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もともと角質層の中に存在している成分
セラミドは、生まれつき誰もが体の中に持っている成分で、肌細胞で生み出されています。表皮の一番上にある角質層の中に存在し、肌のうるおいには欠かせない成分です。
肌の角質層は、細胞と細胞が重なり合うような構造になっており、その隙間を埋める「細胞間脂質」のひとつがこのセラミドです。細胞間脂質の主成分であり、全体の半分にあたる約50%を占めています。
角質細胞と角質細胞の間で水分や油分を抱え込み、細胞同士を隙間なく埋めることで、紫外線やアレルギー物質などの外部刺激から肌を守る役目をしているのです。
セラミドの働き
セラミドには、肌内部の水分が蒸発するのを防ぎながら、うるおいを守る水分保持機能や、紫外線やアレルギー物質、細菌などの外部刺激の侵入を防ぐ働きがあります。
また、シミやそばかすの原因でもあるメラニン色素の生成を抑制する作用があるといわれていて、乾燥や外部刺激が原因で起こるさまざまな肌トラブルを防ぐだけでなく、美白にも効果があるようです。うるおいのある健康できれいな肌を保つためにも、セラミドは重要な成分なのです。
子どもの送り迎えや公園で外に出ている時間が多く、30歳を過ぎてからシミソバカスが気になり始めました。
そんな時に出会ったのがセラミド。いつもより紫外線を浴びたと感じた時は、洗顔後のお手入れの時にセラミドを使用しています。
この夏も沢山紫外線を浴びましたが、ママ友にお肌綺麗だね。と言われました。セラミド効果だなと私は思っています。
年齢とともに減少する
年齢を重ねるにつれて、セラミドは減少していきます。セラミドが減少すると、肌の水分保持機能や外部刺激から肌を守るバリア機能も低下。肌が過敏な状態となり、乾燥や肌老化など、さまざまなトラブルの原因になります。
一般的に肌の中のセラミドは、20代を過ぎた頃から徐々に減少しはじめ、40代になると全体の半分にあたる約50%にまで減少するといわれています。70代前後では約30%になるそうです。年齢を重ねるとともに、肌が乾燥しやすくなるのは、セラミドの減少が関係しているのです。
セラミドには種類がある
セラミドにはいくつかの種類があります。全てのセラミドが肌のうるおいに関わっていますが、種類によって微妙に違った特性を持っています。
・セラミド1:水分を保持するとともに、外部刺激から肌を守るバリア機能が高い。
・セラミド2:水分を保持する力が高く、角質層の水分バランスを保つ。
・セラミド3:水分を保持するとともに、シワを軽減させる。
・セラミド4:角質層の脂質バリアを作り、それを維持する。
・セラミド5:水分を保持するとともに、ターンオーバーを促進したり、シワを軽減させる。
・セラミド6:水分を保持する力が特に高く、ターンオーバーの促進やシワの軽減もさせる。
・セラミド7:細胞分裂を助け、肌の常在菌のバランスを整える。
この中で、肌に一番多く含まれているセラミドは「セラミド2」です。全体の約20%を占めており、セラミドの中で最も高い水分保持機能を持っているといわれています。