美肌のもとは「ターンオーバー」。肌の再生機能を助けるケア方法

2017.06.22

美肌のもとは「ターンオーバー」。肌の再生機能を助けるケア方法

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

美肌になりたいとスキンケアやサプリメントの力を借りたとしても、肌のターンオーバーが乱れていると効果が出にくいものです。その理由として、私達の肌細胞は毎日生まれ変わっていることがかかわっています。そのため、肌のターンオーバーを知ることで、本来の肌の力を最大限に引き出して美肌へと導いてくれるのです。

INDEX

目次

    ターンオーバーの基礎知識

    人の肌は日々生まれ変わりが行われている

    肌の細胞は毎日新しい細胞が生まれています。だから古い細胞と新しい細胞が入れ替わることで、新しい肌が生まれてくるという、そこにはターンオーバーというプロセスがあるからなのです。

    外側から表皮・真皮・皮下組織の順に層がある

    皮膚は、3つの層から出来ています。外側から表皮・真皮・皮下組織の順になっています。3つの層には、それぞれ大事な役割があります。

    表皮とは、一番外側の層です。この表皮はさらに外側から角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層構造になっています。ターンオーバーとは、この表皮の中の4つの層で行われています。

    真皮は、コラーゲン、ヒアルロン酸が含まれており、肌に弾力とハリを与えてくれます。

    皮下組織は、動脈や静脈が通っており、肌組織に栄養を届けたり、老廃物を運び出したりしています。皮下組織は、大部分が皮下脂肪であり、クッションとして外部からの刺激や衝撃を和らげたりしてくれています。

    細胞が生成され垢となって剥がれ落ちるサイクル

    ターンオーバーが行われるのは表皮だけになります。表皮はさらに4つの層にわかれており、内側からから基底層・棘層有・顆粒層・角質層の4層構造です。

    まず、一番内側の基底層、ここから新しい細胞が生まれてきます。新しい細胞は14日日をかけて角質層の手前まで押し上げられてきます。この最初の14日の間に、基底層から棘層有を通る段階で、余分な成分を分解して、棘層有から顆粒層へ押し上げられる時は、保湿成分(セラミドやNMF)が生成されます。

    次の14日間は、角質層で、水分の保持、外部からの刺激を守るといったバリア機能の役割を果たします。役割を終えた細胞は、垢となり剥が落ちていきます。

    ターンオーバーが早いと起こるトラブル

    バリア機能が弱くなりニキビなどの肌荒れを起こす

    ターンオーバーが早いと、十分に成長していない未熟な細胞が、角質層まで押し上げられてしまいます。未熟な細胞は角質層では、バリア機能としての役割があるはずなのに、その大事な役割を果たすことができなくなってしまうのです。

    十分なバリア機能がないということは、外部の刺激を受けやすく、乾燥いしやすい状態になり、ニキビや肌荒れを引き起こしてしまう原因になります。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    敏感肌はこうしてできる!バリア機能を高め、肌にうるおいを保つ方法。

    育ちきっていない角質が肌を覆ってバリア機能を弱くすることが原因

    正常なターンオーバーとは、基底層で生まれた新しい細胞が、時間をかけて、NMFやセラミドという保湿成分を作り出し、角質層に到着する頃には、死んでいます。

    細胞が死ぬということは、本来の肌、皮膚の機能を最大限に引きだせたということです。育ちきっていない角質とは、細胞が生きている状態のことで、角質とは呼べないもろいものになっている状態です。

    例えるなら、叩いたらすぐに割れてしまう壁のようなものなのです。この状態では、セラミドなどの保湿成分が不足をして、乾燥肌、敏感肌になってしまいます。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    顔の角質の役割とは?ターンオーバーとの関係性と正しいケアを知ろう

    ターンオーバーが遅いと起こるトラブル

    角質が溜まってしまいシミ・くすみや乾燥を招く

    ターンオーバーが遅いということは、いつまでも角質が剥がれ落ちることなく肌に残っている状態になります。通常は剥がれ落ちていくはずの角質が上手に剥がれていかずに肌に残ってしまうと、角質が黒ずんでしまい、肌がくすんで見えてしまいます。

    ターンオーバーが遅いといつまでもメラニン色素も肌に残ってしまうので、シミの原因になります。たくさん作られた角質によって角質層が厚くなり、化粧水などで保湿しても有効成分が浸透しにくくなるのも特徴です。保湿されない肌は、どんどん乾燥してしまいます。

    古い角質が外に排出されないためや加齢が原因

    加齢によるターンオーバーの周期は長くなっていきます。通常28日周期と言われていますが、加齢と共に周期が長くなるので表皮に古い角質が長く留まってしまうことになります。

    加齢以外にも、顔を洗わなすぎ、油性化粧品の使いすぎの場合もずっと肌に古い角質をくっつけた状態になってしまいます。

    早いターンオーバーが遅いターンオーバーを引き起こすこともあります。肌細胞が未熟のまま角質層に到着すると、角質とは本来自ら剥がれ落ちることができるのですが、未熟な細胞でできた角質は、自ら剥がれ落ちることができずに、肌にくっついや状態になってしまうのです。

    トラブル防止のためにターンオーバーを正常に保つ

    1.コレステロールや中性脂肪の摂取を控える

    細胞を作り出すのには必要な栄養素を摂取しなくてはいけないのですが、そのためには肌に栄養が行き渡るようにすることが大切です。そのためには血流が重要になってきます。

    中性脂肪やコレステロールが多いと、血液も血管も状態がよくありません。結果、血液が悪くなり栄養素が運ばれなくなってしまいます。

    2.緑黄色野菜や海藻・きのこ類を積極的に摂る

    ターンオーバーを正常にしてくれる栄養素として、ビタミン類やミネラルの力が必要になってきます。

    ビタミンB群は皮膚や粘膜を健康に保ち、エネルギーを作り出したりと細胞の新陳代謝に重要な働きをしてくれます。

    ビタミンCは、傷ついた細胞の修復、コラーゲンの生成に。

    ビタミンAは、皮膚の免疫力の向上、肌が角質化するのを防ぐ働きがあります。

    ビタミンEは、細胞の酸化防止、血液、血流の改善に。末端の血管まで血液を送る働きがあり、細胞に栄養を届けてくれます。

    緑黄色野菜、海藻やきのこ類は、上記の栄養素を多く含んでいるのです。
    海藻には、食物繊維も豊富なので、腸内環境を整えてくれます。

    きのこ類は、細胞の免疫力の向上、細胞の代謝を促す成分が多く、食物繊維も豊富です。緑黄色野菜、海藻、きのこ類は低カロリーで、肌に必要な栄養素が豊富にあるのです。毎日、積極的に食べて、肌のターンオーバーを正常に保つようにしましょう。

    3.22時~2時に睡眠をとることがとても大切

    ターンオーバーには成長ホルモンが必要となってきます。成長ホルモンは、夜22時から2時の睡眠中に多く分泌されます。

    特に、睡眠の最初の3時間が最も多く成長ホルモンが分泌されるので、22時から2時の間に睡眠をとる生活を心がけ最低でも6時間の睡眠時間をとるようにしましょう。

    4.正しいスキンケアを行う

    間違ったスキンケアは、ターンオーバーの周期を乱してしまいます。肌へ負担のないスキンケアと十分な保湿が大切になります。

    汚れを落とそうとゴシゴシと無理やり洗う洗顔方法だと、強引に角質を剥がしてしまい、成長できていない細胞が外に出てしまったりと肌のバリア機能を失ってしまうのです。

    洗顔のポイントは、ぬるま湯で泡を使い優しく洗い、すすぎは十分に、そして十分な保湿をしてあげるのです。シンプルな肌に負担をかけないスキンケアがいいでしょう。

    5.ストレッチなどで体を動かす

    きれいな肌をつくることは、血行が大事になってきます。理由として、血流が肌へ栄養素を届けるからです。ストレッチや運動をすることによって、血行が促進し、血液が末端まで行き届き代謝がよくなることで、栄養も行き届きやすくなります。

    さらに運動でエネルギーを使うことによって、血中や細胞に中性脂肪やコレステロールを蓄積することを防いだり、適度な運動は、成長ホルモンの分泌も促進してくれます。

    運動することによって、血行促進、成長ホルモンの分泌と肌のターンオーバーを促してくれるのです。

    6.就寝前にアルコールを摂らない

    就寝前にアルコールを飲んでしまうと、アルコールを分解するために、大量に水分とビタミン、エネルギーを消費してしまいます。そうなると肌のターンオーバーに必要なエネルギーがなくなり、水分とビタミン不足の状態になってしまいます。

    ターンオーバーのケアにおすすめな3つのスキンケア商品

    1. 米肌(MAIHADA) 肌潤化粧水 120ml

    ・水分保持能を改善する唯一の成分ライスパワーR No.11を配合
    ・超保湿成分のセラミドをつくりだしてくれる
    ・低刺激なので敏感肌の人も安心

    セラミドは、ターンオーバーのプロセスの中でとても大事な保湿成分です。セラミドがちゃんと生成されていないと、角質層でのバリア機能が働かなくなり、肌のトラブルを引き起こします。

    米肌はライスパワー11という独自成分で超保湿成分のセラミドを作り出して、肌に潤いを与えて、ターンオーバーを正常化へ導いてくれます。低刺激なので、バリア機能が弱ってきた敏感肌、乾燥肌を潤してくれるのです。

    2.アスタリフト アスタリフトホワイト ローション150ml

    ・独自技術でナノ化したアルブチンやビタミンC誘導体が肌へアプローチ
    ・みずみずしく弾む透明美肌へ導く

    ターンオーバーを乱す原因として、紫外線があります。紫外線は皮膚細胞にダメージを与えてしまうからです。ナノ化したアルブチンやビタミンC誘導体が、肌の奥へと浸透していき、皮膚細胞へと働きかけてくれるのです。美白成分と保湿成分が、ターンオーバーの正常化へと導いてくれます。

    3.ALL-J AJモイスチャーゲルクリーム 50g

    ・自然の力と確かな品質で極上の潤い肌へ導く
    ・天然ヒト型セラミドとコメヌカ発酵エキス配合でぷるぷる肌に

    セラミドの中でも保湿力が抜群に優れた天然ヒト型セラミドを配合。その他にもコラーゲン、ヒアルロン酸を配合しており、保湿トリプル処方になっています。美容成分は全て国産にこだわり、25種類を使った美容成分も配合。こだわりの美容成分が肌本来のバリア機能や保湿力を強化してくれます。

    特徴として、一つのスキンケアで6役(化粧水・乳液・クリーム・美容液・パック・化粧下地)もの働きがあり敏感肌に優しいゲルクリームとなっています。

     

    最高の美肌のために普段から気をつけたいこと

    1.なるべく決まった時間に3食を摂取する

    生活の規則正しいリズムを作り出すために、食事はなるべく決まった時間に摂ります。
    寝る3時間前までには食事を済ませておきましょう。寝る直前に食事をすると、これからターンオーバーに消費しようと思っていたエネルギーが消化に使われてしまうからです。

    そして栄養のバランスがとれた食事をすることで、さらに美肌へと近づけましょう。

    2.汗をかいたらすぐに拭き取る

    汗をかくことはとてもいいことです。でも汗をそのままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビなどの原因になります。保湿成分も汗と一緒に剥がれおちてしまうので、肌が乾燥してしまいます。

    汗をかいたら、吸水性のよいハンカチ、タオルで拭き取り、拭き取ったあとは化粧水などで保湿するといいでしょう。

    3.自分なりのストレス発散法を見つけておく

    ストレスは目に見えないのでわかりづらいものです。体がストレスを感じてしまうと、ものすごくビタミンCを消費します。そうなると、体内はビタミンC不足の状態となり、肌トラブルを引き起こしてしまいます。

    さらに血行不良、冷え性など体に不調を与えてしまうので、ストレス発散法を見つけておくといいでしょう。

    4.美肌になるという意識を持ち続けること

    気持ちの問題って意外と大きいです。美肌になるという意識を持つことで、日ごろから生活習慣への見直し、正しいスキンケアへと導いてくれます。

    そして美肌になるという意識を持ってスキンケアをすることで、美肌効果が上がるとも言われています。

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      美肌のもとは「ターンオーバー」。肌の再生機能を助けるケア方法
      3056-1:最高の美肌のために

      長年、吹出物に悩まされ、近年ではシミも少しずつ出てきた私です。 ただ、正しい知識とスキンケアの方法を変えた事で、随分と改善されました。 ここ最近では、美肌や美白の効能効果の成分として、ビタミンCやトラネキサム酸等が配合された、様々な商品が出ています。 ただ、実際の所「どれを選んだら良いのか分からない」 「買ってみたけれど効果が出ない」 と悩まれている方も多いのではないでしょうか。 私も、そのうちの1人でした。 今回は、皮膚の構造を元に、お肌の悩みに合わせたスキンケアの方法を、幾つか御紹介しようと思います。 まず、人間の皮膚は4層構造になっています。 その中で、美肌に大切な知識の1つが「お肌のターンオーバーの周期」 体の部位や、個人差もありますが、約28日間が正常なターンオーバーの周期です。 一般的には20代前半をピークに新陳代謝が低下し、30代~40代になると、ターンオーバーの周期は45日程度。 しかし、体の冷えや紫外線によるダメージを受けると、60日程度にまで延びるとも言われています。 つまり、美肌の秘訣は、根気よく継続していく事が、とても大切なんです。 ターンオーバーを正常に戻す方法として、規則正しい食事や適度な運動、22時〜2時までの入眠が推奨されています。 ただ分かっていても、なかなか出来ないのも現実です。 そこで、ターンオーバーの周期を知って頂いた上で、私も実践している、今日から始めれるスキンケア法を幾つか記載してみます。 1、クレンジングの見直し ・アイメイク等は、専用のリムーバーを使用する。 乾燥肌・混合肌の方は、ミルククレンジングを使用してみる。 2、化粧水の前の「先行美容液」を使用してみる ・先行美容液の使用で、お手持ちの化粧水が浸透しやすくなります。 商材名を上げさせて頂くと、富士フイルム様の「アスタリフト ジェリー アクアリスタ」 他には、EGF・FGFが配合されている先行美容液もお勧めです。 3、洗顔料の見直し 弱酸性の洗顔料や、酵素洗顔を使用してみる。 ・お肌は弱酸性です。洗浄力が強過ぎると、肌を守るバリア機能の低下に繋がります。 ・酵素洗顔は、毎日する必要は無いと言われています。 ターンオーバーの妨げとなっている、古い角質の除去や毛穴の黒ずみにも効果的で、ドラッグストア等で1回分ずつ個装されているものが、販売されています。 4、炭酸水を使用した洗顔 ・週に1〜2回、洗顔のすすぎに炭酸水を使用する。 ※注意点として、お肌の弱い方や、ピリピリ感が苦手な方は、お控え下さい。 5、体の内側からのケアにサプリメントを使用する。 ・美肌に効果的といわれている、ビタミン類は、食事の摂取だけでは補えないのが現実です。 ※LシステインやビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6が含まれている物を使用しています。 こちらも、即効性ではなく、継続が大切です。 肌のターンオーバーは、外側からと内側からのケアで、少しずつ改善されていきます。 尚、肌トラブルが中々改善されないからと、色々な美容液を沢山取り入れたり、無理に摩擦を与えてしまうと、悪化の原因となります。 その場合は、1度、美容皮膚科やスキンクリニック等、専門医に診て貰いましょう。 皮膚科でのピーリング(古い角質の除去)は、手頃な値段で出来ますので、ご興味をお持ちの方は、1度試されても良いかもしれません。 何か不安な点がありましたら、いつでもご相談下さい。

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    ターンオーバーを正常に保ち自分の肌を美肌へ導きましょう

    ターンオーバーを知ることで、ターンオーバーの正常化が美肌へ導くのかがわかると思います。そして角質層が美肌を決めるポイントでもあります。角質層のバリア機能がちゃんと働いていれば、正常なターンオーバーが行われます。

    正しいスキンケア、規則正しい生活、睡眠時間、バランスのとれた食事、適度の運動など日頃の生活を見直して、ターンオーバーを正常に保ち美肌へと導いてあげましょう。

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