目次
クレンジグと洗顔の違いは
メイクを落とすクレンジング
クレンジングとは、基本的にメイクを落とす行為。洗顔とは別のものになります。
メイクを中心とした、油汚れや毛穴につまった角栓を落とします。クレンジングは、油性の汚れを落とすものだと考えて良いでしょう。そのため、多くのクレンジングには界面活性剤という、油性の汚れを落としやすくする成分が配合されています。油性の汚れがスルっと落ちるオイルタイプも主流ですね。基本的にクレンジングは洗顔をする前に行います。
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皮脂やほこりを落とす洗顔
クレンジングがメイクや油性の汚れを落とすのに対し、洗顔は皮脂やほこりを落とすもの。全く別のスキンケアなのです。
洗顔で落とすのは、皮脂・ほこり・汗・古くなった角層など。基本的には水性の汚れとなります。クレンジングと洗顔は一見同じ行為に思いがちですが、実際は全く別の性質の汚れを落としています。クレンジングのみでは水性の汚れを落とすことができません。
基本はクレンジングと洗顔のダブル洗顔
クレンジングと洗顔は全く役割が異なるもの。面倒ですが、きちんとクレンジングと洗顔を分けて行う必要があります。
就寝後の朝は油性の汚れが少ないので、洗顔のみ。一日の終わりの夜には、肌にメイクをはじめとした色々な汚れが付着しているため、クレンジングと洗顔のダブル洗顔を行います。油性・水性どちらの汚れもしっかりと落とすことで健やかな肌を維持できるのです。基本的にクレンジングと洗顔はセットで考えるようにしましょう。
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クレンジングと洗顔に共通すること
最初は手を綺麗にすること
クレンジング、洗顔どちらを行う場合でもまず大切なのは手を綺麗にすること。事前にしっかり手を洗いましょう。
汚れがついたままの手でクレンジングを行うと、メイクより先に手の汚れに反応してしまいます。その結果、本来落としたいメイクが落としにくくなってしまうのです。また、不衛生な手で洗顔をすると顔に菌が繁殖してしまうことも。クレンジング、洗顔前は忘れずに手洗いを行ってくださいね。
やさしく洗うことがポイント
クレンジング、洗顔どちらも少なからず肌に負担がかかる行為。できるだけやさしく洗うことがポイントです。
クレンジングは馴染ませるように、指の腹を使って優しくメイクを落としましょう。洗顔は、たっぷりの泡で行うのがコツ。弾力のあるもちもちの泡でクルクルと洗うことによって、肌に負担をかけずに洗顔できます。丁寧に行いましょう。
少しメイク濃いめにした際にいつもより手を強めに使い落とそうとしたことがありました。結果あまり綺麗に取れなかった経験があります。再度いつも通り指の腹で落とそうとしたところ少しずつメイクが浮き上がってきて綺麗に落とすことが出来ました。1度に綺麗に落とそう無理に落とそうとしなくても気になる部分だけ再度クレジングする方が肌にも負担にならなく、結果としては綺麗に落とすことが出来ると思います。
直接シャワーで流さない
入浴中にクレンジングや洗顔をしているとついつい直接シャワーで流してしまいますよね。しかし、シャワーで流すのは危険。
シャワーの水圧は洗顔のすすぎとしては強すぎます。洗い残しがでたり、将来的に顔のたるみの原因になってしまうことも。シャワーでサっと流すのはとても楽ですが、手でお湯をすくって洗い流すようにしましょう。
毎日必ず行う
クレンジングや洗顔は毎日行う必要があります。汚れを溜めないことが大切です。
メイクをせずとも外に出ずとも肌には毎日ほこりや皮脂などの汚れが蓄積します。毎日正しく洗浄しなければ、肌荒れの原因になってしまうこともあるのです。クレンジングや洗顔は面倒ではありますが、しっかり毎日行うようにしましょう。
クレンジングの種類は肌質で使い分ける
ポイントメイクリムーバーはクレンジングの前に
落としにくいアイメイクやリップを落とすポイントメイクリムーバー。正しいタイミングで使用できているでしょうか。
ポイントメイクリムーバーを使用するタイミングはクレンジングの前。「ポイントメイクリムーバーで全部落としちゃダメなの?」と思ってしまいますが、ポイントメイクリムーバーの洗浄力はとても強力。ほかの部分に使用すると刺激が強すぎるので、濃いメイクやウォータープルーフなど落としにくいメイクをした部分のみに使いましょう。
どの肌質もポイントメイクは事前に落としておく
乾燥肌や脂性肌などさまざまな肌タイプがありますが、どんな肌質であってもポイントメイクは事前に落としておきます。
ポイントメイクリムーバーは綿棒やコットンにつけて使用するのが一般的。リムーバーを含ませたコットンをまぶたやリップの上に載せます。数十秒待ってから撫でるように拭き取りましょう。決してゴシゴシとこすらずに優しく行ってくださいね。目のきわなど細かな落としにくい部分は綿棒にポイントリムーバーをつけて落とすのがおすすめです。
洗浄力の強いオイルタイプクレンジング
スルっと油性の汚れが落ちるオイルタイプクレンジング。ニキビ肌・敏感肌の方にはあまりおすすめできません。オイルの油分が肌への刺激となってしまったり、肌の残ってしまうことでニキビや肌荒れの原因になってしまうことがあるからです。
特に肌トラブルを抱えていない方でも洗浄力の高いオイルクレンジングは、メイクが濃いときに利用するのがおすすめです。メイクと馴染ませるように優しく落としましょう。冷たい水だとオイルが固まってしまうことがあるので、ぬるま湯ですすぎを行ってください。
オイルよりはさっぱりジェルタイプクレンジング
洗浄力は強めでありながら、さっぱりとした洗い心地のジェルタイプクレンジング。ニキビ肌や脂性肌の方におすすめです。
オイルタイプと比較すると含まれている油分が少ないのでニキビやべたつきの原因になってしまうリスクが低いのです。透明や白色のジェルクレンジングが多く販売されています。
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化粧水のようなローションタイプクレンジング
化粧水のようなローションタイプも洗浄力が強いクレンジングです。基本的にはコットンに含ませて使用します。サっと使えるので忙しいときに便利ですね。
しかし、コットンでふき取ることになるので、肌を痛めやすいというデメリットがあります。まだ、アルコールが含まれていることが多く、乾燥を引き起こしやすいため注意が必要です。
手軽さが良いシートタイプクレンジング
あらかじめクレンジングが含まれているシートタイプクレンジング。洗浄力が高く、手軽に使用できます。
ただ、どうしてもこすって使用することになるので、肌への摩擦が心配。乾燥肌の原因となってしまうこともあります。旅先や外泊先では便利ですが、自宅にいるときは別の方法でクレンジングを行ったほうが良いでしょう。
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敏感肌・乾燥肌におすすめミルククレンジング
洗浄力は強くないものの、肌への負担が少ないのがミルククレンジング。洗い上がりがしっとりとしているため、敏感肌や乾燥肌の方におすすめです。
濃いメイクが落ちにくいという弱点がありますので、普段はミルククレンジング。濃いメイクをした日は別のクレンジングなど使い分けるのがおすすめです。洗い流すタイプや拭き取るタイプが主流です。
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泡タイプクレンジング
まるで洗顔料のような泡タイプのメイク落としは、肌への摩擦を軽減することができます。
しかし、泡タイプのクレンジングには界面活性剤が多く含まれているため肌への負担が大きいと考えられます。また、きちんと落とせずに汚れが肌に残ってしまう危険性もあります。泡タイプクレンジングを行う場合は、しっかりと成分が行きわたるように丁寧に洗顔しましょう。
油分も水分もバランスがいいクリームタイプクレンジング
油分と水分のバランスがいいのがクリームタイプタイプクレンジング。しっとりした洗い上がりなので、乾燥肌・敏感肌の方でも使用できます。
クリームタイプクレンジングは、質が重要。クリームがしっかりとしているやや硬めのテクスチャのものを選びましょう。肌への負担を最小限に汚れを落とすことが可能です。マッサージするように優しくクレンジングを行ってくださいね。
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ダブル洗顔不要のクレンジングは使えるのか
肌に汚れが残ったままかも
最近ではダブル洗顔不要のクレンジングもよく見かけるようになりました。しかし、ダブル洗顔なしでは肌に汚れが残ったままかもしれません。
ダブル洗顔不要のクレンジングでは、油性・水性どちらの汚れも十分に落ちず残留物が蓄積していってしまうこともあるのです。汚れが残っていると肌荒れの原因にもなりますので、注意が必要です。
洗いすぎになってしまうかも
ダブル洗顔不要のクレンジングは、油性・水性の汚れを落とすため基本的に、洗浄力が強い傾向にあります。そのため、場合によっては洗いすぎになってしまう危険性があります。
肌に必要な皮脂まで落としてしまうこともあり、乾燥を引き起こす原因に。ダブル洗顔不要のクレンジングを使用する場合は、保湿が非常に重要となります。クレンジング後は化粧水や乳液などで、しっかりと保湿を行いましょう。
乳化するダブル洗顔なら洗顔の必要がない
乳化とは、オイルと水が混ざり合い白濁とした状態になることを指します。実は、乳化はダブル洗顔においてとても重要。
乳化することにより、メイクを浮かせ洗い流すことができます。擦らずとも汚れがしっかりと落ちるようになるのです。また、オイルと水が混ざっているので水性・油性どちらの汚れもしっかりと落とすことができます。そのため、洗顔をする必要もありません。
シュウウエムラのオイルクレンジングなら大丈夫
シュウウエムラのオイルクレンジングは、ダブル洗顔不要のワンステップクレンジング。オイルが水に馴染み乳化するため、しっかりメイクと肌の汚れを落とすことができます。
また、緑茶やサクラなど植物由来の成分が豊富に配合されており、肌を整え健やかな状態を保ちます。敏感肌や乾燥肌の方も安心して使用できますね。
ファンケルのW洗顔不要のクレンジング
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、ダブル洗顔不要のクレンジングだと言われていますが、実は公式サイトではクレンジング後の洗顔を推奨しています。
乳化することで、油性の汚れや角栓をすばやく落とすことができますが、どうしても余分な皮脂を落とす力には欠けてしまいます。ファンケルのクレンジングを使用する場合は、しっかりと洗顔も行いましょう。どちらも行うことで、健やかな肌をキープできます。
基本クレンジングと洗顔は両方必要なことだと忘れない
クレンジングと洗顔は全く別の役割を持っています。油性・水性どちらの汚れもしっかり落とすためには基本的にクレンジングと洗顔両方行う必要があります。
クレンジングの種類はさまざま。タイプによって洗い上がりや使用感が異なるため、自分の肌状態を考慮し選びましょう。また、ダブル洗顔不要のクレンジングもありますが、使用する際は乳化するかどうかが重要。きちんと乳化し、水性・油性どちらの汚れも落とせる商品を選んでくださいね。