食べないダイエットでは痩せない。健康的にキレイに痩せられる方法

食べないダイエットが心に与える影響

イライラして人に当たってしまう

食事制限をすると、日常生活で必要な栄養が足りなくなることでイライラにつながります。食べることを我慢するということは、常にお腹が空いている状態になります。食べないということは糖質制限を続けているとも言えます。

空腹や糖質をカットしすぎることで、血糖値の血中濃度が低くなりイライラする原因になります。食事をすることで血糖値を調節しています。飢餓状態、栄養不足が続きイライラが続いてしまいます。

イライラが続くと精神的にも追い詰められ、少しのことで感情的になったり家族にイライラをぶつけてしまうなどの原因になります。常にある空腹を紛らわすために、常に何かに当たっていないと落ち着かない状態になってしまう場合もあります。

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仕事をしている時の集中が続かない

人は食事を摂ることで血糖値を調節しています。血液に生活していく上での栄養が不足するとイライラしたり、常に空腹状態でもあるために目の前の仕事に集中しずらくなってしまいます。

仕事を始めてもすぐに集中力が切れてしまったり、食べたいけど食べられない精神的苦痛でも、落ち着きがなくなったりストレスによるイライラが蓄積されていきます。

食べることが億劫になる

食事制限のダイエットや食べないダイエットをしているとどうしても毎日の食事に気を遣うことにもなります。極端な食べないダイエットの場合は尚更、何を食べて良いか毎日考えるだけでも億劫になる場合があります。

また食べないダイエットをしていると空腹状態でもあるので、常にあるイライラと「これを食べたらせっかくここまで我慢したのに太ってしまう」という自分に対する強迫観念に囚われ、食べることが億劫になるケースがあります。

痩せない自分を追いつめてしまう

食べないダイエットは始めたばかりの頃はどんどん体重が減っていきます。ですが、始めは頑張るものの、気づくと体重が減らない停滞期に入ると精神的な焦りや、体重が減らないことへのイライラが募ったりします。

食べない過度なダイエットをしていると体の防衛反応として、これ以上体重が減らないようにする停滞期があるので、体重が減らなくなることで「頑張っているのにどうして減らないのか」と数字が減らないことに自分を追い詰めてしまいます。

食べないダイエットが体に及ぼす弊害

下半身だけが太りやすくなる

始めのうちは体重が減っていくので努力の成果が出たと嬉しくなりますが、体重は減っても何故か下半身があまり痩せない場合があります。理由は下半身は上半身より脂肪を溜め込みやすい性質があります。

下半身は上半身より脂肪を蓄えやすく、加齢や運動不足の筋力低下などで血行が悪くなりやすく、新陳代謝も落ちてしまいます。そうなると脂肪がつきやすいだけでなく、脂肪が燃焼されなくなります。

また下半身はむくみやすくセルライトができやすい部分でもあります。老廃物はリンパや血液によって下半身に流れてきますが、食べないダイエットにより筋力が低下すると、上半身へ送り返す力が弱まってしまいます。

そのため下半身がむくみやすくなってしまう可能性があります。食べないダイエットをしても、複合的な原因が重なり、下半身は痩せにくく寧ろ太りにくい体質になってしまいます。

バストが垂れて小さくなる

食べないダイエットは過度な食事制限をしているということは、栄養のバランスが偏っていたり、日々の生活や細胞を新しくするのに必要な栄養素が足りていない状態にある可能性があります。

食べないダイエットは体が外からの栄養が入ってこない分、蓄えている脂肪を燃やすので確かにその分、体重が減りますがバストは脂肪でできているので、自然とバストの脂肪が減ることにもなります。

バストに脂肪がパンパンに詰まっている状態が、食べないダイエットを行うことでバストの脂肪も燃焼され、脂肪が減ります。その余った部分の皮膚が垂れてしまうのです。

また食事制限をすることで筋肉を作る材料が不足すると、筋力の低下に繋がります。バストを支えているのは大胸筋や小胸筋ですが、筋力を作るタンパク質などが不足することで、筋力が衰えバストを支えられなくなってしまいます。

肌の表面がカサカサになる

肌だけではなく髪の毛や爪などの細胞を新しい細胞に再生するのに必要な栄養素は、主にはタンパク質と言われています。ですが極端な食事制限をすることで体は必要な栄養を、生命維持に必要な器官に優先して栄養を回します。

肌に栄養が回るのは後回しになってしまうのでダイエット中、肌荒れが起きたりカサカサになるのはそのためです。食事制限をすると不足がちになりやすいのはタンパク質です。

タンパク質は主に肉や魚、大豆などに多く含まれ、カロリーを抑えるために肉類の摂取が極端に減ってしまいます。またタンパク質はコラーゲンを生成するにも重要な栄養素なので、肌のハリ・ツヤが失われる原因にもなります。

風邪をひきやすくなる

ダイエット中に風邪をひきやすくなるのは、免疫力に必要な栄養素が足りていないことが原因と考えられます。極端な食事制限や食べないダイエットは常に栄養不足になっている可能性があり、カロリーを抑えようとタンパク質やビタミン、ミネラル不足になりやすくなります。

風邪の免疫に必要な栄養素は上記にもあげましたが、タンパク質、ビタミン、ミネラルが主になります。例えば野菜中心の食事制限をしてビタミンはとっているから、免疫力は大丈夫だと思っても、タンパク質と結びつかなければ効率的に働いてくれないビタミンもあります。

偏った食生活や、食べないダイエットにより免疫力が落ちていると感じている方はタンパク質の不足を疑ってみてください。

髪の毛が抜けて薄毛になる

アメリカの研究で過度なダイエットをした場合、大量の脱毛を経験したという実験結果が出たそうです。短期間で急激な体重を落とすようなダイエットをした場合「休止期脱毛症」になる可能性があるそうです。

ヘアサイクルの中で髪の毛が成長しない期間のを「休止期」と言います。髪の毛の成長が止まり、新し髪の毛に生え変わります。過度な食事制限で栄養不足の状態が続くと、体は生命維持に必要な組織に優先して栄養を送るので、髪の毛に回す栄養は後回しになってしまいます。

そのため急激な体重減少により、髪の毛の成長が止まり大量に抜けてしまうことが考えられます。過度なダイエットの影響により薄毛になってしまう原因です。

栄養不足で体の不調がおきる

食べないダイエットにより体が慢性的な栄養失調になると、日々の生活に必要な栄養素が身体中に届けられないことになります。特にカロリーを気にして肉類を摂らなくなるとタンパク質不足になるだけではなく、肉や魚に含まれる鉄分も摂取しなくなるので、貧血になる恐れもあります。

ダイエット中は鉄不足になりがちになります。野菜からでも鉄分は摂取できますが、動物性の鉄分は体に吸収されやすく、野菜の6倍は吸収率が高いと言われています。貧血が続くと頭痛、吐き気、めまいなどの症状が現れ体調不良になりやすくなります。

また女性は毎月の生理によっても鉄を失う機会が多いです。血液中のヘモグロビンが減って全身に十分な酸素が供給できなくなると、冷え性やむくみといった症状が現れる原因にもなります。

食べないダイエットでリバウンドする理由

我慢していた食欲の反動がおきる

食べないダイエットや過度な食事制限は始めは順調に体重が落ちますが、ある期間をすぎると急に体重が落ちなくなる「停滞期」があります。その時に、少しだけならと思って食べ始めた結果、ドカ食いに繋がることがよくあります。

我慢して断っていた炭水化物系などを口にした途端、食欲が抑えられなくなります。体が飢餓状態の間は食欲を無理に抑えつけているので、間脳がパニック状態を起こし、精神的なストレスをかなり受けています。

そこで少し食べ物を口にしただけで、自分の意思ではどうすることもできない食欲に襲われ、それこそ無我夢中で食べてしまうことになります。それが我慢していた食欲の反動になります。

脂肪の吸収量がアップしている

食べていないことで体は飢餓状態になっています。そのため、全ての栄養素を吸収しようとする体質になっています。栄養の吸収率が高まり、脂肪も溜め込みやすい体質に変わっています。

空腹状態が長く続くと、多くの栄養成分を吸収するために胃液が多く分泌されます。なので同じだけの量を食べても、吸収力がアップしているので前より太りやすくなっているのです。

せっかく痩せたのに、食べた途端に脂肪もどんどん蓄えてしまうので、ダイエットする前より太りやすくなってしまっているのは、体が飢餓状態にあったからとも言えます。

満腹感が得られにくくなる

食べないダイエットをした結果、物を口にした時とんでもな食欲が湧いてしまい、いくら食べても満腹感が得られなくなる場合があります。過度な食事制限は脳が必要とするエネルギーにも影響します。

脳はエネルギーを確保しようと、体の筋肉を分解してブドウ糖を作り脳に供給しろと命令が働きます。これを糖新生といい、これは体にとっては危機的な状態です。筋肉量が減るので、体重は落ちますが体は危険な状態になています。

こうなると脳は食糧不足と空腹を常に警戒するようになります。ふとした時に過食のスイッチが入ると、自身でも抑えられない食欲と、満腹感が働かなくなります。

食べないダイエットを行う時の注意点

無茶な食事制限を行わない

早く痩せたい一心で無理な食事制限をしてしまうと、逆に痩せにくく太りやすい体質を作ってしまう原因にもなります。無茶な食事制限をすれば、体は常に空腹状態にもなり、少し食べただけでドカ食いをする危険もあります。

ダイエット中はカロリー摂取を控えたいところですが、栄養バランスを考えた食事を行うべきです。ダイエット前はパスタならパスタだけの単品料理の食事だったが、パスタ以外の副菜をプラスし栄養バランスを考えることが重要です。

水分はこまめに摂る

水分を摂るとむくみに繋がるというのは間違った認識です。逆に水分を摂らないことで老廃物が体の外に排出されにくくなり、むくみの原因になります。

水をたくさん飲むことで単純に尿が増えます。その利尿作用が体内のデトックスに繋がります。また水をたくさん飲むことで、便秘解消にもなり老廃物が排出されやすくなります。

異常を感じたらすぐに中止する

食べないダイエットは断食でもあるので、一時的なら良いともされています。ですが3日以上、一週間以上と長く続けると体調不良を起こしたり、その後のリバンドに繋がる危険もあります。

食べないダイエットや断食は本来医師の指導のもと行うのがベストです。体調を崩したり、体の異常を感じたらすぐにダイエットを中止してください。

長期間続けない

一時的に食べないダイエットなら良しとされていますが、長く続けることで脂肪も減りますが、脳が栄養を求め筋肉を分解するので、代謝も下がってしまいます。そうなるとダイエット後は太りやすい体質になってしまう場合があります。

なので全く食べないダイエットはすぐに痩せることはできますが、その後、拒食やリバンドになる危険もあるので、何日だけと日数を決め、短期間だけにすることが無難です。

激しすぎる運動をしない

食べないダイエットの間に、激しい運動をすることは危険です。食べないことで身体中に栄養が届きにくい状態になっています。エネルギーの元になる炭水化物、脂肪、タンパク質不足ですぐにバテてしまいます。

しかも過度な食事制限で筋力が分解されやすくもなっています。激しすぎる運動は筋肉繊維を傷つけることにもなります。その筋肉を修復する材料となるタンパク質が不足していると、逆に筋肉を分解して作られたアミノ酸によって修復が行われます。

食事制限中の激しすぎる運動は控えるか、バランスの良い食事を摂りながら運動を続けるようにしましょう。

おすすめできない食べないダイエット

水以外何もまったく食べない

水を飲んでいればいいというわけでもありません。水を飲んでいるから何も食べずに何日も食欲を我慢していた場合、体重はすぐに落ちますが、停滞期に入り体重の減少はあまり見られなくなります。

そこで急にたくさん食べることで食欲が抑えられなくなる可能性があります。結果、リバンドに繋がるので、水ダイエットはお勧めできまん。

朝食を食べない

朝食を摂らないということは夕食後から翌朝の昼まで何も食べないことになります。夕食が深夜など遅かったのならまだしも、12時間以上は何も食べず、昼頃にはかなりの空腹と飢餓状態になります。

空腹状態が続くと血糖値が低い状態のままになります。そこでお昼に一気に食事を摂ると血糖値が急激に上昇し、摂った栄養素を全て吸収し余った糖質などは脂肪として蓄積されやすくなります。

炭水化物を食べない

炭水化物を抜けば何を食べてもいいというダイエット法が一時期有名になったことがあります。お米、パン類、パスタ系や甘い物に多く含まれている栄養素で、痩せるためなら我慢できないこともありません。

ですが炭水化物も日々生活していく上で体に必要な、５大栄養素の１つです。炭水化物を抜くことで、体には色々な不調が出てきてしまいます。炭水化物は脳と赤血球、筋肉や臓器などの主なエネルギーになります。

炭水化物は摂取するとブドウ糖などに分解され、特に脳が活動するのに必要なエネルギーとなります。摂取しすぎると脂肪として蓄えられるだけであって、全く断ってしまうのは体によくありません。

特定のもの以外食べない

ダイエット中だろうと「これは食べない」と決めてしまうと、栄養バランスが偏ってしまいます。何かを抜けば、抜いた分だけ体は何かで補おうとします。

また炭水化物を摂取したからと即脂肪になるわけではありません。炭水化物を大量に摂取するような食生活を続けてしまうと、余分な糖分は脂肪に変わって蓄積されるということです。

食べていないのに痩せない理由

摂取カロリーが消費カロリーより多い

食べなければ単純に体重が減っていきますが、それは停滞期に入るまでです。極端な食事制限のダイエット中は栄養失調だと体が察知し、カロリーをなるべく消費しないようにします。体の防衛反応が働くために、体重が落ちなくなります。

食事制限をすればするほど、体は生命維持を続けるためにカロリーを消費しない、脂肪を燃やさない体質になっていきます。消費カロリーは極端に少ないので、少しだけ食べても摂取カロリーの方が多くなるのです。

運動をまったくしていない

運動はカロリー消費には効果的であり、脂肪の燃焼には欠かせません。運動は筋肉を動かすことでエネルギーを消費します。その際に、摂取したエネルギーも消費されますが、運動することで代謝をあげ脂肪燃焼にもつながります。

脂肪の燃えにくい停滞期に入っている

始めは順調に体重が落ちていたのに、急に体重が落ちなくなる停滞期があります。それは体が飢餓状だと判断し、なるべくエネルギーを消費しなくなるからです。つなり代謝が悪くなっているからです。

筋肉量が減少し代謝が落ちている

筋肉が多ければそれだけ消費エネルギーが多くなります。筋肉は血管を送るポンプのような役割もあります。筋肉量が多ければそれだけ代謝を上げることができます。運動をまったくしていない場合、筋肉も衰え逆に代謝の悪い体になっていきます。

便のかさが減り便秘になっている

食べないことで便が作られる量も減ります。食べないことで腸の動きも悪くなり、便秘になります。老廃物が体の外に出にくくなっているので、それだけでも体重が減らなくなる原因です。

無理しない程度にできる食べないダイエット

午後6時以降何も食べない

名前の通り夕方6時までに食事を終えるダイエット法です。ただし3食は通常通りきっちり食事をします。無理な食事制限がないので続けやすいので、一時期は芸能人の間でも話題になりました。

体内には脂肪を溜め込む働きがあるタンパク質（BMAL1）という物質があります。そのタンパク質が夕方６時以降から増え、夜10時から急増します。「夜食べると太りやすい」というのは、このタンパク質の増大と関係しているようです。

1食だけ普段の食事を食べない

1日3食の内、1食だけを特定の食品に置き換えるだけです。置き換える食品を低カロリーのものを選ぶことで、1日全体の摂取カロリーを少なくし代謝以下にすることで痩せる方法です。

有名どころでは、バナナやゆで卵に置き換えるダイエットです。食事制限もないので続けやすく、知らずのうちに置き換えをしている方もいるかもしれません。

間食をしない

ダイエット期間はどうしても1食と1食の間でお腹が空きやすくなりがちです。ですがそこで間食をしてしまうと結局摂取カロリーが多くなってしまいます。

痩せるまで間食を我慢すれば、胃が間食しない生活に慣れるので、間食しなくても平気でいられる体質になるまでは我慢しましょう。

痩せた後は食事のバランスに気をつけよう

ダイエットが成功したからといって、ダイエット前の食生活に戻ってしまうと、体型まで戻りやすくなります。痩せた後は栄養バランスの良い食生活を続け、できるだけリバウンドはしない生活を続けることで、いつまでも理想的な体型を維持することができます。