目次
顔が大きく見える原因
加齢等によるたるみ
年を重ねると、肌のシワやたるみが目立つようになり、顔が大きく見えてしまいます。この原因は、加齢によるコラーゲンの低下で、不足することで肌の弾力が失われてしまうのです。
コラーゲンはたんぱく質の一種で、皮膚の細胞と細胞を結ぶ作用があります。肌の真皮層に網目のように張り巡らせて存在していて、ベッドのスプリングやバネのような性質を持っています。そのため、肌の弾力やハリを保つことができるのです。
しかし、コラーゲンは年を取るごとに体内で生成されにくくなります。すると、肌がシワやたるみを引き起こし、10代や20代前半のときよりも顔が少し大きく見える原因になってしまいます。
▼さらに詳しい解説はこちら
肌のたるみを改善するポイントは?マッサージや食事で理想の肌へ
リンパの詰まり
顔が大きく見える原因の一つに、リンパの詰まりがあげられます。これが詰まってしまうと、体の中に老廃物がたまり、血液の循環が悪くなってしまいます。
すると、体の代謝が下がってしまい、顔や体がむくみやすくなります。そのため、体内にある老廃物や不必要な水分を排出させ、代謝を促すことが大事です。
リンパとは
リンパは、リンパ液やリンパ管、リンパ節から成り立っており、体の老廃物や余分な水分を排出する作用があります。さらに、リンパには、外から侵入してくる、細菌やウイルスなどを回収する働きがあり、感染症などを防ぐ効果が期待できるのです。また、がん細胞も回収してくれるので、がんを予防することもできます。
リンパの詰まりを解消するには、リンパマッサージをすることをおすすめします。体のリンパがスムーズに流れることでむくみが解消されて、顔がすっきりするでしょう。
顔の筋肉の低下による緩み
普段の生活では、顔の筋肉をあまり使用することがありません。筋力が低下すると表情筋が衰えて、皮膚が保てなくなり、たるみを引き起こしてしまうのです。そのため、たるんだ肌のせいで、顔が大きくなってしまいます。
顔の筋肉を鍛えるためには、トレーニングが重要です。ネット通販で手に入る専用のグッズを使って、顔の筋肉を鍛えることをおすすめします。
体重の増加
食べすぎや運動不足などで体重が増加してしまうと、脂肪が顔や体についてしまいます。顔に余分な脂肪がつくと、顔が大きく見えてしまうのです。
1日のカロリーがオーバーするような食事や、糖分の多い食事をしているとエネルギーが消費されづらくなり、脂肪として蓄積されます。また、運動をしないと筋肉が脂肪に変わってしまい、引き締まった肌がたるんで見えてしまいます。
お酒の飲みすぎなどによるむくみ
お酒を飲み過ぎた翌日の朝に鏡を見ると、顔がパンパンに膨れ上がっていた、ということを経験した方は多いのではないでしょうか。お酒には利尿作用があり、これを飲むことで、体の水分が不足した状態になります。
水分が不足すると血液の流れが悪くなり、むくみを引き起こしてしまうのです。むくんでしまうと、水分が皮下脂肪にたまって膨らんだ状態になり、いつもより顔が大きく見えてしまいます。
▼さらに詳しい解説はこちら
顔のリンパを流してむくみを解消、すっきりとしたフェイスラインに
顔を引き締める小顔体操の方法
上を向いてあいうえおを言う
表情筋の動きを意識しながら、上を向いて「あいうえお」というと、顔を引き締める効果が得られます。
「あいうえお」で小顔体操をする方法
- まず、上を向いて大きく口をあけて「あ」と発音します。この時アゴをグーンと下げるのがポイント
- 次に、「い」と横におもいっきり伸ばし、筋肉を引っ張る
- 「う」と発音するときは、口をタコのようにすぼめる
- 「え」のときは、舌をベーとしながら発音する
- そして、「お」は、口を少し開きながらすぼめて発音する
この体操を1セット3回行うことで、スッキリと顔が引き締まります。また、二重アゴやフェイスラインのたるみの予防にもなるのです。
口の中で歯列をなぞる様に舌回しをする
口の中で歯列をなぞるように舌回しをすると、顔を引き締めたり、ほうれい線を目立たせなくしたりする効果が期待できます。
舌回しで小顔体操をする方法
- まず、口を閉じて左回りに舌を歯に沿ってゆっくりと回します。これを20回行う
- 次に、1と同様に右回りに20回す
一回10周を一日3セットすることで、衰えた口周りの筋肉が鍛えられ、さらに血流もよくなります。
上を向いたまま鼻につけるイメージで舌出し
表情筋を鍛えるには、舌を出して顔を引き締める体操も効果的です。舌を出して上を向くだけで、普段動かさない筋肉を使うことができます。
舌を出す小顔体操方法
- まず、上を向いたまま、鼻につけるイメージで舌を出す
- この状態で3~5秒ほどキープし、これを5回繰り返す
片目ウインク&口角片側上げ
口角が下がっていると、顔が大きく見えたり、態度が悪い印象を与えたりしてしまいます。片目ウインク&口角片側上げる小顔体操を行うと、口周りの筋肉を鍛えられて、小顔効果が得られ、悪い印象を与えることがなくなります。
片目ウインク&口角片側上げ
- まず、片目を閉じます。右からでも左から始めてもOK
- 閉じた目と同じ側の口角を、口を閉じた状態で上げる
- この状態を5秒ほどキープしたら、今度は片側を同様の手順で行う
顔を鍛えて引き締めるおすすめグッズ
MTG FACIAL FITNESS PAO
リズミカルなダンスをしているように、楽しく表情筋を鍛えることができる、顔専用のトレーニンググッズです。老化のサインが出やすい口まわりの筋肉を、効率的にトレーニングをすることができます。
口にくわえて、ゆらゆらとゆらすだけで顔の筋肉にアプローチして、二重あごやたるみを解消する効果が得られます。はじめはコツがいるのですが、毎日楽しくトレーニングできるので、徐々にコツをつかむことが可能です。
OMNI(オムニ)フェイシャルリフトアトワンスαビギナーズセット YMO-103
口元から効率よく顔全体の筋肉を鍛えて、スッキリとした若々しい印象を与える、顔専用のトレーニンググッズです。2つのおもりが強弱4段階で前後作用に360度振動し、口元から振り回すような遠心力を発生。これにより、表情筋や口輪筋を効率よく鍛えることができます。
3種類のモードがあり、自分にあった最適なレベルと選ぶことが可能です。電池式コードレスなので、いつでも気軽にトレーニングが行えます。
ドリーム プーペコ
筋力が付きにくい頬の内側を、効率よく鍛えることができる顔専用のトレーニンググッズです。口にくわえる部位を鍛えるために太さを持たせ、顔面の筋肉を頬の内側からアプローチします。また、お好みのアロマを2、3滴たらすと、香りの癒し効果でリラックスしながらトレーニングすることができます。
顔を引き締めるマッサージ方法
顎から耳下へのマッサージでくっきりフェイスライン
顔を引き締めるには、マッサージを行うことも効果的です。マッサージをすると、血液やリンパの流れがよくなり、たまった老廃物が排出されやすくなります。老廃物を体内から出すことで、むくみやたるみの改善につながるのです。
フェイスラインをくっきりさせるマッサージ
- クレンジングや洗顔を行った後、マッサージクリームなどを適量に手に取る
- クリームを顔全体にまんべんなく伸ばし、首すじを上から下へすりながら下ろす(左右各10回ずつ)
- 親指をアゴの先にあてて、耳に向かってフェイスラインに沿ってすべらせます。このとき少し痛くて気持ちいいくらいの強さで5~10回、リンパを流すようなイメージで行う
頬骨の下部分を指圧して頬をすっきり
頬骨の下部分を指圧すると、頬のむくみを取って、顔がスッキリと引き締まります。
頬をスッキリさせるマッサージ
クレンジングや洗顔を行った後、マッサージクリームなどを適量に手に取る
- クリームを顔全体にまんべんなく伸ばす
- 親指の腹で、口角から耳、頬骨の下から耳、小鼻の横から耳へと優しくさする。3ケ所各3回ずつ行う
目の下の骨をやんわり指圧で目元すっきり
目元は人に見られることが多く、たるんだりしていると、老けた印象や元気がないように見えてしまいます。目の下の骨をやんわりと指圧すると、目元がスッキリして、若々しく元気な印象を与えることができます。
目元をスッキリさせるマッサージ
- クレンジングや洗顔を行った後、マッサージクリームなどを適量に手に取る
- クリームを顔全体にまんべんなく伸ばす
- 中指の腹で目の下、眉の上、こめかみ、親指の腹で眉の下を優しく押す。1カ所につき「1・2・3・4」とゆっくり数えるリズムで行うす
顔のマッサージにおすすめのアイテム
健康コーポレーション エステナード リフティ
皮膚の専門家と筋肉の専門家ライザップが監修の顔専用のマッサージグッズです。マッサージをしながら表情筋を鍛えて、肌のハリを作ります。RF(ラジオ派)で肌をほぐしながらじんわりと温め、EMSで表情筋のエクササイズし、肌をキュッと引き締めます。
また、専用ジェルを角層に的確に届け、肌の乾燥部分を見つけ出して、集中的にハリを与えます。大きな丸ボタンが2つあるだけの簡単操作で、段階てきな強さの調整も可能です。週2回、1回約5分でOK。
MTG ReFa S CARAT
プロの手技にある「指先でやさしくつまみ流す」ポイントに―ディングの動きが再現された、顔専用のマッサージグッズです。緩みがちな目元や口元を集中的にケアし、柔らかく豊かな表情に仕上げます。
コロコロ転がすだけで、ほうれい線を目立たなくさせたり、口角を引き上げたりする効果が得られます。また、肌をやさしくタッピングすることで肌の引き締めることができて、たるみを解消することも可能です。専用のケースが付きで、持ち運びに便利。
リフティングシェイパー
カリスマ整体師の引き上げ施術を商品化した、顔専用のマッサージグッズです。これに空気を入れることにより、額部分が膨らみ、眉の上の部分や目尻、目尻のフェイスラインを引き上げてくれます。後頭部を支える骨格ホールドパッドや、調整ベルトがついていて、安心して使用することができます。
小顔を守るために気を付けること
姿勢を正しく
体操やマッサージでこがを効果を得たら、それを維持するために、正しい姿勢を取るようにしましょう。正しくない姿勢でいると、骨格が開いて内臓が落ちて、全身がむくんでしまうのです。また、たるみも目立ってしまうので顔が大きく見えて、表情筋を鍛えて小顔にした努力がムダになってしまいます。
姿勢を正しく保つポイントは、鏡で真横から見たときに、体が前にのめり込んでいないこと、足の裏全体に、バランスよく体重がかかっていること、体全体に力がはいっていないことなどです。これらを意識することで、骨格が開くことなく、小顔を保つことができます。
スマホやパソコンを見すぎない
毎日の生活の中で、スマホやパソコンを使用する方は多いでしょう。これらの画面を見すぎると、目の疲労や目の周りの筋肉が衰え、筋力が低下してしまうのです。
スマホやパソコンの画面には、ブルーライトという目を疲れさせてしまう光が含まれています。ブルーライトは、人が目で見ることのできる光(可視光線)の中でも波長が短くて、強力なエネルギーを持っています。そのため、これらを長時間眺めることで、目の疲れを引き起こしてしまうのです。
また、スマホやパソコンを使っているときは、姿勢が悪くなります。正しい姿勢を保たないと、内臓が落ちてしまい、体がむくみを起こします。
小顔の維持や目の健康のためにも、スマホやパソコンの長時間の使用は、控えるようにしましょう。
保湿などの肌ケアを怠らない
肌にハリがなくなったり、たるんだりしてしまうと、顔が大きく見えてしまいます。小顔を保つためには、毎日の肌の保湿ケアを怠らないことが重要です。
化粧水などの基礎化粧品を使ってしっかりとケアすることで、みずみずしい弾力のある肌に保てます。保湿に優れた化粧品を選ぶ際には、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミド(天然保湿因子)などが含まれているものがおすすめです。
これらは、角層の中で水分を抱え込んでいる役割を担っており、肌のハリを維持してくれています。体内でも生成されているのですが、外から吸収することで、より保湿効果を高めることができるのです。
食事で固いものを食べる
毎日の食事のメニューに、固めの食材を摂りいれることで、顔の筋肉を鍛えることができます。しっかりと噛むことで、咬筋や大頬骨筋、小頬骨筋の3つの表情筋の筋力がアップするのです。食事は毎日摂らなければならないので、誰でも簡単にでき顔をひきしめ、小顔をキープすることが可能になります。また、咀嚼回数が増えることで、満腹中枢が刺激され食べすぎを防止し、ダイエット効果も得られます。
憧れの小顔なら表情もより明るくなれそう
顔を引き締めるためには、顔全体の表情筋を使うことが大切です。表情筋を鍛えることで、加齢による筋力の衰えを軽減することができます。また、コラーゲンやセラミドなどを、化粧水などから得ることで、肌のたるみなどを防ぐことが可能になるのです。
小顔になると、気分が上がって明るい表情になります。顔を小さくする方法を学んで、イキイキとした明るく笑顔の自分を写真に残しましょう。