなケアを心掛けましょう。
美容外科に相談する
短期間で美白になりたい方は、美容外科に相談してみるのもいいでしょう。さまざまな治療がある中の”炭酸ガスパック・美白サプリ・美白点滴”の3つを紹介します。
炭酸ガスパック
酸素を多く放出させることで肌の代謝を活性化させ、シミやシワ・くすみ・ニキビ跡に効果があります。パック後は肌が明るくなり、ツルツルでなめらかな肌に生まれ変わります。美白だけでなく、リフトアップにも効果があります。
美白サプリ
全身の美白効果だけでなく日焼け止め効果もあります。即効性はありませんが、効果は期待でできるようです。服用するものなので、自分に合った成分、体へのダメージが少ない天然由来成分配合のものを選ぶようにしましょう。
美白点滴
ビタミンを中心とした美容成分がたっぷり含まれた点滴を、血管を通して直接体内に入れるため全身に無駄なく行き渡らせることができ、食事やサプリメントより早い効果が期待できます。一回で20分程度で終わる濃厚なタイプもあります。美容外科によって点滴の成分が違うので、試したい場合には事前に調べるか、直接確認しましょう。
美白化粧品を選ぶときのポイント
配合されている美白成分を確認する
たくさんの美白化粧品の中から選ぶとき、自分の悩みに合った美白成分が配合されているか、肌に合っているのかを確認することは重要です。
乾燥肌の方は、美白成分の浸透力が高いだけでなく、保湿(ヒアルロン酸・コラーゲン)にも特化している美白化粧品を選ぶようにしましょう・
敏感肌の方は、化粧品の中にアルコールやエタノールなど、肌に刺激になる成分が入っていないか確認が必要です。
多種類の美白成分が配合されているか確認する
とくにビタミンC誘導体には、高濃度誘導体ビタミンCなど、より肌への浸透性が高いものがあります。美白に加えて、シミ対策・肌が潤う・キメが整うなどの効果が期待できます。ですが、刺激が強いものもあるので初めて使うときはアレルギーの成分を確認し、パッチテストを行うと安心でしょう。
使いたい部位に合わせたものを使用する
美白ケアでも、全身使えるものから、フェイス用、ボディ用とあります。身体の広範囲に使う場合は、伸ばしやすいジェルタイプのものがおすすめです。肌が乾燥していると紫外線からのダメージも受けやすいので、保湿の高いものを選べば、乾燥対策も同時にできます。夏はさっぱりしているジェルタイプ・冬は保湿の高いクリームタイプを選ぶなど、季節で使い分けるという方法もあります。
相性のいい成分をみつける
口コミなどで評価が高いと、つい信用して使ってみたくなることも。肌は人によって体質・肌質が違うので、美白成分にもそれぞれ相性があります。口コミで評価が高いものが、必ず自分の肌に合うとは限りません。気になる作用や成分をしっかり理解したうえで使用し、自分に合う美白化粧品を見つけましょう。また、ブランドによって成分や作用が違ってくるので、トライアルセットを上手に活用しましょう。
美白成分の主な種類
比較的肌に優しいシミ予防のアルブチン
メラニンが黒くなるのは、チロシナーゼという酵素の働きによるもので、そのチロシナーゼが酸化することで、メラニンが黒色化します。
アルブチンは、ハイドロキノンとブトウ糖が結合したもので、このチロシナーゼの生成を抑え、メラニンが黒くなるのを防ぎます。紫外線を浴びたあとでも、メラニンが黒くなる前にアルブチン配合の化粧水などを使用することで、美白効果があるといわれています。すでにできてしまったシミを消すことは期待できませんが、いま以上に濃くならないように抑える効果があります。
炎症を抑えて肌荒れを回復に促すトラネキサム酸
メラニンは、メラノサイトという肌細胞によって生成されますが、トラネキサム酸はメラノサイトの活性化を抑える働き(周辺の炎症を抑えて防ぐ)があります。肌荒れの原因物質にとなるプラスミンの働きを阻害する効果があることで、美白・肌荒れの予防になります。
トラネキサム酸は内服薬もあり、シミや肝斑に効果があります。ですが、副作用の発疹や発熱・かゆみなどアレルギーの症状がでやすい場合があります。また肝機能が低下しやすい方(55歳以上)や過去に血栓症を起こした方は、医師への相談が必要です。
肌の奥まで浸透してシミを改善するプラセンタエキス
プラセンタエキスは、老化防止や疲労回復など、幅広い効果があります。そして最大の働きは、肌を若返らせること。肌のターンオーバーが促進すると、古い角質が剥がれやすくなるため、肌細胞は活性化し、肌にハリがでます。さらに、ターンオーバーが整うことで、シミの原因になるメラニンを古い角質とともに、肌の表面に押し上げられて、自然に消えやすくします。
肌のターンオーバーを整えるビタミンC誘導体
ビタミンCは、空気に触れると酸化する・水に弱いという弱点があります。そこで、化粧品として使用できるようにと改善されたものがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は、皮脂分泌を抑制し、抗酸化作用・コラーゲンの生成を促進させるといった効果があります。このような成分をうまく活用することで、シミやそばかすができる原因を、根本からブロックさせることも大切になってきます。
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化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは
美白効果が特に高いハイドロキノン
ハイドロキノンは、すでにできているシミやそばかすを消すのに一番効果があるいわれています。ですが、刺激が強いため、肌質によっては副作用がでる場合があります。また、ハイドロキノンをつけた部分は、メラニンが生成されず、紫外線が肌に入りやすくなってしまうので、必ず日焼け止めを使用しましょう。
POLA社で開発されたルシノール
ビタミンC・ヒアルロン酸を初めて化粧品の配合に成功したのはPOLA社です。数百種類という数の植物エキスについて、美白効果があるのかを一つずつ検討し、シベリアモミの木に含まれる成分・ルノシーノを発見しました。
ルノシーノはとても高い美白効果がある化粧品です。メラニンは、チロシナーゼとチロシンが結びつくことでつくられます。ルノシーノは、これをブロックさせる働きをもっています。メラニンが作られないようにさせる働きがあるので、美白により効果があるといわれています。
顔に身体にオススメの美白クリーム
ディセンシア サエルホワイトニングクリーム クリアリスト
独自技術の”ヴァイタサイクルヴェール”が肌の奥へと届け、美白有効成分が肌内部まで浸透、シミやそばかす・くすみに効果があり、うるおいと透明感のある肌へと導いてくれます。肌荒れも消え、べたつかないのにしっとりしている薬用美白フェイスジェルクリームです。
?HAKU? メラノフォーカス3D? 45g
メラニンの生成を抑止する3D美白美容液、美白有効成分4MSK、m-トラネキサム酸配合。明るく澄んだ、生まれたてのような透ける肌へ導きます。伸びもよく、べたつかない、美白するだけでなく保湿効果も高く、ハリを実感させてくれます。
ノコア アフターボディトリートメントクリーム
ビタミンC誘導体に天然由来成分やオーガニック顔料も配合してつくられているので肌にやさしく、全身に使えるのでオススメです。妊娠線やセルライト・肌荒れまでサポートしてくれるので、産前・産後ケアとして使用する方が多いようです。濃厚なクリームなので乾燥肌の方におすすめです。
イルコルボ ミネラルボディシャインジェル
プラセンタを始め27種類の美容液成分を配合したボディローションです。浴びてしまった紫外線のアフターケアができ、気になる黒ずみやくすみを薄くし、ツヤのある透明肌へ導いてくれます。伸びもよく、べたつかない使い心地が評判で、敏感肌の方やお子様にも使えるので安心できます。
ジョンソンボディケア
ドラッグストアでもよく見かけるジョンソンボディシリーズ・美白タイプのボディローションです。ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導成分配合で肌の深部まで浸透し、一日中ツヤとうるおいが続き、透明感のある肌へ導きます。香りもいいため、リラックス効果も期待できますし、保湿力が高くコスパもいいので、たっぷり使えてオススメです。
美白クリームの使い方と効果ポイント
フェイスクリームを塗る
1.洗顔の後すぐ、化粧水や美容液で肌に水分保湿をしておく
2.肌に水分がなじんでから、フェイスクリームを乗せるように塗る
たっぷりの保湿を行ったあと、さいごに手のひらで馴染ませ、やさしく薄めに塗りましょう。肌に馴染ませる際は擦ったり、叩くのではなく、やさしく手のひらで押さえるようにして馴染ませましょう。肌を擦ったり刺激を与えることが、シミの原因になりますので注意してください。
ボディクリームを塗る
1.手に100円玉大のボディクリームを乗せる
2.手のひらでなじませて腕などパーツごとに塗る
ボディクリームを塗る際は、リンパの流れを意識して、マッサージしながら塗ると良いでしょう。リンパを流すことで、全身の血行が良くなり、ターンオーバーも活性化します。
お風呂上がりにつけるとより浸透できる
手脚などは顔に比べると比較的に角質層が厚いため、美容成分がしにくい部位になります。化粧水やボディクリームは、お風呂上あがりに塗りましょう。角質がしっかり落ちて、肌が潤った状態(水分蒸散前)でつけることにより、肌に成分が浸透しやすくなります。肌が少し濡れているぐらいのタイミングで使うと、馴染みがよくなります。
朝は控えめに夜はたっぷり目に塗る
美白クリームには、たくさんのビタミンCが含まれています。このビタミンCは、紫外線を浴びることによって、日焼けしやすかったり、シミになりやすかったりします。朝は控えめに・夜たっぷり使うようにしましょう。とくに顔用は、気をつけましょう。
美白クリームを使うときに覚えておくポイント
スキンケアの最後に使用する
美白クリームの使用ですが、乳液・美容液前ではなく、スキンケアの一番最後に使用しましょう。肌に蓋をするイメージです。あまりベタベタ塗りすぎると、肌質によっては翌朝、ニキビができてしまうこともありますので、使用量を守りましょう。シミや乾燥などが気になる部分には重ねづけをしたり、上からラップを重ねて、10分~15分ほどおく、パックもおすすめです。
シミを消すことはできない
一度できたしまったシミやそばかすは消えません。ですが、美白化粧品を使用することによって、濃くならないように維持する・もしくは薄くするといった効果は期待できます。ビタミンC誘導体やプラセンタが配合されているものがおすすめです。
効果を実感するには継続的に使用する
美白クリームを塗ったからといって、すぐに効果がでるものではありません。毎日コツコツと続けることで、効果が得られるものです。最低1カ月以上は使用するようにしましょう。継続できるようにコスパを意識しながら選ぶことも大事です。
日本と韓国における美白クリームの違い
添加物が日本では使用できないものが含まれている
韓国は日本に比べて、添加物安全基準や薬事法がゆるいので、韓国の化粧品に含まれる成分がきちんと表記されていない場合があります。発がん性のある成分が配合されていたケースもあり、なにがはいっているのかわからないということも。ですが、日本で化粧品成分として認可されている成分だけが入った、日本向けの製品もあります。敏感肌の方に限らずパッチテストを行うなど、使用するときには注意しましょう。
韓国コスメは香料が入っているものが多い
韓国コスメには、必ずといっていいほど香料が入っています。香料が原因で肌を刺激し、シミや肌荒れを引き起こしたり、アレルギー反応を起こしてしまうこともあります。ですが、化粧品の技術の進化によって低アレルギー化が進んでいますし、香料としてアロマが使用されているものもありますので、リラックス効果が期待でき、あまり気にしないという方も多いです。
美白スキンケアにプラスアルファしたい美容法
蒸しタオルでパックして新陳代謝をさらに促す
蒸しタオルは、適度な熱で毛穴の汚れや角栓をやさしく落としながら、肌の代謝を高めます。また、肌の水分量と皮脂量のバランスやキメを整える効果があります。
洗顔後タオルなどを水に浸し、軽く絞り500W~600Wの電子レンジで30秒~1分加熱します。
顔に触れても熱すぎない程度の温度になったら、顔に乗せて2~3分程待ちます。
蒸しタオルを外したらすぐに保湿ケアを行いましょう。
このとき毛穴は大きく開いているので、しっかりと保湿し、クリームなどで蓋をしてあげましょう。やり過ぎは肌の負担になりますので、週に1~2度のスペシャルケアにしましょう。
ピーリングで角質ケアをする
ピーリングとは、AHA”フルーツ酸”などの酸で角質を柔らかくして、剥がしやすくすることです。ピーリングをすると肌に透明感がでて、スキンケアの浸透力がアップします。
ピーリングを行うのは朝ではなく、肌が回復するタイミングの夜に行うようにしましょう。やり過ぎると、肌荒れやニキビが悪化する可能性もあるので、週に1~2度の頻度にとどめましょう。ピーリング後の肌はとても敏感になっているので、保湿などアフターケアを丁寧にするよう心がけてください。
マッサージをしてリンパの流れやすくする
ボディクリームを塗るときに、リンパマッサージをとりいれることで身体が温まり、新陳代謝がアップします。
顔のリンパマッサージは、中心から端へ向かうようにしましょう。血行が良くなるだけでなく、小顔・リフトアップ・肌にハリを与えるなどの効果があります。
全身のリンパを流すなら、足先から行いましょう。おなか周りのリンパを流すために、足先から上に向かって順にほぐします。デトックス効果もあるので、美肌を手に入れながら引き締まった身体も目指せます。
心臓疾患や低血圧・妊娠3カ月未満・生理中などの方は、リンパマッサージは避けましょう。
身体の日焼けやシミも継続的に美白ケアで美しい肌を保つ
いままで美白ケアを行っていなかった方も、できることから始めてみませんか?
今から美白ケアを気をつけることで自分の生まれ持った素肌の色に戻り、美白肌になることができます。美白化粧品などを正しい使い方で継続し、内側からのケアもプラスしていくことで、いままでの悩みだった肌荒れや黒ずみ・くすみまで撃退できます。
これからの美肌のため、今までの悩みからの解放のためにも、出来ることからコツコツ始めましょう。