目次
唇の日焼けを防ぐ方法
SPFやPA表示のあるリップクリームを使う
肌とは異なり、日焼け止めなどがあまり販売されていない唇。日焼けを防ぐためには、SPFやPA表示のあるリップクリームを使用しましょう。
リップクリームは、紫外線吸収剤が入っていないものを選ぶのがポイント。通常使いであればSPFは30ほどあると良いでしょう。口紅を塗る場合はリップクリームを塗ってから塗布してくださいね。
パウダーファンデーションを少し唇に塗る
リップクリームだけでは荒れてしまう方には、パウダーファンデーションを少し唇に塗ることをおすすめします。
リップクリームを塗ったあと、少量のパウダーファンデーションをつけてその上から口紅で色付けしていきます。そうすることにより、パウダーファンデーションがリップクリームと口紅の間のクッションとなるのです。また、唇本来の色が消えるため口紅の発色が良くなるというメリットもあります。
帽子や日傘で直射日光を浴びないようにする
リップクリームや日焼け止めでの対策も必要ですが、直接的に日光を浴びないことも大切です。夏場は、防止や日傘で日差しから唇を守りましょう。
UVカット素材のものは、効果がさらに増えるのでおすすめです。日傘は若い女性にはあまり馴染みがないかもしれませんが、最近では可愛くてお洒落なデザインのものが数多く販売されていますのでぜひチェックしてくださいね。持ち運びやすい折り畳みタイプが便利です。
日焼け止めのサプリを飲む
身体の外側ではなく、内側から日焼け対策を行うのがサプリメント。メラニンを抑制したり、肌の酸化を防止する成分が配合されています。
これによって、日焼けを軽減しシミやくすみを予防します。日焼け止めやリップクリームのように塗りなおす必要がないので便利ですね。アレルギーが心配な方は、事前に薬剤師に相談の上服用しましょう。
飲む日焼け止めの効果や選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
強い紫外線を浴びる7日前から飲み始めることで、肌にセラミドやカロテンが増え、日焼けしにくい肌を作ります。配合されている成分「パイナップル果実抽出物」のメラニン生成抑制作用は、医薬部外品成分「コウジ酸」と比較して56倍もあります。
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紫外線ピーク時の外出を控える
1日の中で、最も紫外線が強いとされる時間は午前9時~午後2時。日差しがとても強く、日焼けを引き起こしやすい時間帯です。
唇の日焼けを防ぐためには、この時間の外出を控えるようにしましょう。屋内にいる場合は問題ありませんが、お散歩や買い物で外に出る場合は注意。日焼け止めや日傘で十分に対策を行ってください。買い物など緊急性がない外出は、夕方や夜に行うことをおすすめします。
短時間でも紫外線を浴びる時はUVケアを忘れない
どんなに短時間であっても、外に出れば紫外線を浴びることになります。いつどんなときでもUVケアを忘れずに行うことが大切です。外に出る場合は、基本的に毎回対策を行ってください。
車で近所に外出する、ベランダで植物に水やり・洗濯物干しをする、日の当たっているところで短時間作業するという場合でも紫外線の影響を受けてしまいます。きちんと紫外線対策を行って、日焼けを防止しましょう。毎朝メイクをする前に、UVケアを行う習慣を身に着けると良いですね。
主な唇の日焼けの症状
皮が剥けたりひび割れる
「日焼けをしていない」と思っていても、皮が剥けたりひび割れている場合は、日焼けをしていると考えましょう。カサカサと乾燥したような唇となります。皮がとても剥けやすい状態ですが、無理矢理手で剥くのは絶対にいけません。ただ、皮が剥けてたりひび割れるくらいだと、軽度の日焼け。唇の皮はターンオーバーが早いため、3~4日程度で症状が改善することが多いです。保湿に気を付けて早目に対策をしましょう。
赤くなったりヒリヒリする
唇がいつもより赤く熱を帯びていたり、ヒリヒリとする場合も日焼けをしていると考えられます。これは、日焼けにより唇が軽い火傷の炎症を引き起こしている状態です。この場合は中度の日焼け。自然治癒することも可能ですが、痛みやヒリつきが気になると思いますので軽くケアをすることをおすすめします。
口唇ヘルペスが再発した
疲れているときに慢性的にヘルペスの症状がでる方も多いでしょう。口唇ヘルペスが再発した場合も、日焼けが原因だと考えられます。
これは、身体がダメージを受け、強いストレスがかかったことが原因。口唇ヘルペスは外からの刺激や、身体へのストレスに非常に左右されやすいのです。ヘルペスができた場合は患部を清潔に保ち、市販薬や処方薬によって治療を行いましょう。また、慢性化させないためにゆっくりと身体を休めることも大切です。
水ぶくれができている
唇がぼっこりと腫れあがっていたり、水ぶくれができている場合は重度の日焼けと考えられます。日焼けによる炎症がさらに悪化している状態です。
セルフケアは逆に危険である可能性もありますので、なるべく触らずに清潔な状態にしておきましょう。水ぶくれ部分は絶対に潰してはいけません。痛みやヒリつきがある場合は、軽く冷やすなどして対策を行ってください。
唇は肌よりも紫外線ダメージを受けやすい
メラニンの生成がされない
唇の皮膚は肌よりも薄く、非常に紫外線ダメージを受けやすい部分です。
さらに、唇はメラニンをつくるための細胞であるメラノサイトが少ないという特徴もあります。メラニンは紫外線を吸収する役割を持っていますが、唇ではメラニンがあまりつくられないため、紫外線の影響も受けやすいのです。日焼けをしやすい唇は、しっかりと紫外線対策を行う必要があります。
紫外線対策の前に再度メラニンについて知識を得ることで正しい対策が取れます。以下の記事でメラニンについて詳しく解説していますので是非参考にしてみてください。
油膜が作られず保水力がない
唇には、皮脂や汗が分泌される皮脂腺・汗腺がほぼ存在しません。そのため、皮脂による油膜が作れず保水力が少ないのです。
潤いが維持しにくく、乾燥しやすい唇はバリアが無い状態になりやすいと言えます。そのため、紫外線をはじめとした外部からの刺激による影響もとても大きいわけです。自力でバリアをつくれない唇は、ケアを行うことでしっかりと保護する必要があります。
日焼けした唇のお手入れ
30分程度冷やして炎症を鎮める
日焼けした唇はやけどと同じ状態。冷やして炎症を鎮めるのが効果的です。
ただ、氷や保冷剤を直接唇につけるのは控えてください。皮が氷や保冷剤にくっついて、余計に剥けてしまう可能性があります。清潔なタオルを氷水で冷やし、唇に当てるようにしましょう。保冷剤をタオルにくるんで使用するのもアリですね。30分程度冷やすと炎症が徐々に鎮まります。日焼けをした唇は、まずは冷やしてケアを行いましょう。
ワセリンなどの油分で保湿
日焼けをした唇は、乾燥しやすく潤いが逃げてしまいがち。冷やしたあとは、油分で保湿を行います。
オリーブオイルやワセリンなど、刺激が少ない油分を薄く唇に塗布してください。唇に油分の膜を張ることにより、あらゆる刺激から保護することが可能です。また、使用するオリーブオイルは、化粧品として販売しているものがおすすめ。無い場合は、できるだけ精度の高いものを使用しましょう。
なお、ワセリンが良いといってもワセリンには4種類あり、それぞれ特徴が異なることはご存知でしょうか。以下の記事でワセリンについて詳しく解説していますので気になる方はチェックしてみてください。
指で優しくマッサージする
油分の膜を張ったあとは、マッサージを行うことで唇の血行を促進します。指で優しく揉んでいきましょう。
このとき、指で皮をひっぱらないように注意が必要。強くひっぱると皮が剥けてしまう可能性があります。ゆっくりと優しく、上下左右にマッサージを行ってください。血行を良くすることで栄養を万弁なく行き渡らせたり、唇の色を良くすることが可能です。
ビタミンCを摂取し回復を早める
一通りのケアが終わったあとは、ビタミンCを積極的に摂取することをおすすめします。唇の回復を早めましょう。
ビタミンCを摂るとコラーゲンの生成を促進できます。コラーゲンが生成されると、唇の組織を効率的に修復することが可能。より早く、唇を元の状態と回復できるのです。ビタミンCは、アセロラやキウイフルーツに豊富に含まれているので、積極的に摂取しましょう。
ヘルペスの場合は専用の薬を使う
日焼けによって身体がダメージを受けできてしまったヘルペス。白い水ぶくれやかさぶたといった症状が多く出ます。
日焼けで免疫力が低下しているため、慢性的なヘルペスとなっていることも考えられます。専用の薬で治療を行いましょう。最近では、市販のヘルペス用の塗り薬なども販売されています。使用する前に薬剤師に相談し、適切な薬を購入しましょう。
重症の場合は専門医に相談する
水ぶくれが出来ている場合は、日焼けの中でも特に重症。セルフでのケアは控えて専門医に相談することをおすすめします。
日焼けが原因の場合は、内服薬や外用薬で治療を行うことが多いです。また、水ぶくれは日焼けのほかに、アレルギー性接触性皮膚炎や口角炎といった疾患が原因となっている可能性もあります。症状が悪化する前に、医師の診察を受けるようにしましょう。
唇パックでしっかり潤いを与える
唇が柔らかくなったときがおすすめ
唇パックを行うタイミングは、唇の皮膚が柔らかくなったときがおすすめ。入浴後や、ホットタオルで温めてから行いましょう。皮膚を柔らかくすることで、浸透率をアップさせることが可能です。ホットタオルは、水をつけて固く絞ったタオルを30秒~1分間、電子レンジで温めるだけで完成します。適温になったら唇の上にのせ、皮膚を柔らかくしましょう。
唇パックはで口紅のノリをアップさせますがやり方次第では唇に負荷がかかり逆効果になることもあります。唇パックを行うときの注意点については以下の記事で詳しく解説しています。
唇パックの手順
1.ワセリンを唇にたっぷり塗る
まずは、ワセリンを唇にたっぷり塗ります。雑菌の繁殖を防ぐためにも、事前に手をよく洗い清潔な指で塗布していきましょう。横塗りは摩擦の原因となってしまうことがあるので、唇の繊維の方向に合わせ縦に優しく塗ってください。
2.ラップをのせる
次に、唇にラップをのせます。事前に唇のサイズにラップをカットしておくと便利ですね。ピタっとしっかり密着させることがポイント。ラップで蓋をすることで、保湿効果アップを狙えます。
3.5~10分ほど置いてラップをはずす
5~10分ほど置いてラップをはずします。ワセリンのべたつきが気になる場合は、軽くティッシュオフしましょう。油分の膜を張ることで、長時間保湿力が持続します。日焼けをしたときのみならず、乾燥が気になる際にもおすすめのパックです。
4.ワセリン以外のおすすめ
唇パックはワセリン以外でも可能です。ご自宅にあるものでケアを行いましょう。おすすめなのは、はちみつ・オリーブオイル・ココナッツオイルなど。ワセリンと同様の手順でパックできます。アレルギーがある場合は、アレルギーの無いものを使用してくださいね。
唇パックは家庭にあるものを使って簡単にできるので、唇のカサつきや荒れが気になった時に実践しているケア方法です。ちなみに私はワセリンとハチミツを使ってパックしています。ハチミツなら口に入ってしまってもまずくないのでオススメですよ!
パックを拭き取った後でもしっとり感が続くので、乾燥しやすくてリップが手放せない私でもしばらくリップいらずになるくらい保湿されます!
してはいけない間違ったケア
剥がれてきた皮を剥く
日焼けをした唇は、ポロポロと皮が剥けやすい状態。ついつい指で皮を剥がしたくなってしまいます。しかし、皮を剥くのは絶対にいけません。
唇の皮を剥くとさらに乾燥が促進し、症状が改善しにくくなってしまうのです。皮が剥けた唇は見た目にもよくありませんし、刺激を受けやすくなってしまいます。どんなにスルっと剥がせそうな皮でも我慢。健康的な唇を取り戻すためにも、皮は剥がさないようにしましょう。
化粧水で保湿する
日焼けをした唇には保湿が大切です。「化粧水で保湿しよう」なんて考えることもあるでしょう。ですが、これは絶対にいけません。
美容成分がたっぷり入っている化粧水は、刺激が強すぎる傾向にあるのです。そのため、症状が悪化してしまったり治りにくくなることが考えらえます。そもそも化粧水は、唇ではなく肌への使用を用途につくられているもの。用途外である唇への使用は控えましょう。
唇の日焼け直後に注意したいこと
なるべく負担を与えないよう注意
唇はとてもデリケートな部分。なるべく負担を与えないように注意が必要です。
特に気を付けたいのが摩擦。擦ることによって唇が荒れてしまいがちです。指で頻繁に触ったり、リップクリームを横にゴシゴシと強く塗るのは控えましょう。リップクリームは、唇の繊維の方向に合わせ縦にゆっくり丁寧に塗布してくださいね。また、食後の口を拭く行為にも十分注意しましょう。口が汚れた場合は濡れたハンカチやティッシュなどでポンポンと優しく拭き取りましょう。
刺激のある食べ物を控える
唐辛子など香辛料が効いた刺激のある食べ物はとてもおいしいですね。しかし、日焼けをしたあとのデリケートな唇には注意。
刺激のある食べ物を摂取することによって、ヒリつきや腫れが悪化してしまう可能性があります。唇はとても繊細な部分。乾燥や症状悪化の原因となってしまうこともあるので、刺激のある食べ物はできるだけ控えましょう。
口紅は控える
日焼けした唇には、口紅は控えるようにしましょう。口紅の油分が酸化すると、紫外線を通しやすくなってしまうのです。さらに日焼けをしてしまうリスクがあります。
メイクをする際に口紅は必須かもしれませんが、日焼けをしている場合は色付きのリップクリームなどで代用することをおすすめします。最近では、多くのメーカーからさまざまな色付リップクリームが販売されていますのでぜひご覧になってみてくださいね。
日焼け知らずの唇を目指しましょう
肌とは異なり、紫外線対策がおろそかになってしまいがちな唇。日焼けをすると、ヒリつきや皮剥けと不快な症状が出てしまいます。唇を健やかな状態に保つためにも、UV対策をしっかりと行いましょう。
唇へのUV対策としては、SPA・PAと表示されているリップクリームやサプリメントの使用が効果的です。また、日焼けをした場合でもきちんと適切なケアを行うことで、元の状態へ改善できます。正しいケア方法を知って、プルプルの美しい唇を目指してくださいね。