目次
ヨガを日常に取り入れるメリット
ストレス解消ができる
身体によいとされるストレッチ運動はたくさんありますが、ストレッチとヨガの大きな違いは、呼吸法です。ヨガは、呼吸法がすべてポーズの基本となり、正しい呼吸法で行うことで、さまざまな効果を生み出します。
身体の動きと呼吸法を組み合わせることで、より深く呼吸することができ、繰り返し行うことで体の中からリラックスできます。同じポーズをとるにしても、深く呼吸しながらとるのか、ただポーズだけをとるのかによって、動きは大きく異なります。
呼吸と共に行うヨガは、身体の動きをよりなめらかにし、自分と向き合う時間を作ることができます。心も身体もリラックスでき、ストレス発散に効果的です。
ぐっすり眠れる
ヨガのポーズを行うことで、全身をほぐすことができ、滞りがちな血流やリンパのめぐりを促します。ヨガでは、身体の動きに合わせた呼吸を行うため、より効果的に身体をほぐすことが可能です。また、動きのあるポーズのあとには、全身の力を抜いてリラックスするポーズを行うなどの、活動と休息が常に繰り返されているため、だんだんと身体がリラックスしやすい状態になります。
そのため、ヨガをしたあとには、リラックスした状態で、質の良い睡眠をとることができるようになるのです。実際にヨガをしたあと、眠気を感じるという経験をしている人も多いようです。スムーズに睡眠に入りにくい人など、ヨガを取り入れ、ぐっすり眠ってみてはいかがでしょうか。
体のラインが変わる
ヨガを続けていくことで、体のラインの変化を感じる人も少なくないようです。ヨガは、さまざまなポーズや、それに伴う動きなど、全身の筋肉を使っています。筋肉を鍛えるような、負荷をかけたり、短時間で強い力を与え続けるなどの動きよりも、呼吸に合わせて、ゆっくりと伸ばしたり、じんわり効いていくような動きが多く取り入れられています。
ヨガを行うことで、無理なく全身の筋肉を少しずつ鍛えることができるので、それがだんだんと体のラインに表れてくるようです。また、動きに合わせた呼吸により、酸素をより効率よく全身に届けることで、血流の促進や、気になるむくみなどにも効果があるといわれています。
ヨガで、気になる部分のお悩み解消を目指しましょう。
疲れにくくなる
仕事や家事、勉強など、やらなくてはいけないことは日々たくさんあります。一日が終わると、疲れ切っていて、何もできないなんてこともありますね。疲れをためにくい身体作りには、ヨガが最適です。
目や肩、頭、腰など、疲労を感じるさまざまな場所にも、ヨガにより身体をリラックスさせ、全身の血流を促進することで、しっかり眠ることができ、疲れを溜めにくくすることができます。精神的な疲れも、深い呼吸と共に自分自身と向き合うことができ、なんとなくスッキリしたような気持ちにさせてくれます。
アンチエイジング効果がある
ヨガをすることで、年齢とともに気になる悩みにも効果があります。深い呼吸とともに、身体を動かしていくことで、無理なく全身をほぐし、全身の筋肉をほどよく鍛えることができます。筋力は年齢と共に落ち、骨折などのケガを防ぐためにも、適度な運動は効果的です。
また、呼吸にともなった運動で、血流を促進し、肌の新陳代謝を高めることもできます。肌を内側から整え、年齢の悩みに負けない肌を目指します。正しい呼吸法でヨガを行うことは、心の安定にもつながります。不安定になりがちな心に、積極的に取りいれたい運動です。
自宅でヨガをするには
個人レッスン
ヨガを自宅で行うための方法として、個人レッスンがあります。正しい呼吸法とともに、より効果的なポーズの取り方や動きなどをしっかり学ぶことができます。大人数でのレッスンでは、ひとりひとりの細かい動きまではなかなか見てもらうことができなかったり、わからないまま進んでしまったりすることがあります。
その点、個人レッスンでは、小さな疑問を気軽に聞きやすかったり、その日の自分の体調に合わせたポーズを取り入れることができたりと、より細やかなレッスンを受けることができます。自宅でリラックスした状態で行うことができるので、気持ちよく行えそうです。
自宅以外にも来てくれる出張ヨガは、会社や公民館、ホールなど、目的に合わせた会場まで講師を呼ぶことができるので、忙しい人や近くにヨガ教室がない人なども便利です。仕事終わりにすぐヨガでリラックスできたり、数人の友達が集まって楽しくヨガをしたりと、ヨガの楽しみ方が広がりそうです。
ヨガ教室などで知識をつけた上で行う
ヨガを始めたい人にとって、気軽に挑戦しやすいのは、ヨガ教室に通うことではないでしょうか。ヨガ教室でしっかり知識を身に付けておくと、自宅で取り組むときにも正しい方法で行うことができるので、より効果を高めることができます。
近くにヨガ教室があったり、スポーツクラブや公民館などでヨガ教室が開催されていたりする場合には、定期的に通うことで、ヨガに集中した状態でしっかり学ぶことができます。ヨガ教室は、ヨガに適した環境作りがされており、温度や明るさ、BGMなど、ヨガに集中しやすくなります。
ヨガの雰囲気を味わいながら、基本的なヨガの呼吸法やポーズをしっかり学ぶことができるので、はじめてのヨガにおすすめです。
独学で学ぶ
ヨガは、その効果や取り組みやすさから人気があり、書店などでさまざまな本やDVDが販売されています。自宅で、ポーズの方法やその効果を学びながら、自分のペースで行うことができるので、独学でのヨガにおすすめです。特に、DVDが付いたものは、見ながら一緒に行うことができ、便利です。
呼吸のタイミングや、ゆっくりとした動きなど、はじめてのヨガではわかりにくい動きも多いため、DVDで確認しながら行うことで、正しく、よりスムーズに取り組むことが可能です。経験の有無や、目的などに合わせて、自分に合ったものを見つけましょう。
気持ちよくヨガを行う環境づくり
部屋の換気をする
自宅でのヨガを楽しむ前には、まず部屋の換気を行うなど、環境を整えましょう。ヨガは、ポーズに合わせた呼吸によって、より効果を高めることができます。そのため、呼吸で取り入れる空気は、よりフレッシュなものが理想的です。
ヨガにしっかり集中できるよう、空気を入れ替え、より気持ちよいと感じられる雰囲気作りが大切です。
なるべくスペースをとる
ヨガは、さまざまなスポーツに比べると、省スペースで取り組むことができます。ですが、ダイナミックな動きや、手や足を大きく広げた状態でのポーズも多いため、思いきりヨガを楽しむためにはある程度のスペースは必要です。
一般的なヨガマットは、170cm×60cm程度のものが多く、ヨガに必要なスペースはヨガマットより一回り大きめくらいが理想です。ヨガ教室などと異なり、自宅にはさまざまな生活用品がある状態で、ヨガに取り組むことになります。
動いたときに物にぶつかったり、スペースが狭く十分に手足を広げられなかったりすると、ヨガによる十分な効果を感じられないことがあります。ヨガを行うときには、十分なスペースの確保を心がけましょう。
締めつけない服装
ヨガをするときには、動きを妨げずに、かつリラックスできる服装がおすすめです。ゆったりとして締めつけない服であっても、袖や裾など、布が余った部分が動きの邪魔になってしまうことがあります。また、動きやすいフィットした服であっても、締めつけ感があり、リラックスしにくい服もあります。
伸縮性があり、ほどよく身体にフィットしたものを選ぶとよいでしょう。ヨガ専用のウェアは、ヨガに適した素材、デザインでおすすめですが、自宅でのヨガとなるとわざわざ用意するのも大変ですね。ヨガを実際にやってみて、無理なく取り組める服をみつけてみましょう。
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心を落ち着かせるには
?数回深い呼吸をする
ヨガ教室などの場合は、教室に行くことで気持ちが自然と切り替わり、すぐにヨガに集中しやすいですが、自宅での場合、環境の変化がなく、気持ちが切り替えにくいことがあります。ヨガを行うときには、リラックスした状態で取り組むことが理想です。
ヨガをはじめる前に、うまく気持ちの入れ替えができないときには、深い深呼吸によって、心を落ち着かせてみましょう。ゆっくり深く息を吸って、吐く。この繰り返しで、心が少しずつ落ち着いていきます。
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ヨガを始める前に瞑想するのがおすすめ
深い呼吸によって心を落ち着かせることができたら、瞑想を行ってみましょう。ヨガの基本は、瞑想といわれているほど、ヨガを行う上で瞑想は大切です。瞑想とは、目を閉じて、深い呼吸をしながら、雑念を消し、頭の中を空っぽにすることです。
何も考えないということは、経験がない人にとってはとても難しいと感じるでしょう。難しい人は、まず呼吸に集中するとよいといわれています。深く息を吸って、吐く、という呼吸だけに意識を持っていくことで、自然と頭を空っぽにすることができます。
はじめは、ついさまざまな考えが浮かんでしまい、瞑想を難しく感じるかもしれませんが、心を落ち着かせ、自分と向き合う時間を作ることは大切です。心身ともにリラックスした状態で、ヨガを始めることができるでしょう。
ヨガの個人レッスンを自宅で受けるメリット
細かく指導してもらえる
ヨガを、自宅で個人レッスンしてもらうことで、より細かな指導を受けることができます。大人数でのレッスンでは、基本的な方法を実践することはできますが、細かな動きをすべて見てもらうことは難しくなります。
その日の自分の体調によって、気になる部分を集中的にケアするポーズを取り入れるなど、自身に合わせたヨガが可能です。より効果的に身体を整えることができるので、ヨガの効果を感じやすく、ヨガをしっかり楽しむことができます。
周りの目が気にならない
自宅での個人レッスンは、周りの目が気にならないため、リラックスした状態で取り組みやすいというメリットがあります。ヨガ初心者や身体が固い人など、人に見られるのが気になって、ヨガに集中できないことがあります。
自宅で、さらに個人レッスンとなると、周りの目を気にすることなく、思いきりヨガを楽しむことができます。気になる質問や、身体の悩みなど、他の人の前では言いにくいこともしっかり伝えることができるので、ヨガの効果をより高めることができます。
ヨガを独学で学ぶメリット
?自分のペースでできる
個人レッスンやヨガ教室は、効率よく、より専門的な知識を学ぶことができますが、決められたカリキュラムで進んでいくため、状況によっては負担になることもあります。その点、独学で行う場合には、自宅で好きな時に好きなだけ取り組むことができるので、自分のペースでできるというメリットがあります。
体調に合わせてやるのを控えたり、予定に合わせて取り組む日時を変更したりと、自分自身の体調や生活に合わせたヨガを行うことができます。
費用がかからない
独学で行うヨガは、ヨガ教室や個人レッスンに比べて、費用がかからないのが魅力的です。本やDVDなど、やり方を知るための教材は必要ですが、一度手に入れてしまえば、繰り返し使うことができるので、費用を抑えることができます。
ヨガは、1回だけ行うよりも、定期的に継続していくことで、より効果が高まります。費用を気にすることなく行える独学でのヨガは、金銭的な面でも継続しやすく、お金をかけずに身体を整えることができます。
独学でヨガを行う際に注意すること
食後は行わない
独学でヨガを行う場合には、普段の生活との境界がないため、取り組む時間や注意点について気を付けておこなう必要があります。まず、ヨガは食後に行ってはいけません。食べたものが消化されておらず、ヨガのポーズによって気分が悪くなることがあります。
食後2時間程度は空けてから行うようにしましょう。また、入浴後など、身体が温まり血行がよくなっているときに行うと、身体に負担がかかってしまうこともあるため、注意が必要です。自宅で取り入れやすい時間帯として、朝起きてから、もしくは寝る前の2時間がおすすめです。
ヨガを行うべき時間に特に決まりはありませんが、身体に負担をかけることなく、より効果的に行うためには、生活スタイルに合わせてうまく取り入れることが大切です。
ストレッチをする
ヨガも、他のスポーツと同じで、いきなりポーズを取ろうとすると、身体に負担がかかることがあります。ヨガのポーズに取り組む前には、軽いストレッチを取り入れ、身体を慣らしておくとよいでしょう。足や足の指ひとつひとつをぐるぐる回したり、首を前後左右に曲げて首筋をのばしたりと、ストレッチによって身体の状態を整えていきます。
ヨガの本やDVDなど、ストレッチなどの準備運動が組み込まれたものも多いので、内容を確認してから行うと安心です。
呼吸法について学ぶ
ヨガを行う上で、呼吸法はとても大切なものです。常に呼吸を意識しながら、ひとつひとつの動きを重ねていきます。正しい呼吸法でヨガを行うことで、より効果を高めることができるのです。ヨガの基本的な呼吸方法は、腹式呼吸といわれる、息を吸うとお腹がふくらみ、吐くとお腹がへこむ方法です。
特に女性など、胸式呼吸といわれる、息を吸うと胸がふくらみ、吐くと胸がへこむ方法で呼吸をしている人が多いですが、ヨガのときにはあえて腹式呼吸を取り入れてみましょう。腹式呼吸を行うことで、より深い呼吸をすることができ、身体をリラックスした状態に導くことができます。
より効果的にヨガを行うために、正しい呼吸法について学び、実践してみましょう。
正しいポーズをとる
独学でヨガを学んでいると、ポーズを少し間違えていたり、自分のくせが出てしまったりと、改善すべき点に気づきにくいことがあります。自分で本やDVDなどをみて習得していくため、なかなか思うように動けないこともありますが、できる限り意識して、正しいポーズをとるようにしましょう。
ポーズも大切ですが、ヨガはポーズまでの動きや、呼吸のタイミング、意識をむけるべきポイントが重要で、効果を左右することもあります。説明やお手本をよく確認し、ポーズによる効果や意識をすべきポイントをしっかり理解しましょう。動きや呼吸のタイミングも、正しく行うことで、より効果を高めることができます。
自己流で適当に行わず、教本などの指示通りに行うことが大切です。
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自分に合うヨガポーズは？種類を知って効率良く生活に取り入れよう
座位のポーズから始める
自宅でヨガをはじめるときには、座ったまま行う座位のポーズからはじめるとよいでしょう。特に初心者の人などは、リラックスでき、ひとつひとつの動きを意識しやすいので、はじめてのヨガにおすすめです。座位のポーズで、ヨガの動きを理解することで、他のポーズに取り組むときの参考にもなります。
むりにポーズをとらない
ポーズは、お手本通りに行うことで、より効果を高めることができますが、無理に行うことで、身体を痛めることがあります。無理にポーズをとらず、気持ちよいと感じられるところでやめておきましょう。継続していくことで、少しずつ動ける範囲が広がったり、できなかったポーズができるようになったりすることがあります。
一気にポーズを完成させようとするのではなく、そこまでの動きを意識することが大切であり、効果が出やすくなります。無理をせず、自分の身体に合わせた動きを行いましょう。
こまめに水分補給をする
ヨガを行うときには、こまめに水分補給をすることが大切です。ヨガをすることで、身体の血流を促してくれるので、水分をとることで、不要なものを外に排出しようとするデトックス効果が期待できます。こまめな水分補給で、身体のめぐりを整え、内側からきれいになりたいですね。
ヨガマットを使う
ヨガを行うときには、ヨガマットを使うと便利です。ヨガのポーズによっては、床がすべってしまったり、床の冷たさが伝わって冷えてしまったりすることを防ぐ効果があります。また、適度なクッション性があり、座る、寝るなどの体勢のときに床の硬さを感じにくいので、身体への負担を少なくすることができます。
ヨガマットがなくても行うことはできますが、身体の負担を抑え、ヨガの効果をより高めるためには、1枚持っておくとよいでしょう。
自分に合った方法でヨガを取り入れよう
ヨガは、省スペースで気軽に行えることや、その効果から、女性を中心に人気があります。興味があっても、近くにヨガを学べる環境がないことや、人前でポーズをとるのが恥ずかしいなど、なんとなくヨガから遠ざかってしまっている人も少なくないでしょう。
ヨガは、身体を整えるだけでなく、心も落ち着かせてくれ、忙しい人にとって、自分を見つめるとても貴重なチャンスです。さまざまな理由でヨガ教室に通うことが難しい人も、自宅で行うことのできるヨガは、ぜひ取り入れたいものです。
自分の生活スタイルや、気になる身体の悩みなど、自分自身に合わせた方法で行えるのが、ヨガの魅力です。自分に合った方法でヨガを取り入れ、身も心も健康を保ちましょう。
