赤ニキビの原因を徹底研究。跡に残らないケアで美肌を手に入れる方法

2017.07.10

赤ニキビの原因を徹底研究。跡に残らないケアで美肌を手に入れる方法

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

赤ニキビは赤く腫れて、ぷくっと盛り上がるのでとても目立ちます。間違ったスキンケアを続けると、ニキビ跡として残ってしまうことも。ニキビの原因を知って、正しい応急処置を施しましょう。基本のスキンケアと生活習慣を見直すチャンスです。

INDEX

目次

    赤ニキビの特徴

    きちんとスキンケアをしているのに、なぜ痛がゆい赤ニキビができてしまうのか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

    初期段階の白ニキビから、芯が詰まった黒ニキビまでなら比較的楽に治せますが、痛みや膿を伴う赤ニキビに進行してしまったら少し厄介です。正しい治し方を実践するために、まずは症状の原因を突き止めましょう。

    痛みやかゆみを感じる

    痛みの原因はアクネ菌vs白血球

    ニキビに痛みを感じるときは、コメド周辺に繁殖しているアクネ菌と白血球が戦っている状態です。

    通常なら4日ほどで鎮静し、痛みも治まりますが、膿がたまって黄色くなった「黄ニキビ」にまで悪化してしまうと、傷みも長引きます。

    かゆみの原因は刺激

    肌が乾燥すると、肌本来が持つバリア機能が低下し、ちょっとした刺激でかゆみを感じます。乾燥によって、肌がアルカリ性に傾いている状態なので、皮膚が弱酸性に保たれるよう悪化させないことが大切です。

    使い慣れた化粧品でかゆみが発生したら、使用を一旦ストップしましょう。水分保持機能を持つセラミド配合のスキンケアがおすすめです。

    炎症、腫れがひどい

    コメド周辺でアクネ菌が盛んに繁殖し、皮膚表面が盛り上がって炎症している状態です。やさしく触れただけで痛みを感じるなら要注意。手についた雑菌も悪化の原因となるので、手洗いは必須です。

    洗顔は刺激を与えないマイルドな商品選び、泡や水のみを使う洗顔法を取り入れましょう。化粧水や乳液は、保湿成分が重要です。

    血や膿が出る

    血に混じった膿はアクネ菌と戦った白血球の死骸です。洗浄せずに放置すると、細胞が均一に修復されにくくなり、ニキビ跡の原因にもなるので注意しましょう。まずは患部の汚れを洗い流し、清潔なタオルをやさしく押し当てて水分を吸わせます。

    スキンケアで保湿をしたら、外用薬などで患部を保護します。かゆみがあっても、冷やさないようにしましょう。表皮細胞を壊してしまう可能性があります。

    治りにくい

    黒ニキビまでの段階なら、コメドが剥がれれば肌は元戻ります。しかし、アクネ菌が大量に繁殖した赤ニキビの炎症はなかなか治まりません。

    少し改善してはまた悪化する状態を繰り返していたら、皮膚に刺激を与えている可能性があるものを除去し、生活習慣など根本的な原因も一緒に改善する必要があります。

    赤ニキビの発生原因とは

    ホルモンバランスの乱れ

    皮脂の分泌が過剰になる原因の1つは、ホルモンバランスの乱れです。女性は生理前に黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が盛んになります。

    黄体ホルモンは、男性ホルモンと似た働きを持つので、皮脂の分泌量が増えるのです。皮脂が多いと、毛穴が詰まってアクネ菌の繁殖に繋がります。思春期のホルモンバランスの乱れも同様です。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    エストロゲン・プロゲステロンのことを知って、女性ホルモンを整えよう

    過剰な洗顔

    過剰な洗顔も、皮脂の分泌を過剰にする原因のひとつです。洗顔によって失われた皮脂を生成しようと、肌は悪循環を繰り返します。

    乾燥

    乾燥は洗顔だけではなく、睡眠不足や生活習慣の乱れも起因します。新陳代謝が低下し、肌のターンオーバーが乱れ、保湿力が低下して乾燥を招きます。

    便秘

    排出されるべき老廃物が身体に留まり、老廃物は徐々に腐敗が進みます。腐敗が進むと悪玉菌や活性酸素などの有害物質が発生し、善玉菌を減らします。

    善玉菌が減少すると、皮膚の新陳代謝を活性化させるのに重要な栄養素であるビタミンの供給量が減り、ニキビができやすい体質になってしまいます。

    ストレス

    ストレスは自律神経の交感神経を刺激し、男性ホルモンやノルアドレナリンを発生させます。

    ホルモンは皮脂の分泌を促すので、どんどん脂性肌に傾き、角質層が硬く収縮し、皮脂も詰まりやすい状態になります。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ストレスで肌あれトラブルが起こるのはどうして?気になる対処法

    甘いもの、油分の摂りすぎ

    糖分の過剰摂取で免疫力低下

    糖分・糖質を摂取すると、血糖値が急上昇し、外部から侵入する最近やウィルスを排除する力が弱まります。免疫に対して大きな役割を果たす、白血球のなかにあるビタミンCが一定値に戻るまで、5時間前後を要します。

    そのほか、老化や炎症となる物質も作られるため、続けて摂取すると慢性的な皮膚炎の原因となってしまいます。

    糖分や油分は皮脂量を増加させる

    消化しきれずに残った糖分や油分は体内で中性脂肪に変わり、体脂肪として体内に残りまます。

    さらに余った成分は、皮脂として体外に放出され、毛穴に詰まりやニキビの発症の原因になります。

    メイク

    油分の多い化粧品の使用は控えるようにしましょう。悪化している部分にメイクが必要な場合は、油分の少ないパウダータイプがおすすめです。

    清潔なパフを使い、患部に押し込まないよう、やさしくポンポンとのせるだけにしましょう。

    赤ニキビの改善と予防法

    触って刺激を与えない

    アゴや頬に手がいっていませんか?「触り癖」があると赤ニキビはどんどん悪化してしまいます。手はもちろんメイクや髪の毛、マスクも敏感な肌にとっては大きな刺激です。

    雑菌が広がると治りも遅くなるので、オフの日は前髪をアップしてメイクを控え、紫外線に注意して過ごしましょう。

    食生活と便秘の改善

    赤ニキビには、身体の内面からもアプローチが必要です。食生活を見直し、ニキビの改善に効果的な栄養素を取り入れましょう。食事を変えて、運動を取り入れると便秘も改善します。

    食物繊維

    豆類、穀類、野菜、きのこ、海藻に多く含まれます。腸の働きを活性させ、排便を促します。老廃物を吸収してビフィズス菌などを生成し、腸内環境を整えてくれます。コレステロール値を下げる効果もあるのでダイエットや高血圧、豆乳病予防にも効果を発揮します。

    ビタミンC

    メラニン色素に働きかけ、紫外線を防止して活性酸素の発生を食い止めます。皮脂腺の活動を正常に戻す効果もあり、ニキビの悪化を防ぎます。ピーマンやパセリ、ブロッコリー、レモンやいちごに多く含まれます。含有量では劣りますが、豆類や芋類も効率的にビタミンCを摂取できます。飲料を購入するときは、野菜ジュースやスムージー、緑茶を積極的に選びましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ニキビ改善にはビタミンCが効果的。効率良く摂取する方法とは?

    ストレスを貯めない

    ストレスはホルモンの発生がニキビの原因につながるだけでなく、不眠の原因、万病を引き起こす可能性があります。ストレス改善に、以下を参考にしてみてください。

    適度な運動

    ウォーキングやサイクリングのような、一定のリズムを繰り返すような運動が効果的です。心の安定をはかる「セロトニン」の分泌が高まります。

    規則的な生活

    ストレス解消に重要な役割を果たす「セロトニン」は、日中に一定のリズムで生成される性質をもっています。その増加を促すのが日光浴です。朝の散歩はとても効果的です。共感する感情もセロトニンを増加させます。形式的な人間関係から一臂離れて、気のおける友人とそして規則正しい生活もストレス解消につながります。

    充分な睡眠をとる

    自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は運動や興奮したときに活発するのに対し、副交感神経はくつろいでいる最中に強く働きます。

    睡眠をしっかり取ると、副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整います。さらに、抗酸化作用、免疫力の強化を司る「メラトニン」や新陳代謝を促す「成長ホルモン」の分泌につながります。

    寝具を清潔に保つ

    タオルや寝具に付着した雑菌にも着目してみましょう。スキンケアで肌を整えても、触れる部分が汚れていればアクネ菌の繁殖に繋がります。毎日は難しくても、枕カバーやシーツ、顔が触れる掛け布団は常に清潔に保つよう心がけてみてください。

    赤ニキビ向けの抗炎症作用のある市販薬

    テラコートリル

    数個程度の赤ニキビがある方におすすめ、大量の赤ニキビや白ニキビ状態には不向きです。有効成分はオキシテトラサイクリン塩酸塩(抗菌薬)と、ヒドロコルチゾン(ステロイド)です。赤ニキビの原因菌、アクネ菌の増殖を防ぎます。

    抗菌・抗炎症効果に優れ、ステロイド使用を心配する方にも作用や弱く、けれど通常の赤ニキビであれば充分な効果を発揮します。

    使用法:めん棒で患部に付けるだけに留めましょう。患部を傷めないよう注意してください。

    クレアラシルニキビ治療クリーム

    有効成分は、レジルジン(殺菌成分)と、グリチルリチン酸カリウム(抗炎症成分)です。抗菌・抗炎症効果成分配合の赤ニキビ対策クリームで、肌がかさつかず、つっぱりにくいのが特徴です。

    ただし、お肌の状態や体質によって合わない場合もあるので、使用して改善が見られない場合はすぐに使用を止めるようにしてください。白・黒ニキビで2~3日、赤ニキビには5~7日で効果がでます。

    使用法:清潔な指か麺棒で患部に適量を塗ります。患部に刺激になるような摩擦は避けてください。

    オロナイン

    軽い切り傷ややけど、皮膚炎などに昔から親しまれてきた常備薬のオロナイン。有効成分は、クロルヘキシジングルコン塩酸塩(殺菌効果)です。
    殺菌・消毒効果のあることからニキビの改善にも使用されています。アクネ菌の増殖を抑え、炎症を和らげる効果があることから、とくに初期の赤ニキビの改善に効果を発揮します。

    使用法:ポイント使用、全体使用も可、予防クリームとしても使用できます。ただし、長期使用は逆にお肌の負担になるのでおすすめしません。

    赤ニキビができない肌環境を保ちましょう

    赤ニキビの存在に気付いた瞬間、「しまった」という感覚はありませんか?。ニキビは痕を残さないためにも白・黒ニキビのタイミングで対処しましょう。ニキビをつくらないためには、規則正しい生活習慣が基本です。

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