唇の割れをお手軽なセルフケアで。プルプル唇を目指して。

ぱっくり割れて痛い「唇が荒れる」原因

荒れた食生活が唇の荒れのもと

唇は皮膚の中でも特に薄く皮脂腺や汗腺がほとんどありません。栄養不足は皮膚に現れやすいですが、その中でも唇は特に現れやすい場所です。ビタミンB群やC群の不足、タンパク質不足が唇が荒れる原因になっている場合があります。

唇も荒れていて、肌も乾燥やニキビなどのトラブルが出ている場合はこれらの栄養不足が考えられます。偏った食事をしていないか、一度、食生活や生活習慣を見直してプルプル唇を見直しましょう。

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空気の乾燥による荒れ

空気の乾燥により唇が乾燥し荒れ、唇が割れるという事が起こります。湿度が低く、外気も乾燥し、暖房がついている冬はその影響を強く受けます。また、夏は紫外線や冷房による空気の乾燥により唇が荒れてしまうので気を付けましょう。

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唇を舐める行為は荒れを引き起こす

唇をなめると口に唾液が付きその唾液が蒸発するときに一緒に唇の水分も奪い取ってしまいます。また、リップクリームなどを塗っても唇をなめることによって取れてしまい、唇が荒れる原因になってしまいます。

胃などの消化器官が弱っているのも原因の一つ

唇にはさまざまな器官の不調が現れるといわれており、特に胃が弱っている場合は上唇、腸が弱っている場合は下唇に症状が現れやすいといわれています。胃腸などの消化器官が弱り、唇が荒れていたりする場合は肌も荒れている場合があるため、食生活の見直しやストレスをため込んでいないかなど、生活習慣を見直してみましょう。

使っている口紅やリップクリームがあっていない

唇が荒れる原因として、唇に直接塗るリップクリームや口紅の成分が合っていないということがあげられます。リップクリームの主成分は蜜蝋やヒマシ油でありその成分が唇に合っていないかもしれません。

また、口紅はカラー顔料や油分、ワックスなどが主成分です。発色をよくしたり、持ちをよくするためにカラー顔料が多く含まれている物もあります。石油系の化学物質や油分自体が合っていないと感じる方は、一度、成分を見直し、オーガニック系のリップクリームや口紅を試してみることも改善策の一つです。

セルフケアで唇の荒れを整える

荒れた唇には白色ワセリン

ワセリンは原油を高純度に精製して作られており、自然由来の製品です。皮膚表面に塗ると保湿してくれ、皮膚表面を外気やホコリなどの刺激から守ってくれる役割があります。そのため、荒れた唇に塗ると保湿と保護をしてくれ荒れを整えることができます。

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一度は試してほしい「はちみつパック」

はちみつに保湿を促してくれる役割があります。はちみつを唇に塗り、ラップをし、5 〜10分パックすることで潤いを保持し、唇の状態を整えてくれます。

また、はちみつパックで少し伸びが悪い、もう少し保湿してほしいなと感じるときは、はちみつとワセリンを1：1の割合で混ぜ、荒れた唇に塗り5〜10分ラップをのせパックします。ワセリンを混ぜることにより、伸びが良くなり、より潤った感じも感じられると思います。お手軽なパックなので試してみることも良いでしょう。

注意点

はちみつにはボツリヌス菌が含まれている場合があります。１歳以上であれば体内で繁殖することはありませんが、１歳未満の乳幼児は体内で繁殖してしまう場合があるため、１歳未満の乳幼児には唇にはちみつを塗るということはしないようにしてください。

お手軽で簡単オリーブオイルでケア

オリーブオイルは皮脂に似た保湿成分を含んでいます。蒸しタオルなどで少し唇を温め、柔らかくしてからオリーブオイルを唇に塗りラップをしてから5〜10分パックします。パックし終わったら、ティッシュやガーゼなどで優しく拭きとるようにしましょう。

ビタミンBを多く含む食材を取り入れる

偏った食生活によって、ビタミンB群が不足すると肌や粘膜が荒れてしまいます。荒れを改善するには、バランスよく栄養素を取ることが望ましいですが、特にビタミンB群を含む、レバーやマグロ、カツオ、納豆などの食材を積極的に取り入れてみてください。

オロナインも唇の荒れに効果的

オロナインは手の荒れやひび割れにに使われることが多いですが、唇の割れにも代用することができます。ただ、口用に作られているわけではないので、口に入ると美味しいとはいえる味ではありません。

そのため、できる限り寝る前などに使うことをおすすめします。就寝前にひどくひび割れているところを中心に塗ってみてください。翌日、唇の荒れ具合が変わっているかもしれません。

リップクリームの正しい使い方

唇の縦ジワにそって塗るのが正解

リップクリームを横にササッと塗ることは多いと思います。実はその塗り方では、唇の縦ジワにリップクリームが入らないことが多く、保湿が不十分です。

そのため、鏡を見ながら縦ジワに沿って口の端から端まで丁寧に塗るようにしましょう。そうすることにより、縦ジワにリップクリームが付き保湿をしてくれます。

必要以上に塗りすぎない

繰り返し何度も塗ったり、必要以上に塗りすぎることは唇に刺激を与えてしまい、唇の荒れを招く恐れがあります。

必要以上に塗ると唇をなめたり取れてしまうため、その時に一緒に水分が蒸発してしまい唇が荒れてしまいます。また、何度も塗り直すとそれが刺激になり唇が荒れてしまう原因になります。そのため、適量を優しく塗るようにしましょう。

寒い日にはあたためてから使用する

冬場の寒い日は、リップクリームが固くなっていることが多いです。唇に直接塗るリップクリームが固いと摩擦が増え、刺激になります。そのことが唇の荒れを助長させるかもしれないため、温めて少し柔らかくしてから唇に塗るようにしてみてください。

しかし、過度な温度変化は品質を損ねてしまう可能性があるため、手で少し温めたり、指に取り、馴染ませてから塗るようしましょう。

デリケートな唇が荒れないためのポイント

使用期限の過ぎたものを使用しない

何にでも使用期限はあります。国で定められた基準により適切な保存条件下であれば、3年を超えても品質が変化しなければ使用期限を記載しなくても良いと定められています。しかし、保存料が入っていないものや期限が短いものもあり、その場合は商品に使用期限が記載されています。

そのため、記載されている使用期限内や未開封で3年以内、開封してから1年以内で使い切るようにしましょう。使用期限の過ぎたものは成分が変化していたり、劣化している恐れがあり、それを塗ることで唇に刺激を与える可能性があります。使用期限が過ぎた製品は使用しないよう注意しましょう。

刺激の強い香辛料は避ける

刺激の強い香辛料は唇や胃に強い刺激を与えます。唇が荒れている場合は胃や腸も荒れている場合が多いです。そのため、唇が荒れているときに香辛料の強いものを食べると、唇や胃に刺激を与え、唇の荒れを助長させてしまいます。そのため極力、唇が荒れている場合は避けるようにしましょう。

落ちにくい口紅は使用しない

口紅を落ちにくくするために顔料や化学化合物が多く含まれている場合が多く、唇には負担になります。そして、口紅を落とす時にこするときも刺激になり唇を荒れさせてしまう原因になります。落ちにくい口紅は使う頻度を減らし、普段使いとイベント使いで使い分けるようにすることでより刺激を減らすことができると思います。

もっとも忘れがちが「歯磨き粉」のすすぎ残し

歯磨き粉には洗浄成分などが含まれており、歯磨き粉のすすぎ残しは唇への影響も少なからずあります。歯磨きは毎日、毎食後行うのでトラブルのもとになる可能性が高いのです。そのため、しっかりと口をすすぎ歯磨き粉のすすぎ残しがないか確認するようにしましょう。

普段からの紫外線対策は基本

唇には汗腺や皮脂腺、メラノサイトがほとんどなく、紫外線の影響を受けやすい場所です。紫外線により、唇が日焼けしてしまい、乾燥やひび割れなどを引き起こしてしまう可能性があります。

一般的なリップクリームにはUVカット機能が含まれていないものが多いため、外で活動することが多い方はUVカット機能が含まれているリップクリームを使うことをおすすめします。

セルフケアでの唇の「擦りすぎ」には気を付けて

唇が荒れていたり、皮がむけていたらむきたくなりますよね。しかし、擦ったりむいたりしてしまいことにより唇が敏感になってしまいます。

唇の汚れはティッシュやガーゼなどで優しく落とし、口紅などは水に濡らして固く絞ったウォーターコットンに専用のクレンジングを染み込ませたもので優しくするりと落とすようにしましょう。

専用クレンジングで優しく落として

今は、落ちにくく工夫してある口紅が多くあり、発色が良く使いやすいため便利ですよね。しかし、普通のクレンジングでは落ちにくくゴシゴシとこすってしまい刺激になってしまいます。

そんな場合は、水に濡らししっかりと絞ったウォーターコットンに、専用のクレンジングを染み込ませ優しく落としてください。口紅が他へ広がらないよう口角から中心部に向けてふき取るようにしてみてください。

唇の荒れに効果的なおすすめリップクリーム

モアリップ モアリップ N (医薬品)

唇のひび割れや口唇炎、口角炎などがある場合にピッタリです。ビタミンEを配合しており、皮膚の新陳代謝を促します。医薬品であるため、治療中の方は医師の指示に従い使用してください。また、そうでない方も使用上の注意をよく読み使用してください。

DHC 薬用リップクリーム

オリーブバージンオイルやアロエエキスなどの植物成分、ビタミンEなどを配合している薬用リップです。保湿成分が豊富で唇の乾燥を防いでくれます。使い心地はべたつきが少なくナチュラルな質感で。リップメイクの前後に使えるので化粧の直しのときにもピッタリです。

キュレル リップケア クリーム

浸潤保湿セラミド機能成分、モイストキープ成分、ホホバオイルが配合され、荒れて固くなった唇もふっくらとなめらかに整えてくれます。密着コート処方で乾燥性敏感肌の唇に優しく密着し、外部の刺激から守ってくれ唇内部の潤いはしっかり閉じ込めてくれる薬用リップです。消炎剤も配合されており、かさつきやひび割れも防いでくれます。

ドクターブロナー マジック オーガニックリップバーム(レモンライム)

ビタミンEやアボカドオイル、ホホバオイルなどが配合された低刺激のリップクリームです。99.9％がオーガニック成分でしっとりとした潤いを感じられます。あとの0.1％はオーガニックの基準がないビタミンEとなっているため敏感肌の方にもおすすめです。また、アボカド油には天然のUVカット効果もあるので紫外線対策としても使えます。UVカット効果とスッキリとしたレモンライムの香りは春夏にピッタリです。

健栄製薬 白色ワセリン(医薬品)

油脂性の製品で水分を通しにくく、皮膚の保護や保湿に役立ちます。第三類医薬品であり、一般医薬品のうちで安全、健康上のリスクが比較的低い医薬品で、刺激も極めて低いため副作用もほとんどありません。

ユースキンA メディリップ(医薬品)

ビタミンEやスクワラン配合の医薬品です。唇の割れや皮むけ、口唇炎や口角炎を治療します。しっとり感が感じられ、保湿成分が潤いを与えてくれます。

メンソレータム メディカルリップb(医薬品)

ビタミンE誘導体やビタミンB６が配合されており、皮膚の新陳代謝を促し、ひび割れや荒れた唇の修復に効果的です。また、ビタミンE誘導体が血行を促進し口唇炎による荒れに効果的です。

セルフケアで治らないなら病院へ

セルフケアで治らない場合は、病院を受診してください。唇が荒れる原因はさまざまあり、単に唇が乾燥してしまったから荒れてしまったという場合のみではありません。

セルフケアで治らず、荒れが続くという場合や荒れ方がひどくいつもと違うな問う場合は、胃腸や他の臓器の疾患の場合もあります。そのため、病院へ行き必要な治療を受けることで改善する可能性があります。