目次
クリームを使って美肌を作る
乳液とクリームの違いは何か
クリームといっても、乳液や化粧水など、ほかのスキンケア商品と比べてどのような違いがあるのでしょうか。両方使うのが効果的なのか、どのような意味があるのかなど、意外と知らない方もいるかもしれません。
乳液とクリームはどちらも化粧水などで補った肌の潤いを保つことと、油分などの膜を張ることで肌を保護するという働きがあります。ただ、乳液はアルコール分や水分などがクリームと比べると多いため、保湿しながら水分と油分の両方を補います。
クリームの場合は乳液と比べると油性成分が多いため、保湿や肌バリアの強化がさらに持続する効果を与えることができます。
クリームはどんな役割をするか
皮膚に化粧水や乳液をつけても、まだ水分が足りない気がする…と思った場合は、油分の多いクリームを使うことで、皮膚を保護してうるおいを持続させることができます。化粧水や乳液の水分が蒸発するのを防ぐ効果もあるため、化粧水や乳液と合わせて使うことで、乾燥などから肌を守ることができます。
季節や悩みで使い分ける
乾燥した季節や紫外線の強くなる季節など、肌は気温の変化によって大きく影響を受けてしまいます。外にいることが多いと紫外線によるダメージの影響で皮膚の水分が不足してシミやそばかすなどを引き起こす可能性が高くなります。
クリームの油分で保湿効果を高めることにより、紫外線のダメージから肌を守り、肌バリアを強化することが可能に。また、肌が乾燥した場合も、いつも使うスキンケアにプラスしてクリームを使うことで、保湿効果をより高めることにつながります。
日焼け対策にも効果的
日焼けによる紫外線のダメージを受けると、皮膚は水分が蒸発して肌を保護する機能が弱まり、皮膚の奥深くまで紫外線を通してしまいます。そうすると皮膚の中の色素が正常に外に排出されず、シミやそばかすなどの原因となることも。
汗をかくことで日焼け止めが落ちてしまうこともあるため、クリームで保湿力を高めることで、効果の持続性を高めることができます。シミやそばかすなどになりやすい方は、クリームなどで肌を保護することが効果的です。

クリームの重たさ
さっぱりとしていてべたつかない
クリームは油分の量が多いため、肌に塗ったときのなじみやすさに特徴があります。さっぱりとした肌触りでべたつかないものが多いので、夜は化粧水や乳液を塗ってその上から、朝起きた時も化粧水の上からさっとクリームを使うようにすることで、保湿の効果を高めることができます。
しっとりとして乾燥させない
クリームは油分が多く含まれていることから、しっとりとして乾燥しにくい肌になります。皮膚は乾燥すると皮脂が出て毛穴が詰まりやすくなってしまいますので、乾燥から肌を保護するために、クリームによる保湿で脂質の過剰分泌を抑えることができます。

くすみやシミを予防して美白を狙う
毛穴を引き締め美白出来るビタミン
くすみやシミになるのを防ぐためには、乾燥を防ぐことはもちろん、肌のターンオーバーのリズムを整える効果のあるビタミンを取ることが大切です。ビタミンは代謝を高める働きがあるので、老廃物を排出するリズムをアップさせます。代謝が高まれば新しい細胞が正常に作られる皮膚の生まれ変りもスムーズになります。
老廃物を排出することで皮膚に蓄積されているメラニンを徐々に分解し、シミの原因をなくすことができます。そうすれば毛穴が引き締まり、美白効果へとつながります。
メラニンの生成を抑えるトラネキサム酸
美容クリームなどによく使われているトラネキサム酸は、美白に有効的な成分であるといわれています。トラネキサム酸にはメラニンの生成を抑えて、炎症を抑える働きがあるため、日焼けした時の色素沈着などのリズムを抑え、シミになるのを抑えることができます。
くすみを防ぐアルブチン
肌のくすみが気になる方は、くすみやシミのもととなるメラニンの生成を抑えるアルブチンという成分が入ったクリームを選ぶのがよいでしょう。メラニンが黒くなってしまうのは、チロシナーゼと呼ばれる酵素がメラニンをを酸化させることで、黒色化してしまうことが原因といわれています。
アルブチンにはチロシナーゼの生成を抑えてメラニンが黒くなってしまうことを防ぐ働きがあるほか、まだ黒くなっていない状態で使用すれば美白効果も期待できます。
▼さらに詳しい解説はこちら
美白クリームに保湿力あり。しっかりとしたスキンケアで輝く素肌へ

美白にオススメのクリーム
トランシーノ トランシーノ薬用ホワイトニングリペアクリーム
美容有効成分トラネキサム酸配合で、寝ている間に美白ケアができる薬用美白クリーム。くすみに着目し、うるおい成分配合で一晩中肌をしっとりとした感触に保つことができるので、朝起きたときには乾燥知らずに。アレルギーテスト済みの無香料無着色で、肌への刺激が少ないのも魅力の一つです。
サラッセ TA ホワイトニングクリーム?
美白有効成分のトラネキサム酸のほかにも、メラニン抑制に有効とされる成分を贅沢に配合。?角質層の奥まで浸透して、まだ目に見えていないシミまで、徹底的にケアします。無香料無着色で敏感肌の方でも安心して使うことができます。
アスタリフト アスタリフトホワイト クリーム
美白に有効なアルブチンを配合し、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぎます。なめらかな肌触りで肌へ浸透しやすいのも魅力のひとつ。美白有効成分を肌の中にしっかりと閉じ込めて透明感ある素肌へ近づけます。
▼さらに詳しい解説はこちら
美白クリームのおすすめは?ケアのポイントをおさえ透明感のある肌へ

肌を愛するように乾燥から守る成分
蓄水力と保湿力の高いプロテオグリカン
プロテオグリカンは、ヒアルロン酸の130%の保水力をもっているといわれている保湿効果を高める成分。肌にハリとうるおいを与えて毛穴を引き締める効果も期待できます。また、新陳代謝を促進する働きをするため、ターンオーバーのリズムを正常に戻すことができます。
肌本来の水分保持を高めるライスパワー
肌の表面を保護しているセラミドの生成を助けて、肌本来の力を取り戻す助けをしてくれるのがライスパワーといわれる成分。ライスパワーはお米の発行エキスから抽出される天然由来成分です。化粧水などで保湿をした場合は、その部分は水分が保たれますが、乾燥が続くと水分が蒸発してしまいます。
ライスパワーは、水分蒸発をする肌質にならないように、肌そのものの水分保持力をアップさせる効果があるため、皮膚の内部から外部の刺激に備えることができます。
ハリと潤いを助けるヒアルロン酸
もともと私たちの皮膚の中にはヒアルロン酸が備わっています。本来は皮膚の外側で肌の弾力を維持する働きをしていますが、加齢と共にその数は減少する傾向にあります。スキンケア商品に入っているヒアルロン酸を肌に塗ることで、皮膚の弾力をアップさせ、うるおいを維持する効果が期待できます。
▼さらに詳しい解説はこちら
保湿クリームの選び方や特徴とは?乾燥の大敵から肌を守ろう

保湿重視のオススメクリーム
フィス 美白 パック クリーム
ヒアルロン酸成分配合の美白クリーム。プラセンタがシミの元となるメラニン色素の生成を抑制し、コラーゲンが細胞の力を高めて肌の角質の水分量を上昇させる相乗効果に。低刺激なので安心して使うことができます。
ライスフォース ディープモイスチュアクリーム
肌の水分保持能を改善するライスパワーエキス配合の薬用保湿クリーム。化粧水や美容液の後に使うことで、さらに高い保湿力を発揮します。手に余ったクリームは首なども使用することができるのもポイント。無香料無着色で無鉱物油なので安心して使用できます。
クリニーク モイスチャー サージ EX
朝と夜のほかにも、メイクの上から使用することもできます。乾燥や気温の変化などの外部の刺激から肌を守り、高い保湿力で肌にうるおいを与えてくれます。無香料、無鉱物油でパラベンフリーなのもポイント。なじみがよく、角質全体をふっくらさせて肌にハリを与える効果も。
▼さらに詳しい解説はこちら
おすすめの「保湿クリーム」を調査。上手に使ってしっとり潤うお肌へ

これからの肌を綺麗にする成分
肌のバリア機能を高くするセラミド
皮膚の表面を覆っている皮膚は、紫外線やほこりなどの外部の刺激から体を守る役割をしています。皮膚には肌の水分が蒸発するのを防いで、水分を保つ役割があり、それが肌バリアと呼ばれる機能です。肌バリアが弱くなると、乾燥したり紫外線のダメージを受けてシミになってしまうことも。
皮膚の水分を保つために皮膚の細胞のすき間を埋めているのがセラミドです。セラミドがしっかりと機能することにより、肌バリアの機能をアップさせて肌のダメージを抑えることができます。
肌を若返らせるプラセンタ
美容成分として知られているプラセンタには、体の中に存在するコラーゲンやヒアルロン酸を活性化させ、肌を若く保つ作用があるといわれています。加齢とともに減少する美容成分を、プラセンタは体の中から細胞を活性化させることで、肌の老化の原因防ぐ働きをしています。
肌の老化を進行させる活性酵素を除去し、シミや黒ずみの原因となるメラニンを生成の働きを抑えることができるのもプラセンタの役割の一つです。肌の新陳代謝を体の中からアップさせ、肌の修復機能も備わった肌の若返り成分といえます。
肌の弾力を取り戻すコラーゲン
私たちの肌には、重力に逆らうことなくリフトアップできる状態を維持する機能が備わっています。それが、表皮を支えて皮膚の土台を作っているコラーゲンです。コラーゲンがバランスよく皮膚に浸透することにより、内側から表皮を持ち上げます。
加齢や皮膚の乾燥などにより、コラーゲンの量は不足していくので、肌に弾力を取り戻すためにはコラーゲン成分の入ったクリームを選んで補充することが大切です。

プルプル肌を目指すオススメクリーム
アルージェ エッセンス ミルキークリーム (しっとり)
クリームなのにベタつかず、しっとりとした肌触り。ヒアルロン酸やセラミド配合で、肌の弾力をアップさせて皮膚の内側から肌質を向上させる効果も。アレルギーテスト済みなので敏感肌の方でも安心して使用できます。無香料無着色、無鉱物油。肌バリアの機能をアップさせて肌全体を守ってくれる効果が期待できます。
肌をうるおす保湿クリーム
角質層のうるおいをしっかりと守る濃厚な保湿クリームです。角質層に浸透しながら肌表面を保護し、うるおいを持続させるシア脂を配合。皮脂膜の働きを補い、ハリのある肌に整えてくれます。パラベンフリーで肌の刺激を少なくし、大豆成分とセラミド配合で肌を内側から持ち上げる効果も。
PlusRay(プラスレイ) フラーレストクリームFin
プラセンタ配合で肌の再生力をアップさせます。天然由来成分で無香料無着色、無鉱物油。加齢とともに減少する皮脂を補い、DNAまで考慮した美容成分も配合。美容液成分と天然成分が肌の奥まで浸透し、真皮まで働きかけてハリのある透明な肌へ導きます。

敏感肌さんにオススメの優しいクリーム
キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム
保湿成分の潤浸保湿セラミド機能成分とユーカリエキスが皮膚の奥までじっくり浸透。外部の刺激で肌荒れしにくい、うるおいのある肌を保ってくれます。炎症を抑える成分が入っているので、肌荒れにも効果的。しっとりして軽い使い心地で、ベタつきを感じさせないのも魅力。
無香料無着色で、ノンアルコールなので、敏感肌でも安心して使用できます。
ロコベース リペア クリーム
皮膚バリア機能に着目し、3つの肌脂質成分であるセラミド、コレステロール、遊離脂肪酸を配合。アレルギーテスト済みで、優れた保湿効果で肌を守ってくれます。赤ちゃんや目元などにも使用できるのもポイントです。
エルソワ 薬用 クリスタルゲルS
低刺激なので敏感肌でも安心して使うことができる薬用クリームです。プラセンタ配合で肌の再生する力を高め、コラーゲンとヒアルロン酸の美容成分が高い保湿力を保ってくれます。オールインワンタイプなので、これひとつでも効果を発揮してくれる優れものです。

手に入りやすくお手頃価格で始めやすいクリーム
ホワイトラベル 贅沢プラセンタのもっちり白肌クリーム
国産プラセンタを使用し、しっとりしていてもベタつかない濃密なジェルタイプのクリームです。リピートにもうれしい価格で、肌の生まれ変わりを促進し、シミやシワ、乾燥をケアするクリームです。無着色、無香料、無鉱物油の低刺激性なのも魅力。
キュレル クリーム
潤い成分潤浸保湿セラミド機能成分が、角層の深部まで浸透します。外部刺激から肌を守る働きをアップさせ、肌にうるおいを与えます。肌が荒れがちな方には炎症効果もあるので効果的。赤ちゃんのデリケートな肌にも使うことができます。無着色、無香料、ノンアルコールの低刺激性。
明色化粧品 プラセホワイター薬用美白エッセンスクリーム
顔のシミ対策に効果的な薬用美白クリーム。プラセンタの力で美白とエイジングのケアを可能にし、プラセンタがメラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防いでくれます。プラセンタの質にもこだわり、しっかり管理された国産のエキスを配合。伸びがよくうるおうのにべたつかないのも魅力です。
無着色、無鉱物油、ノンアルコールで敏感肌の方も安心して使用できます。

クリームのつけ方とコツ
スキンケアの最後水分が逃げない役割
美肌に欠かせないクリームは化粧水や乳液の有効成分を肌にしっかりと浸透させるだけでなく、皮膚の外側にしっかり油分で保護することで、水分が逃げない役割を果たしてくれます。普段のスキンケアでは保湿が足りないかも?と感じたら、クリームを使ってしっかり保湿するようにしましょう。
肌のモチモチがアップするコツ
クリームはただ塗るだけではなく、そのつけ方にも工夫をすれば、より効果的に肌のハリやツヤをアップさせることができます。肌が吸い込める分だけしっかりと化粧水をつけ、馴染むまで待ちったらやさしく包みこむように外側からクリームを乗せていきましょう。
皮膚の外側から水分を閉じ込めることで、肌の弾力がアップします。
べたつきが気になるとき
クリームは他のスキンケア商品と比べて油分が多いため、どうしてもべたつきが気になってしまうことも。そんな時はティッシュで軽く抑えたり、パウダーを使用して油分を吸い取るなどの工夫をしてみましょう。べたつきの少ないクリームを選ぶのもポイントのひとつです。
オイリー肌だからこそクリームを
肌がべたつくのは水分が多いからかも?と思いがちですが、乾燥が原因による皮脂の過剰分泌がオイリー肌を作っている場合がほとんどです。肌の内側からしっかりと保湿し、毛穴の詰まれや血行をよくするためにも、クリームを使ってしっかりと保湿しましょう。
保湿がしっかりされれば、インナードライの防止になるため、オイリー肌の改善にもつながります。
朝にもしっかり保湿を
朝は忙しいからといって、スキンケアにかける時間が少なくなりがちですが、日中はメイクや紫外線の影響、仕事のストレスなど、肌の環境が悪化す要因がたくさん潜んでいます。化粧水や乳液にプラスしてクリームをつけることで、肌バリアを強化し、外部の影響を受けにくい肌質に整えることができます。
朝にもしっかり保湿をし、日中の肌のダメージを少なくすることを意識してみましょう。クリームの中にはオールインワンタイプや持ち運びのできるものもあるので、気になったときに保湿をすることも大切なポイントです。また、時短タイプの朝用クリームを活用するのもおすすめです。
目元や口元など気になるところは重ね付け
目元や口元などは皮膚が薄かったり、筋力が衰えてしまったりとたるみやくすみになりやすい部分です。天然由来成分で低刺激なタイプのクリームは目元にも使用することができますし、口角にハリをもたせて弾力をアップさせるためにも、重ね付けなどでしっかり保湿し、肌を守るようにすることが大切です。

全身までケアしてすべすべ肌
マッサージのおともに
マッサージなどをする場合は、皮膚が乾燥した状態で行うと肌に刺激を与えて傷つける場合があります。保湿成分の入ったクリームを使ってマッサージを行えば、マッサージもしやすくなりますし、肌の血行が促進されてリンパの流れもスムーズになります。
肌の再生を助けるプラセンタや、肌にハリを与えるヒアルロン酸など、美容成分のクリームを塗りながらマッサージすることで、より肌に浸透しやすくなる効果も期待できます。リラックスして楽しくマッサージを行うようにしましょう。
乾燥が気になるところには
手の肘や足など、乾燥が気になる部位にはクリームをたっぷり塗って古い角質を取り除くことを意識してみましょう。足の先は特に老廃物が溜まりやすく、むくみやすいため、美容クリームを使ってマッサージすると体全体の血行の流れが改善します。
乾燥してかゆみなどが発生する前に、しっかり全身をケアするようにしましょう。
妊娠線や体のシワにも効果的
肌に必要な有効成分を皮膚に塗ることで、妊娠線や体にできたシワやたるみにも働きかけます。毎日のケアがシワやたるみを消すことにつながるので、気になる部分がでてきたら早めにマッサージなどをして肌の状態を整えましょう。血行がよくなれば肌のターンオーバーが正常になり、きれいな皮膚が作られます。
古い角質はなるべく除去することを心がけ、全身をくまなくケアすることが大切です。
クリームの前に化粧水を忍ばせるのがポイント
クリームだけでなく、化粧水や乳液、美容液などと一緒に併用することで、その効果を高めることができます。時間があるときは、なるべくゆっくりと肌に浸透させながら順を追ってスキンケアを行うことを心がけましょう。

クリームを使ってもっと美肌に
美肌に近づくためには、保湿などをしっかりして肌を保護し、肌バリアやターンオーバーなどの肌本来の機能を正常に保つことが大切なポイントです。シミやそばかす、くすみなどには紫外線や肌の水分不足が大きく影響していますので、普段のスキンケアにプラスしてクリームを塗ることで皮膚を守ることができます。
敏感肌でも安心して使えるクリームや、美白に有効な成分がたっぷり入ったものなど、自分の肌質に合ったクリームを選び、肌の悩みを改善していくことが大切です。美肌になるためには毎日の積み重ねと、気になる部分を徹底してケアしていくことで理想の美しい肌へと近づくことができます。
クリームで全身をケアして、理想の美肌を手に入れましょう。