目次
汚い毛穴について
毛穴の役割
毛穴には、外部の刺激から肌を保護するためのバリア機能が備わっています。毛穴から皮脂や汗が排出され皮脂膜を形成し、肌の内部の水分を逃がさない役割をしているのです。
特に、鼻やおでこのTゾーンと呼ばれる部分は皮脂の分泌が多く、バリア機能が発達し、湿疹やかぶれが発生しにくい利点があります。しかし、皮脂が過剰に分泌され角質のつまりを招いている場合も見られます。
毛穴を汚くしているものの正体
小鼻や鼻の頭の毛穴にブツブツと埋もれている角栓は、見れば見るほど気にかかります。角栓とは、毛穴の中に皮脂と角質とが混ざり合い半固形状になったもので、7割程度が角質(たんぱく質)で残りの3割程度が皮脂となっています。
角栓は、皮脂の過剰分泌が原因とされ、毛穴の中に皮脂が溜まってしまうと詰まりやすくなり、古い角質や余分な皮脂が排出できなくなってしまうのです。
毛穴が汚い原因
角栓ができるもう一つの原因にターンオーバーの低下が考えられます。 ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのサイクルのことをいい、通常は、4週間ごとのサイクルで行われます。ターンオーバの周期が乱れると毛穴から古い角質が落ちず、肌表面に溜まり毛穴が詰まってしまうのです。
また、肌が乾燥すると潤い不足を補うために皮脂が多い状態になり、毛穴はますます拡がります。 肌を触りすぎたり、間違ったスキンケアで毛穴の状態が酷くなる場合がありますので、 正しいスキンケアの方法を身に付けるようにしましょう。
黒ずみやニキビの原因になる
鼻の毛穴に角栓がたまった状態で放置していると、だんだんと皮脂は酸化して黒ずんでいき、肌の老化やたるみ、毛穴を広げる原因になります。
そして、毛穴が詰まって皮脂が外に排出されにくくなると、そこから炎症を起こしてしまいニキビが発生する原因にもなりかねません。角栓が目立つ前にきちんと毛穴ケアをして、早め早めに改善するよう心がけましょう。
毛穴の症状別ケア方法
毛穴がたるんでいる
たるんだ毛穴の原因は、肌の水分不足による顔全体のたるみです。顔全体の肌がたるむことによって毛穴が縦に伸びてしまい、開ききった状態になります。
この肌のたるみを解消するには、ビタミンC誘導体が配合された基礎化粧品でスキンケアするようにしましょう。 ビタミンCは、肌の酸化を防ぎ、肌の弾力やハリに必要な成分であるコラーゲンの生成には欠かせないといえます。
毛穴が黒ずんでいる
鼻の頭や小鼻に目立つ毛穴の黒ずみは、タンパク質からできています。そのため、一般的な洗顔料やクレンジングではあまり黒ずみを取り除く効果は期待できません。
黒ずんだ毛穴の角栓を取り除きたい場合は、 角栓は落とし、うるおいは残す洗顔料として タンパク質を分解する作用のあるピーリング石けんや酵素配合のせっけんをおすすめします。
ただし、ピーリングケアを毎日行うと、肌を傷つけてしまう原因となるので、特別なケアとして、たまにとり入れるのが良いでしょう。
毛穴が開いている
肌が乾燥して毛穴が開いている人は、保湿方法を見直してみましょう。 肌の80%を脂質が保湿していますが、この脂質をクレンジングや洗顔で洗い流さないスキンケアが大切です。
細胞間脂質といわれる主成分のセラミドは、加齢により年々生成量が減少しています。そこで、生成量が追いつかない分をセラミド保湿のスキンケアによって補っていきましょう。肌の乾燥を防ぐためには、セラミド配合とされた保湿化粧品を選び使用することをおすすめします。
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悩み解消。毛穴に詰った角栓をごっそりきれいにお手入れする方法
毛穴の汚れの除去方法
殺菌や抗菌効果のあるオロナインパック
すり傷や切り傷、やけどやしもやけ、ニキビなどの吹き出物など、さまざまな肌の症状の改善に使えるオロナイン軟膏ですが、毛穴の黒ずみを除去できると評判になっています。
オロナイン軟膏に有効成分として入っているクロルヘキシジングルコン酸塩液という成分には、抗菌、殺菌作用があり、添加物のオリーブ油が、肌に優しい植物性オイルの効果で毛穴の角栓を取り除いてくれます。
つまり、オロナイン軟膏を塗り鼻パックすると、角栓がより取れやすくなるのです。 ですが、鼻パックが終わった後の毛穴ケアに手を抜くと毛穴が開いたままの状態で、かえって肌を傷めてしまったり、またすぐに黒ずみが再発します。
オロナインパックをする際は、肌リスクを考えくれぐれも自己責任で実施しましょう。
綿棒とオイルを使う
毛穴の角栓はクレンジングや洗顔ではなかなかきれいには取れないものです。そんな頑固な角栓が綿棒とオイルでつるんと取れる毛穴ケアがあります。
人間の皮脂の成分に近いといわれている 椿油・米ヌカオイル・オリーブオイルなどは肌になじみやすく、毛穴に詰まっている皮脂や汚れなどがオイルに反応し、ジワジワと毛穴の外に溶け出してきます。
植物性オイルは、古い角質をはがしたり、毛穴を柔らかくする成分や、保湿成分を持っているため、肌への負担が少なく、角栓がボロボロと取れるのです。
重曹を使う
ネットで話題の美容法である「重曹パック」は毛穴ケアにとても効果があると評判です。 重曹は食品であり、温泉の成分でもあるので、成分としては安全性の高いものといえます。 水に溶かせば弱アルカリ性の水溶液となり肌のピーリング効果も期待でき、古い角質が取れて一時的にはつるっときれいになるかもしれません。
しかし、重曹の粒子は大きいので、使い方によっては肌に過剰な摩擦を与え色素沈着を起こす可能性があります。 そもそも重曹はスキンケアのために作られたものではないので、重曹パックを行う場合はくれぐれも自己責任の元でお試しください。
要注意の毛穴の汚れ除去方法
指やピンセットで無理に取る
毛穴の汚れを指やピンセットで無理に取るのはおすすめできません。 ピンセットや指で無理やり毛穴を広げ角栓を取り除こうとすると、その刺激によってターンオーバーが乱れてしまいます。
ターンオーバーが乱れることではがれ落ちるはずだった古い角質は表皮に残留し、皮脂や汚れなどと混じり合って毛穴などにたまる結果、角栓となるのです。 ピンセットや指での角栓除去は事態を悪化させるだけでなく、かえって角栓を増やすことにつながる可能性があります。
毛穴パックの多用
毛穴パックには、大きく分けて角栓を剥がし取るタイプと洗い流すタイプの2種類のタイプがあります。
角栓を剥がし取るタイプ
シート状のパックを水分で濡らしてお手入れしたい箇所に貼り、乾燥するのを待って剥がします。 シートの高い吸着力で、毛穴に詰まった汚れや角栓を根こそぎ取り除くことが目的でが、一緒に肌表面の必要な角質や油分、水分まで除去してしまう恐れがあります。
洗い流すタイプのパック
泥状のペーストを顔に塗るものが主流です。 これは大地の粘土層からとれる粘土を原料にしており、その吸着力や殺菌作用が毛穴の詰まりの角栓の除去に有効だといわれています。 顔のお手入れしたい箇所に塗り、泥が乾いたら洗い流します。洗浄力が強いので、同時に肌の水分や油分も洗い流してしまう恐れがありますがパックの成分が残らないようしっかりとすすぐようにしましょう。
洗い流すパックと洗い流すパックはどちらもやってかまいませんが、パックの頻度とパック後の毛穴ケアは十分行いましょう。
ピーリング剤の活用
ピーリングは、肌の古い角質をはがし、状態を良くする効果が期待できるスキンケアで、医療機関で行うケミカルピーリンク(メディカルピーリング)と自分でできるセルフピーリングがあります。
ピーリングをすることによって、肌の古い角質が取り除かれると、角栓予防ができて毛穴のつまりが防げるといわれています。 また、ピーリングで毛穴のつまりがなくなると、ニキビの悪化を防止する効果も期待できますので肌トラブルを回避するには期待できる方法です。
スクラブ配合の使用
通常のクレンジングや洗顔は、たとえ洗浄力が強くスクラブなど配合されたものを使っても、角栓の表面部分にしか影響されず、毛穴の奥から根こそぎ取り去ることは難しいとされています。 毛穴の奥の角栓はタンパク質からできているのでクレンジングオイルを浸しても溶け出すことはありません。
また、スクラブ配合の洗顔料を使うと、摩擦による刺激が起こり、角質層に大きなダメージを与えてしまいます。すると、肌は角質層をますます厚くしよう角質を生み出し「過角化」を招く原因になります。 ですので、過度なクレンジングや洗顔は逆に毛穴を詰まりやすくしてしまいますので扱いには注意が必要です。
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毛穴ケア洗顔方法
毛穴を広げる
エステサロンや美容室で、よく使われている蒸しタオルですが、蒸しタオルには毛穴を広げるという効果があります。 蒸しタオルは、温熱と蒸すという要素を持つため毛穴を広げ、毛穴ケアに効果があるといわれています。
蒸しタオルによる適度な暖かさの熱は、皮下組織の血行を良くし、また蒸しタオルの蒸気とその熱が一緒に肌の細部にまで行き渡り、角質を柔らかくすることで、毛穴を広げ、溜まった皮脂や汚れが取れやすくなるのです。
クリームタイプのクレンジングを行う
クレンジング剤には色々なタイプがありますが、クリームタイプのクレンジング剤は、油分と界面活性剤のバランスが取れているものが多いので、肌にとっては優しく、また使用後の乾燥も気になりません。
さまざまなクレンジング剤の中でも、クリームタイプのクレンジング剤は肌への刺激が少なく、うるおいを残した状態でメイクを落とせるので、皮脂の分泌量が正常に戻り、毛穴の黒ずみや角栓のつまり、毛穴の汚れの改善が期待できます。
クリームタイプのクレンジング剤は、他のオイルやジェル系のクレンジング剤よりも油分が多めに含まれていることので、油分に敏感な人は控えるようにしましょう。
うるおいを残す洗顔料を使う
汚れだけをしっかり落として、潤いはたっぷり残せる洗顔料を選ぶためにはちょっとしたポイントがあります。 必要な分だけの皮脂やたっぷりの潤いを残し、肌を優しく洗うために重要なポイントは「泡」です。
手指でゴシゴシと顔を洗うのではなく、泡で包み込むように洗うことが重要なので、細かいボリュームの泡が作れる洗顔料を選ぶといいでしょう。
泡がたっぷり作れるのであれば、固形石鹸でも、フォームタイプ、ジェルタイプでも形状は関係ありません。しっかりとしたボリュームのある泡がたつかどうか大切ですので、洗顔料の他に泡立て用のネットを利用するのもおすすめです。
泡洗顔をする
実は、洗顔のしすぎや間違った洗顔方法は肌にダメージを与え、毛穴にも様々なトラブルを与える原因となります。 正しい洗顔方法は、洗顔料でもちもちの細かい泡を作り手と顔の間にクッションになるようなイメージで泡を乗せ、Tゾーンや顎など、皮脂が多い部分から洗い始めましょう。この時、なるべく指が肌に触れないように泡を撫でるように洗顔します。
乾燥しがちな目元や口元などは、泡を乗せるだけで十分効果が期待できます。 顔についた洗顔料を最低20回はパシャパシャとぬるま湯をかけるようにすすぎ、洗顔料が肌に残らないようにさっぱりきれいに洗い流しましょう。お湯の温度は体温より少し低めの33℃~36℃くらいが理想的といわれています。
必要な皮脂を残す水洗顔も効果的
本来、洗顔の目的は、皮脂やメイクなどの汚れを落とすことですが、肌に必要とされる皮脂や、肌のうるおいを保つセラミドなどの保湿成分まで洗い流しているケースが多く見られます。 最低限の皮脂や天然保湿成分を洗い流しても、基礎化粧品で保湿をすれば良いと思う人もいるかもしれませんが、一旦ダメージを受けた肌のバリア機能が回復するには、数日の時間を必要とします。
ですが、人の肌には「自浄作用」があり、汗とホコリは、洗顔料をつけなくても水洗顔で十分に落とせるのです。 必要な皮脂を残しながら、余分な汚れだけを落とす正しい洗顔方法で様々な肌トラブルを解消していきましょう。
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毛穴の汚れに効果的なアフターケア
浸透力のある化粧水
ビタミンCには様々な美肌効果がありますが、肌への浸透が良くないというデメリットがあります。そこでビタミンCを肌への浸透力を高めた形に改良したものがビタミンC誘導体です。 ビタミンC誘導体は、美白、シミ、シワ、毛穴ケアに効くことで非常に人気があり、浸透力のある化粧水に含まれています。
また、お肌のうるおいを守る「最強の保湿剤」と言われるセラミドは、角質層の角質細胞をつないで支える細胞間脂質のひとつです。 このセラミドが少なくなると、 角質細胞の間がスカスカにあき、水分が肌の外に逃げてしまうので肌トラブルを招く乾燥肌の原因になってしまいます。
ビタミンC誘導体とセラミドを合わせてお手入れすれば肌の様々なトラブルに対応することができるでしょう。 ビタミンC誘導体とセラミドの両方を配合した化粧品を使用すれば、理想の肌を手に入れることも夢ではありませんね。
低カロリーで油分の少ない食事
毛穴の黒ずみは、皮脂や汗が合わさり角栓となり、酸化して黒くなった状態です。 脂っこい物や糖質の高いものを食べすぎると血液中にあふれた脂肪や糖分が刺激となって、皮脂の分泌量を増やしてしまいます。
このように、必要以上に余分な皮脂が増えると、それを落とすことはなかなか難しくどれだけ毛穴パックや洗顔などで毛穴ケアをしても完璧を目指すことは至難の技です。 低カロリーで油分の少ない食事を心がけ、体の内側からきれいになることを心がけて生活していきましょう。
サプリメントの活用
毛穴対策というと、外からのケアばかり頑張ってしまいがちですが、体の中からのケアも効果的です。 毛穴対策に効果がある栄養素に、ビタミンC、コエンザイムQ10、コラーゲンなどがあります。
ビタミンC
皮脂の分泌を抑えて、毛穴のつまりを防ぐ 毛穴の黒ずみを予防する効果があります。 サプリでビタミンCを摂取する場合は、ビタミンB1やビタミンEなどが一緒に入ったマルチビタミンが効果的です。
コエンザイムQ10
人の体内で作ることができ、肌細胞にも存在する生命維持に欠かせない大切な栄養素で、健康にも美容にも効果があるといわれています。 特に、美容においては、ターンオーバーをスムーズにする役割があり、肌細胞を活性化して肌のハリを高め酸化を防いでくれる効果があります。
コラーゲン
肌に弾力をもたせる働きがあるコラーゲン。 コラーゲンを摂取することにより、肌のたるみは改善され、毛穴の開きや毛穴のたるみを目立たなくしてくれます。 コラーゲンは体内に入ると、アミノ酸に分解され。その後、新たにコラーゲンを生成する時にはビタミンCが必須となります。 コラーゲンを効率よく摂取するために、 ビタミンCを同時に摂取するといいでしょう。
しっかりとした睡眠
毛穴のトラブルを改善するためには、しっかりとした睡眠をとることが非常に重要です。 いくら毛穴パックや洗顔でケアをしても、睡眠をおろそかにしていると、皮脂が過剰に分泌されたり肌荒れしたりと肌トラブルを起こしやすくなります。
質の良い睡眠をとるために、肌のゴールデンタイムと呼ばれる夜の22時から2時までの間に十分な睡眠をとるように心がけましょう。毛穴の黒ずみや開きをケアして、美しい肌を手に入れるために、睡眠不足や寝すぎによる体調不良に陥らないように適切な睡眠をとるようにしましょう。
適度な運動
美容や健康のために、適度な運動が必要とよく耳にしますが、毛穴ケアにとっても適度な運動は不可欠です。 適度な運動は、新陳代謝を高めるため必須ではありますが、毛穴ケアにおいては運動することでかく汗がポイントになります。
毛穴に溜まってしまう角栓や黒ズミなどの皮脂汚れを解消するには、汗をかくことが有効です。 汗をかくことは、肌を乾燥から守り、乾燥が原因で起こる肌のトラブルを回避することにつながります。 もちろん、汗をかいた後は清潔を保つことが大切ですが、汗をかかないよりも、汗をかく方が、保湿するという面において毛穴の悩みをクリアしやすいといえます。
毛穴をきれいに見せるメイク
下地の選び方
毛穴をカバーし、きれいに見せるメイクのコツは、実は下地選びにあります。 化粧下地の最も大きな役割は、 黒ずみや開きで目立つ毛穴をカバーして、ファンデーションのノリをアップすることです。 特に、目立つ毛穴を隠したい人におすすめのものはシリコン系の化粧下地です.
シリコン系の化粧下地は、開いた毛穴を埋めてカバーする機能が優れており、凹凸のないスムーズな肌を作ってくれます。 また、毛穴をカバーするだけでなく、余分な皮脂を抑える働きもあり、化粧を崩れにくくする効果があるのもうれしいですね。 シリコン系の化粧下地で毛穴をしっかりカバーし、ファンデーションを重ねつけすると、メイクの持ちもさらにアップし、美しい毛穴レスの肌を作ることができます。
ファンデーションの選び方
ファンデーションのタイプには、リキッド、クリーム、パウダーなど色々な種類がありますが、毛穴のカバーに適しているは、ズバリ液体状のファンデーションです。
リキッドやクリーム状の液体のファンデーションは、毛穴の入り口部分にまで入り込み、肌の凸凹をスムースに見せてくれます。 毛穴の凸凹を液体状のファンデーションでしっかりフラットな肌に作ることがきれいな毛穴レスの肌に見せるコツです。
ファンデーションの色選び
毛穴ケアを目指す人は、毛穴の種類に合わせてファンデーションの色を選ぶようにしましょう。 たるみでできた毛穴や、凹凸の激しい毛穴は影を作ってしまい、余計に影で黒く目立ってしまうので、肌色またはそれより少し明るめの色を選ぶといいでしょう。
逆に黒ずんだ毛穴が気になる人は、明るめのファンデーションを選ぶと、余計に黒ずみが目立ちますので、肌より少し暗めの色を選ぶ方が毛穴を目立たなくできます。
ファンデーションの付け方
ファンデーションの付け方は、1. ほほ→2.おでこ→3.鼻筋→4.あごの順番で、顔の中心部から外側に向かってファンデーションを塗り広げていきましょう。顔の面積が広い順番にファンデーションを塗るのがコツです。
また、毛穴が目立つ鼻の頭や小鼻の周りは、ファンデーションを伸ばした後に軽くトントンと叩きこむようになじませましょう。 そして小鼻の細かい部分はパフで丁寧に重ね塗りします。
ファンデーションは、商品のパッケージに記載されている使用分量を超えないように注意しましょう。ついつい毛穴を隠そうと、厚塗りになりがちですがその行為はNGです。
フェイスパウダーの選び方
メイクの仕上げに使われることが多いフェイスパウダーですが、毛穴の影をカバーしてくれるありがたいアイテムです。 特に、たるみにより目立つ毛穴の人はパール入りのフェイスパウダーを使用すると、光の拡散作用で毛穴の影が目立ちにくくなります。
ですが、逆に、パールの効果が強すぎてしまうと毛穴が目立ってしまい、白浮きする場合があります。じっくり見るとほんのりパールが入っているくらいに見えるシンプルなものがおすすめです。さりげない程度のパール感で十分毛穴ケアのメイクには効果が期待できます。
毛穴ケアメイクの注意点
素肌に化粧水や乳液でしっかり浸透させて保湿をしてから、下地、ファンデーションにをつけるようにします。しっかり保湿されていないと肌と下地が密着しないため、ファンデーションがヨレてしまう原因となるのです。
厚塗りをすればするほど、皮脂によるメイク崩れは激しくなりますので、ファンデーションの厚塗りは厳禁です。そして、仕上げにパール入りのパウダーをブラシで さらっと肌に乗せるだけでツヤ感が増し、毛穴を目立たなくする効果があります。
メイク直しの方法
毛穴やメイク崩れをカバーするためのメイク直しも間違った方法やれなやるほどアラが目立ってしまいます。
コットンで皮脂をオフしよう
皮脂を取る場合は、あぶらとり紙よりもコットンで皮脂をオフするとよいでしょう。ファンデーションはそのままで、余分な皮脂だけをとることができます。
スプレー化粧水で保湿
肌が乾燥した状態でファンデーションを塗ると崩れてしまったり、ひび割れる状態になってしまいます。余計な皮脂を取りさった後は、スプレータイプの化粧水で水分を補給し、その後メイクを整えましょう。
化粧水で補給
水分を逃さず、さらにファンデーションが乗りやすくなるために、皮脂をオフしたコットンの裏側で乳液もしくは化粧下地をなじませましょう。これをすることで、重ね塗りするファンデーションがなじみやすくなります。 単に重ね塗りするだけではなく、一手間を加えることがキレイなメイク直しのコツですね。
毛穴ケアを見直しきれいな毛穴へ
洗顔後の肌は乾燥しやすくなっています。そのままにしておくと、肌の水分量と皮脂量のバランスが崩れてしまうことに繋がります。洗顔が終わったら化粧水などで十分に保湿を行い、肌に必要な水分を補給するようにしましょう。
また、紫外線も肌にとっては大きなダメージとなりターンオーバーを乱す原因となります。紫外線対策は、毎日の保湿と同様に行うようにするといいでしょう。