目次
エタノールについて
エタノールはアルコール?
アルコールとはエチルアルコールやメチルアルコールの総称です。化粧品に使われているエタノールとはエチルアルコールのことです。お酒の主成分で酒精とも呼ばれています。殺菌作用があるので消毒液としても有名です。薬局で購入できるエタノールは無水エタノールと消毒用エタノールであり、無水エタノールは水分を0.05%以下しか含んでいない、ほとんど純粋のエタノール。消毒用に使うには用途に応じて、精製水で希釈したものが良いとされています。
化粧水に含まれるエタノールの役割
エタノールの5つの役割
防腐効果
化粧水はほとんど水でできているのですが、水は放っておくと腐ってしまいますよね。エタノールは化粧水の中に含まれている肌にいい成分を、腐らないように保ってくれているのです。
殺菌効果
エタノールには殺菌効果があることで有名ですが、化粧水に入っているエタノールにも同様の殺菌効果があります。
肌を引きしめる
エタノールには毛穴を引き締めてくれる効果があります。
皮脂を落とす
エタノールには肌に余分にある皮脂を落としてくれる効果があります。オイリー肌でニキビに悩んでいる人には嬉しい効果です。
浸透しやすくするため
肌に浸透しやすくする効果があります。あとエタノールは揮発しやすいので、化粧水を塗った後にさっぱり感を感じられます。
エタノールは肌に安全?
エタノールが含まれている化粧水を肌に使うこと自体は良いです。ただ肌質や体質によっては肌が荒れてしまう可能性もあるので注意が必要です。思春期ニキビで悩んでいる人には、脂質を取り除いて殺菌してくれるのでエタノールは効果的があると言われています。大人ニキビで悩んでいる人、乾燥肌、敏感肌の人は肌に合わなかったらやめるようにしましょう。
乾燥肌の人はまず乾燥肌の改善を行うことをおすすめします。以下の記事では乾燥肌の人におすすめの化粧水について詳しく解説しています。
エタノールが含まれる化粧水の注意点
乾燥肌に注意!エタノールの揮発性が肌の水分も蒸発させる
エタノールは敏感肌の人が使うと刺激を感じやすい、揮発性という特徴があります。揮発性とはすぐに蒸発することを指します。オイリー肌の人やニキビに困っている人には良いですが、敏感肌の人には刺激が強すぎます。さらに乾燥肌の人がエタノール入りの化粧水を使うとしみることがあります。肌が乾燥することによって、肌のバリア機能が低下しているからです。バリア機能が低下することにより、肌がいつも以上に刺激に敏感になっています。ヒリヒリしたり赤みが出たらエタノールが原因の可能性もあるので、医師に相談をしましょう。
敏感肌に注意!エタノールの殺菌効果が皮膚の免疫力を低下
エタノールの殺菌効果はオイリー肌の人には有効ですが、敏感肌の人や肌荒れを起こしている人にはオススメできません。肌には肌をアレルギーや細菌などから守ってくれる常在菌というのが存在します。エタノールの殺菌作用の効果で、常在菌も殺してしまう可能性があるのです。常在菌を殺してしまうと肌を弱酸性に保てず、肌の免疫力が低下し肌荒れやかぶれを引き起こしてしまいます。
敏感肌の方におすすめなのがセラミド配合の化粧水です。以下の記事ではおすすめのセラミド配合の化粧水について詳しく解説しています。
化粧水をつけて肌に赤みやかゆみが出る場合はアレルギーの疑い?
アルコールアレルギーというアレルギーがあり、皮膚がアルコールに触れると赤くなったり腫れたりします。ヒリヒリする場合もあります。アレルギーの可能性がある場合は、すぐに化粧水の使用をやめて、医師の診察を受けるようにしましょう。また、体質的にアルコールが合わない人は、出来る限り使用を避けたほうが良いかもしれません。
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敏感肌代表と言っても過言ではない磨白おこです。アルコールパッチテスト、一度は皆さま経験があると思います。私は肘下全体が真っ赤になるほど結果がわかりやすく出ました。予防接種等の消毒でも赤くなり、お酒もあまり飲まないようにしています。もちろん化粧品や化粧水えかぶれてしまったことも多くあります。肌トラブルが治らない方は一度アレルギーの可能性を考え、ノンアルコール化粧水や、自然化粧品など、たとえアルコールが入っていても自分にあった化粧品が見つかるはずなので、諦めずに試して一緒にスキンケアを楽しみましょう。
化粧水に含まれる「エタノール」。肌荒れを悪化させている可能性もさんを0人が応援しています!
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エタノールフリーでも他の防腐剤が使われてる場合も
エタノールフリーやアルコールフリーと記載されていても、腐敗しないように他の防腐剤が入っている可能性があります。パラベンも有名な防腐剤です。本当に防腐剤の入っていない化粧水は消費期限が記載されています。無添加の化粧水を使いたい人は、消費期限が記載されているか確認すると良いでしょう。
乾燥肌&敏感肌におすすめのエタノールフリー化粧水
エタノールフリー化粧水
無印良品 化粧水 敏感肌用 高保湿タイプ
岩手県釜石の天然水で作られた化粧水。無香料、無着色、無鉱物油、パラベンフリーアルコールフリーでとても肌に優しい化粧水となっています。ベタつかないのに肌をもっちりと保湿してくれます。肌保養成分や肌保湿成分ヒアルロン酸などがしっかりと配合されてあり、肌に優しいのにちゃんと保湿してくれる化粧水です。低価格でコスパが良いので続けて使えそうですね!
アクセーヌ モイストバランスローション
無着色、無香料、ノンアルコールの高保湿化粧水。重ねづけすることで肌の奥までどんどん浸透し、うるおいのある肌へと導いてくれます。浸透感はあるのにさらっとしてベタつかない使い心地です。超微細ナノカプセル化技術で角質層まで水分を届けて保湿し、長時間潤いをキープします。さらにセルバウンス技術で肌のバリア機能を取り戻し肌を健康に保ちます!
オルビス アクアフォースローション しっとり
無着色、無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、ノンアルコールと安心な化粧水。角質層のスキマにぐんぐん水分を浸透させてくれます。保湿をしっかりとしてくれる化粧水ですね。日中肌のもちもちが続きます!
ドクターシーラボ VC100エッセンスローション
無着色、無香料、無鉱物油、ノンアルコール、パラベンフリーの安全で優しい化粧水。ビタミンC誘導体を豊富に配合し、肌にハリとツヤを与えてくれます。浸透力サポート成分で角質層まで浸透し、しっかりと保湿。富士湾の海のミネラル水を使用することによって、美容成分の浸透を高め健康的な肌へと導いてくれます。グレープフルーツとオレンジの精油を配合しており、お風呂上がりも爽やかな香りでリラックスできます。
アテニア ドレスリフトローション
無着色、無鉱物油、ノンアルコール、パラベンフリー、合成香料a不使用。しっかりとした保湿で肌にハリを感じられる化粧水。濃厚なとろみのあるローションと3D美肌成分で、肌の奥まで浸透し弾力のある肌が持続します。保湿成分であるラフィノースを配合しており、水分を蒸発させず潤いのある肌へ導きます。「手に広げた瞬間からすごい保湿力を感じられます。香りも良くて気に入っています」といった口コミが。乾燥した肌もこの化粧水でもちもちになりそうですね。
簡単手作りエタノールなし化粧水
自分で化粧水を作るのにトライしてみると、低価格で作ることができます。用意するのはグリセリン、精製水、化粧水を入れる容器です。
精製水とグリセリンは薬局ですぐに見つかります。化粧水を入れる容器は小さめの物を選びましょう。手作り化粧水は防腐剤が入っていないので、早く使い切ることが大切だからです。
容器はガラス製かプラスチック製を選び、それぞれアルコールで消毒します。消毒したら、精製水、グリセリンの順番で容器に入れていきます。さっぱり化粧水を作るならグリセリン5%、しっとり化粧水を作るならグリセリン10%の割合です。フタをしてよく混ぜ、液体が混ざり合ったら化粧水のできあがりです!ハチミツ、アロマオイルなどを入れてアレンジすることもできるので楽しみながら作れそうですね。
手作り化粧水を使用する際の注意点
ガラス容器の場合は、熱湯消毒だけでもしっかりと消毒できます。プラスチック容器は熱に弱いので熱湯消毒はしないようにしましょう。
手作り化粧水の使用可能期間は短く、なるべく冷蔵庫か冷暗所で保管しましょう。化粧水で肌トラブルにならないか気になる人は、腕などを使ってパッチテストをしておきましょう。
悪い成分ではないが、乾燥肌や敏感肌の人は注意しよう
エタノールが化粧水に配合されているのには理由があり、さまざな効果があります。ノーマル肌の人にはあまり害が少ないエタノールですが、乾燥肌の人や敏感肌の人には刺激が強すぎて肌が荒れてしまうこともあります。エタノールで肌が荒れてしまう人はエタノールフリーの化粧水を使ったり、自分で化粧水を手作りするなどして対策してみましょう。