背中の「しみ」になる原因を知り、正しいスキンケアできれいな背中に

2017.08.04

背中の「しみ」になる原因を知り、正しいスキンケアできれいな背中に

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

背中は自分ではなかなか見れないだけに、気になる部分でもあります。特にきれいな背中の人を見ると、自分の背中のシミが気になってしまいます。背中にできるシミの原因を知り、正しいスキンケアを実践することできれいな背中を手に入れましょう。

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目次

    背中のしみの原因について知ろう

    紫外線による色素沈着

    背中や胸、肩にかけての部分はシミ、黒ずみなどの色素沈着を起こしやすい部分です。それらの部分は思った以上に紫外線の影響を受けやすいのです。特に背中は、背中の空いた服や水着を着た際に、日に焼ける範囲が広いのも特徴です。

    紫外線は肌の真皮層まで突き抜け、メラニンを作るメラノサイトがダメージを受け、メラニン色素が大量に分泌され、茶色いシミになってしまいます。背中なのでうっかり日焼け止めを塗るのを忘れてしまうと、肌は軽い火傷をした状態になります。

    後から肌が赤くなることも、紫外線によってダメージを受けたからです。日焼けをした肌は極度な乾燥状態なので、水分が少なく肌の再生が遅れる原因にもなります。ターンオーバーが遅れることで、角質層に茶色いメラニン色素が残りやすくなってしまいます。

    ニキビの炎症による肌へのダメージ

    背中は皮脂分泌が多い部分でもあるため、毛穴が詰まりやすくなりニキビができやすい部分でもあります。ニキビにより毛穴が炎症を起こすと、肌は活性酸素を発生させ、シミの原因になります。

    またニキビによる炎症はアクネ菌が増殖していることが原因です。ニキビの炎症部分によって毛穴がダメージを受けると、メラニン色素を発生させて肌を守ろうとするので、その後、役目を終えたメラニン色素が角質層に残ってシミとなってしまいます。

    肌着などによる肌への摩擦

    肌着など外部からの強い刺激や摩擦を受け続けていると、肌表面が少しずつ傷つけられ皮膚のバリア機能が低下します。バリア機能が低下すると、乾燥や敏感肌になり弱くなった肌を守ろうとして、メラニン色素が過剰に生成されます。

    メラニン色素が過剰に分泌されると、色素沈着を起こし茶色く残ってしまいます。背中は常に衣服が擦れている状態です。また、体を洗う時などゴシゴシ皮膚を擦り続けていると、色素沈着が起こってしまう場合があります。

    ストレスによる活性酸素の増加

    ストレスを受けると体は緊張状態になります。体は細胞を活性化させようと、アドレナリンを分泌して血流を早めようとします。緊張状態が続くと男性ホルモンが過剰に分泌されるようになります。ストレスを溜めこんだり感じ続けることで男性ホルモンが分泌され続けると、脳内で誤った指令を出してしまい、シミのもととなるメラニン色素が過剰に分泌されることがあります。

    また、男性ホルモンが多い場合、ターンオーバーが乱れている可能性もあるので、皮膚の再生も遅れ角質層にシミとなって残ってしまいます。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
    メラニン色素を減らして肌のシミや顔のくすみを改善予防しよう

    背中のしみの治し方のご紹介

    美容クリニックで治療をする

    シミは皮膚科でも診療を受けることができるので、美容クリニックに相談してみることもいいでしょう。シミにも色々な種類があるので、シミの種類を判断してもらい治療法を検討することで、最適な治し方が分かります。

    塗り薬やビタミンCの注射や点滴、ピーリング等のターンオーバーを正常化させたりしますが、さらに効果的で何より早く治したいとなると、レーザー治療などもあります。ですが、レーザー治療の後はしっかりアフターケアをしなくては、逆にシミが濃くなることもありますので、医師の指示に従ってください。

    またレーザー治療後は、お肌のバリア機能が著しく低下して非常に敏感になっています。レザー治療は細かい傷を角質層につけ、ターンオーバーを促す作用があります。そのため、日焼け止めや背中が日に焼けないように露出を避けるなどして、日焼け対策は万全に行いましょう。

    皮膚科のイオン導入を利用する

    肌の表面にある角質層にはバリア機能があり異物を通さない特徴があるため、ビタミンCが含まれた美容液や
    クリームなどの美容成分は、肌の角質層まではなかなか浸透しません。

    ビタミンCで美白効果を高めるには皮膚科にあるイオン導入を利用することもいいでしょう。肌の表面には一番古い角質層が重なっているため、美容成分も水分も通りにくくなっています。そこで、陰イオン化されたビタミンC誘導体を電気の流れを利用して、経皮浸透させる方法がイオン導入です。

    そうすることで陰イオン化されたビタミンCが角質層に浸透し、シミだけでなくコラーゲン生成を促し、ニキビも治りやすくなります。

    ビタミンCのサプリメントを摂取する

    肌の内側からシミを治すには食事やサプリを使ってビタミンCを摂取することも効果的です。食事で摂取するにはビタミンCが料理によって壊れてしまう場合があるので、できるだけ生野菜のサラダを作るなどしなくてはいけません。

    レモンには20mgのビタミンCが含まれていると言われています。シミをビタミンCだけで消していこうと思うと、1日2000mgのビタミンCが必要です。レモンなら1日100個も必要という計算になります。

    食事のみで十分な量のビタミンCを摂取することは難しいため、食事の補助の役目があるビタミンCのサプリを活用しましょう。理想のビタミン量に近づけます。

    ビタミンC誘導体の入っている美白化粧品を利用する

    ビタミンCが入った美容液をただ塗っただけでは、角質層になかなか浸透しません。スキンケア商品にビタミンCの成分表記があっただけでは、低濃度で浸透力が弱いものが多いのです。

    そこでビタミンCを肌に浸透しやすく改良したものが、ビタミンC誘導体です。肌に浸透しやすくするためにビタミンCに化合物(リン酸基など)を配合し、浸透率を高めたものがビタミンC誘導体です。

    ビタミンC誘導体が入っている美白化粧品を利用することで、角質層のコラーゲン生成を促し、抗酸化作用があるのでメラニンの色素を作る作業を邪魔します。また皮脂を抑えてくれるので、毛穴が皮脂で詰まるのを予防します。

    美白効果の高いハイドロキノンクリームを利用する

    皮膚科でも採用されているシミに効果的なハイドロキノンクリーム。シミの原因であるメラニン色素が作られることを抑えるだけでなく、メラニン色素を作る細胞(メラノサイト)そのものを減少させる成分のことです。

    シミを予防するための美白成分としてビタミンCやプラセンタが有名ですが、バイドロキノンはそれらの美白成分の10~100倍の効果があると言われています。予防するだけでなく、皮膚に沈着したメラニン色素にまで働きかけます。

    そのためハイドロキノンは肌の漂白剤とも呼ばれています。ハイドロキノン1%~3%は刺激が少なく、安全性の高い濃度と言われています。即効性はやや低くなると言われています。

    4%~5%は濃度が高くなるため、肌へピリピリとした刺激を感じる場合があります。肌に合うかパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。

    背中用の石けんでピーリングをする

    背中もターンオーバーが遅れていると、皮脂が毛穴に溜まってニキビができたり、シミがなかなか消えなくなってしまう場合があります。背中の皮膚がゴワゴワする、いつまでたってもニキビが治らないといった場合は、一度、背中用の石鹸でピーリングを試してみてください。

    また、ピーリングには肌質によって合う合わないがあります。肌が弱い、敏感肌の人はピーリング後のピリピリが合わないという人もいます。背中の皮脂が常に気になっている人はピーリングの後はしっかり保湿するようにしましょう。

    背中専用のパックでお手入れをする

    肌のターンオーバーは保水力がなければ、肌の再生周期からどんどん遅れてしまいます。肌の再生を促し、シミを薄くするには肌の保湿が必要です。肌の保水力を上げるためには、普段からのスキンケアが大切です。

    化粧水をしているという場合でも、毎日ではなくてもいいので、週に2回は背中専用のパックなどを使ってお手入れして上げると、保水力が上がり肌の再生が促されやすくなります。特大サイズの美容シートを購入し自宅でケアするのお手軽で便利です。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
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    ハイドロキノンクリームを使用する時の注意点

    メラニンが作られにくいので紫外線対策をする

    ハイドロキノン使用時は紫外線の影響を受けやすい状態です。紫外線を浴びるとシミを濃くする生成がある成分です。日光を直接浴びなくても、紫外線は室内にも入ってくるので、外出しない場合でも紫外線対策はおこなってください。できるだけ紫外線から肌を守りましょう。

    白斑の可能性もあるため長時間使用しない

    高濃度のハイドロキノンの長時間の使用は白斑ができる可能性があります。それはメラニン色素が作られるメラノサイトそのもののはたらきを抑制する働きがあるからです。

    同じ部位に一年以上の長期期間の使用によってメラニン色素を作るはたらきを失った皮膚は、部分的に白斑になる可能性があります。ただ濃度が4%以下のハイドロキノンであれば、一般的な使用で白斑はできにくいとされています。

    酸化しやすいため使用期間を守る

    ハイドロキノンはとても酸化しやすい成分です。開封後はできるだけ冷暗所に保管し、一ヶ月程度で使い切るようにしてください。また酸化したハイドロキノンを肌に塗ると刺激を与える可能性があるため、一ヶ月を過ぎても使い切れなかった場合は使わないようにしましょう。

    背中にしみを作らせない方法

    日頃から清潔に保つようにする

    シミを作らせないためには、ニキビ跡にしない、ターンオーバーを正常化させるなどがあります。皮膚の再生周期を乱さないようにするには、皮脂が厚くなりニキビができやすい肌では正常に機能しません。

    またニキビを作らせないためには、背中を清潔に保つことが大切です。まず基本はきれいに洗うことです。ですがきれいにしようとゴシゴシ擦ったり、週に何度もピーリングをすると必要な皮脂まで洗い落とされ、乾燥してしまうことでさらに皮脂分泌が活発になってしまう場合がありますのでやりすぎには注意しましょう。

    メラニンが発生しないように優しく洗う

    メラニンは肌がダメージを受けることで発生します。日焼けだけではなく、擦れたりする刺激によっても肌は自らを守ろうとメラノサイトが反応しメラニン色素を生成します。

    なので汚れを落とそうとゴシゴシ力を加えて洗ってしまうと、肌はダメージを受けたと感じメラニン色素を作ってしまいます。なので背中を洗う時は摩擦がなるべく起きないように、石鹸でたくさん泡だててから洗うようにすると、シミの予防になります。

    肌着の素材は肌に優しい物を使用する

    メラニン色素は肌が外部から刺激を受けることで発生しやすくなります。なので普段から着る衣服はなるべく肌に優しいものを身につけるようにすることも効果的です。

    敏感肌の場合は衣服が擦れるだけでも肌の刺激になるといいます。普段から何を着ても大丈夫だという肌でも、何らかの要因によって擦れることが気になったり、あまり見えない背中なのでいつの間にか荒れてしまっているなんてこともあります。

    日頃から紫外線対策を万全にする

    紫外線は皮膚の真皮層までダメージを与える紫外線A波とB波があります。紫外線A波は皮膚を赤くしヒリヒリさせることはありませんが、曇りの日でも肌の奥まで届き、活性酸素を発生させコラーゲンやエラスチンなどを変性させます。

    メラニンは皮膚の中で増加し、今すぐでなくとも、数年~数十年後には肌を黒褐色に変化させます。紫外線B波は肌を赤くヒリヒリさせる性質があります。

    真皮層までには届きませんが、B波のような強いエネルギーが肌に当たると、メラニン色素を作り出す酵素が活性化し、メラニン色素の生成を促します。

    背中の空いた衣服や、水着の際は日焼け止めを塗るなどして紫外線対策を万全におこなってください。

    美白効果の高い化粧品を使用する

    紫外線を浴びたり、外部からの刺激によってメラノサイトがメラニンを生成したとしても、メラニンを含む細胞は徐々に押し上げられ、角質に変化していきます。一時的な日焼けの場合はターンオーバーで自然とはがれます。

    ですが加齢や肌の乾燥やストレスなどの何らかの原因でターンオーバーが遅れると、そのまま肌に残ってしまう場合があります。日頃から美白成分が入った美容液や化粧水を使うことでシミの予防をしていくことも大切です。

    美白成分にはメラニンの生成を抑えたり、抗酸化作用のあるビタミンC誘導体やアルブチン、ターンオーバーを活性化させて正常化させるプラセンタなどの成分があります。美白効果の高い化粧品を選びましょう。

    保湿クリームで角質を柔らかくする

    メラニンが生成された細胞は最後は角質となって押し上げられ、自然とはがれ落ちます。これがターンオーバーと呼ばれるものです。ですが加齢や肌の乾燥など皮膚が硬くなっていると、遅れてしまう場合もあります。ターンオーバーを正常に機能させるためには、保湿クリームなどで常に角質を柔らかくさせておくことが大切です。

    ターンオーバーを促すビタミンBを摂取する

    ターンオーバーを促進させるためビタミンBは必要不可欠です。エネルギーを作る時に代謝を助ける働きがあります。ビタミンBが不足すると代謝が悪くなり、ターンオーバーが遅れる原因にもなります。主に、牛や豚のレバー、イワシ、カツオ、マグロ、さんまなどの赤みの魚にも含まれています。

    活性酸素を抑制するビタミンCを摂取する

    ビタミンCは抗酸化作用が強いので、肌細胞の老化を防止する効果が期待できます。コラーゲンの生成を助ける働きもあるので、シミ・そばかすを防ぐ効果もあります。主にピーマン、レモン、ケール、ゴーヤ、キウイフルーツ、ブロッコリーなどの果物や野菜に含まれています。

    皮膚を強くするβ―カロチンを摂取する

    ベータカロチンは必要な状況になると体内でビタミンAに変化します。ターンオーバーを助け、色素沈着を抑えてくれます。主にはにんじん、レバー、ほうれん草、うなぎに含まれています。

    肌の原料のタンパク質を摂取する

    肌が作られるのに必要な材料はタンパク質です。肌だけではなく髪の毛や爪もタンパク質でできています。タンパク質が不足してしまうと健康維持に支障が生じるほど大切な栄養素です。主には赤みの肉、魚、卵、大豆などです。

    抗酸化作用の高いリコピンを摂取する

    リコピンは抗酸化作用が強いと言われています。また、肌細胞の老化を遅らせる効果があります。紫外線を浴びて活性酸素が作られてしまっても、リコピンが存在していれば活性酸素は無害になります。主にはトマト、スイカ、あんず、ピンクグレープフルーツなどに含まれています。
    ▼さらに詳しい解説はこちら
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    日頃からお手入れをしていきましょう

    背中にシミを作らせないようにするには、日頃からのお手入れが大切です。皮脂が多く分泌される部分でもあるので清潔さを保つことは重要ですが、そのほかにも、肌にダメージをできるだけ与えずに正しいスキンケアを続けていくことで、理想的でキレイな背中を手に入れましょう。

    当社は、この記事の情報(個人の感想等を含む)及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に 相談されることを推奨いたします。

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