目次
スプレータイプの日焼け止めの魅力
吹きかけるだけなので手が汚れない
日焼け止めというと、クリームや乳液、ジェルなどの塗るタイプをよく見かけます。クリームタイプの日焼け止めは、手が汚れる上、白浮きするため塗り伸ばすのに少し時間がかかるので、面倒に思ったことはありませんか?
スプレータイプのものは、プッシュして吹きかけるだけなので手が汚れるわずらわしさもなく、手軽に使えます。
塗りなおすのも簡単
日焼け止めを塗った後は、皮脂や汗で少しずつ落ちてしまうため塗り直すことで効果を持続できます。
クリームや乳液など塗るタイプの場合は、何度も手に取り塗り伸ばさなければなりませんが、スプレータイプのものは、スプレー後に軽く手のひらで抑えて肌に馴染ませるだけで簡単に塗り直しができてしまいます。どこででもサッと使うことができ、場所も選びません。
背中にもつけやすい
スプレータイプの日焼け止めは、手で伸ばす必要がないため手が届かないところでも簡単に塗ることができます。暑くなると肌の露出も増えてきますが、肩や背中もしっかりとUVケアをしたいですよね。とくに塗りづらい上に、忘れてしまいがちな背中なども、しっかり紫外線ケアができます。
髪の毛や頭皮にも使える
紫外線ケアは、頭皮や髪の毛にも必要です。髪の毛や頭皮は、顔の5倍以上も紫外線によってダメージを受けていると言われています。
髪の毛は主にたんぱく質でできているため、紫外線を受けることで組織がダメージを受け、枝毛や切れ毛、退色などの原因となります。乳液タイプでは髪の毛に付けることは難しいですが、スプレータイプはシュッとひと吹きするだけで髪の毛に吹き付けることができます。
時間の短縮になる
スプレータイプの日焼け止めは、吹き付けるだけで広い範囲をカバーできます。手で塗り伸ばす必要がなく、肌に馴染ませる時間がかからないため、お出かけ前の準備に手間取りません。
動き回る子供に使いやすい
子供でも紫外線ケアは大切です。肌が柔らかいため、皮膚の遺伝子が損傷しやすく、正常な遺伝子に戻らず、成人してからシミやシワなどの原因となります。子供は成長途中で細胞分裂が活発なので、遺伝子の変異が生じやすいのです。
そのため、子供にもしっかりとしてあげたい紫外線対策ですが、スプレータイプの日焼け止めは、動き回ったり嫌がる子にも時間をかけずにすぐに塗ってあげられるのでおすすめです。
100g以下なら飛行機に持ち込める
飛行機には、液体や缶類などの持ち込みには規制がありますが、日焼け止めスプレーは国際線の飛行機に持ち込むことが可能です。
液体物に属するため、1個あたり100mlまでという制限がありますが、制限を守ることによってお気に入りの日焼け止めを国内や海外、どこででも使用することができます。
スプレータイプの日焼け止めの欠点
水分や汗ですぐ落ちてしまう
スプレータイプの日焼け止めは、液体をスプレー化しているため水や汗に弱いという特徴があるので、こまめに塗り直すと効果が持続します。また、ウォータープルーフタイプを選ぶことにより水分に弱いデメリットをカバーできます。
長時間の効果は期待できない
肌にしっかりと密着し保湿力や防水性も高く落ちにくいため、長時間の効果が期待できる塗るタイプの乳液やジェルの日焼け止めと比べ、スプレータイプのものは薄付きになり肌への密着度も低くなるため落ちやすく、日焼け止めの持続時間は短くなります。
長時間そのままの場合や、日差しの強弱などで、状況に合ったタイプの日焼け止めを選ぶといいでしょう。
塗るタイプより日焼け止めの効果が薄い
塗るタイプの日焼け止めは、肌に密着する分、紫外線ケアに有効な成分がしっかりと留まるため効果も高い反面、肌に刺激となるような成分に長時間触れていることにより、かぶれや炎症を引き起こしやすいなどのデメリットもあります。
スプレータイプは、肌に乗ったときには液体になることから、薄付きになりやすく十分な量をしっかりと塗れていない可能性があります。塗るタイプに比べて薄付きなため、肌への負担は少ないですが紫外線防止効果も薄くなるというデメリットがあります。
どこにつけたかわからなくなる
日焼け止めスプレーは、中身が透明なものが多いため、どこまで塗ったのか、どれくらい使ったのかが分からなくなってしまうことがあります。塗りムラに注意しながら、少し遠くから全体的に吹き付けるようにしましょう。
単体での使用には不向き
単体で全身のUVケアを考えるときには、スプレータイプのものは不向きです。持続時間や効果などの理由から、十分に効果を得るためには何度も塗り直しが必要となってきます。透明なタイプが多いため塗った場所などが分からなくなりやすいためたくさんの量を使ってしまいがちに。空気中に飛散するので使用すればするほど、周りに飛び散り付着します。
日焼け止めは、頭皮や髪の毛、塗りにくい場所などにはスプレータイプ、顔や体などしっかりとUVケアしたい場所には塗るタイプというように、パーツごとに使い分けるといいでしょう。
顔やメイクの上から直接使えない
日焼け止めスプレーの多くのものは、顔用やボディ用など用途が別になっています。また、全身用と表記のあるものでも、説明を読むと顔には使用できないものがほとんどです。
顔の皮膚はデリケートなため、ボディ用のスプレーには、肌への刺激が強い成分などが含まれている場合があり肌トラブルへ繋がります。顔用以外のスプレーは使用しないようにしましょう。
敏感肌には向かない
日焼け止めスプレーには、紫外線を肌に吸収して外に逃がす紫外線吸収剤や、とても細かい金属で紫外線を反射させる紫外線散乱剤などの合成成分に加え、スプレーするためにガスなどの化合物も含まれているため、敏感肌の人の使用には注意が必要です。
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周囲への配慮が必要
日焼け止めスプレーには、紫外線吸収剤が使われているものが多く、主にメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどの合成成分が含まれています。
日焼け止めの伸びがよくなったり、白浮きしにくい、サラッとするなどのメリットもありますが、肌に一度吸収させるという特性上、肌へのダメージが高いことや、かゆみやアレルギー反応を引き起こす可能性があるなどのデメリットもあります。
使用時には空中に飛散するため、体内に吸い込んだりしないように周りの人と距離を置くなどの配慮が必要です。
日焼け止めスプレーの効果的な使い方
保湿は十分に済ませておく
使用前に、化粧水で保湿をしておくと浸透率がアップし、肌に馴染みやすくなります。また、保湿により肌の表面にうすい膜が作られ、日焼け止めスプレーの成分が直接肌へ触れるのを防ぐため、肌にかかる負担が少なくて済みます。
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肌質ごとの保湿のコツ。肌の潤いを閉じ込めて逃がさないお手軽ケア
屋内の場合は部屋を開けて換気する
日焼け止めスプレーにはさまざまな合成成分が含まれているため、使用時や使用後は換気をしましょう。室内で使用すると、室内の家具や洗濯物などに付着したり、吸い込むことにより呼吸困難や咳など、呼吸器系の中毒症状を引き起こす恐れもあります。使用時には十分に換気をしましょう。
缶を上下に数回良く振る
スプレータイプの日焼け止めは、使用時は霧状ですが、もとは液体の日焼け止めです。液体タイプの日焼け止めは、長時間使用しないと成分が分離しやすくなり十分な効果が発揮できません。しっかりと振って成分をよく混ぜ合わせてから使用しましょう。
肌から10㎝以上離してスプレーする
日焼け止めスプレーは、至近距離で使用すると凍傷やかぶれなどの恐れがあるため、10cm以上は離してスプレーしましょう。また、1箇所に集中して吹きかけないように注意しましょう。
体中まんべんなく塗っていく
日焼け止めは、ムラにならないようにまんべんなく塗ることが効果を発揮するために大切ですが、スプレータイプは塗った場所が分かりにくかったり、1箇所に集中して塗ってしまったりと、まんべんなく塗ることが難しいと言われます。スプレーを吹きかけた後に手で押さえたり、サッと塗り広げるなどして塗りムラが解消しましょう。ひと手間加えることによって、より効果的にUVケアができます。
汗をかいたら定期的に塗りなおす
スプレータイプには、他の塗るタイプなどの日焼け止めと比べると、汗や水に弱いといった特徴があるため、効果を持続させるためには2~3時間ごとの定期的な塗り直しが必要です。
スプレータイプは持ち運びや塗り直しにとても便利です。ですがどの程度塗れているのか、ムラなく塗れているか気になったり、外出先ではしっかりと塗り直せる時間の余裕があるかも心配です。
なのでわたしは、外出前には乳液タイプなど、他の日焼け止めでしっかりとケアをして、落ちてきたかなと感じる頃にスプレーでさっと塗り直しています。もともとしっかりと塗ってあるので、安心感もありますよ。 まだ間に合う。日焼け止めスプレーで手軽にしっかりできる紫外線ケアさんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
日焼け止めスプレー使用時の注意
吸い込まないように息を止める
スプレータイプの日焼け止めは、使用時には思った以上に成分が空気中に飛散します。日焼け止めの成分が体内に入らないように、使用時には目や口は閉じて、呼吸もできるだけ控えるようにしましょう。
目や唇にはつけない
日焼け止めの成分には、肌に刺激が強いものも多く含まれています。皮膚の薄いまぶたや唇、刺激に弱い粘膜などには吹きかけないように注意しましょう。炎症などのトラブルにつながります。
顔につけたい時は手に出してから
スプレーは噴射力が強いため、直接顔に吹きかけることによりむせてしまったり、成分が目や鼻、唇などの粘膜に付着してしまい痛みやかゆみを引き起こすなどのトラブルにつながります。顔の皮膚は薄くデリケートなため、より安全に使うためにも一旦手に出してから使用しましょう。
使う前になるべくパッチテストを行う
成分には、エタノールやアルコールなどのアルコール系の成分が多く含まれていることや、ガスを使用したエアゾール製品のため、アルコールに過敏な人や肌の弱い人が使用する際には、肌トラブルなどを避けるためにも使用前にパッチテストを行いましょう。
パッチテストとは、腕の内側など皮膚が柔らかく敏感で目立たないような場所に、日焼け止めを塗って試してみることです。2日後までに、赤みやかゆみなどが出なければ、使用しても大きな肌トラブルは起きにくいという目安になります。
暑くなる車内には絶対に置かない
スプレーの缶には、高圧ガスを使用しているものが多いため高温になると破裂や爆発の恐れがあります。火災や事故につながる危険があるため、車内に放置することは止めましょう。
また、高温になることで、成分が分離してしまい効果が落ちたり、肌トラブルの原因になるなどの影響もあるため、置忘れなどには注意が必要です。
日焼け止めスプレーのおすすめ人気商品
日焼け止め製品には、効果の指標となるSPFとPAという値があります。SPFは、肌が赤くなる日焼け、別名サンバーンの原因となる紫外線B波をカットする値です。また、PAは、肌の奥まで到達して、シミやシワの原因となる紫外線A波をカットする値を表します。数値が大きいほど、紫外線を防ぐ効果が高いとされています。
汗や水に強い、肌への密着力が高いタイプのものほど、より紫外線防止効果が高いといえますが、専用のクレンジングなどが必要となり落とす際に手間がかかります。デイリーに使う場合には、石鹸やボディーソープで落とせるもののほうが負担にならずに継続できます。
紫外線予報 メイクを守るUVスプレー
SPF50+、PA++++。水や汗に強いウォータープルーフタイプで、何度重ねても白浮きせず、ベタつきません。こまめに塗り直しても手間がかからず簡単です。顔に直接使用可能でテカらずきれいにメイク崩れを防止します。
ドクターシーラボ UV プロテクトスプレー
SPF50+、PA++++。水や汗に強いウォータープルーフタイプです。気になるUVA波、UVB波をともに協力にブロック。暑い日にも気持ちのいいクールで爽快感のある付け心地とサラサラの使用感が魅力です。
クイックレスポンス ビベッケの全身丸ごとサラサラUVスプレー
SPF50+、PA++++。ベビーパウダー成分を配合した、サラサラな付け心地です。白くならない透明タイプなので、サッと塗っても白浮きしません。うれしい速乾タイプで、肌にやさしい無添加処方です。
ママラボ UVマルチスプレー
SPF50+、PA++++。どんな場所でもサッと塗れる、白くなりにくい透明タイプ。
サラサラとした付け心地で、石鹸やボディーソープで落とせます。
肌にやさしい、パラベン、着色料、鉱物油、アルコール、紫外線散乱剤、5つのフリー。
ナリスアップコスメティクス パラソーライルミスキンUVスプレー
SPF50、PA++++。肌にうれしい保湿成分を配合した、水や汗に強いウォータープルーフタイプです。UVケアをしながら肌色をきれいに見せてくれるカラーコントロール効果でいつでも美肌をキープ。
スキンアクア ウォーターマジックUV
SPF50、PA++++。水や汗に強いウォータープルーフタイプ。揮発性や耐水性が高く、塗れた肌にも使用可能です。石鹸やボディソープで落とせます。
アネッサ パーフェクトUVスプレー アクアブースター
SPF50、PA++++。汗や水に触れると、紫外線をブロックする膜が強くなる「アクアブースター技術」搭載、水や汗に強いウォータープルーフタイプです。「美肌エッセンス」配合で、紫外線から肌をしっかり守ります。石鹸やボディソープで落とせます。
Ajuste(アジャステ) エアリータッチUVスプレー CS
SPF50、PA++++。使い勝手のいい速乾、透明タイプ。紫外線から肌をしっかり守る、近赤外線カットパウダー配合。きめ細かい噴射ミストでムラになりにくく、付け心地もサラサラです。専用クレンジングも不要です。
日焼け止めスプレーのおすすめ利用シーン
忙しい朝にストッキングの上から
ストッキングやシャツなどを脱いでから日焼け止めを塗ったり、塗り直したりすることは時間がかかり面倒ですよね。
スプレータイプの日焼け止めは、薄手の着衣の上からでも使用できるものが多いため、忙しい朝でもサッとUVケアができます。白くならない、透明タイプのものを選びましょう。
海やアウトドアのレジャー中に
レジャー用には、汗や水に強いウォータープルーフタイプのものを選びましょう。また、紫外線に当たる時間も長いため、紫外線B波をカットするSPF値や紫外線A波の防止効果を表すPA値が高いものがおすすめです。
時間のないときはいつでも
塗りたい場所にシュッと吹きかければいいだけなので、手を汚すことがなく手軽に使用できます。時間のないときや、急いでいるのにうっかり日焼け止めを忘れてしまったときでも簡単にUVケアができます。
持ち運びに便利なサイズのものもたくさんありますので、必要なときにサッと使えるように携帯することもおすすめです。
日焼け止めスプレーは状況に応じての使い分けを
肌のトラブルやシミやシワなどの老化現象を防ぐためにも、日焼け止めによる紫外線ケアはとても大切です。さまざまな種類の日焼け止めがあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。自分の肌質や、目的などに合わせて使い分けるといいでしょう。
少しだけの外出には、肌への刺激が低いものを、日中に毎日使用するものは、SPFやPA値が高めで洗い流しやすいもの、レジャー用には汗や水に強いウォータープルーフタイプのものなど、シーンに合わせて使い分けていつまでもきれいな肌を保ちましょう。