化粧水をつける順番をチェック。「保湿効果」をさらにUPさせる方法

2017.05.30

化粧水をつける順番をチェック。「保湿効果」をさらにUPさせる方法

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

基礎化粧品の中で一番目に使うのは化粧水。それはなぜなのか疑問になりますよね。使う順番によって肌へのなじみやすさが変わります。より水に近いさらさらしたテクスチャのアイテムから使い、肌に効果的なスキンケアをしましょう。

INDEX

目次

    「付ける順番」で変わる基礎化粧品の効果

    毎日使用する基礎化粧品。いくつもの種類を塗り重ねなければならないなんて面倒ですよね。そんなにいろいろ使い分ける必要があるのかも疑問です。しかし、すべて欠かせないとは言わないけれど、それぞれにしっかりと役割が存在します。逆に、しっかりその性質を理解すれば、自分に必要な使い分けもできるようになれるかもしれません。

    • 化粧水をつける順番をチェック。「保湿効果」をさらにUPさせる方法
      化粧水をつける順番をチェック。「保湿効果」をさらにUPさせる方法
      131-2:「付ける順番」で変わる基礎化粧品の効果

      私も洗顔後のスキンケアは、化粧水、美容液、乳液、最後にクリームと、使っています。慣れないうちは手間だったり、時間がかかると感じますが、きちんと化粧水でお肌に「保水」をしてあげてから、美容液などで「栄養補給」をして、乳液、クリームでフタをしてあげる。そうするとしっかり保湿された肌になり、肌トラブルの改善・美容液本来の効果も出やすくなります。

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    「水」の次に「油」が基本の手順

    基礎化粧品は「洗顔、化粧水、美容液、乳液、最後にクリーム」が正しい順序と言われています。水溶性のものから浸透させ、油性のもので蓋をして保護をする、という行程です。なぜこの手順を守らなければならないかというと、肌(皮膚)の構造が関係しているためです。

    本来、もっとも肌をケアすべき箇所は深層部といわれています。しかし、皮膚の一番外側にある角質層は、雑菌や紫外線などの外的な影響から肌を守るバリアとしての役割を果たしています。そのため、角質層のバリア機能によって、美容成分の多くが遮断されてしまうのです。

    肌の深層部に美容成分を届けるために、この角質層の浸透効果をなるべく向上、持続させるために、段階を踏んで性質の違う栄養素を浸透させる。これが面倒な複数の基礎化粧品を使い分けなければならない理由です。

     

    化粧水を付けるタイミング

    化粧水の使用は「洗顔後すぐ」が理想

    化粧水は、洗顔後すぐに付けることを心がけましょう。なぜなら、洗顔後に10分程度で洗顔で柔らかくなった角質層も元の状態にもどってしまうといわれているためです。浸透効果が薄れてしまう前に、化粧水を浸透させるためにも、「洗顔後すぐ」を意識してみましょう。

    化粧水の主な3つの役割

    1.皮脂の過剰な生成を抑える

    肌表面は皮脂膜で覆われ、外的な影響から皮膚を守ってくれる「バリア機能」を保有しています。洗顔は、そのために必要な皮脂を洗い流してしまいます。皮脂は肌の水分の蒸発を抑える機能を持っているため、皮脂が失われた状態で放置してしまうと、肌の水分を守るために肌は過剰に皮脂の生成を繰り返します。その結果、皮脂が毛穴に詰まり、ニキビの原因となってしまうのです。皮脂の過剰な生成を防ぐためにも、肌への水分を補うために、洗顔後は化粧水でまず水分補給を行い、過剰な皮脂の生成を防ぐことが重要です。

    2.美容成分の浸透効果を引き上げる

    多くの方が、化粧水の役割は「保湿」と勘違いしている場合が多いと思います。しかし、化粧水の主な役割は、次のステップの保湿も含め、美容成分を肌の深層部へ浸透させるため、肌のコンデションを整えることです。

    そのため、化粧水に含まれる成分の中には、グリセリンやエタノールなど、皮膚を柔軟にする成分が含まれており、それらの成分による効果によって、角質層も柔らかくなり、角質層の奥深くまで美容成分を浸透させることが可能と言われています。

    3.肌の表面へ水溶性の栄養素を補う

    化粧水の中には水溶性の栄養素配合のものも少なくありません。水溶性の栄養素として知られるのが、ビタミンCです。しみの原因であるメラニンの生成を抑え、紫外線を防止し、ニキビの抑制、しわの原因になるコラーゲン、エラスチンの生成を助け、新陳代謝を促進する、マルチな栄養素と言われています。

     

    その他の基礎化粧品の主な役割

    美容液の主な役割

    美容液は、肌に美容成分や栄養素を届ける役割を担っています。美容液を化粧水のあとに付けるのは、化粧水の効果によって浸透しやすくなった状態で、美容液を付けることで、より肌の深層部に栄養素を届けてくれるためです。実は、栄養を必要としている層は、皮膚の一番外側の角質層よりももっと深い「真皮層」です。

    例えば「シミ」は、真皮層にあるメラノサイトへビタミンCやビタミンE、「しわ」や「たるみ」は、真皮層へコラーゲンやヒアルロン酸を補うことが重要です。最近では、ビタミンC誘導体やナノテクノロジーの登場で、肌の深層部への浸透や効果を最大限に引き出す工夫もなされているようです。

    また、美容液でもジェル(ゲル)であれば、脂溶性の栄養素を届けることが可能です。なかでもビタミンA(レチノール)は脂溶性のビタミンと言われており、高い抗酸化作用が期待できます。美容液よく含まれているセラミドも脂溶性です。肌の最先端角質層に存在し、肌の保湿を守る役割を担っています。美容液ジェルであれば、肌の保湿効果のあるセラミドの補給をサポートしてくれます。]

    乳液の主な役割

    乳液は、乳液の持つ油分を加えることで、肌の水分や美容成分に蓋をして、閉じ込めてくれる役割を持っています。特に、洗顔をすると肌の水分や美容成分に蓋をする役割を持つ皮脂膜が洗い流されてしまうため、乳液でケアをするようにしましょう。最近の乳液は、美容成分のセラミドも補ってくれる商品も多く登場しています。

    クリームの役割

    クリームは、乳液と同様に、化粧水で補った水分を保つ役割を持っています。肌は脂性の皮脂膜で覆うことで、さまざまな外的な影響から皮膚を守っていますが、洗顔で皮脂が洗い流されてしまうため、クリームに含まれる油分で蓋をしてあげることが重要です。

    クリームと乳液の違いは「油分」の多さ

    では、クリームと乳液の違いはなんでしょうか。それは、油性成分と水性成分の割合が異なることです。クリームには、乳液と比べて油性成分が多く含まれており、乳液よりも高い保湿力が期待できます。一方で、乳液はクリームと比べて「アルコール成分」や「精製水」などの水性成分が多く含まれており、肌の保湿力を高めると同時に水分を補う役割を持っています。

    クリームと乳液のいいとこどり「オールインワンジェル(ゲル)」

    クリームと乳液が持つ水性成分と油性成分のどちらの栄養成分も配合しているのがオールインワンジェルです。ジェル状のため、化粧水の持つ肌への水分が補う効果と、乳液やクリームの持つ保湿効果を合わせ持っています。そのため忙しく、肌のケアに手間をかけたくない方には便利です。

    ただ、デメリットもあるため注意が必要です。オールインワンジェルは、水分と油分の比率があらかじめ決まっているため、自分の肌タイプにあったケアをすることができません。例えば、脂性肌や乾燥肌など、本来は自分の肌のタイプに応じて、油分と水分の比率をコントロールする必要がありますが、オールインワンジェルでは比率を調整することができません。また、肌は非常に繊細で、毎日同じ状態とは限りません。乾燥が気になる場合は、油性のクリームで対応し、夏場の皮脂対策には乳液を使用するなど、自分の肌と状況に合わせて商品を使い分けることが大切です。

     

    「間違った順番」は肌トラブルの原因にも

    正しい手順と自分の肌に合ったケアを

    間違った順番で基礎化粧品を使うと、肌トラブルを招く原因になります。化粧水や美容液の前に乳液やクリームを塗布してしまうと、肌は油性のクリームで覆われ、水溶性の栄養素は浸透できなくなります。全ての商品には、明確な役割があるため、その使用方法を間違えると正しい役割を発揮できなくなるため、注意が必要です。

    必要以上のスキンケアも不要

    紹介したすべてのスキンケアの手順を行う必要はありません。例えば、脂性肌(オイリースキン)の方は、クリームを利用することでニキビなど、肌の症状を悪化させる可能性もあります。逆に乾燥肌なら、乳液にクリームの重ね塗りを行うことで、より高い保湿効果が期待できるはずです。このように、スキンケアは自分の肌タイプや状況に合わせてケアを行う必要があり、全ての手順を行う必要はありません。

     

    基礎化粧品の正しい付け方

    化粧水は「適量」に

    化粧水はたっぷり付けたから効果も高まる、なんてことはありません。逆に角質層をふやけさせて肌トラブルの原因になったり、肌の水分も一緒に蒸発させて乾燥肌の原因になる場合もあるようです。化粧水を使って肌への水分を補うなら適量を「3回」に分けて塗布するようにしましょう。

    また、化粧水は手でもコットンでもどちらでも塗布してかまいません。手で延ばすなら肌温で温めて塗布すると。浸透効果も高まると言われています。一方でコットンの場合は、塗りこまないよう、パッティングで叩きすぎないように注意しましょう。摩擦や刺激も敏感肌になる原因のひとつです。

    化粧水を付ける際は、まず肌全体に馴染ませるようにします。次に、目元や小鼻周辺などの細かな部分へ塗布。そして最後に、手のひらで顔を覆い、肌温で包み込こむようにしましょう。

    美容液

    一般的な美容液は、全体に延ばした後に気になる部分に集中的に塗布します。細かな部位は、美容液を指先にとって、軽く、優しく叩くように塗布してください。

    また、美容液はさまざまな性質を含む商品が多いです。例えば、角質を取り除くピーリング効果を謳う美容液や、油性成分を高濃度に配合した美容液などさまざまです。ピーリング効果が期待できる美容液の場合は化粧水の前に、油性成分が高い美容液は乳液の後に使用するほうが効果が期待できるかもしれません。美容液は効果によって、使う順番が変わる可能性があるため、製品の説明をよく読んでから使うようにしましょう。

    乳液

    乳液は化粧水と同じく、手のひらで優しく包むように塗布します。押し込んだり、擦ったりして、不用意に肌を刺激しないように注意しましょう。

    クリーム

    クリームと乳液の違いは水分と油分の配分量です。ご自身の肌の状態によって、乳液またはクリームのみ、乳液とクリームの両方の3通りの使い分けがあります。乾燥しがちな部分に注意して、擦らず、優しく、油分を補うように塗布してください。

     

    その他の基礎化粧品と化粧水の効果的な順番

    アイクリームと目元用美容液の順番

    アイクリームと目元用美容液の違いも、水と油の配分量の違いです。目元用美容液は水溶性の濃度が高く、アイクリームは脂溶性に近いと理解しましょう。順番としては、目元美容液は美容液の後、アイクリームは乳液の前が基本と言われています。

    化粧下地と日焼け止めの順番

    日焼け止めは乳液の後に塗布し、その後、化粧下地、ファンデーションの順番で付けるようにしましょう。日焼け止めの目的は、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐことです。一方で、化粧下地はファンデーションをより密着させ長くキープさせることです。そのため、化粧下地はファンデーションの直前に塗布したほうが高い効果が期待できます。

    美容オイルの順番

    ヘアケアやボディマッサージなど、さまざまな使用法のある美容オイルは、洗顔後すぐの使用が理想です。美容オイルが角質層を整えるブースターの役割を果たしますためです。化粧水や美容液に混ぜたり、用法用量を守って、使用しましょう。

     

    肌のお手入れは順番を守ってトラブルのないように

    良くしようと努めるスキンケア、けれど、それが原因して逆にトラブルを招いている、なんてこともあるんです。しっかり理解すれば、案外シンプルで負担に思う必要もないかもしれません。

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      131-1:化粧ノリにもつながる肌磨き

      化粧水をはじめとしたスキンケアは化粧ノリに1番関係する大切なルーティンですよね。 わたしも仕事柄毎日厚化粧をするので毎日のスキンケアはかかせません。 たっぷりの泡で洗顔したあと、オイルクレンジングして、化粧水をばしゃばしゃたっぷり使用します。 ここで勿体ない、と少量つけるよりかはプチプラのものでたくさん使用するのごポイントです。

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