目次
毛穴が目立つボコボコ肌の原因
ニキビ跡がボコボコ肌につながる
ニキビを潰したり、ニキビが悪化してしまったりすると、傷が治ったあとも、皮膚は完全に元の通り戻らず、瘢痕化と呼ばれる状態になってしまうことがあります。これはニキビが悪化し、肌の奥にある真皮までダメージを与えてしまうことが原因です。
ニキビ跡によるボコボコ肌を防ぐためには、ニキビの予防や、悪化を防ぐための対策が必要となります。また、できてしまったニキビは、潰さずに正しいケアをすることが大切です。
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角質が毛穴に詰まり毛穴が大きくなる
皮脂が何らかの理由で過剰に分泌されてしまうと、皮脂と古い角質が混ざって角栓となり、毛穴に詰まりやすくなります。毛穴が詰まった状態が続くと、角栓が毛穴を押し広げ、毛穴が目立つようになってしまいます。
本来、角栓は、正常なターンオーバーによって、自然に排出されていくものです。生活習慣の乱れや加齢などによって正常なターンオーバーが行われず、角栓が固くなったり、酸化したりして毛穴が押し広げられてしまうのです。角栓の適度なケアが必要です。
皮膚の乾燥により毛穴が開いている
肌が乾燥すると、肌のキメが乱れ、毛穴が目立ちやすくなります。しっかり保湿しているつもりでも、正しいスキンケアを行えていないと、肌は乾燥してしまいます。必要以上に強い洗浄力のクレンジング剤や洗顔料を使用していたり、しっかり泡立てずにゴシゴシ洗っていたりすると、肌の刺激となり、乾燥を招くことになりかねません。
正しいスキンケアに加えて、規則正しい生活習慣を心がけましょう。肌の乾燥を防ぐことで、気になる毛穴を目立ちにくくすることができます。
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顔の毛穴の開きや黒ずみ対策。毛穴の目立たない美しい素肌に
頬の毛穴が縦に広がるのは加齢によるたるみ毛穴
縦に広がった頬の毛穴を、「何とかしたい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。毛穴は本来丸い形ですが、加齢などにより肌のハリが失われると、毛穴が下に下がり、しずくのような形に広がってしまいます。
毛穴がたるむ原因は、加齢だけでなく、乾燥や間違ったスキンケアなどが挙げられます。また、紫外線も毛穴をたるませる原因となります。保湿とともに、年齢とともに減少するセラミドやヒアルロン酸などを補うことや、紫外線から肌を守るなど、肌のハリを保つための対策が必要です。
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ボコボコニキビ跡の対策法
洗顔はやりすぎない
ニキビができてしまうと、ニキビを早く治し、悪化させたくないという思いから、洗顔に力を入れてしまいがちです。特にオイリー肌など、皮脂が気になって、洗浄力が強い洗顔料の使用や1日に数回の洗顔などをしてしまうことも。
皮脂や汚れを適度に洗い流し、肌を清潔に保つことは、ニキビの発生や悪化予防に大切なことです。しかし、必要以上に皮脂を取り除いてしまうと、肌を守るバリア機能が低下し、刺激を受けやすい状態になってしまいます。
乾燥や、肌荒れを起こす原因となり、ニキビの発生や悪化を招いてしまうことがあるため、洗顔をやりすぎないように注意しましょう。洗顔料を使用しての洗顔は1日1回程度にとどめ、しっかり泡立てた洗顔料でやさしくなでるように洗いましょう。
ぬるま湯でていねいにすすぎ、肌への負担を抑えることで、ニキビの発生や悪化を予防しましょう。結果的に、ニキビ跡によるボコボコ肌を防ぐことができます。
わたしもボコボコにきび跡に悩まされている一人です!
どうしても早く治したいと思うと、過剰になんでもやり過ぎてしまう傾向にあるので注意です。洗顔も朝はぬるま湯のみ、夜はふわふわに泡立てて手が顔につくかつかないくらいそーっとくるくるマッサージします。入浴の際によくやるのが、シャワーで泡を洗い流すこと。これは肌によくないので時短にならなくても、手で優しく洗います。
ビタミンC誘導体が入った化粧品を使う
ビタミンCは、強い抗酸化作用で体内に発生した活性酸素から肌を守る働きや、過剰な皮脂分泌を抑える働きがあります。また、肌のターンオーバーを正常に行うために必要な、コラーゲンの生成に欠かせません。ニキビができてしまった肌には、ビタミンCを効果的に与えることで、肌が再生するのを促し、ニキビ跡が残りにくくすることができます。ただ、ビタミンCは壊れやすく、そのままでは肌に充分に届けることが難しい成分です。
そこで作られたのが、ビタミンC誘導体といわれる成分で、肌に効果的にビタミンCを届けることができるようになりました。ビタミンC誘導体が配合された化粧品を使用することで、ビタミンCを効果的に肌へ補給し、ニキビ跡の残りにくい肌を目指すことができます。
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化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは
ニキビ跡にシリコンジェルを塗る
ニキビ跡のケアに効果的だといわれる、シリコンジェルのスキンケア化粧品があります。このシリコンジェルをニキビ跡が気になる部分に塗ることで、ニキビ跡を保護しながら、皮膚の再生を促してくれます。ボコボコが気になるニキビ跡に使うことができます。
クレーター状に凹んでしまったニキビにも塗ることはできますが、より効果があるといわれるのは、凸状に出ているニキビ跡です。シリコンにより、ニキビ跡を圧迫し、肌を平らな状態へと導きます。ニキビ跡や傷跡のためのケア用品であるため、炎症のあるニキビには使用してはいけません。
塗ってすぐ効果があるというものではなく、継続して使用することが必要です。ただし、使用することで、肌が赤くなったり、かゆみがあったりと、異変が感じられる場合には、使用を中止して病院を受診しましょう。
コラーゲンを積極的に摂取する
コラーゲンは、肌が生まれ変わるターンオーバーを正常に行うために必要な成分です。また、コラーゲンを効果的に補うことで、肌にハリを与え、毛穴を目立ちにくくする効果があります。コラーゲンを多く含む食材や、サプリメントなどで摂取することで、内側から肌を整えます。
また、体内のコラーゲン生成に欠かせない、ビタミンCを積極的に摂ることもおすすめです。コラーゲンで、ニキビ跡によるボコボコ肌を防ぐとともに、気になる毛穴を目立ちにくくしましょう。
美容クリニックでレーザー治療を受ける
家庭でのケアだけでは改善が難しい場合には、美容クリニックでのレーザー治療を受けることもできます。ニキビ跡の状態や範囲などに合わせて、より効果的な専門的な治療を受けることができるので、家庭でのケア以上に改善が期待できます。
ただし、保険が適用されない治療であるため、金額的な負担は大きくなってしまいます。また、治療による肌の負担が大きく、肌が完全に整うまでには時間がかかることも。クリニックによって料金や治療内容なども大きく異なるため、事前によく調べてから受けることが大切です。
毛穴詰まりが原因のボコボコ肌の対策法
タンパク質分解酵素配合の洗顔料を使う
毛穴に詰まっている角栓は、皮脂と古い角質が混ざったもので、肌のターンオーバーが正常に行われると、角栓は自然に外に排出されます。しかし、何らかの理由でターンオーバーが乱れると、肌に古い角質が残り、毛穴が狭くなることで角栓が排出されにくくなるのです。
詰まってしまった角栓をケアするためには、油である皮脂と、タンパク質である角質を排出しやすくすることが大切です。油とタンパク質を効果的に分解してくれる成分が、タンパク質分解酵素といわれる成分で、毛穴に詰まった角質をしっかり取り除きます。
タンパク質分解酵素が配合された洗顔料をしようすると、毛穴の皮脂や角質をしっかり取り除き、毛穴の詰まりを改善します。しっかりとした洗浄力があるため、肌の刺激となることがあります。使用するのは多くても週に1~2回程度とし、正しい洗顔方法で使用しましょう。
ふわふわの泡で包み込むように洗う
洗顔で、皮脂や汚れをていねい落とすことで、毛穴の詰まりを抑えることができます。しかし、間違った洗顔方法により肌に負担がかかってしまうと、肌の乾燥や肌荒れを招くことがあります。洗顔をするときには、洗顔料をしっかり泡立て、ふわふわの泡で包み込むように、丁寧に洗うことが大切です。
しっかり泡立てずにゴシゴシ洗ってしまうと、肌に負担がかかり、乾燥や肌荒れなどを起こしてしまいます。十分に汚れを落としきれないこともあり、結果的に毛穴が目立ちやすくなってしまいます。毛穴が目立つボコボコ肌を改善するためには、まずは洗顔方法を見直してみましょう。
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抗炎症作用のある成分を配合した化粧品を選ぶ
肌荒れにより、毛穴がボコボコとして目立ってしまうことがあります。敏感肌など、肌荒れを起こしやすい人は、肌荒れを防ぐ効果のある、抗炎症作用がある化粧品を取り入れてみましょう。肌荒れを防ぐことで、毛穴の目立ちにくい肌を目指しましょう。
糖質や脂質の過剰摂取を控える
甘いものや脂っこいものなどは、皮脂分泌を過剰にしてしまう原因となり、毛穴の詰まりを起こしやすくします。糖質や脂質を過剰に摂ることは控え、バランスの良い食事を意識しましょう。毛穴の詰まりは、食生活からも大きく影響を受けるため、食生活を見直して、過剰な皮脂分泌を抑えることが大切です。
規則正しい生活をしホルモンバランスを整える
ホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンにより皮脂分泌が活発になり、毛穴の詰まりを起こしやすい状態になります。ホルモンバランスは、不規則な生活やストレスなどにより乱れることがあります。
毛穴の詰まりを抑えるためには、規則正しい生活を心がけることが大切です。十分な睡眠時間を確保したり、適度な運動を心がけたりと、生活習慣を見直すことで、ストレスを溜めにくくすることもできます。規則正しい生活で、毛穴の詰まりを予防し、ボコボコ肌を抜け出しましょう。
乾燥が原因のボコボコ肌の対策法
クレンジングはクリームタイプを選ぶ
クレンジング剤には、洗浄力や成分など、商品によって大きく異なります。オイルタイプやジェルタイプ、乳液タイプなどさまざまですが、乾燥する肌にはクリームタイプがおすすめです。クリームタイプは、油分でしっかりメイクを落とすことができるのに、肌への保湿効果も期待できます。
肌の負担となる界面活性剤の配合量も、他のクレンジング剤と比べて少ないので安心して使うことができます。クレンジングによる乾燥を防ぎ、結果的に毛穴を目立ちにくくすることができるので、乾燥によるボコボコ肌に悩む人は、クリームタイプのクレンジングを取り入れてみましょう。
ただし、オイリー肌など、油分により肌荒れを起こしやすい人は、使用するとニキビなどの発生を招いてしまうことがあるため、注意が必要です。
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洗顔には刺激の少ない固形石鹸を使う
洗顔による刺激が大きいと、肌に負担がかかり、肌が乾燥しやすくなります。洗浄力が高い洗顔料は、肌のうるおいまで奪ってしまうため、乾燥が気になる人にはおすすめできません。固形石鹸は、比較的刺激が少ない成分でできているため、肌への刺激を抑えることができます。
洗顔による刺激を抑え、乾燥による肌荒れや毛穴の開きを防ぎましょう。
洗顔はぬるま湯で洗い流す
洗顔料をしっかり泡立てて、やさしくなでるように洗ったあとは、ぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。お湯の温度が熱いと、肌の水分を蒸発させやすいため、乾燥を招くことがあります。乾燥を防ぐためには、人肌くらいのぬるま湯ですすぎましょう。
シャワーなどで一気に流すと、肌への刺激となったり、すすぎ残しがあったりと、肌によくありません。手のひらで、パシャパシャと顔にかけるようにして、やさしくていねいに洗い流しましょう。
セラミドが配合された化粧品を使う
セラミドとは、肌の角質層に存在しており、水分をたくわえて肌を保湿する働きがあります。年齢とともに減り始め、乾燥の原因となってしまうため、セラミド配合の化粧水などで補うことが大切です。化粧水などで効果的にセラミドを補給し、乾燥によるボコボコ肌を防ぎましょう。
ピーリングをし肌の柔軟性を取り戻す
ピーリングとは、肌の表面にある古い角質を取り除くためのケア方法です。肌の古い角質を除去するとともに、肌のターンオーバーを正常にし、肌の状態を整えることができます。ピーリングを行ったあとは、化粧水などの浸透がよくなり、より効果的にケアすることができます。
ピーリングには、クリニックで行う本格的なものと、家庭で手軽に行えるものがあります。家庭用のピーリング剤が増え、週に1度のケアとして取り入れる人も多くなりました。ピーリングで肌の状態を整え、毛穴の目立ちにくい肌を目指しましょう。
保湿をしっかりし毛穴を目立たなくする
肌が乾燥すると、肌のキメが乱れ、毛穴が目立ちやすくなってしまいます。保湿をしっかり行い、水分を補うことで、肌にハリを与えます。毛穴もふっくらとして、目立ちにくくすることができるので、まずはていねいな保湿から心がけましょう。
保湿は、毎日のスキンケアで行うものなので、日ごろの積み重ねが大切です。たかが保湿と思わず、ていねいにしっかりと行うことで、ボコボコした毛穴を目立ちにくくすることができます。
加齢によるボコボコ肌の対策法
紫外線対策をしっかりする
加齢によって目立ってしまう、たるみ毛穴。加齢と聞くと、仕方がないものだとあきらめてしまう人もいるのではないでしょうか。実は、たるみ毛穴は、加齢だけによるものではありません。毛穴がたるみ、ボコボコ肌になってしまう原因のひとつに、紫外線が挙げられます。
紫外線対策をしていないと、肌が紫外線によってダメージを受け、肌のハリが失われてしまいます。ハリが失われた肌は、年齢と共にたるみが起こり、毛穴周りの肌もたるんでしまいます。このように、紫外線と加齢により、目立ちやすいたるみ毛穴ができてしまうのです。
まずは紫外線から肌を守ることが大切です。紫外線は1年中降り注いでいますが、特に注意が必要なのは5~9月頃といわれています。日焼け止めや日傘などを使い、紫外線から肌を守りましょう。
運動などで新陳代謝をあげる
肌の新陳代謝をあげることで、肌のターンオーバーを正常に保つことがでます。ターンオーバーが乱れると、乾燥や肌荒れが起こりやすくなり、毛穴の開きやたるみが目立ちやすくなります。適度な運動をすることで、全身の血流を促し、新陳代謝をアップさせることができます。
適度な運動で、肌も身体も健康を保ちたいですね。
リフトアップ効果のある化粧品を使う
年齢とともに、肌のたるみが起きやすくなり、毛穴のたるみも目立ちやすくなってしまいます。しっかりとスキンケアを行っていても、完全に防ぐことは難しくなってくるので、リフトアップ効果のある化粧品を取り入れることも効果的です。
肌のたるみに効果的なコラーゲンやプラセンタなどを、しっかりと肌に与えることができます。毛穴もふっくらとして目立ちにくくすることができるので、毎日のスキンケアに取り入れてみましょう。
コラーゲンを多く含む食材を摂る
肌のうるおいを保ち、毛穴の開きやたるみに効果的なコラーゲン。化粧水などで肌に直接与えるだけでなく、食事などで取り入れることで内側からしっかり肌を整えることができます。コラーゲンを多く含む食材は、ふかひれや鶏の手羽先や軟骨、牛すじなどです。
1日に必要だとされるコラーゲンは、5,000~10,000mgとされています。食事だけで摂るのが難しい場合には、サプリメントなどを利用し、効果的に摂取できるようにしましょう。
ヒアルロン酸をサプリメントで補う
ヒアルロン酸は、水分を抱え込む性質があり、肌の乾燥に効果的です。肌に十分な水分が保持されることにより、肌のキメが整い、毛穴の開きを目立ちにくくすることができます。ヒアルロン酸は、鶏肉や豚肉などに含まれていますが、これらに含まれるヒアルロン酸は分子が大きく、効果的に摂取することができません。
ヒアルロン酸を効果的に摂るためには、サプリメントがおすすめです。毛穴の開きやたるみを目立ちにくくするために、ヒアルロン酸を積極的に摂るようにしましょう。
自分に合った対策をして潤いのある肌を目指そう
毛穴の開きやたるみは、気になる肌の悩みとしてよく挙げられています。効果的にケアするため、さまざまな商品が販売されたり、口コミなどで美容法が広まったりと、毛穴ケアへの関心はとても高いです。
こうした関心の高さからも、それだけ毛穴の詰まり、たるみなどは起こりやすいということがいえますね。間違ったスキンケアを行っていたり、基本的なスキンケアを十分行えていなかったりすると、毛穴の状態はさらに悪化してしまいます。ボコボコ肌になってしまうと、元の状態に戻るのに時間がかかってしまい、メイクをしても目立ちやすくなります。
ボコボコして気になる毛穴には、効果の高い美容液よりもまず、基本的なスキンケアを見直すことが大切です。原因を知り、自分の肌に合った正しいスキンケアを行うことで、肌のうるおいを守り、自信がもてる肌を目指しましょう。