「唇が痛い」をなんとかしたい。正しいリップケアで健康で美しい唇に

2017.06.21

「唇が痛い」をなんとかしたい。正しいリップケアで健康で美しい唇に

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

唇が常に荒れていて痛いとお悩みの人へ。唇はほかの皮膚と違ってデリケートな部位です。自己流のケアを続けても、自然に治るのは難しいかもしれません。まずは唇が荒れる原因を理解し、適切なケアを実践してうるつやな唇を目指しましょう。

INDEX

目次

    痛みを伴う唇荒れの原因

    空気の乾燥で唇が痛む

    乾燥が気になる季節には、唇の荒れが悪化して痛みを伴うことも少なくないですね。唇はほかの皮膚と違って角質層がとても薄くて水分が保持できず、皮脂腺がないため皮脂も分泌されないので、ひときわ荒れやすい部位といえます。

    乾燥の季節ではない夏でもエアコンなどで空気が乾燥すると、唇はまっさきに影響を受けてしまうのです。

    体調不良は唇に現れる

    体調を崩したときに唇が腫れたり荒れたりしたという経験はあるかと思います。体の調子が悪いと胃腸の状態が悪くなりがちです。

    胃の調子が悪いと口のまわりに吹き出物ができますが、唇というのは口と同様に胃腸とつながった器官になります。そのため、胃腸の調子が悪くなると唇にもダメージが出やすくなってしまいます。

    口紅やリップクリームによる接触性口唇炎

    普段つけている口紅やリップクリームが原因で、接触性口唇炎を起こすことがあります。そのほかにも歯磨き粉や歯の詰め物、唾液なども原因となり、これらが唇に触れることで炎症が誘発されてしまうのです。

    接触口唇炎は、唇が赤く腫れたり水泡や湿疹ができたりなどの症状が見られます。

    紫外線による日焼けで光線口唇炎に

    日光にあたることで光線口唇炎が発症することがあります。唇は顔の中でも角質層が薄くてとてもデリケート。そんなダメージを受けやすい部位だからこそ、紫外線対策はしっかりと行いたいです。

    たとえばUVカット効果のあるリップクリームを利用したり、外出時には帽子や日傘を使用するなどしてなるべく紫外線が当たらないように気をつけましょう。

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    唇が日焼けしたらどうすれば良い?対策とケア方法を伝授

    ビタミンB2やB6の欠乏による

    唇の荒れはビタミンB2やB6が欠乏することでも起こることがあります。特定の栄養素の欠乏で唇が荒れるとは、なかなか思いつかないかもしれませんね。

    ビタミンB2は皮膚や粘膜などを再生する作用があり、ビタミンB6はタンパク質の代謝を助けて丈夫な皮膚や粘液を作る働きがあります。どちらも健康な肌を保つために欠かせない成分なので、意識して摂取するようにしましょう。

    ストレスで口唇炎に

    万病のもとになるといわれているストレスですが、やはり唇も例外ではなく悪影響を受けてしまいます。ストレスと口唇炎の関係はいろいろと考えられます。たとえばストレスが溜まって無意識に唇を噛みしめてしまうことがありますが、噛むことが荒れや炎症の原因となることも。

    またストレスで胃腸が弱ることもありますが、胃腸が不調になると巡り巡って唇にもダメージが及ぶ可能性もあるので注意が必要です。

    亀裂や皮めくれ等アトピー性口唇炎が原因に

    口唇炎は唇に亀裂や皮めくれなどの症状が現れますが、もしも口の周りもかさついたりひび割れしているようならアトピー性口唇炎の可能性も。自分はアトピーではないという場合でも、唇だけアトピー性口唇炎にかかることがあります。

    口周りのかさつきやひび割れのほかにも唇が色素沈着を起こしやすくなったりもしますが、以上のような症状が見られたらアトピー性が疑われます。

     

     

    腫れや痛みのある唇の治療法

    ひどい場合には皮膚科に受診を

    口唇炎のさまざまな症状は、ある程度、放っておいてもいつの間にか良くなることが多いため、皮膚科にまで行く人は少ないのが現状。

    中には自分で対処して症状が悪化し長期化してしまう人もいるので、治りが悪いなと感じたら早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

    ビタミン配合のリップクリームを塗る

    ビタミンの欠如が唇に悪影響を与えることがありますが、口唇炎の人向けにビタミンが配合されたリップクリームが販売されています。

    口唇炎向けのリップには新陳代謝を促すビタミンB6のほか、保湿剤や炎症を抑える成分も配合されているので、炎症や痛みがひどい場合は専用のリップクリームを使用するとよいでしょう。

    蜂蜜で症状を緩和させる

    唇の荒れには蜂蜜が良いと聞いたことがある人は多いのでは?蜂蜜にはビタミンB2やビタミンB6など豊富なビタミン類が含まれ、粘膜の荒れに有効とされています。

    ケアの仕方ですが、蜂蜜で唇をパックする方法があります。まずは蒸しタオルを唇に当て数分間温めてから蜂蜜を塗ります。その上から空気穴を開けたラップでおおい、5分ほど置いたら優しくふき取りましょう。

    ワセリンで唇を保護

    唇が荒れて痛いなどの症状が現れる口唇炎は、普段使用しているリップクリームが刺激となって発症することもあります。

    唇が炎症を起こしている間は、リップクリームの使用をやめてワセリンを使用して唇を保護するのも1つの方法です。さらに口紅の下地代わりとして使用すれば、口紅の成分による刺激から唇を守ってくれるので便利です。

    • 「唇が痛い」をなんとかしたい。正しいリップケアで健康で美しい唇に
      「唇が痛い」をなんとかしたい。正しいリップケアで健康で美しい唇に
      3152-1:ワセリンで唇を保護

      わたしは冬場だけでなく夏も唇が乾燥しがちなので、日常的に色々なリップクリームを試していました。しかし、残念ながら中には肌に合わないものもあり、何が一番いいか…と悩んでいたときにたどり着いたのがワセリンでの保護でした。口紅を塗る前に軽くワセリンを塗って保護するだけで割れて痛いときも悪化させることなくオシャレを楽しめます。さらにオススメは夜寝る前にワセリンを適量塗ってマスクをすることです。蒸気で唇が保湿されるので効果が高いので是非やってみてくださいね。

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    「ワセリン」でつるつるな唇へ。自宅で簡単にできるセルフケア

    口唇炎の原因となるものを避ける

    唇が腫れたり皮むけなど起こしたら、まずは口唇炎の原因となるものの使用を中止しましょう。いままで見たきたように唇に触れる多くのものが刺激となっている可能性があります。

    何が原因か分からないという場合は、リップクリームや口紅の使用を控えてワセリンを使用したり、クレンジング剤の代わりにオリーブオイルを使用するなど代替品で工夫してみてください。

    唇の皮をむいたり舐めたりしない

    唇が乾いて皮がめくれてきたりすると、どうしてもいじってむきたくなってしまうものです。また皮むけすると乾燥が気になってつい舐めてしまいがちですね。口唇炎は唾液も要因の一つと言われていて、唇を舐めることでさらなる乾燥を招いてしまいます。

    悪化して長期化するのを防ぐためにも、”触らない、舐めない”を徹底しましょう。とはいえ無意識にやってしまうような場合には、しっかりと保湿をしてからマスクをするなどの対策をしてみてください。

    UVケアで紫外線から唇を守る

    普段から顔の肌はしっかりと紫外線対策をしているのに、唇に関しては意外と意識していないのでは?

    皮膚に紫外線が当たると相当なダメージを受けてしまいますが、デリケートな唇ならなおさらのことです。紫外線による光線口唇炎にかかると、皮むけやひび割れだけでなく水泡ができたり出血することも。

    紫外線による口唇炎を起こさないためにも、夏場はUVカット効果のあるリップクリームを使用するなどして唇を保護するようにしましょう。

    しっかりと睡眠をとる

    体調不良やストレスが続くことも唇の不調を招く要因になります。このどちらも基本的にしっかりと睡眠を取って充分に休息することが大切です。

    睡眠不足を続けると、唇だけでなく肌や健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。毎日6時間は睡眠時間を確保して、体調管理に努めるようにしましょう。

    治るまで口紅を使用しない

    口唇炎を発症して症状が治まらないうちは、口紅の使用は控えたほうがいいでしょう。口紅には接触性口唇炎の要因ともなるタール色素が使われていることが多く、使い続けることで悪化する可能性も。

    また最近は染料入りのティトンタイプや落ちにくい口紅が人気ですが、特にこういうタイプは唇に負担がかかりやすいのでおすすめできません。

    口唇炎が治るまでは、おしゃれよりも治すことを優先させるようにしましょう。

     

    唇は水分不足で荒れる事もある

    冬場の水分不足に気を付けて

    冬場は空気が乾燥しているので皮膚も乾燥しがちですが、夏に比べて水分を摂る量も減り肌もより乾燥しやすくなってしまいます。

    つまり水分不足によって唇にも影響が現れることになります。特に水分が不足しがちな冬場は、のどが渇いたなと感じる前にこまめに水分補給をするように心がましょう。

    いびきで唇にも影響が

    自分ではなかなか気づきにくいかもしれませんが、家族にいびきをかいていると指摘されたら要注意です。

    いびきをかくということは口呼吸をしていることが多く、口の中が乾燥状態に。口の中が乾くと、通常は唾液によって潤っている唇にまで影響が及んでしまうことになります。

    一日に摂取すべき水分量

    水分不足も唇にとっては乾燥や荒れの要因となりえます。夏場はのどの渇きが実感できますが、冬場は乾燥しているにもかかわらず水分補給が遅れがちです。

    一日に摂取するべき水分量の目安はおよそ1.5リットル。朝起きてから、食事の時に、お風呂上りに飲むなど意識して水分を摂取するようにしましょう。

     

    正しいリップクリームの選び方と注意点

    予防が目的なら「薬用」もしくは「医薬部外品」

    通常は唇が乾燥するのを防ぐためにリップクリームを使用している人が多いかと思います。つまり予防目的で使用しているわけですね。

    予防するために使用するなら、”薬用”または”医薬部外品”と表記のあるリップクリームがおすすめです。どちらも有効成分が配合されているので、唇の荒れや乾燥を防いで保湿作用も高いと言えます。

    治療中の時は「医薬品」を

    薬用や医学部外品のほかに医薬品と記載されたリップクリームもあります。

    薬用または医薬部外品は、効果や効能に有効である成分が一定濃度で配合されているもので、医薬品は厚生労働省に配合されている有効成分の効果が認められていて、治療を目的とした薬です。

    口唇炎にかかってしまったら、より効果的な”医薬品”のリップクリームを使用するとよいでしょう。

    あわないリップは使い続けない

    よかれと思ってリップクリームを使っているのに、なぜか乾燥が改善されないということはありませんか?改善されないどころか、かえって悪くなることも。

    そんなときはリップのなんらかの成分が合っていない可能性があります。せっかく買ったのにもったいないという気持ちはわかりますが、思い切って使い続けるのはやめにしましょう。

    夜にUVカットの出来るリップは使わない

    紫外線対策にとUVカット効果のあるリップクリームを使用している場合、夜寝る前の保湿対策にも同じものを使うことはおすすめできません。

    UVカット効果のあるリップは、唇に少しでも負担をかけてしまいかねません。唇を刺激から守るためにも、昼に使用するUVカットのリップクリームと夜用とでは使い分けるようにしましょう。

    アレルギー反応に注意して

    唇が乾燥したり炎症を起こしたら、リップクリームで保湿する人は多いと思います。接触性口唇炎の場合、リップクリームでアレルギー反応を起こすこともありますが、保湿目的で使っているリップが原因になるとは思わないかもしれませんね。

    大抵の場合は合わないものを使ったら、すぐになんらかの症状が現れるかと思います。リップを使っていていつもと違うなと感じたら、接触性口唇炎を疑って使用するのを中止しましょう。

    クレンジングで落とす時は優しく丁寧に

    口紅をクレンジングで落とすときについこすっていませんか?特に今人気の口紅は落ちにくさが売りの商品が多いので、なおさらかもしれません。クレンジングをする際に唇をこすると、摩擦が刺激となって口唇炎を発症したりまたは悪化する原因にもなりかねません。

    唇の荒れや皮むけが気になる人は、クレンジング自体もなるべく優しい成分のものを選び、優しく丁寧に落とすようにするとよいでしょう。

     

    リップケアで健康的で美しい唇を手に入れよう

    さて、唇が荒れて痛くなる原因やケア方法について取り上げてきましたが、意外なことが原因となっていたり知らずに行っていた間違ったケアなどがあったのではないでしょうか。

    肌などにトラブルがあった場合、まずは原因を知ってそれにそった対処が必要です。いつまでも唇の荒れや炎症が治らないようでしたら、いままでのケアを見直してみてください。

    正しいリップケアを実践して、健康的で美しい唇を目指しましょう。

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