胸に繰り返しできるニキビの原因は?正しいケア方法を身に付けよう

2017.07.11

胸に繰り返しできるニキビの原因は?正しいケア方法を身に付けよう

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

気づいたらいつも胸にニキビができていて悩んでいませんか?繰り返しできる胸のニキビは、外部からの刺激や生活習慣などが関係していると言われています。今回は、胸に繰り返しできてしまうニキビの原因や効果的な正しいケア方法などをまとめていきます。

INDEX

目次

    ぶつぶつニキビが胸にできやすい理由とは

    皮脂腺が背中に次いで多い

    実は、胸は背中の次に皮脂腺が多い部位と言われています。皮脂腺が多く存在することで少し運動をして汗をかいただけで、ニキビの原因となる皮脂の分泌が過剰になってしまいます。また、胸の周辺は露出が少ない分通気性が悪く、皮脂が溜まりやすくなってしまうことでニキビが発生する環境を作ってしまうのです。

    皮脂が多くマラセチア菌が住み着きやすい

    皮脂が多い場所には、マラセチア菌と呼ばれるカビの一種が住み着きやすいと言われています。この菌は誰でも持っており、私達の胸や二の腕、背中など皮脂の分泌が激しい部位に存在します。

    マラセチア菌は、脂を好み毛穴の中で増殖する特徴があり、胸から分泌されている皮脂を餌として増殖します。増殖する際に、毒性のある過酸化脂質という物質が作られることで、皮膚が炎症を起こし、ニキビが発生する原因になってしまいます。

    胸は自然に汗をかいてしまう部位であるため、マラセチア菌の増殖をなかなか止めることができず、治りにくいニキビが繰り返しできてしまいます。

    凹凸があるので汚れが残りやすい

    お風呂で清潔に胸を洗っているつもりでも、女性の場合は男性より胸に凹凸があるため汚れが残りやすいです。洗い方が悪くボディソープやシャンプーの洗い残しが溜まってしまうと、毛穴の中に入り込み、細菌の増殖を促進させてしまうこともあります。。

    また、お風呂で洗う順番も考えなければなりません。例えば、頭を最後に洗う場合には、シャンプーの洗い残しや汚れが胸に残ってしまう場合があります。

    谷間に汗が溜まりやすく湿気が多い

    ブラジャーをしていると、どうしても胸は胸が蒸れてしまい、湿気が多くなりがちです。素材やデザインによっては通気性が良いものもありますが、通気性が悪いものをしていると、谷間に汗が溜まり細菌を増殖しやすくしてしまいます。

    また、胸の谷間に溜まった汗は、人前では拭いにくい部位であり、汚れが溜まってしまいやすく、ニキビが発生しやすい環境になりがちです。

    胸ニキビの原因となる外部からの刺激

    シャンプーや石鹸の洗い残し

    胸のニキビが引き起こされやすい原因として特に多いと言われているのが、シャンプーや石鹸の洗い残し。洗い流す際に、胸の谷間などの洗い流しが足りていないと、肌に残ったシャンプーや石鹸が毛穴を詰まらせる原因となります。

    入浴時は普段より毛穴が開きやすくなりますが、毛穴の奥に詰まったシャンプーや石鹼はなかなか取れません。このように、毛穴の中に残ったシャンプーや石鹸が毛穴の中の菌を増殖させてしまいニキビができやすくなります。

     

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    サイズの合っていない下着の締めつけ

    サイズの合っていない締め付けの強い下着を長時間着用すると、肌と下着が摩擦する刺激によりニキビができやすくなることも考えられます。締め付けの強い下着は普通の下着よりも通気性が悪くなり、肌が汗で蒸れてニキビを引き起こしやすくなります。

    また、締め付けの強い下着を着用していると、体が緊張状態になりストレスを感じやすくなります。ストレスを感じると、体は自律神経やホルモンのバランスを崩してしまい、正常な肌のターンオーバーが困難に。このように、正常なターンオーバーを妨げられることにより、発生したニキビが治りにくくなることもあります。

    化学繊維のちくちくした刺激

    化学繊維で作られた下着や衣類は、肌へチクチクとした刺激を与えてしまい、ニキビの原因になることも。

    ナイロンなどの化学繊維は下着や衣類に良く使われていますが、繊維の形状や糸の毛羽立ちなどで肌に刺激を与えやすく、肌を傷つけることもあります。このように、化学繊維は肌への刺激が強く、胸にニキビがすでに発生している場合には悪化させてしまうこともあります。

    特に、肌が乾燥しやすい冬場にヒートテックなどの化学繊維の衣服や下着を着用すると、衣類との摩擦による刺激が強く感じられ、ニキビが生じやすくなります。これは、乾燥により皮膚の表面の角質の力が弱くなっており、外部からの刺激を感じやすくなっているためです。

    このように、日中保湿がしにくい部分である胸は、刺激と乾燥に弱くニキビができやすい環境です。

    紫外線による日焼け

    胸元が開いた女性らしい服装などにより紫外線の影響を受け、ニキビ跡のようなものが残ることもあります。

    紫外線を多く浴びて、日焼けしてできるニキビ跡は、炎症などが原因で色素着色が起こる「炎症性色素沈着症」タイプのシミの一種と言われています。炎症性色素沈着症は、肌が強い刺激を受けた時に生じる肌の炎症によってできてしまうシミのことです。

    ここでの強い刺激は紫外線を指し、刺激から肌を守ろうとしてメラニンと呼ばれる物質を生成します。過剰にメラニンが生成されると、排出が間に合わなくなり色素着色が生じ、シミの原因になってしまいます。

    このように、シミの一種であるニキビ跡が残ってしまうのは、胸のニキビが紫外線によって強い刺激を受けることで、炎症や化膿などがひどくなり、ダメージを受けてしまうためと考えられます。

    汗をかいたまま放置

    胸は背中に次いで、汗や皮脂の分泌量が多い部位であるとともに、顔や首などから落ちてくる汗や皮脂を溜め込みやすい場所です。

    スポーツした後や夏場などは、多くの汗や皮脂が出てきますが、胸はタオルやハンカチでなかなか拭える場所ではないため、汗をかいたまま放置してしまいがち。

    しかし、放置したままにしていると、汗を餌とする細菌の増殖が起きたり、皮脂が毛穴を詰まらせたりするので、ニキビが発生しやすくなるのです。

    汚れたアクセサリーをつけている

    コーデを楽しむ時に、よりおしゃれをするためにアクセサリーを着用する機会が多いと思います。しかし、汚れたままのアクセサリーをつけているとニキビの発生の原因に。

    汚れたアクセサリーをつけていると、肌とアクセサリーの摩擦が生じて強い刺激を感じることがあります。また、汚れたアクセサリーと肌が触れると、毛穴の中に細菌や雑菌を侵入しやすくすることもあります。

    このように、清潔感のない環境の中では、ニキビ発生を引き起こすだけでなく、もともとできているニキビをさらに悪化させかねません。

    胸ニキビの原因になりやすい体内の乱れ

    慢性的な睡眠不足

    睡眠時間や就寝時間が毎日安定していないと、自律神経やホルモンのバランスが崩れやすくなります。このような状態が続くと、肌のターンオーバーが正常に機能しなくなったり、免疫力が低下したりしてニキビの原因になりえます。

    特に、ホルモンバランスの崩れにより、交感神経が優位に働くことで男性ホルモンが増加します。男性ホルモンは皮脂の分泌量をコントロールする役割がありますが、正常に機能しなくなり、皮脂の分泌量が過剰に多くなってしまいます。皮脂の分泌が過剰になれば、毛穴を詰まらせる原因となり、ニキビを引き起こすことに…。

     

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    既製品ばかりの偏った食生活

    お湯を入れたり温めたりするだけですぐに食べられるような既製品ばかりの偏りのある食生活も、ニキビ発生に大きく関係します。

    不規則で偏った食生活は、肌の正常なターンオーバーや修復に必要な栄養素が不足しがち。また、脂っぽい食事は、体の中で脂を分解しきれずに体外に排出しようとする際に、処理が追い付かず、肌に多くの皮脂が残ることになります。

    皮脂が毛穴を詰まらせ、修復に必要な栄養素が行き届かない状態が続くと、治りにくいニキビを繰り返し引き起こしやすくなるのです。

    風邪などの病気による免疫の低下

    風邪などの病気により免疫力が低下すると、外から侵入してくる細菌や雑菌と戦う力が弱くなり、毛穴に侵入されやすくなります。

    また、体調不良により代謝の流れが乱れると、肌のターンオーバー機能が正常に働かなくなり、毛穴の汚れを自然に外に排出する力も弱くなります。

    このように、免疫力の低下は細菌などの侵入を許し、正常に肌を修復する力が弱くさせるので、皮脂や汚れが溜まりやすくなり、ニキビが発生しやすい環境に。

    お酒やアルコールの習慣化

    適度なお酒との付き合いは良いですが、過剰なアルコール摂取はニキビを引き起こす原因になります。

    お酒を体内に取り入れると、肝臓がアルコールを分解することに集中してしまい、体の隅々まで解毒する活動を妨げてしまいます。

    解毒ができなかった毒素は血液の中に流れ込み、肌から毒素を出そうとします。肌は汚れを自然に外に排出する力がありますが、多くの毒素を排出するのが忙しくなり、毛穴の汚れや皮脂を清潔に保つのが困難になります。

    毛穴の汚れや皮脂が肌に残ったままにしておくと、毛穴が詰まりニキビが発生しやすくなるのです。

    生理によるホルモンの変化

    生理の時にニキビができやすいと感じる人は多いと思います。これは、排卵から生理の前半まで活発になる女性ホルモンの一種の黄体ホルモンが、皮脂の分泌量を増やすことが原因です。

    特に、皮脂の分泌量が多くなる胸や背中は、普段よりも皮脂の量が多くなってしまうため、ニキビができやすくなります。また、生理の時は肌が敏感になるので、下着や衣類の少しの摩擦が強い刺激に感じられ、ニキビになることも。

     

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    胸のニキビの治りを早めるケア方法

    お風呂で体は一番最後に洗う

    頭を最後に洗うと、シャンプーの洗い残しが起こる可能性があるので、頭は最初に洗い、体は一番最後に洗うようにしましょう。これは、頭を最初に洗うことで、もしも胸に洗い残しがあったとしても、体を洗う際に洗い流せるためです。

    頭を最後に洗う習慣がある人は、洗い残しが多くニキビができやすい環境を作っている可能性があります。正しい洗う順番を心がけましょう。

    泡をよく泡立ててから丁寧に洗う

    多くの人がポンプ式の液体状のボディソープを使っていると思いますが、界面活性剤が含まれているボディソープはニキビを刺激して悪化させてしまうかもしれません。

    胸元を洗う際には、界面活性剤が配合されていないボディソープや固形石鹸がおすすめです。良く泡立って丁寧に優しく洗っていきましょう。洗う際には、ナイロン製のタオルなどの使用は控えて綿素材のタオルを使い、肌への負担を減らしてください。

    ぬるま湯で入念に泡をすすぐ

    胸元を優しく丁寧に洗った後は、ぬるま湯で入念に洗い流しましょう。見た目は泡が残っていなくても、細かい泡が毛穴に残っている場合があります。

    きれいに洗い流せたと思わずに、さらにもう一度流してから出る習慣をつけて、入念に泡をすすぎましょう。

    汗をかいたらこまめに着替える

    汗を放置しておくと汗や皮脂が毛穴に残りやすくなるので、汗を書いたらこまめに着替える習慣を身に付けましょう。

    特に、ブラジャーなどの下着は肌に長時間密着して胸元が蒸れやすい環境になっています。帰宅したら違うブラジャーに着替えたり、寝る前にナイトブラに着替えたりして、清潔な状態の胸元をキープしましょう。

    衣服を綿素材のものに変える

    下着や衣服を着替える時に、通気性の良い綿100%素材の衣類などに変えるとニキビができにくくなります。

    化学繊維と比べて綿は、肌への刺激が弱く汗をかいても着心地が安定しています。また、綿には消臭効果もあるため、臭いが気になる季節にもおすすめです。

    • 胸に繰り返しできるニキビの原因は?正しいケア方法を身に付けよう
      胸に繰り返しできるニキビの原因は?正しいケア方法を身に付けよう
      7560-1:衣服を綿素材のものに変える

      私は胸にニキビが出来てしまった時、下着や肌着を綿素材のものに変えています。綿素材の下着にもいろいろな種類のものがありますが、私は「ボディヒンツ」さんの下着をおすすめします。「日々の暮らしに優しい下着」がコンセプトとなっており、下着や肌着からの肌のストレスの悩みを解決してくれる商品が揃えられています。私はこちらの商品の中でも特に、「綿100%エアリーガーゼシリーズ」と、「米ぬか美肌インナーシリーズ」がおすすめです。こちらは、日本アトピー協会推薦品であり、アトピー体質や敏感肌の方も安心して使える、肌に優しいシリーズとなっています。普段はアトピー体質や敏感肌で無い方も、下着の締め付けや蒸れで一時的に胸元のニキビに悩む方もいらっしゃると思います。そういった方も、まず下着や肌着の素材からこだわっていくことでニキビに対処していけたらいいと思います。

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    炎症やしこりがある場合は皮膚科へ

    炎症やしこりがひどいニキビは、皮膚の内側で毛穴が炎症や化膿を起こしており、膿を外に排出できない状態になっています。膿が残っていることで、炎症がさらに進み、膿が毛穴の中で硬くなってしまいしこりがあるような硬いニキビになってしまいます。

    通常のニキビとは異なり、自分で炎症を抑えようとすると雑菌をさらに繁殖させたり、肌を傷つけたりしてしまう危険性があります。

    ニキビの炎症やしこりが気になったら、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

    胸ニキビの再発を防ぐ生活習慣

    睡眠時間を8時間確保する

    睡眠不足の状態が続くと交感神経が優位な状態となり、男性ホルモンが増加し、皮脂の分泌を増やす可能性があるため、毎日安定した8時間程度の睡眠を確保することをおすすめします。

    特に、夜22時から深夜2時の間の肌のターンオーバーを促進させるゴールデンタイムに必ず寝るようにし、肌の調子を整え、ニキビを防止しましょう。

    糖質や脂質を控えた野菜中心の食事

    糖質や脂質は余分な皮脂の分泌を促進させてしまうため控えるようにし、ビタミンなど栄養素が豊富な野菜中心の食事を心がけましょう。

    特に、ビタミンB群やビタミンE、ビタミンCは肌に必要な栄養を正常に行き届かせて美しい肌を作るのを助け、食物繊維や乳酸菌は腸内環境を整え便秘を予防する効果があるので、バランスよく摂取すると効果的です。

     

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    新鮮な野菜を取り入れて美肌を目指し健康的な生活をキープしよう

    サプリや果物からビタミンを摂る

    バナナやミカンなどの果物には、ビタミンB群やビタミンCなどが豊富に含まれています。もしも、野菜が苦手な場合には、果物を積極的に摂取し、ビタミン不足を補いましょう。

    また、献立を考えるのが大変でビタミンを上手に摂取できないと感じている場合には、栄養素が豊富に含まれているサプリメントなどを活用して栄養補充を心がけましょう。

    湯船につかって血行改善

    血行が悪くなると、体の隅々まで必要な栄養が行き届きにくくなり、ニキビも治りにくい状況に…。胸のニキビがなかなか治らないと感じたら、毎日41度程度の湯船に10分~20分程度ゆっくりつかり、血行を改善するように心がけましょう。

    アロマオイルの香りでリラックス

    アロマオイルの香りは、自律神経を整え脳をリラックス状態にすることができると言われています。

    脳がリラックス状態になれば、成長ホルモンをつかさどる副交感神経の働きが強くなり、肌のターンオーバーが活発になり、ニキビができにくい美しい肌に導くことが可能に。

    ラベンダーやイランイランなどアロマには様々な種類があります。自分好みの香りを見つけて、心身ともにリラックスさせましょう。

    ストレスを解消して美しい胸元をキープしよう

    今回胸にできてしまうニキビの原因や適切なケア方法などを説明しましたが、今日から実践できそうなものばかりですね。胸に繰り返しできてしまうニキビを改善するためには、生活習慣や日々のケアの見直しなどが重要となります。胸にニキビが発生してしまう原因を理解し、発生を防ぐ生活習慣や効果的なケア方法を正しく身に付け、美しい胸元をキープしましょう。

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