目次
美肌を決めるのはこの3つ
潤いに関係する水蒸気密度
水蒸気密度とは、空気にどのくらいの水蒸気が含まれているか…を指します。つまり、大気中の水分量のことですね。この水蒸気密度が高いほど、肌にとってよい環境となります。
というのも、水蒸気密度が低くなればなるほど肌は乾燥しがちに。反対に、高くなるほど肌がうるおうのです。空気が乾燥しているとカサカサと乾燥してしまいますが、湿った空気だと肌にもしっかりと水分が行き届きます。
紫外線量に関係する日照時間
日照時間とは、一日のうち太陽が地上を照らした時間のこと。これは、紫外線量に大きく関係します。日照時間が長いほど、紫外線量も多くなります。
日本では、もっとも日照時間が長くなる6月夏至に一番紫外線量が多くなります。初夏から夏にかけてしっかりと紫外線対策をしないといけないのはこのため。紫外線は肌に大きなダメージを与えるので、日焼け止めなどでの対策が必要となるのです。また、日照時間が短くとも季節問わず紫外線は存在します。どんな季節でも最低限の対策を行いましょう。
肌の生成に関係する生活習慣
睡眠時間や食生活といった生活習慣は、肌の生成に影響します。生活習慣が乱れていると、ホルモンバランスや自律神経が偏ってしまいます。そうすると、肌の新陳代謝であるターンオーバーも同様に乱れがちに。
肌や角質層が生まれ変わることができなくなってしまうため、肌荒れやトラブルの原因になってしまうのです。美肌を目指すためには、規則正しい生活習慣とバランスのよい食生活を心掛けましょう。
美肌効果のある栄養素ランキング
1位 発育を促進するビタミンA
ビタミンAは肌を整えるために欠かせない栄養素。細胞の発育促進に深く関係しています。皮膚や粘膜を丈夫にする作用があり、美肌に必須のビタミンとも言われています。
肌の弾力をつくるためにも必要不可欠なコラーゲンを作り出す働きも持っているので、エイジングケアとしても有効。ビタミンAはウナギやホウレンソウ、レバーなどに豊富に含まれているので、積極的な摂取をおすすめします。
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2位 美白効果のあるビタミンC
還元作用・酵素阻害作用・抗酸化作用などさまざまな働きを持つビタミンC。美肌になるための代表的な栄養素ですね。ビタミンCは摂取するとコラーゲンを生成し、肌にハリを与えます。さらに、色素沈着の原因であるチロシンの生成を抑制する働きも。本当にさまざまな効果に期待ができます。
活性酸素を分解し、炎症を抑える効果もあるので肌荒れをしがちな方にもおすすめの栄養素。パプリカやアセロラなど野菜や果物に豊富に含まれているので、積極的に食事に取り入れましょう。
3位 身体を作るタンパク質
コラーゲンの生成に必要となるのがタンパク質。実は、人間の体のタンパク質のおよそ3分の1はコラーゲン。コラーゲンを生成したいのであれば、タンパク質をしっかりと摂取する必要があるのです。
タンパク質は、鶏肉や納豆、ツナなどに豊富に含まれています。コンビニやスーパーで販売されているサラダチキンもあっさりとヘルシーでおすすめ。摂取する目安は、体重1kgあたり1gのタンパク質。体重48kgの女性であれば、48g摂取するのが理想的です。
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4位 免疫を増強するβカロテン
βカロテンは、緑黄色野菜に豊富に含まれる天然色素のひとつ。実は、摂取すると一定量が体内でビタミンAへと変化します。ビタミンAは免疫機能を高めたり、美肌に欠かせない成分ですが、βカロテンを摂取することで効率よくビタミンAを生成することができるのです。
また、ビタミンAへと変換されなかったβカロテンは体内で抗酸化作用を発揮し、老化の原因となる活性酸素を無害化し、細胞の酸化を防ぎます。ニンジンやホウレンソウなどの緑黄色野菜を積極的に食べて、βカロテンを体内にとりいれましょう。
美肌効果のある美容成分ランキング
1位 あらゆる栄養素を含むプラセンタ
プラセンタは、胎盤エキス。人間や豚など哺乳類の胎盤から、ビタミンやアミノ酸、ミネラルなどの栄養素を抽出したものになります。
プラセンタにはあらゆる栄養素が含まれているため、導入するだけでさまざま効果を発揮します。代表的な効果として、ビタミン類によるエイジングケア効果やコラーゲンの生成。さらに、美白効果があげられます。また、プラセンタは化粧品やドリンクなどの健康食品などによって体内にとり入れる方法がメジャーとなっています。近年では、注射でプラセンタを注入する方も多いですね。
2位 タンパク質の1種であるコラーゲン
タンパク質の一種であるコラーゲンは、何度もお伝えしている通り美肌には欠かせない存在です。肌の弾力を支える真皮層にあり、網目状に張り巡らされています。
コラーゲンを摂取することにより、肌にハリを与えシワやたるみを予防することが可能です。また、コラーゲンの減少は20〜25歳から始まると言われています。加齢によって、どんどん減少していくのでしっかり補う必要があるのです。コラーゲンのとり入れ方としては、健康食品や化粧品での摂取がメジャーです。
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3位 高い保湿性のあるヒアルロン酸
ヒアルロン酸とは、元から人間の体に存在するムコ多糖類の一種。非常に高い保水力をもっています。細胞と細胞の間に存在し、肌の水分を適切に維持する働きを担っているのです。
ヒアルロン酸が減少すると肌の保水力が失われてしまうため、みずみずしさや弾力がなくなります。角質層がかたくなり、カサカサとした肌になってしまうことも。コラーゲンと同様に加齢とともに減少するので、化粧品やサプリメントなどできちんと補いましょう。
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4位 保湿機能のあるセラミド3
セラミドにはいくつかの種類がありますが、美肌に欠かせないのが保湿機能を持つセラミド3。ほかのセラミド1、セラミド2と比較すると加齢によって減少しやすいという特徴があります。減少が顕著化していくと、だんだんと顔にシワが発生します。
高い保湿機能があるため、乾燥していていたり目元や口元のシワが気になる方に特におすすめ。化粧水などに配合されていることが多いので、チェックしてみましょう。エイジングケアとしても効果的です。
5位 ターンオーバーを促進するセラミド6?
数あるセラミドの1つであるセラミド6?。肌の代謝であるターンオーバーを促進する作用を持っています。肌の生まれ変わりのサイクルを整えることで、美肌を目指すことが可能です。
また、セラミド3と同様に高い保湿機能を持っているため乾燥対策としても役立ちます。ストレスや不規則な生活習慣でターンオーバーが乱れている方には、セラミド6?を配合している化粧水や美容液がおすすめです。
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6位 ビタミン様物質であるコエンザイムQ10
ビタミン様物質とは、体内に入るとビタミンと似た働きをする物質を指します。コエンザイムQ10のそのひとつ。
ビタミンCと同様に抗酸化作用を持っているため、さまざまな細胞の酸化を抑制。メラニンの生成を抑え、しみやそばかすを対策できます。また、コエンザイムQ10はイワシやサバなどに豊富に含まれているため、食事からの摂取も可能。ですが、残念なら食事のみでは適量を補いきれないためサプリメントを併用しつつの摂取をおすすめします。
7位 乾燥肌やニキビ肌に効く馬油
馬油とは、馬の皮下脂肪が原料となっている動物性オイル。肌への浸透率が高い不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、高い保湿効果を発揮します。乾燥肌の方に特におすすめです。
また、馬油に含まれるαリノレン酸には抗炎症作用があるため赤くなってしまったニキビにも効果があります。乾燥していたり、ニキビが発生した場合は薄く馬油を塗ってみましょう。
8位 血流をアップさせるエゴマオイル
エゴマオイルとは、一年草のシソ科植物から抽出されたオイル。馬油と同様にα-リノレン酸が含まれており、血行を良くする働きがあります。
血行が良くなると、さまざま栄養素が肌全体に行き届くため美肌効果に期待できます。エゴマオイルは食事などに使用して体内にとり入れるとよいでしょう。小さなスプーン1杯のオイルを毎日飲むのも効果的です。
美肌効果のある顔体操
顔全体を撫でる
顔全体をそっと撫でるだけで血流を良くすることが可能です。栄養がしっかり行き届くようになるため美肌効果が望めます。
1. 指の腹で優しく顔全体を撫でる
指の腹で顔の隅々までよく撫でます。このとき、力を入れすぎると肌へダメージがかかり逆効果となってしまいます。触れる程度の強さで、優しく撫でていきましょう。
2. 30秒以上続ける
30秒以上続けるのが効果的です。1日1〜2回行いましょう。また、手には多くの雑菌が存在しますので体操前にはよく手を洗ってください。
耳たぶを刺激する
耳たぶにはたくさんのツボが集中しています。耳をひっぱり、刺激することで自律神経やホルモンバランスを整え、代謝アップの効果に期待できます。
1. 耳たぶを引っ張ったり、回す
耳たぶを引っ張ったり、回したりしましょう。心地よいと感じる強さで行うのがポイント。また、耳たぶをギュっと押すとよりツボに刺激を与えることができます。
2. 30秒以上続ける
30秒以上続けて行ってください。耳たぶには疲れ目や肩こりに効果があるツボも存在しますので、リフレッシュしたいときに行うとよいでしょう。
顔の筋肉をほぐす
顔の筋肉をほぐすことで、血流を良くしたりたるみやむくみを改善することができます。
1. 手の付け根の厚い部分を頬に乗せる
まず、手首のすぐ上の厚みのある部分を頬に載せます。手には雑菌が多く存在するため、体操前に手を洗っておくことも忘れないでくださいね。
2. 5秒間押し続ける
頬に乗せたまま5秒間押し続けます。力を入れすぎると大きな負担がかかってしまので、心地よいと感じる程度の強さで行いましょう。
3. 鼻の横から耳まで押していく
徐々に手を移動させていきます。鼻の横から耳のあたりまで、ゆっくりと押していきましょう。クリームを塗布して行うと滑りが良くなるのでおすすめです
4. 3セット行う
上記を3セット行います。血行が良くなっている入浴後に行うとより効果的です。
頬の筋肉を刺激する
頬の筋肉を刺激することで、血行を良くし老廃物を流れやすくすることが可能です。また、頬のリフトアップにも繋がるため小顔効果にも期待ができます。
1. 舌を唇の内側に這わすように、回す
舌を唇の内側に這わします。そのまま唇の形に沿ってくるくると回していきましょう。
2. 右回りを10セット、左周りも10セット行う
右回り・左回りそれぞれ10周ずつ行います。普段使わない筋肉を刺激するため、最初は辛いかもしれませんが、高い効果を得ることできるのでぜひ実践してみましょう。
頭皮を刺激する
顔と頭皮は一見なんの関係もないように思えますが、実は繋がっています。そのため、頭皮をマッサージすることで肌へもよい効果をもたらすことが可能です。
1. 耳の上に手を載せる
まずは耳の上に手を載せます。指でも手のひらでも構いません。やりやすい方で行ってください。
2. 少し力を入れる
自分が「心地よい」と思う程度までぐっと力を入れましょう。くれぐれも力の入れすぎには注意です。
3. 頭上に引っ張りあげるイメージで頭皮を持ち上げる
上へと引っ張り上げるイメージで頭皮を持ち上げていきます。とても簡単であるため、シャンプーやトリートメントの際にぜひ実践してみてください。
美肌を手に入れてメイクも楽しく
「どうしたら美肌になれるのか」というのは、女性にとって永遠の課題。年齢を重ねても、綺麗な肌でありたいものです。
美肌を目指すためにはしっかりと知識をつけ、毎日コツコツと努力を積み重ねることが大切です。継続は大変なことですが、美肌を手に入れればメイクももっと楽しくなるでしょう。日々のケアをきちんと行い、いつまでも美しい健やかな肌を目指してくださいね。