ワキガの臭いが気になる。対処法で悩みを解消して気にしない毎日へ

2017.07.01

ワキガの臭いが気になる。対処法で悩みを解消して気にしない毎日へ

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

最近体質が変わってわきが臭い始めたという人はワキガかも知れません。出産などをキッカケに体質が変わってワキガになるのは珍しいことではありません。ワキガかどうか悩んでいる人はワキガの人の特徴をチェックして、適切な対策をすれば悩みは解決します。

INDEX

目次

    ワキガ判定のセルフチェック

    耳垢がべたべたして湿っている

    耳垢がべたべたして湿っている人はワキガの可能性があります。汗をかくときには汗腺から汗が出てくるのですが、エクリン腺とアポクリン腺という2つの異なった汗腺が私たちの体にはあります。エクリン腺から分泌される汗はさらさらしている汗ですが、アポクリン汗腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質などが含まれているべたべたした汗です。

    耳の中にはアポクリン腺だけが存在しており、エクリン腺はありません。耳垢が湿っているということはアポクリン腺から汗が分泌されているということになります。アポクリン腺が発達している場合に汗が多く分泌されるので、耳の中が湿っているとわきのアポクリン腺も発達していると考えられるのです。

     

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    洋服のわき部分が黄色く染まる

    洋服のわき部分が黄色く染まってしまう場合はワキガの可能性が考えられます。ワキガの原因であるアポクリン腺から分泌される汗には、タンパク質や脂質、アンモニア、中性脂肪、糖質などが含まれています。わきにいる常在菌がこれらの成分を分解するため、ワキガの臭いがするようになります。

    アポクリン腺から分泌される汗に含まれている成分が、洋服のわきの部分に黄色いシミを作ってしまいます。ワキガ以外で制汗剤が原因の場合もあります。制汗剤を使用すると、制汗剤の成分と汗が混じり合って黄色いシミとして衣類に残ってしまいます。制汗剤を使用してなくても黄色く染まってしまう場合は、ワキガが疑われます。

    女性の場合はわき毛が太くて濃い

    女性はわき毛が太くて濃いとワキガの可能性が高くなります。毛が太いということはそれだけ毛根が発達しているということになり、同じ場所にあるアポクリン腺も刺激を受けて活発になります。ワキガの原因であるアポクリン腺が活発になることで、汗が多く分泌され臭いが発生してしまうのです。

    日本人の遺伝子には2種類あり、縄文系と弥生系に分けられます。縄文系の人の方がワキガの割合が高いことがわかっており、毛が太くて濃いのは縄文系の人の特徴です。そのほかの特徴としては、目が大きくてくっきり二重、鼻が高くて長い、唇が厚い、髪の毛がくせ毛などがあります。

    男性の場合はわき毛が柔らかくてふわふわ

    男性の場合は女性とは反対にわき毛が柔らかくてふわふわしている人の方が、ワキガの可能性が高くなります。毛が細くて柔らかい猫のようなわき毛です。男性はこの細くて柔らかい毛に白い粉のような結晶が付着していることがあり、それはアポクリン腺から出た汗の結晶なのでワキガの判断ができます。

    反対に男性でわき毛が濃くて太い人は、ワキガの可能性が低くなります。

    両親のどちらかがワキガ体質である

    両親のどちらかがワキガ体質である場合は遺伝している可能性があるので、ワキガを疑えます。ワキガは優先遺伝になるので、両親がワキガの場合は遺伝しやすくなってしまうのです。両親がワキガの場合は80%の確率で遺伝し、片親がワキガの場合は約50%の確率で遺伝してしまいます。

    かなりワキガが遺伝する確率が高いので、両親がワキガかチェックしてみましょう。家族と長年一緒に暮らしてきた場合は近すぎて、臭いを感じ取れないことがあります。同居してない人は感じ取れるようになってきている可能性があります。

    わきの下に汗をかきやすい

    わきの下には汗腺が集中しているため、汗をかきやすい部分となっています。運動をするとわきに大量の汗をかきますし、普通にしているときでも汗が分泌されています。運動をして分泌される汗はエクリン腺から出てくるので臭いもせず、ワキガの汗ではありません。

    緊張や不安などストレスを感じたときの汗はアポクリン腺から分泌されるため、ワキガの臭いがします。運動をしてもアポクリン腺から汗が分泌されますが、多くありません。ワキガの原因の汗は体が温まったときよりも、普通にしているときに出てくる汗だということが特徴です。

    わき毛に白い粉がつく

    わき毛に白い粉がついている場合はワキガが疑われます。白い粉の正体は汗の結晶です。汗腺はエクリン腺とアポクリン腺があり、エクリン腺から出てくる汗は水分です。ですがアポクリン腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質などが含まれているため、白い結晶となってしまうのです。

    白い粉がつきやすいのはワキガの男性の人です。ワキガの男性の人のわき毛の特徴はふわふわしていて柔らかいため、結晶が付着しやすくなっています。わき毛に白い結晶を見つけたらワキガの疑いが高いといえます。

    当てはまる項目が多いほどワキガの可能性が高い

    これらのワキガチェック項目に当てはまれば当てはまるほど、ワキガの可能性が高いといえます。ワキガの臭いは自分よりも他人の方が敏感なため、気づきにくいことが多いです。ワキガの臭いを強くしてしまう生活習慣もあるので注意しましょう。

     

    ワキガの臭いを強める原因

    食事で脂肪分を摂り過ぎている

    動物性たんぱく質など脂質や油分の多い食事を摂っていると、アポクリン腺から分泌される汗に脂質などが混ざって一緒に出てくるのでワキガの臭いが強くなってしまいます。常在菌が脂質やたんぱく質を分解してワキガの臭いが発生するため、脂質やたんぱく質が多いと分解する成分も多くなるからです。

    臭いを抑えるためには脂質や動物性たんぱく質が含まれていない、野菜やフルーツなどを食事に取り入れるとよいでしょう。肉や油物を多く食べるのではなく、バランスよく野菜も取り入れることで健康的な体になって臭いも抑えることができます。

     

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    強い緊張やストレスを受けている

    エクリン腺から分泌される汗はサラサラしていて、主に運動をした際など体が温まったときに分泌されますが、アポクリン腺から分泌される汗は強い緊張やストレスが原因です。ストレスを感じるとアポクリン腺から汗が多く分泌されることが分かっています。

    不安や緊張といったストレスを感じることで、汗が分泌され臭いの原因となってしまうのです。ストレスを感じやすい人はストレスを解消するために、運動をしたりリラックスできる時間を持つようにしましょう。ストレスはワキガにも健康にもよくありません。

    肥満傾向にある

    肥満傾向にある人はワキガの臭いが強くなってしまいます。肥満傾向にある人は皮下脂肪が多くついており、この皮下脂肪が汗を分泌させる原因となってしまうのです。特に女性はホルモンの影響で皮下脂肪がつきやすいので、女性にワキガが多いともいわれています。

    皮下脂肪がついていると運動をした際や気温が高いときに、皮下脂肪が邪魔して体の熱を外へ排出できなくなってしまいます。体の熱が体内に残ってしまうと、体温調節ができなくなり汗として排出されるのです。汗をかきやすくて皮下脂肪が多い人は汗の量が増えてしまい、ワキガの臭いに繋がってしまいます。

    わき毛の手入れを全くしていない

    わき毛の手入れを全くしておらずフサフサの人は、ワキガの臭いが強くなります。昔、ワキガの臭いはもともと異性を惹きつけるフェロモンでした。このフェロモンの臭いを遠くまで飛ばすのに効率をよくしているのが、長いわき毛です。

    わき毛を伝って臭いが遠くまで拡散できるようになっているのです。わき毛を処理していないと臭いが漂いやすくなってしまうため、臭いが強いと感じてしまいます。わき毛の処理はワキガの臭いを抑えるのに有効ですが、わき毛を抜いてしまうとアポクリン腺を刺激して臭いが強くなってしまうので注意しましょう。

    ワキガの臭いを気にしすぎている

    欧米でのワキガ体質の人の割合は70%以上ですが、日本での割合は大体10~16%くらいと割合が低いです。そのためワキガの臭いに敏感になってしまっており、自分がワキガなのではないかと気にしすぎてしまう傾向があります。

    ワキガの臭いを気にしすぎてしまうと、毎日臭いを確認したりデオドラントを使用してみたりと神経過敏になってしまいます。神経過敏になってしまうとストレスを感じてしまうため、ストレスでアポクリン腺から汗が出てしまうという悪循環に陥ってしまう可能性があります。

    睡眠不足で疲労が蓄積している

    睡眠不足で疲労が蓄積してしまうと、体は知らず知らずのうちにストレスを抱え込んでしまいます。ストレスはワキガの臭いの原因であるアポクリン腺から汗を分泌させてしまい、ワキガの臭いが強くなってしまいます。睡眠不足はホルモンバランスを乱れさせ自律神経が乱れてしまうため、ストレスの原因に。

    睡眠不足はワキガにも健康にも大敵なので、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。一般的に必要とされている成人の睡眠時間は7~8時間です。

     

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    ワキガの臭いのタイプ

    皮脂が酸化した酸っぱい臭い

    ワキガの臭いにはさまざまな臭いがあります。皮脂が酸化した酸っぱい臭いもワキガを代表する臭いです。皮脂が酸化した酸っぱい臭いの原因は、汗に含まれる乳酸です。乳酸を多く含んだ汗が皮脂と混ざり合うと、独特の酸っぱい臭いが発生してしまいます。

    生乾きの衣類の臭い

    生乾きの衣類の臭いがすることもあります。この臭いは雑巾の臭いと一緒です。脂肪酸臭と呼ばれており、3-メチル-2-ヘキセン酸がアミノ酸のグルタミン酸と結合して、常在菌が分解することによって発生します。

    鉛筆の芯のような臭い

    鉛筆の芯のような臭いや、鉛筆の削りカスのような臭いがすることがあります。鼻に少しツンとくる臭いです。この臭いは鼻に少しツンときて、酸っぱいような臭いがします。他にも同じような臭いの種類に、古い10円玉の臭いや粘土が腐った臭いなどがあります。

    玉ねぎのようなスパイシーな臭い

    玉ねぎのような鼻にツンとくるスパイシーな臭いがすることもあります。玉ねぎを切った後の手から玉ねぎの臭いがするような感じです。3-メチル-3-スルファニルヘキサン-1-オールという成分が、アミノ酸のシステインと結合して、常在菌が分解することで発生します。

    チーズのような発酵した臭い

    チーズのような発酵した臭いがすることがあります。このチーズのような臭いは陰部のワキガであるスソワキガに多い臭いです。汗が酸化することでチーズのような臭いが発生するようになります。陰部は密封されやすいので、臭いが篭ってしまうため発酵したような臭いがします。

     

    ワキガに対する誤解と真相

    ワキガは病気ではなく体質

    ワキガと聞くと人に嫌がられてしまうイメージが大きいですが、ワキガは病気ではなくて体質なのでそれほど気にする必要はありません。アポクリン腺の数が人より多かったり、発達しているためワキガの臭いが発生するのです。ワキガであることで体のどこかが悪いということはありません。

    体質なので他人にうつることはない

    ワキガは感染病でもなんでもなく体質なので、他人にうつることは絶対にありません。臭いが強いためうつってしまうのではないかと、敏感になりがちですが臭いがうつることがあっても体質は他人にはうつらないので心配いりません。

    ワキガの人は影で悪口を言われてしまうことがありますが、他人にはうつらないので気にしなくても大丈夫です。悪口を言う人は臭いに対して言っているので、臭いを改善するようにできるだけ努力するようにしましょう。

    服に臭いがうつることはある

    ワキガは強い臭いを発しているため服に臭いがうつることはあります。ワキガの人が自分の服を着たり、ワキガの人と密着したりすることでワキガの臭いが自分の服にうつります。ただ他人からうつったワキガの臭いは洗濯することで落とすことができます。

    ワキガの臭いが他人からうつっただけではワキガにならならいので、大騒ぎしないようにしましょう。相手の人を傷つけてしまいます。臭いが気になる場合はすぐに洗濯をしましょう。

    普通に洗濯をしても簡単には落ちない

    自分がワキガで自分の服にワキガの臭いが付着してしまうと、普通に選択をしても簡単には落ちなくなってしまいます。それくらいワキガの臭いは強烈だからです。ワキガの臭いは鼻につくので衣類に臭いがついたままだと、落ち込んでしまいます。

    臭いが気になる人は衣類をつけおきしたり、柔軟剤を香り付きのものを使うなどして対策を取りましょう。抗菌作用のある洗剤を使うと臭いが取れやすいです。

     

    自分でできるワキガの対処法

    わき毛を剃ってムレを防ぐ

    わき毛を剃ることでムレを防ぐことができます。わき毛がわきの下にあると汗をかいたときに、わき毛でムレてしまうため臭いが強くなりやすいです。わき毛をカミソリなどで剃ってムレを防ぐようにしましょう。わき毛を抜くとアポクリン腺を刺激してワキガの臭いが強くなってしまうので、わき毛は抜かないようにしましょう。

    わきを丁寧に洗浄する

    入浴時はわきを丁寧に洗浄するようにしましょう。毎日わき汗をかいているのでしっかりと洗浄しないと、臭いが残ってしまいます。ワキガの臭いは1回洗浄しただけでは消えにくいので、石鹸やボディソープなどで何回か洗浄するようにしましょう。重曹石鹸やミョウバン石鹸を使用すると臭いが消えやすくなります。

    市販のデオドラント剤を利用する

    臭いが気になる場合は市販のデオドラント剤を利用することで、臭いがかなり軽減されるようになります。スプレータイプやクリームタイプなどさまざまな種類のデオドラント剤があるので、自分に合ったデオドラント剤を見つけて使用するようにしましょう。ワキガの臭いが強い人は臭いが混じり合わない、無臭タイプがおすすめです。

     

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    汗を吸い取るパッドを活用

    わき汗をかいてしまうと洋服のわきの部分に黄色いシミができてしまったり、洋服にワキガの臭いがうつってしまいます。洋服に装着できる汗を吸い取るパッドを活用するようにしましょう。汗を吸い取るパッドを使用すると汗をしっかりと吸収しながら臭いも抑えてくれますし、洋服に臭いがうつったりシミになったりする心配がありません。

    汗の始末をこまめに行う

    わきの汗は気付いたときにこまめに拭くようにしましょう。デオドラントシートは持ち運びやすく、消臭効果もあるのでおすすめです。シャワーを浴びてわきを洗ったり、デオドラントシートを持ち歩いてこまめにわきを拭くなどして気を配るようにしましょう。

    わきをアルコールで消毒する

    ワキガの臭いはアポクリン腺から出る汗に含まれたタンパク質や脂質などを、常在菌が分解することで引き起こされます。わきをアルコールで消毒することでわきの常在菌を殺菌することができるため、ワキガの臭いが軽減します。ただアルコールの効果は3~4時間程度でなくなってしまうため、時間が経つと効果がなくなってしまうのでこまめに消毒する必要があります。

     

    ワキガ体質改善に有効な栄養素

    酸性物質を中和するミネラル

    動物タンパク質などを摂取すると体が酸性に傾いてしまうため、ワキガの臭いが強くなってしまいます。そこで酸性物質を中和する効果のあるミネラルを摂取するようにしましょう。梅干しはミネラルを多く含むアルカリ性の代表です。

    梅干しを食べることで酸性に傾いた体を中和してくれます。1日1粒の梅干しを食べるだけで効果を感じることができます。梅干しはミネラルの他にもクエン酸、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、カルシウムなど体が喜ぶ成分が入っており、体によい食材です。

    疲労物質を中和するクエン酸

    汗が臭ってしまうのは体内に乳酸という疲労物質が溜まってしまい、汗にアンモニアが増加してニオイを増長させてしまうからです。この乳酸を水と炭酸ガスに分解してくれるのが、クエン酸です。クエン酸は主にお酢、梅干し、レモン、ライム、キウイ、みかん、グレープフルーツなどに多く含まれています。

    クエン酸の多く含まれている食材は、調理しなくても食べれるようなものばかりなので手軽に摂取することができます。さらにこれらの食材を摂取するだけではなくて、すりおろしてわきの下に当てても効果を感じられます。乳酸を分解してくれ、アンモニアが増加するのを防いでくれます。

    過酸化物質の発生を抑えるビタミンC

    肉や油物など食材を摂取していると体が酸性に傾いてしまい、ワキガの臭いがきつくなってしまいます。反対にビタミンCなどが多く含まれた野菜やフルーツを摂取することで、ワキガの臭いを抑えることができます。ビタミンCにはワキガの臭いの原因である酸化物質の増加を抑えてくれる役割があります。

    いちご、キウイ、レモン、イモ類、オレンジ、トマト、緑黄色野菜などにビタミンCは多く含まれています。毎日の食卓に取り入れたり、肉類や油物が多い食生活を改善して野菜やフルーツを多めに取るなどして改善していきましょう。

    抗酸化作用のあるビタミンE

    ビタミンEには抗酸化作用があるため、臭いの原因となる不純物やコレステロールを取り除いてくれ、血液がサラサラの状態に導いてくれます。ビタミンなどのワキガに有効な栄養素を摂取することでワキガが治癒するわけではありませんが、臭いを抑えてくれる効果があります。

    ビタミンEが多く含まれる食材は、ごま、かぼちゃ、うなぎ、モロヘイヤ、明太子、モロヘイヤなどです。緑黄色野菜を毎日の食卓に取り入れてれば、基本的にビタミンEやCが著しく不足することはないのでバランスよく摂取するようにしましょう。

    脂肪酸の酸化を防ぐオレイン酸

    脂肪酸の酸化を防いで臭いのもとをなくしてくれるのがオレイン酸です。脂肪酸は脂っこいものなどを食べ過ぎると多くなってしまうので、オレイン酸でワキガの臭いが悪化するのを防げます。さらにオレイン酸には悪玉コレステロールが増加するのを予防してくれる効果もあり、高血圧や糖尿病なども防ぐことができます。

    オレイン酸が多く含まれている食材は、ナッツ、オリーブオイル、ひまわり油、ごま油、豚肉、牛肉、鶏肉、アボカドなどに含まれています。比較的に毎日の食事に取り入れやすいので、オレイン酸を摂ることは難しくありません。

    抗菌作用のあるポリフェノール

    抗菌作用や抗酸化作用のあるポリフェノールを摂取することで、ワキガの臭いを抑えることができます。体の酸化を防いでくれるので臭いの原因となる成分の生成を抑え、ワキガの臭いの軽減に繋がります。ポリフェノールとは植物の光合成によって生成される、色素、渋み、苦味などの成分です。

    ポリフェノールが多く含まれている食材には、ブルーベリー、いちご、ぶどう、すもも、ワイン、コーヒー、緑茶などです。緑黄色野菜にも多く含まれているので、普段から意識して取り入れるようにしましょう。

     

    ワキガ体質に効く漢方薬

    汗を抑制する五苓散加牡蠣黄著

    体臭の改善でよく使われる漢方薬が五苓散加牡蠣黄著(ごれいさんかぼれいおうぎ)です。五苓散(ごれいさん)とナイモウオウギの根を原料とした黄耆(おうぎ)を含む漢方薬。五苓散は5種類の、沢瀉(おもだか)、茯苓(ぶくりょう)、猪苓(ちょれい)、白朮(びゃくじゅつ)、桂皮(けいひ)で構成されています。

    五苓散には汗の量を調節する作用があるため、ワキガの原因である汗の量を少なくしてくれます。余分な水分を体外へ排出する作用があるため、体内の水分を調整してくれます。また汗を抑制する効果もあり、汗の量を少なくしながら体質改善を目指せる漢方薬です。

    多汗症の改善に有効な白虎湯加減

    黄連(おおれん)、粳米(こうべい)、知母(ちも)、甘草(かんぞう)、石膏(せっこう)で構成されているのが白虎湯加減(びゃっことうかげん)です。多汗症の改善に有効な白虎湯加減は、ワキガ対策として処方されることも多くなってきている漢方薬です。

    白虎湯加減は主に、尿の量が多い人や口の渇きが気になる人に処方されています。症状によって摂取する量が違ってくるので、適した量を摂取することで効果を発揮します。

    ホルモンバランスを整える加味逍遥散

    加味逍遥散(かみしょうようさん)にはホルモンバランスを整えてくれる効果があるため、更年期障害の気になる人に処方されている漢方薬です。生薬という天然由来の成分が含まれているのが特徴で、ストレスで乱れてしまうホルモンバラスを整えてワキガの臭いを軽減してくれます。

    芍薬(しゃくやく)、薄荷(はっか)、蒼朮(そうじゅつ)、牡丹皮(ぼたんぴ)、当帰(とうき)、茯苓(ぶくりょう)、山梔子(さんしし)、甘草(かんぞう)、柴胡(さいこ)、生姜(しょうきょう)など10種類の生薬を配合している漢方薬です。

    発汗を調整する防己黄耆湯

    防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、防己(ぼうい)、大棗(たいそう)、黄著(おうぎ)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)、蒼朮(そうじゅつ)の6種類で構成されている漢方薬です。発汗を調整する効果があります。

    水分代謝を活発にしてくれるため、体内に水分が溜まるのを防いでくれます。体内に余計な水分がなくなることで、汗を抑制できるのでワキガの臭いを抑えることに繋がるのです。

    緊張を緩和する補中益気湯

    補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、人参(ニンジン)、黄耆(オウギ)、蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)、柴胡(サイコ)、当帰(トウキ)、升麻(ショウマ)、陳皮(チンピ)、生姜(ショウキョウ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)からできている漢方薬です。

    緊張を緩和してくれる作用があるので、緊張や不安が原因のワキガを改善してくれます。さらに胃腸の働きを改善してくれる作用があるので、胃腸が正常に働くことで水分を栄養を体のすみずみにまで行き渡らせてホルモンや神経の乱れを整えてくれます。

    発汗量を減らす黄連解毒湯

    黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)は、黄連(オウレン)、黄ごん(オウゴン)、黄柏(オウバク)、山梔子(サンシシ)の4種類からなる漢方薬です。発汗量を減らしてくれる漢方薬として有名で、主に多汗症の治療に用いられています。

    体内の熱を取り除いたり炎症している部分を鎮める働きがあります。イライラ感、胃炎、鼻血、緊張感、不眠、動悸、ほてりなどに効果があるので、イライラや緊張感からくるワキガの臭いに効果があるとされています。

    薬局で購入すると高額になる

    漢方薬を薬局で購入すると保険が適用されないため、高額になってしまいます。病院の皮膚科、形成外科、美容整形・美容外科で診察を受けることができます、病院で処方してもらえれば保険適用されることが多いので考えてみましょう。

     

    臭いを抑える市販のおすすめワキガ対策クリーム

    デオラボ ミョウバン配合デオラボクリーム 40g

    リピート率89.7%のデオラボのクリームです。ミョウバン、緑茶エキス、サリチル酸ナトリウム配合で臭いをトリプルブロックしてくれ、1塗りですっきりと快適に過ごすことができます。財団法人北里大学環境科学センター微生物バイオ課調べでは、臭いの原因菌が99.999%死滅していました。

    医学部外品指定成分サリチル酸ナトリウムは殺菌作用が高く、臭いの増殖を防いでくれます。商品にも使われているミョウバンは脇臭、制汗、制菌の効果があるため、臭いのトラブルをストップ。茶エキスには茶カテキン、カフェイン、タンニンなどが含まれており、優れた消臭効果があります。

    デオラボ ミョウバン配合デオラボクリーム 40g

    ヴィジョンステイト 薬用ネオテクト 30g

    殺菌力で臭いを抑えてくれる医学部外品マイクロデオドラントクリーム薬用ネオテクトです。殺菌成分シメン5オールと制汗成分フェノールスルホン酸亜鉛のWの効果で、臭いの根本的な原因の汗をしっかりと抑えて清潔な状態をキープしてくれます。汗に強いウォータープルーフなので効果が長時間持続。

    肌にやさしい天然由来エキスを配合しているため、原因菌を殺菌しながら嫌な臭いもストップしてくれます。保湿効果のあるヨクイニンエキスが配合されているため、毎日続けて使用することが可能。伸びのよいマイクロクリームでベタつきがなくなじみやすく、無香料のクリームです。

    ヴィジョンステイト 薬用ネオテクト 30g

    リフレア 薬用メンソレータムリフレア デオドラントクリーム 55g

    ベンザルコニウム塩化物、イソプロピルメチルフェノール、Wの殺菌有効成分配合のデオドラントクリームです。汗・水に強い高密着処方なので、ニオイの原因菌を強力殺菌してくれます。手を汚さずに直接わきに塗れるドーム型チューブと、たっぷり使えるジャータイプの2種類があります。

    デオドラントクリームタイプは高い密着感で、とにかくしっかりケアしたい方におすすめ。気になるわきのニオイをしっかり抑えることにこだわった、さらっとした使用感のデオドラントクリームでケアして24時間快適に過ごせます。

    リフレア 薬用メンソレータムリフレア デオドラントクリーム 55g

    デオナチュレ さらさらクリーム 45g

    気になる部分に指でしっかりと塗れる、クリームタイプのデオドラントです。指でしっかりと塗れるので、深く悩んでいる人にもおすすめのクリームとなります。有効成分、焼ミョウバン、イソプロピルメチルフェノールが密着して、ニオイ、ワキガをしっかり防いでくれる効果あり。

    出かける前に使用すると長時間持続・長時間快適に過ごせます。クリームなのにさらさらな仕上がりで、白くなりません。汗をかいた場合はふき取ってから使用すると、より効果的になるクリームです。

    デオナチュレ さらさらクリーム 45g

    ラヴィリン?デオドラントラヴィリンジュビリー 15g

    わき以外のビキニライン、バスト、首筋にも使用できるパウダリーフローラルの香りのデオドラントです。イスラエル産の厳選した天然ハーブを独自の調法によって得たエキス、クラヴィリンを毛穴から浸透させて臭いの原因菌に直接働きかけてくれます。アルコール、アルミニウム塩、パラベンフリーです。

    汗をかいても、入浴しても、プールに入っても効果が持続する消臭効果が1週間持続します。トウキンセンカエキス、カモミラエキス、アルニカエキス、チョウジエキスを特殊な製法技術で作り出しているため、あらゆる部分に使えるクリームとなっています。

    ラヴィリン?デオドラントラヴィリンジュビリー 15g

    CLEANEO クリアネオクリーム 30g

    ワキガの臭いだけではなく体臭加齢臭にも効果のある男性用デオドラントクリームです。イソプロピルメチルフェノールが菌の増殖を抑えて、パラフェノールスルホン酸亜鉛が汗の分泌を整えたり抑えたりしてくれます。茶カテキンの25倍の効果のある柿渋エキスで、外側からの臭いを防いでくれる優れもの。

    シャクヤクエキス、チャエキス、クマザサエキス、ハマメリスエキスなど植物由来成分を4種類配合しており、臭いを抑制してくれます。配合成分にもこだわった無添加・無香料のデオドラントクリームです。

    CLEANEO クリアネオクリーム 30g

    病院で行われる軽度のワキガ治療

    塩化アルミニウム液で臭いを抑える

    塩化アルミニウム液をわきの下に塗ることでワキガの臭いを抑えることができます。塩化アルミニウムには汗を抑える効果はもちろんのこと、臭いを抑えてくれる効果もあります。液体をコットンやティシュに染み込ませてわきにつけるだけなので簡単で、軽度のワキガに効果があります。市販でも手に入れることができますが、病院でも処方してもらえます。

    汗の分泌を抑える臭化プロバンテリンを内服

    臭化プロバンテリンは病院で処方してもらえる内服薬で、汗の分泌を抑えてくれる効果が期待できます。抗コリン剤が汗の分泌を抑制してくれます。抗コリン剤が発汗を促すアセチルコリンという物質の働きを抑えてくれるためです。副作用としては目や口が渇いたり、尿の出が悪くなったりします。長期的に内服する薬ではなく、緊張する場面などに応じて使用する内服薬になります。

    精神や自律神経を整える薬を内服

    精神や自律神経を整えてくれる薬を内服することで、緊張や不安といったストレスからくる汗の分泌を抑えることができます。安定剤や抗不安剤と呼ばれているもので、精神的不安を改善してくれます。ただこれらの薬には依存性があり、ワキガの臭いがしなくなるとこの薬に頼ってしまいやめれなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。

    薬には副作用がある

    どんな薬にも副作用があるため注意して服用することが大切です。副作用をあまり感じない人もいますが、副作用が大きく現れる人もいます。薬は基本的に医師に処方してもらった方が安心ですし、保険適用になって低価格で薬を手に入れることができます。病院に行くのをためらわずに、病院で薬を処方してもらうようにしましょう。

    飲み続けるのはリスクがある

    内服薬を飲み続けるには依存性や副作用といったリスクがあります。内服薬を飲み続けてもワキガの根本的な解決にはならないため、内服薬を服用するのは毎日ではなく必要なときに服用するようにしましょう。ワキガで真剣に悩んでいる人は、ついつい飲み過ぎてしまう可能性があります。軽度のワキガの人には有効ですが、飲み続けるのにはリスクがあることを忘れないようにしましょう。

     

    病院で行われる中度のワキガ治療

    汗を抑えるボトックス注射

    毒性を排除しているボツリヌス菌の毒をわきの下に注射することで、汗を抑える治療法です。発汗をする際の伝達物質を減らしてくれるため、ワキガの臭いを防ぐのに効果があります。アセチルコリンは汗を出すための伝達物質なので、この物質をストップさせることでその部分から汗が出にくくなり、ワキガの原因の汗を抑えられます。注射をするだけなので肌に傷跡が残りません。

    汗腺を刺激するレーザー治療

    レーザー治療とは、1mm程度のカニューレを皮膚に挿入して、汗腺にレーザーを照射して破壊していく治療法です。小さな傷ができますが自然治癒してわからなくなるくらいまで回復するので、傷跡はほぼ残りません。手術時間も少なく、ダウンタイム・傷跡がほとんどないのがメリットです。費用が少し高いのと、再発をしてしまう可能性があることがデメリットといえます。

    電流を流して毛根を固める電気凝固法

    電気凝固法とは細い電極針を刺して毛根へ直接高周波電流を流し、アポクリン腺を熱凝固させることでワキガ症状を抑える治療方法です。皮膚を切らない方法になっているため、傷が残らないのが特徴です。もともとは脱毛法として考案された治療法なので脱毛効果が期待できますが、ワキガの治療法としては完全にワキガを治療できるわけではないというのがデメリットです。

    重症度によって効果が見られない場合もある

    ワキガが重症な人は効果が見られない場合もあります。ワキガにも軽度、中度、重度と重症度が異なるので自分のワキガの重症度がどれくらいのなのかをまず確認する必要があります。自分でわからない場合は病院で相談するようにしましょう。重度のワキガなのに軽度や中度の治療してしまうと、お金を無駄にしてしまう可能性があるので気をつけるようにしましょう。

     

    病院で行われる重度のワキガ治療

    アポクリン腺を切除する直視下手術法

    わきの下を3~5cm切開してアポクリン腺を切除する治療法が直視下手術法です。医師が目で確認しながら治療を行ってくれるので、しっかりと汗腺を切除することができます。わきの下を切開するので傷が残ってしまったり、術後は落ち着くまでガーゼを貼っておかなければならないこどがデメリットです。傷口を縫ってくれるのは医師なので、医師の技術も重要な治療法になります。

    汗腺を吸い取る皮下組織吸引法

    汗線を吸い取る皮下組織吸引法という治療があります。この治療はわきの下を1cmほど切開して、細い管をわきに入れていき脂肪吸引をするかのように汗腺を吸い取る治療法です。1cmほどしか切開しないため傷口があまり目立たなくて済みますし、広い範囲治療することが可能です。ただ汗腺の取り残しがある場合も多く、ワキガが再発してしまう可能性もあります。

    熱でアポクリン腺を破壊する超音波吸引法

    熱でアポクリン腺を破壊して、汗腺を吸収する治療が超音波吸引法です。超音波の熱を使ってアポクリン腺を破壊していくため皮下組織吸引法より効果が高くなりますが、値段もそれだけ高くなります。火傷や合併症、汗腺の取り残しなどがデメリットに挙げられます。

    皮下組織ごと削り取る皮下組織削除法

    皮下組織ごとアポクリン腺を削り取る治療法が皮下組織削除法です。わきの下を1cmほど切開して特殊な器具を入れ、皮下組織を削り取ります。他の治療と比べて大きな効果を期待できる治療法ですが、医師の確かな技術も必要となってくる治療法です。皮下組織を削り取ってしまうので皮膚が薄くなってしまうのと、ダウンタイムが1週間と他の治療に比べて長いことがデメリットです。

    手術は体への負担がかかる

    軽度の治療では体へそれほど負担がかかりませんが、重度のワキガを治療する場合は手術になってしまい体への負担が大きくなります。ただ手術を受けることで、ワキガの悩みから解放されるのでワキガの臭いを気にしなくてよい毎日が送れるようになります。自分の体や病院の医師としっかりと相談してから手術を受けるようにしましょう。

    費用はかなり高額になる

    重度のワキガの治療は手術になるため費用もかなり高額になってしまいます。ワキガは病気ではないため保険が適用にならない手術もあります。保険適用になる手術は比較的安く済みますが、ならない場合は高くなるため注意しましょう。

    ワキガの治療は費用が高いですが、1回治療してしまえばこれまで悩まされてきた臭いとも別れられます。精神的負担も一気に減るため、臭いにとても悩まされている人は勇気を出して治療を行なってみるのもよいでしょう。

     

    自分に合った方法でワキガを治そう

    ワキガは重症度が人によって異なります。ワキガの特徴や臭いも人によって異なるため、自分に合ったワキガ対策を行うことが大切です。臭いを抑えるためにはまず生活習慣を正すことが大切になり、ワキガの臭いを抑えてくれる栄養素などを摂取することで臭いを抑えられます。

    ワキガの治療はさまざな種類があるので、自分の重症度に合わせて治療法を選びましょう。重度のワキガの人には手術が効果的ですが、体への負担や値段もしっかりと考えなければなりません。自分に合った方法で対策をしてワキガの臭いを解消しましょう。

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