目次
跳ねるだけのダイエット
トランポリンを使ったダイエット
トランポリンダイエットとは、その名の通りトランポリンを使い、そのうえで飛び跳ねることで 気軽に運動ができ、ダイエットになるというものです。バネやゴムの反動のお陰で、自分では無理に力を入れることなく大きくジャンプすることができ、気分も爽快です。筋トレのような耐えるイメージのダイエットとは異なり、楽しくできるところが人気の秘密です。
増加している専用ジム
トランポリンが置いてあったり、トランポリンを使ったエクササイズプログラムを行っているジムも増えていますが、最近ではトランポリン専用ジムも出現し、大人気となっています。暗闇で大音量の音楽と、派手な照明に合わせて跳ぶジムも日本に初上陸し、予約が取れないほど賑わっているようです。また、トランポリンの上でさまざまなトレーニングをすることで体幹を鍛えるジムも増えています。
トランポリンダイエットの効果
脂肪を燃焼する
トランポリンは、5分跳ぶと約50kcalを消費するとされています。ジョギング5分の消費カロリーが大体30kcalなので、なんとジョギングより効果が高いといえます。ジョギングやウォーキングと同じ有酸素運動に当たり、短時間でも効果的にカロリーを消費し、体内の脂肪を燃焼してくれます。
▼さらに詳しい解説はこちら
トランポリンの消費カロリーは?跳ねて楽しい注目のダイエット法
体幹が鍛えられる
トランポリンは体幹を中心とした全身運動です。インナーマッスルとも呼ばれる、普段はあまり使うことのない骨盤底筋群や横隔膜などの体幹を、飛び跳ねることで伸縮させることができます。体幹を鍛えることで身体全体の筋肉量が増え、基礎代謝が上がり普段から脂肪が燃えやすい身体になり、ダイエットへとつながります。
骨密度が上がる
トランポリンで飛び跳ねることは、重力に逆らって跳ぶことになります。そのため、骨に普段よりも負担がかかり、骨密度が上がります。膝などへの負担が少ないので、骨を強くしたいけれど、ジョギングなど固い地面の上で行う運動での関節への負担が不安だった方も安心して行うことができます。
頭脳が鍛えられる
トランポリンの、跳んで着地してまた跳ぶという一連の動作の中で、脳は様々な信号を送っています。跳んだあとどこに着地するのか、次のジャンプにはどれくらいの力が必要なのか、身体の傾きをどうするかなどです。このような動作が繰り返されていくことで、次第に脳と身体の連携がスムーズになります。脳も活性化されるわけです。
最近では、とっさの時に手が出ない、脳と身体の連動が鈍い人が多くなっていることが問題になっています。そういう場合にもトランポリンを練習するのは効果的ですね。
デトックスできる
トランポリンの上下運動はリンパ液の流れをスムーズにしてくれ、体内に老廃物が滞るのを解消します。成分が沈殿したジュースを振るときれいに撹拌されるのと同じです。つまりそれがデトックス効果につながるわけです。むくみの解消につながったり、老廃物の排出によって肌がきれいになったり、便秘も解消したりと多くの効果がみられます。普段行わない上下運動がこのような効果をもたらしてくれるのです。
むくみが解消する
上記でも挙げたように、トランポリンをするとリンパの浄化が期待でき、それによってむくみが解消されます。上下に跳ぶことで身体の血液や水分、リンパも揺らされるため、流れやすくなります。立ち仕事やデスクワークなどで足元にむくみが起きている場合などにも有効です。
美肌になる
リンパの流れがよくなることで、新陳代謝が活性化されます。そのため肌のターンオーバーも促進されて美肌への改善が期待できます。むくみや便秘なども解消されるので、身体の中からデトックスされて、肌も生き生きしてきます。ダイエット効果だけでなく美肌まで手に入れられるなんて素晴らしいですね。
ストレスが解消される
適度に運動することは、気分転換やストレスの解消につながりますが、運動というと気軽にやるにはハードルが高く、逆にやらなければ!とストレスにつながることもあります。その点トランポリンだと、室内で気軽にできますし、無理してやる、わざわざやる、ということもないのでストレスになりにくいです。飛び跳ねることでいつもの生活にはない無重力感や、ポンポンと子供の用ように跳ぶ爽快感などを味わうことができます。ストレスから解放されて楽しい気分になれます。
病気の予防になる
ウイルスなどから身体を守る働きをしてくれる白血球は、運動をすることで増加します。トランポリンを跳ぶと、リンパの浄化や体内の老廃物の排出が促されたり、細胞が活性化されたりすることで、なんと白血球の数が約3倍にもなるといわれています。これが免疫力アップにつながり病気やガンなどの予防になるのです。
トランポリンダイエットのメリット
短時間でもOK
トランポリンで5分跳ぶのはジョギング10分くらいに相当します。ですから、トランポリンは短時間でも大きな効果が出るので隙間時間を使ってダイエットすることが可能です。有酸素運動なので、長くやればもちろん効果も高いですが、短くても十分です。5分からでも空いた時間を有効活用して飛び跳ねましょう。
天候に左右されない
ダイエットを続けるのが難しい理由に、やらないとついついそのままやめてしまうことがあると思います。ジョギングやウォーキングなどは天気が悪いと休まざるを得ないので、数日休んでいたら面倒になってそのまま辞めてしまったなんてこともあります。その点トランポリンは室内で天候に左右されないので毎日空いた時間に行うことが可能です。
スペースをとらない
今人気のトランポリンは直径が1m弱くらいのコンパクトなものが多いです。組み立て式のものも多く、解体してしまうことも可能ですし、立てかけて狭い隙間などに収納することも可能です。跳ぶときもたたみ半畳強のスペースがあればよいので部屋があまり広くなくても手軽にできます。
やっていて楽しい
子供に戻ったかのように跳んだり跳ねたりするのは、とにかく楽しいものです。日頃重い身体もトランポリンの上では無重力、ストレスもどこかへ飛んでいってしまいます。筋肉トレーニングをしたり、長いジョギングなどをするのにはある程度我慢も必要なのですが、ただ楽しさに任せて跳んでいるだけでよいのでとても楽しいです。5分だけ…なんて思って始めても気が付いたらずっと跳んでいたなんてことになるかもしれません。
初期費用が高くない
今一番売れているトランポリンは大体4,000円前後ほどです。高い本格的なものでも1万円程度です。ジムに通ったり、ウェアを揃えたりすることを考えるとかなりリーズナブルですね。一度買ってしまえばずっと使えますし、改めてウェアなどを用意する必要もありません。大体のお店が1年程度の保証期間も設けていますので、正しく使っていれば最初の購入費用だけでずっとダイエット可能です。
トランポリンダイエットの方法
トランポリンダイエットのやり方
1.最適な服装に着替えて準備運動をする
飛び跳ねるので、窮屈な服装は適していません。なるべく動きやすい服装に着替えます。紐やフードなどがついている服だと跳んでいるときにからまったり引っ張られる感じがしたり、危ないこともあるのでなるべくシンプルな服装がおすすめです。そして、普段運動不足な方は特にしっかりストレッチなどをして準備をします。
2.音楽を流す
トランポリンを楽しくやりたい方には特に、音楽を流すのがおすすめです。また、最初のうちはリズムよく跳べないこともあるので、音楽に合わせて跳ぶようにすると上手に跳ぶことができるようになります。最初はあまりハイテンポの曲を選ばず、自分のジャンプするテンポを考えて選曲するとよいです。
慣れてきたら少しアップテンポのノリのよい曲にするとモチベーションも上がってより楽しくダイエットすることができます。音楽に合わせて跳んでいると曲の長さ分継続して跳ぶこともできるのでおすすめです。
3.トランポリンの上でジャンプする
トランポリンの中央に立って、軽く跳んでみます。身体に変に無駄な力を入れることなく、ヒザを柔らかく使ってジャンプします。トランポリンの枠に近づいてしまうことのないよう、中央で跳ぶことを意識しましょう。上手に同じ位置で跳べるようなら、そのままずっと上下に跳びます。あまり高くジャンプしても天井などに当たってあぶないですし、力を入れ過ぎてもトランポリンの破損につながります。ちょうどよい力の下限を覚えていきましょう。
4.慣れてきたらステップを取り入れる
トランポリンでジャンプすることに慣れてきたら、少しずつステップを取り入れてみましょう。トランポリンの上で駆け足をするように足を片方ずつ交互に動かしてみたり、1回ジャンプするごとにウエストを左右にひねってみたりします。手を前に伸ばして膝と反対方向へひねりながら跳ぶとウエスト周りにより効果的です。手を上げ下げしてみたり、速い駆け足や、跳ねるような駆け足などいろいろなステップに挑戦してみるとよいですね。
トランポリンダイエットのDVDを活用する
トランポリンダイエット専用のDVDや、最近だと無料の動画などもたくさんあるので、慣れてきて物足りなくなったら活用してみてもよいでしょう。トランポリンの上で左右にキックしたり、相撲の四股を踏んだり、インナーマッスルも鍛えられるような難易度の高い動きもいろいろあります。無理せず楽しく続けられるものを選んでチャレンジしてみましょう。
トランポリンダイエットの注意点
あまり難しい動きもなく、関節への負担も少ないトランポリンダイエットですが、やる前には準備運動をきちんとやりましょう。体がスムーズに動くようになり、不必要なけがを防いでくれます。また、せっかく楽しく跳んでも翌日に疲れが残ってしまうと残念なので、運動後にもストレッチなどをしましょう。
トランポリンは身体が上下に大きく揺れるので、食後は避けましょう。胃に食べ物が入ったまま飛び跳ねると腹痛を引き起こしたり、気分が悪くなったりする恐れがあります。
コンパクトなトランポリンでも、振動や騒音に気を付けなければなりません。下にゴムマットなどをひいたり運動する時間や部屋の位置を考慮するなどの配慮が必要です。
事前に無酸素運動をすると効果的
有酸素運動であるトランポリンは脂肪を燃焼してくれる運動です。一方筋トレなどの無酸素運動はそれ自体では脂肪を燃焼しません。ですが、無酸素運動をすることで筋肉量が増え、脂肪を分解する働きが高まります。トランポリンをする前に無酸素運動をすると脂肪が分解されて、燃焼されやすい状態になるのです。その状態からトランポリンをすると消費されるカロリーが増えてより脂肪が多く燃焼されるのです。よりダイエット効果を求めたい時には、トランポリンを行う前に筋トレなどを取り入れてみましょう。
トランポリンの選び方
通販がおすすめ
現在たくさんのトランポリンが販売されていますが、店頭でも実際に跳んでみることはなかなかできないので、クチコミを見ながら選べる通販がおすすめです。ある程度重さや大きさがあるので家に届いて設置するだけで便利です。
サイズは少し大きめ
トランポリンには子供用と大人用があります。また、用途も遊び目的からエクササイズ目的まで様々です。少し大きめの大人用、エクササイズ目的に対応したものを選びましょう。コンパクトさを求めてあまり小さいものだと耐荷重も軽くなりますし、中央で跳ぶのが難しくなります。いろいろな動きもできず、上下に跳ぶことしかできなくなってしまいます。ある程度の大きさがあるものが安心です。
耐荷重は必ず確認
耐荷重は必ず確認します。子供用のもので大人が跳ぶと破損の危険があります。飛び跳ねるので大きな事故につながりかねません。90kgまでとか、110kgまで、といったように耐荷重の記載がありますので使用する方の体重を考えて選ぶようにします。
ゴムとスプリングの違い
トランポリンにはゴム式のものとスプリング式のものがあります。金属ですのでスプリング式のほうが耐久性があります。ですが、スプリングのほうがギシギシという音があったり、万が一手や足が挟まったら恐いという不安もあります。その点ゴムは音もなく、安全性には優れています。最近では耐久性のあるスプリング式で、スプリング部分にカバーがついて安全面に考慮してあったり、静音性にも優れた商品が増えています。
静音性が便利
スプリングのギシギシいう音や、跳ぶときの本体が床に当たる音はどうしても気になるものです。静音性があるものを選ぶとよいです。自分でマットを敷いてもよいですが、マットの上で滑ったり、マットが床の上で滑ったりしてしまうこともあるので、商品自体が元から静音設計になっているものが便利です。トランポリンの足部分が滑りにくく、よく衝撃を吸収してくれるゴムになっているものを選びましょう。
安全性の高いもの
子供用や遊び用のリーズナブルなものもありますが、安全性の高いものをきちんと選びましょう。ゴムバンドを選ぶか、スプリングの場合はしっかりとスプリングを覆うカバーのあるものにします。必要に応じて手すりを付けるかどうかも考えましょう。バランスをとるのに不安がある場合は手すりに掴まって跳ぶとうまくいきます。組み立てについても先に調べておきましょう。折り畳み式の場合組み立てに力が必要だったりして危険な場合もあるので注意が必要です。
折り畳み式のメリットとデメリット
折り畳み式と完成品に脚だけを付けるものがあります。折り畳み式は小さくなるので収納する場合は省スペースに収まります。ですが、折り畳み式は組み立てるのに一人では難しいものもあります。力がいるものや、一人での組み立てが難しいものは、折りたたむ時も同様ですので、収納するにも毎回苦労することになります。また、気を付けて選ばないと、折り畳み式のものの中には強度が弱いものもあるようなのでよく調べてから購入しましょう。
トランポリンダイエットのデメリット
即効性はない
トランポリンダイエットは、身体への負担が少ないのに効果が高く、とても続けやすいダイエットです。手軽にできてとても楽しくいつでも行えます。ですが、手軽な分、30分や1時間というように長く続けるというより、空いた時間にちょっと跳ぶことが多くなるのですぐにダイエットへの大きな効果が出すのは難しいようです。
毎日30分とか1時間、といったようにしっかり目標を決めて続けるとある程度短い期間で効果を出すこともできると思います。また、トランポリンの前に筋トレをするなど、目的を明確にして取り組むと効果が出やすくなるでしょう。
関節への負担
ダイエットを決意する方の中には、標準体重よりかなり重かったり、普段から運動不足だったりする人が多くいるかと思います。トランポリンは手軽で身体への負担が少ないとはいえ、そういう人が急に飛び跳ねれば当然関節への大きな負担が考えられます。
準備運動をきちんとすること、最初はただ跳ぶだけにすることなどで負担は軽減されるでしょう。面白がって慣れないうちから身体や関節をねじったりして跳ぶと、関節を痛めてしまいます。また、楽しいからと最初から長く跳びすぎるのも負担になります。楽しいから、楽だからと最初からペースをあげすぎないように注意しましょう。
集合住宅では注意
トランポリンダイエットをするときは、アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる場合は注意が必要です。一戸建てとは違い階下の住人の方に迷惑にならないよう気を付けなければなりません。自分が感じているよりも振動や音などが下に響いている場合があります。深夜や早朝などの時間帯は避け、1回にあまり長時間跳ぶのも避けるようにしましょう。トランポリンのしたに防音マットを厚めに敷くのも効果的です。意外と窓を開けていると音が響いてしまうこともあるので、窓も閉めるようにします。
もし挨拶する機会があれば、「トランポリンダイエットをしているのですが、ご迷惑になってないですか?」と確認してみるのもよいですね。気持ちよくダイエットに取り組めるよう周囲への気配りも忘れないようにしましょう。
トランポリンダイエットでより綺麗になりましょう
トランポリンダイエットは家で気軽にでき、初期費用もあまりかからない、それでいて効果も高い、楽しんでできるダイエットです。体幹を鍛え基礎代謝を上げ体脂肪を燃やすこともできます。デトックス効果で美肌も手に入れ、便秘の改善も期待できる本当におすすめのダイエット法です。何よりも童心に帰って楽しんでできるので、笑顔で気分爽快に飛び跳ねて綺麗を手に入れましょう!