目次
30キロダイエットを行う前に
1カ月に落とす体重は現体重の5%を目安に考える
急激なダイエットはリバウンドを招き、ダイエット前よりも太ってしまう可能性があります。さらに、場合によっては生理不順になってしまったり、肌や髪の毛の調子が悪くなってしまうこともあります。
リバウンドをしないためには、1カ月間での減量を抑える必要があります。理想の数字は、「現在の体重の5%までの減量」です。
体重が60kgの人なら3kg、体重が55kgの人なら2.75kgということになりますね。これ以上の減量をしてしまうと、リバウンド以外にも先ほどあげたような体の不調が表れやすくなると言われています。自分の体重で計算してみて、1カ月で減量する目標にしてください。
1年以上かけて行うのが良い
もしも痩せることを緊急としていないのなら、長期的なダイエットの方が効果的。30kgもの減量であれば、1年以上かけて行うことをおすすめします。
理由としては、長期的なダイエットをには身体的にも精神的にも無理なくダイエットをすることができるからです。例えば3カ月で大幅なダイエットを目標にしていたりすると、1日の食事が運動が大きく影響してしまうため、体だけでなく心にも大きなストレスがかかってしまいます。
ストレスはリバウンドの最も大きな原因です。長期的なダイエットであれば、少し無理をしていると感じたら、今日は休んで明日からまた頑張ろうと休息をとることができますよね。また、痩せれば痩せるほど1カ月に減らす体重(現在の体重の5%)も徐々に減っていくため、どんどん負担を小さくすることができるのです。
半年や3カ月といった短い期間で30キロ痩せるダイエットのリスク
リバウンドをする確率が高い
ダイエットで極端な食事制限を行うと、身体は栄養が不足していると認識します。この栄養不足の状態が続くと、人が持つ生命維持機能である「ホメオスタシス」が働きます。
ホメオスタシスとは、少量のエネルギーでも体を維持できるよう生きるために必要なエネルギー消費を減少させる機能です。ダイエット時にこの機能が働いてしまうと、今まで通り食事を制限しているのに体重が減らないという、いわゆる「停滞期」に入ってしまいます。
減らした食事量でも身体は維持でき、エネルギー消費を元に戻しても大丈夫と身体が認識するまでには約1カ月かかるため、この間にダイエットを中断してしまいがちです。短い期間で行う極端な食事制限ではこの機能が顕著に現れるため、リバウンドをしてしまう確率は非常に高いのです。
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リバウンドしない ダイエット方法。成功の秘訣とは?
体調を崩す可能性もある
短い期間でのダイエットは、内臓への負担があることを理解しておく必要があります。一般的なダイエットである糖質をカットしタンパク質の摂取量を増やすといった行為は、確かに体重を減らすのに有効です。しかし、肝臓や腎臓への負担を増やすことにもなります。
同時に、抗酸化物質のビタミン類やフラボノイド等を積極的に摂るといった必要な栄養素補給を考慮しないまま激しいトレーニングを組み合わせると、体内に発生した活性酸素が除去されにくくなります。
最近では、厳しい短期ダイエットにより、数カ月後に通風になってしまうなどの体調を崩す方も少なくないようです。極端な食事制限は体調を崩す可能性もあるということを頭の隅に置いておきましょう。
皮たるみを引き起こす
テレビで短期集中ダイエットに成功した方が出ると、実際に痩せた人の腕やお腹の皮がたるんでいると思います。腕を揺らすと皮膚が波打っていたり、ウエストが減っていても下に向かってたるんでいたりしますが、あれはダイエットによってできてしまったたるみです。
人間の皮膚はもともと伸びる性質であるため、太っていると増えた皮下脂肪を溜めておくために皮が引き伸ばされてしまいます。そこで急激なダイエットを行うと皮下脂肪の減少スピードに皮が縮むスピードが追いつかなくなり、皮がたるんでしまうのです。
皮が再生する速度は4カ月~半年ほどだと言われています。ダイエットの目標も短い期間で設定するのではなく、4カ月から半年ほどの長期で計画するといいでしょう。
30キロダイエットのポイント
停滞期は焦らず継続あるのみ
停滞期は人が持つ生命を維持するための機能で、ダイエットを行っていれば誰にでも訪れるもの、ということを知っておきましょう。体重が減らない理由を知っているだけでも心が楽になりますよね。
ここではとくに心に負担をかけてしまうことを避けましょう。なるべく辛い運動は避け、数字ではなく体を観察しながらマッサージやストレッチに集中する期間にしても良いかもしれません。「ここを越えれば大丈夫」と焦らず、ゆっくり続けていきましょう。
普段の食事内容と生活習慣の見直しが重要
停滞期に入ったら、一度生活リズムを見直してみると早く脱出できる糸口が見つかることが多いと言われています。
例えば、しっかり体を温められているか?体脂肪を燃やすためには、できるだけ体温を下げないようにして、基礎代謝が高い状態を維持することが大切です。 そのためには、食事と服装の両面から、身体を温める工夫を取り入れていきましょう。
また、夜の過ごし方も見直すことが大切です。なかでも、睡眠を見直すことは痩せやすい生活習慣にするためにはとても効果的です。睡眠中に分泌される成長ホルモンは体脂肪を溜めないようにするはたらきもあるので、夜は22時には布団に入っておくことが理想的です。
ストレスを溜めない
ストレスはダイエットにおいて心だけでなく、体にとっても大きな妨げとなってしまいます。なぜなら、ストレスによって乱れやすい自律神経や女性ホルモンは、エネルギー代謝と深く関係しているからです。
ストレスを受けることで、自律神経や女性ホルモンのバランスが崩れ、体の中で食べ物を栄養素に変えたり、エネルギーとして使ったりする機能が低下し、脂肪を溜めやすい体質になってしまうのです。とくに女性は、男性よりストレスの影響を受けやすく、ストレス太りになりやすいといいます。
この状態が長く続くのはダイエットを非効率にしてしまう原因となるので、ストレスとは上手に付き合うようにしましょう。
30キロダイエットで気を付けるべき食事方法
よく噛む
長期的なローペースのダイエットであってもある程度の食事制限は必要となってくるため、当然今までのように好きなものをお腹いっぱい満足するまで食べることはできません。
制限された食事の中で少しでも満足感を多く得るために必要なのが、よく噛むことです。よく噛むことで脳にある満腹中枢を早い段階で刺激することができるので、普段よりも少ない食事でも満足することができます。
1回食べものを口に運んでは箸を置いて、しっかり味わいながら30回噛むことを意識しましょう。ゆっくり食べることでさらに満足感を得られ、食べる量を減らすことができますよ。
炭水化物を減らす
炭水化物を減らすことにより、脂肪を燃焼しやすい体の状態にすることができるといわれています。
炭水化物の量を減らすと、すい臓から「グルカゴン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。このグルカゴンには脂肪を分解する効果があるため、基礎代謝をあげることができます。よって炭水化物を減らしていくことで長期的に体脂肪を燃焼しやすい身体を作ることができるのです。
また、炭水化物の摂取量をへらすことにより血糖値の上昇を緩やかにすることができます。通常、食事をするとスグに血糖値が上昇してしまい、その血糖値が下がることによって物足りなさを感じてしまいます。しかし緩やかに血糖値が上がっていくため、空腹による食べすぎを防ぐ効果もあるのです。
少しの工夫をして長期ダイエットを効率的にすすめていきましょう。
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炭水化物ダイエットで「短期間で痩せたい」をかなえましょう
タンパク質と食物繊維をしっかり摂取
ダイエットにおいて重要な栄養素といえば、タンパク質です。食事からとったエネルギーや体脂肪を燃焼するには、筋肉によるエネルギー消費が必要となります。そして筋肉を作ってくれるのがタンパク質なのです。タンパク質は卵や肉、魚や大豆から簡単に摂取することができます。
また、食物繊維もダイエットの強い味方です。食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」がありますが、それぞれが素晴らしい働きをするのです。
まず水溶性食物繊維は炭水化物の消化・吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果があります。また、コレステロールなどの余分な脂質を吸着し排出するなど、体への吸収を抑制する作用があるのです。また、腸の粘膜を守り善玉菌を増やす効果もあるため、整腸作用もあります。
不溶性食物繊維の効果は、腸内環境の改善とデトックス効果です。胃や腸で水分を吸収し大きく膨らむことで便のかさ増しや、腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便通を促進します。体にとって有毒な、ダイオキシンなどの物質を排泄するデトックス効果もあると言われています。
ジュースをお茶か水へ
食べものはきちんと管理しているのに飲み物は好き放題、というのは非常にもったいない。飲み物はものによっては砂糖を非常に多く含んでおり、気づかないうちにお菓子と同じくらいのカロリーと摂ってしまっていることも。
その点お茶とお水はカロリーゼロ、種類によってはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含んでいるものもあり、安心して水分補給をすることができます。普段の飲み物はお茶とお水を基本とするようにしましょう。
間食、おやつ、お酒は極力とらない
少量でも高いカロリーを摂取してしまうものはなるべく避けるようにしましょう。グミやチューイングキャンディーくらいのお菓子なら…と思っていても、実はこれらもとても高カロリー。例えば、12粒入りのハイチュウは一本で約228kcalもあるのです。どうしても口が寂しいときはアメやガムに変えて無駄なカロリー摂取を押さえるよう心がけましょう。
また、お酒も太りやすいお酒が多いです。特にビールは大ジョッキ1杯分には約25gもの糖質が含まれており、これは6枚切りの食パン1枚分の糖質に相当します。果物も糖質が高いためサワーや果実酒なども糖質が多いお酒です。この他、日本酒、紹興酒、シャンパン、糖分の多いカクテルなども糖質の多いお酒と言われています。その摂取量にはくれぐれも注意しましょう。
消費カロリー>摂取カロリーとなるようカロリー計算する
結局、摂取して消費しきれなかったカロリーが体脂肪として蓄積されていきます。1kgは約7200カロリーで計算することができるので、日々蓄積されたカロリーで体重が増加していくと考えましょう。
消費カロリーは身長や体重、性別によって異なります。まずは、自分がどのくらいのカロリーを日々消費しているのかを把握しましょう。それを踏まえたうえで食事を管理し、摂取カロリーが消費カロリーを超えないようコントロールすることで体重増加を抑えることができますよ。
18時以降は食べない
朝ごはんや昼ごはんは食べた後の活動のエネルギー源として重要ですが、夜ご飯を食べた後は寝るだけとなるため、エネルギーは蓄積される一方となってしまいます。摂取カロリーは朝や昼よりも抑えめにするようにしましょう。
また、脂肪細胞が活発に働く22時~深夜2時は一番太りやすい時間とも言われています。よって、6時までに夜ご飯を済ませておき、脂肪細胞が活発になるまでに消化を終えて血糖値を下げることで太りにくくすることができるのです。
食前にコップ一杯の水か炭酸水を飲む
食事中の水分補給のタイミングも重要です。喉が渇いたと思ったタイミングで自由に飲んでいると、まだ細く噛めていない食べ物まで押し流して飲んでしまい、満腹感を得づらくなったり、消化しづらくなったりしてしまいます。
よって、食事の際の水分補給は食前、または食後に行うのがおすすめ。さらに食前に水や炭酸水を飲んでおくことで空腹感が落ち着くため、どか食いを防ぐことができます。小さなことですが、食べ過ぎない工夫を重ねていきましょう。
冷たいものを飲むときはゆっくり
夏になると暑いはとくに、氷の入った冷たい飲み物をガブガブ飲みたくなりますよね。しかしこの習慣は、肥満を招いてしまう可能性があります。
冷たい飲み物を一気に飲んでしまうと、胃と内臓が冷えてしまいます。そして内臓が冷えてしまうと、体は内臓を冷やさないために内臓の周辺に脂肪をつけようと働きます。脂肪によって内臓を温めようとするためです。
よって、冷たい飲み物をいつも飲んでいると、内臓に脂肪がつきやすくなってしまいます。
なので、ダイエットのためには温かい飲み物の方が、痩せやすい体を作ってくれます。どうしても冷たい飲み物を飲みたいときは、内臓を冷やさないようゆっくりと摂るようにしましょう。
食事の回数を増やす
1日に摂取するカロリーを3回だけではなく複数回に分けることで、1食当たりのカロリーが少なくなります。そのため、胃が小さくなっていくのです。空腹を感じる前に食べることで、食べすぎを防ぐことができることもダイエットにつながります。
また、食事の間が短くなることで血糖値が安定するので、体脂肪がたまりにくく、痩せやすい体になっていきます。痩せやすい体質になるためには、摂取エネルギーよりも消費エネルギーを増やして痩せるメカニズムによってダイエットしていくことが大切。
食事の回数を増やすことで無理なく摂取エネルギーを減らすことができ、痩せやすい体を作っていくことができるのです。
30キロダイエットの運動方法
有酸素運動と筋トレを行う
ダイエットに取り入れる運動として、有酸素運動と筋トレはぜひ行ってほしい組み合わせです。筋トレを行うと成長ホルモンが分泌されますが、これには筋肉を強くする作用があります。
また成長ホルモンが大量に分泌されることで血糖値が上がり、体脂肪が分解されて血中に放出された遊離脂肪酸を燃焼してくれます。つまり、成長ホルモンが十分に分泌された状態で有酸素運動を行うことは、脂肪燃焼を狙うときにとても効果的なタイミングといえます。
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20分以上行う
体に余ったエネルギーは脂肪細胞に蓄えられますが、脂肪が燃焼されるには脂肪分解酵素のリパーゼが必要となります。リパーゼが脂肪を分解することで、初めてエネルギーとして燃焼されるのです。
そしてリパーゼは体温が低いと働きが鈍り、高すぎてもうまく働かないという性質があります。リパーゼをしっかり働かせるには、通常の体温から1℃~2℃ほど上がった状態、つまりだいたい体が少し汗ばむ程度が最適です。
一般的に、運動を開始してからおよそ20分後に体は汗ばんできて、リパーゼが活性化し始めるといわれます。20分後からは、続ければ続けるだけ体脂肪は燃やされます。有酸素運動は20分以上継続するとよいでしょう。
王道のジョギング
有酸素運動のなかで最も始めやすいのはジョギングではないでしょうか。会話のできるゆっくりなペースでも腕を振って走る、姿勢は正しくを気をつけていれば消費カロリーを高めることができます。
運動は、3日以上中断すると効果がなくなるとされています。ウォーキングを毎日30分以上行うのと、60分以上を週3回行うのでは、同じ効果が得られるともいわれています。朝にジョギングを行うなどして、生活習慣に組み込むといいでしょう。
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消費エネルギーが多い水泳
水の力はとても強く、水中に入るだけで1.3トンもの圧力がかかります。その大きな水圧が動くことによって全身がマッサージされ、血流が良くなり老廃物を外に押し流してくれるのです。健康的に痩せるには全身の血流を良くし、体の中の老廃物を外に出すことが大事であるため、水泳は非常に効果的であるといえます。
また、バタ足などで大きな筋肉のある足を鍛えることで基礎代謝があがり、消費エネルギーを増やすことができより痩せやすい体を作ることができます。
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トレーニングや筋トレ
痩せやすい体を作るためには、体全体の筋肉量を増やすことが手っ取り早い方法になります。そうすることで基礎代謝を増やすことができ、消費カロリーを増えていくからです。
筋肉を確実につけるトレーニングを継続的に行いましょう。大きい筋肉を鍛えることで効果的に消費しやすい体にしてくれるため、体幹を鍛えるフルレング、腹筋を鍛えるリバースクランチなどがおすすめです。
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めざせ30キロ減「22日間ビーガンダイエット」
完全菜食にするダイエット方法
ビーガンダイエットは、ベジタリアン人口の多い欧米ではポピュラーなダイエット方法です。アメリカでは、ビヨンセやキャメロン・ディアスなど、多くのビックスターたちがビーガンダイエットを取り入れており、大きな注目を浴びています。
動物性食品は控えなければならず、肉、魚はもちろんのこと、卵、乳製品、蜂蜜なども一切食べません。食べて良いものは米・小麦粉・野菜・果物などの植物性食品のみといったダイエット方法です。
加工食品を食べない
難しい線引きとはなりますが、ビーガンダイエット期間は加工食品も口にしないことが望ましいです。食材的にも一見クリアしているように見えても、調味料や添加物などに動物性食材はたくさん含まれているからです。
ビーガンダイエットは徹底的に行えば行うほど難易度が高くなりますが、その分効果も得やすいダイエット法です。ぜひ「22日間」を目標にルールを守って行ってみてください。
野菜中心の食事
ビーガンダイエット中でも、バランスよく食事を行うことが重要です。基本的に野菜中心の食生活とはなりますが、生活していくうえで最低限必要なエネルギーは補えるようなメニューを考えましょう。
バランスで言うと、「炭水化物:たんぱく質:脂質=8:1:1」が望ましいと言われています。エネルギーの素となる糖質を多めに摂取することで肉や魚などで不足したエネルギーを補わなければならないので、この比率を意識するようにしましょう。
食事は1日3回きちんと摂る
ビーガンダイエットでは動物性食品を摂らないため、どうしても不足しがちになるのが脂肪とタンパク質です。タンパク質は、玄米や大豆に多く含まれています。納豆や豆腐から簡単に摂取することができますね
脂肪は、くるみなどのナッツ類から摂取します。ごま油、エゴマ油でもOK。また、ビーガンダイエット中は、そのほかにも鉄分やビタミン12などの栄養も不足しがちになります。サプリメントを飲むなどしてしっかり栄養分を補い、体調管理には十分注意しましょう。
普段の生活よりも栄養バランスを意識して、1日3回しっかりと食べることが大事です。ダイエットの途中で身体に異変を感じたら、すぐに中止するようにしましょう。
水をたくさん飲む
私たちの体は、水を飲んだり排出したりすることで1日に約2リットル以上の水分を出し入れしてます。
ダイエット中は運動するからいつもより多く汗をかき、また呼吸による水分の放出が多くなると言われています。さらに食事制限をすることによって、食べ物からの水分の摂取量も減っていることがわかります。
よって、ビーガンダイエット中もいつもより水分が不足してるということを意識し、積極的に摂取するようにしましょう。
運動は毎日30分行う
筋肉を成長させたり回復したりするのにたんぱく質は必須。激しい運動をする方は、なかなかビーガンダイエットに踏みきれない場合が多いかと思います。
しかし、ビーガンダイエットをしていても十分な栄養を摂れば運動は問題ありません。エンドウ豆、レンズ豆、豆腐などの豆類や、ナッツ、キヌアなどのヘルシーな植物性の食品からたんぱく質を多く摂るように心がけたうえで、30分程度の運動を行うよう心がけましょう。
めざせ30キロ減「スリ真似ダイエット」
スリム美人の生活習慣を真似をするダイエット方法
周りを見渡すと、スタイルのいい友人や同僚が1人はいると思います。そういう人に「何に気をつけているの?」と聞くと、「特別なことはしてないよ~」と言われてしまうこともしばしば。
しかし、スリム美人は無意識に痩せる生活習慣をしているもの。注意深く観察していると、飲み物は暖かいお茶を飲んでいたり、食事に必ずサラダを取り入れていたりと、小さな積み重ねがあったりします。まずは彼女たちの生活をお手本を真似してみましょう。
自分を見つめなおす
人の真似をするのも大事ですが、まずは自分の悪い習慣を見つけることも痩せるための第一歩です。朝起きてからの習慣は?朝ごはんは何を食べているか?通勤はどのくらい歩いていて、食事と食事の間に何を口にしているか?
当たり前に行っていたものの、無意識に太る生活をしているかもしれません。痩せている人と自分の生活を比較してみて自分が太ってしまった原因を見つけ、減らしていく努力をしましょう。
言い訳ばかりしない
なかなか痩せられないときというのは、痩せなくてもいい理由を自分で作ってしまっているときです。もともと太りやすい体質だからいくら気をつけても太ってしまう、仕事が忙しいからたくさん食べないと体力がもたない、など。
その言い訳を切り札として持っている限り、痩せることはできません。言い訳が頭に浮かんでしまったら、「それでも痩せる方法はないだろうか?」と対策を考えましょう。必ずあなたが痩せられる方法があるはずです。
空腹を恐れない
空腹状態では頭も冴えて身体も軽くよく動くことができるため、本来は活動に最適な状態と言われています。しかし、お腹が空くとすぐに食べるという習慣が根付いてしまうと、絶好のタイミングを逃しているとも言えますよね。
痩せられない理由に空腹が恐いという意見もありますが、実際、脂肪を燃焼しやすいのも空腹を感じているときです。上手に利用するようにしましょう。
週に1~2回定期的な運動
食事制限によって摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようコントロールするだけでも十分に体重を減らしていくことができます。しかし、より効率的に脂肪を減らしていくのであればやはり消費カロリーを上げていく方が望ましいです。
最低でも週1~2回はジョギングやウォーキングなど簡単な運動をするようにし、痩せやすい体作りをしていきましょう。
おしゃれやメイクを楽しむ
太っているからおしゃれをするのが恥ずかしい、メイクをしてもきれいになれない、と思ってませんか?でも、痩せたらこういうものを試したいという憧れはきっと誰しも持っているはず。それを叶えるためには、まず始めてみることが大切です。
今の状態でもおしゃれやメイクを楽しんでみて、もっと綺麗になりたいと意欲を掻き立てることで、痩せることへのモチベーションにも繋げることができるのです。
その他のダイエットの効率を上げる方法
代謝を上げる半身浴をする
体が冷えている状態では、基礎代謝が低下してしまって痩せにくい体質に。しかし基礎代謝は、体が温まっている状態にあれば高めることができます。半身浴で体を温めて、代謝の良い痩せ体質をつくりましょう。
お風呂は毎日入るものなので、基礎代謝をアップさせる最も手軽な方法であり、習慣としても取り入れやすいですよね。体を温めて血行をよくして代謝をアップし、痩せやすい体をつくりましょう。
体により多くの酸素を取り込める呼吸法をする
基本的な方法として、腹式呼吸があります。まず口から息を全て吐き切り、ゆっくりと鼻から息を吸います。この時、吸った空気をお腹に溜めこんでいくイメージで、お腹を膨らませます。そして再度吸った空気を口から長くゆっくりと吐き出します。お腹全体をぎゅっと縮ませながら、吐き切るのがポイントです。
酸素が体内にたっぷりと入るようになると、私たちの生命活動を司る自律神経を整える効果が期待できます。自律神経は、自分の意思で手や足を動かす神経とは異なり、自分の意思とは関係なく行われる血管の収縮や胃酸の分泌、腸のぜん動運動などをコントロールしているものです。
この自律神経は、ストレスや生活習慣で乱れやすく、便秘や冷えなどの原因に繋がるもののため、呼吸によって整えることはダイエットに役立つと考えられます。
呼吸法によるダイエットは、行うにあたってお金も掛かりませんし、場所や時間を選ぶこともありません。そのため、いつでも好きな時に行えるというのが、最大のメリットと言えるでしょう。
運動が嫌いな人のマイナス30キロダイエット方法
食習慣を改めて1日の摂取量=自分の基礎代謝量にする
現時点で、1日で食事によってどのくらいのカロリーを摂取しているか計算してみてください。何も考えずに食べていると、知らない間に驚くほどのカロリーを摂取してしまっていることもあります。
そして自分の基礎代謝量を算出してみましょう。160センチ55キロの運動レベルの低い25歳女性で算出してみると、基礎代謝量は1290kcalとなります。まずは1日の摂取量をここで算出された基礎代謝量に揃えてみるようにしましょう。
1日の摂取量=自分の基礎代謝量にして初めの1~2カ月
身長と体重、年齢、性別、運動量によって基礎代謝量を算出することはできますが、その数値は必ずしも正しいとは限らず、誤って認識したまま続けているとなかなか体重を落とすことができない可能性も。
食事制限を始めて1~2カ月とまだ始めのころは、「消費カロリー>摂取カロリー」で摂取カロリーを抑える期間にしましょう。もしその食事で体重が減らないようだったら、栄養バランスを崩さないよう体調に気をつけながら摂取カロリーを削っていく必要もあるかもしれません。
1日の摂取量=自分の基礎代謝量にして3~8カ月目
食事制限に慣れてきたころ、カロリーを抑えられているはずなのに体重が減らなかったり、ゆるめの制限なのに体重が減っていたりと、自分が口にしているものに体がどう反応するか掴めてくる期間であるとも言えます。
3~8カ月目のこの時期は、自分にとって「太らないもの」「太らない食べ方」を知り、取り入れる期間にしましょう。これを知ることでリバウンド知らずの習慣を身につけることができるのです。
1日の摂取量=自分の基礎代謝量にして9カ月目以降
9カ月以降となれば、ある程度食事制限による結果が出ている時期。胃の大きさも今の食生活に適応しているため、昔のように暴飲暴食することは無くなったはず。
ここからはこの食生活をこの先も続けていけるよう、より健康を意識した食生活にシフトするように意識してみましょう。理想体重に近づけたのであれば、増えない程度の摂取カロリーを意識しつつ自分の好きなもの、体が喜ぶものを取り入れて、楽しく続けていくことが大切。
自分に合うダイエット方法を見つけ継続することが重要
最近はダイエットひとつでも選びきれない情報があふれていて、早く痩せたいと思うといろんなものに手を出したくなりますよね。ただ、どのダイエット方法も続けられなければ意味が無く、遅かれ早かれリバウンドしてしまうのは避けられません。
是非これから先も楽しみながら継続できるような、自分に合うダイエット方法を見つけてくださいね。