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30代のスキンケアは20代に使用していたものから一新しよう
30代になると20代までのスキンケア商品では物足りなくなってきます。もしかしたら一新したほうがよいかもしれません。その理由を探ってみましょう。
30代は肌の水分と油分のバランスが変わってくる年齢
20代後半から30代半ばにかけて、肌の水分量と油分量ともに減少していきます。今まで水分と油分がどちらも多いオイリー肌で悩んでいた人も、急に乾燥を感じ始める年齢です。そのため、10代~20代で使っていたサッパリ系のスキンケア商品だと不一致になり、せっかくスキンケアしても肌がガサガサのままになってしまいます。
「いや、皮脂は多い」と思う人も多いですが、30代になるとその皮脂量の多さは乾燥からきていることがほとんどです。肌が水分を保持していないので、これ以上蒸発させないために肌が頑張って油分を出している状態になっています。根本的な乾燥を解決しないかぎりカサカサなのにベタベタになってしまうというわけです。裏を返せば、保水や保湿ケアをすればオイリーも改善される可能性が高い、ともいえます。
保水と保湿の違いを理解しよう
スキンケア商品は保水ケアと保湿ケアを謳っているものがそれぞれあります。字面が似ているので混同されがちですが、保水は肌に水分を届けるもので、保湿は蒸発させないように蓋をするものという役割の違いがあります。つまり、肌の水分量が十分ではない状況で保湿ケアだけしても、今よりひどくならないだけで改善はしないということになります。
保水と保湿を簡単に言い換えれば、保水が水、保湿が油です。20代までは肌自体の水分量がそこまで低くないので、乾燥が気になる場合には保湿だけでも十分ですが、30代は保水にも力を入れましょう。
10代と30代では同じニキビでも質が違う
10代のニキビは思春期ニキビと呼ばれ、その主な原因は皮脂の過剰な分泌によるものです。毛穴が開いている年齢ではないので、毛穴の中で皮脂が溜まってしまい、それを餌とするアクネ菌が繁殖して起こります。そのため、10代のニキビ対策ではサッパリ系の洗顔料や化粧水が推奨され、保湿ケアはしなくてもよかったりします。
ニキビができる場所も皮脂が多くなりやすいTゾーンに集中しやすいのが特徴です。20代になると毛穴もある程度開いて皮脂量も落ち着くので思春期ニキビは少なくなっていきます。
しかし、30代になってくると乾燥やストレス、生活リズムの変化によって肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が剥がれないまま蓄積します。また、ホルモンバランスが崩れるなどして皮脂分泌量に再び変化が訪れます。蓄積した角質のせいで毛穴がふさがれ、そこに皮脂が溜まってしまいニキビになるのです。
これを大人ニキビと呼び、できる場所も乾燥しやすい口周りや顎が多くなります。そのため、30代のニキビ対策は皮脂を過剰にとるよりも保水と角質ケアで根源を断ち、できるだけ生活リズムを整えることで改善されます。
30代になってから気になる悩みも増えてくる
30代になるとそれまで気にならなかったシミ、シワ、たるみ、毛穴の開きなどが気になってきます。これらの悩みも根源をつきつめれば乾燥にたどり着きますが、細分化して見ると、コラーゲン線維の結びつきの低下や、肌のターンオーバーの周期の乱れで本来排出されていくべき角質や老廃物が滞っている状態です。
これらをスキンケアで解決するには、今の自分の肌に足りていない成分をスペシャルケアで補うことが適しています。成分によっては毎日でなくても構わないので、定期的に使うスペシャルケア商品も追加してみましょう。
また、角栓や角質などによって肌がザラついていることから角栓パック、スクラブ、AHA配合など角質オフが期待できる強めなクレンジングが手放せないという人もいるでしょう。そのケア自体は問題ありませんが、その後のスキンケアがとても重要です。
30代のスキンケア商品の選び方
30代のスキンケアでは保水と保湿重視ということがわかりましたが、これは特定の商品1つで補うのではなく段階を経たほうが上手にできるので選び方の参考にしてみましょう。
クレンジングや洗顔料は洗浄力より低刺激を選ぼう
皮脂量に変化が訪れるといっても、ストレスによるホルモンバランスの乱れや乾燥を補おうとする過剰分泌だったりするので、それほど皮脂を落としすぎないようにします。ここで皮脂をすっきりサッパリ落としすぎると「また足りなくなった!」と皮脂が分泌されてしまいかねません。
油と相性がよく皮脂を落とすのに便利な鉱物系のクレンジングオイルは、30代にとっては必要な皮脂まで落としやすいので回避するのが無難です。洗顔料に至っても、乾燥して肌に細かなキズがついていることがあることから、そこへさらなるダメージを与えないために極力低刺激のものを探しましょう。
できればクレンジング、洗顔料ともに肌の水分量はキープしながら汚れを落とせるものがよいです。この時点で油分だけでなく水分まで低下してしまうと、その後のスキンケアが大変になります。
化粧水は保水重視で選ぼう
スキンケアはステップが大事ですから、洗顔後に始めに使う化粧水は保水重視で選びます。仕上がりがサッパリする感じがしても、保水力が高い商品なら問題ありません。注目すべきはその成分で、植物由来の天然保水成分や、1gで6リットルの水を保持できると有名なヒアルロン酸、肌の細胞間で保水を助けるセラミドなどが代表的です。
厳密にいえばセラミドは肌の水分を抱え込むものなので保湿とも呼べますが、化粧水の保水力を引き上げてくれるので配合されている商品が多くあります。
化粧水の使い方のポイントは、お風呂上り1分以内でつけること。最悪なのは髪をドライヤーで乾かしてから使うことです。お風呂上りは洗顔が済んでいるので肌に皮脂がほとんどなく、水分が蒸発しやすい状態になっています。ドライヤーまでした後だと乾燥が進んだ状態になってしまうのです。
そこまで乾燥させると化粧水をつけた時に化粧水をグングン吸う感じがして気持ちがよいですが、それは喉が乾ききった人が水を求めるイメージです。かなり大量に飲まないと潤いを感じないように、肌も大量な保水成分を求めるようになるため、そこまで乾いていない状態で水分補給してあげましょう。
乳液やクリームは保湿重視で選ぼう
さて、化粧水でバッチリ保水ケアができたら後は蓋をしましょう。蓋をするために化粧水の次に使う乳液やクリームは保湿重視で選びます。単純に考えれば油分ですが、油分は過剰すぎても少なすぎてもいけませんし、油分よりも保湿力が高い成分があります。
角層内の細胞間で肌の水分の蒸発を防ぐ成分はセラミドやステアリン酸コレステロール、天然保湿因子(NMF)が代表的です。これらは肌の角層にある細胞と細胞の間で水分の蒸発を防ぐためにもともと肌が持っている物質にとてもよく似ているのでなじみやすく、肌に留まって力を発揮してくれます。
角層の下の真皮で力を発揮してくれるのはコラーゲンやエラスチンです。この2つは互いに関係性が強く、コラーゲンを結びつけて繊維を構築するのがエラスチンです。コラーゲンだけ投下しても、エラスチンがないとその結びつきが弱いため、すぐにほどけてしまい肌の弾力をキープできなくなります。
肌表面のコーティングという意味ではグリセリンやその他植物性油などがあります。鉱物油と違ってグリセリンや植物性油は肌なじみがよいので乳液やクリームによく使われています。
悩みを集中ケアできる美容液を選ぼう
乾燥以外に、シミ、シワ、たるみなどの悩みがある場合にはスペシャルケアとして美容液を用いましょう。30代になると肌の悩みは多岐に渡るため、化粧水と乳液、クリームだけでは足りなくなってしまうことがあります。
シミによい成分は、ハイドロキノン、ハイドロキノン誘導体(アルブチン)、トラネキサム酸、ビタミンC・E誘導体、プラセンタなどがあります。これらはそれぞれ、メラノサイトそのものやメラニン生成を指示するチロシナーゼにはたらきかけてメラニンの蓄積を抑えてくれる成分です。
シワやたるみが気になる場合はコラーゲンやエラスチンで肌の弾力をアップしたり、線維芽細胞を活性化するレチノールやビタミンCなどが効果を期待できます。その他にも各ブランドの独自成分があったりします。
より効果を求めるなら化粧品よりも有効成分とその配合量が認められている医薬部外品のほうがよいですが、化粧品類でも優秀な商品はたくさんあるので、あまりこだわらなくても構いません。
定期的に使えるパックは他のスキンケア商品にない成分を選ぼう
上記まででもまだ足りない成分がある場合は定期的にパックやマスクで補うのもよいでしょう。翌朝の肌のなめらかさや水分量の違いを実感できます。毎日使える商品なら毎日でもよいのですが、単純に放置時間が10分くらい必要なので面倒くさいという人が多いです。
面倒くさがり屋の人はどうせ毎日使わなくなるので大量に入っているマスクを購入するのは向いていません。開封後はどうしても日々劣化していくので、5枚入りなどの1カ月くらいで使い切れる枚数を購入しましょう。
30代のスキンケアの人気ブランド・メーカー
スキンケア商品の種類ごとにバラバラのブランドから選ぶなら選択肢は豊富ですが、洗顔から保水、保湿ケアまでライン使いできるブランドの中から人気の3ブランドをピックアップしました。
ファンケル
ファンケルは化粧品のみならず健康食品やドリンク、肌着や美容系雑貨まで揃っており、1981年の設立以来日本で長く愛されている企業です。
商品のバリエーションは他の追随を許さぬレベル
クレンジング、保水、保湿、コスメに至るまで商品の幅は広く、シリーズだけでも12種はあります。万人受け商品はもちろんのこと、シミ、シワ、たるみ、キメの乱れや弾力不足、ニキビなどそれぞれの悩みに特化したシリーズもあり、求める成分が含まれた商品を見つけやすいです。
いずれのシリーズや単体商品であっても、その最大の特徴は無添加化であるということです。独自の厳しい品質管理項目を設けており、化粧品の鮮度を保つという観点から消費期限が設けられているのも他のブランドと異なっています。
SK-Ⅱ(エスケーツー)
SK-ⅡはP&Gプレステージ合同会社のブランドです。1980年に発見した独自成分ピテラを中心に日本人の肌に合う商品を複数展開しています。
ピテラが入っているのはSK-Ⅱだけ
独自成分ですからピテラが配合されているのはSK-Ⅱだけです。ピテラは米由来の成分で、ビタミンやアミノ酸、ミネラル、有機酸が豊富に含まれています。これだけでも肌の状態を整えてくれる成分といえますが、30代が何より注目したいのはピテラに天然保湿因子(NMF)と同じ成分が含まれているという点です。
このピテラを使用したSK-Ⅱの商品は、肌のキメを整え潤いを与えるスタンダードから、ハリやシワに特化したR.N.A.シリーズ、美白やツヤのジェノブティクスがあります。
アルビオン
アルビオンは設立が1956年という日本の老舗ブランドです。本社は銀座でデパコスとしての地位を確立しています。長く愛されるスタンダード商品から季節に合わせた最新作まで豊富な選択肢から商品を選ぶことができます。
商品開発力の高さが強み
人の肌を細胞レベルで研究、科学的な検証と原料からの厳しい審査を行い、可能な限りのトレーサビリティ(生産地・流通経路の明確化)をした上で商品開発を行っています。安全性の検査も自社完結せず第三者機関で客観的に検査されているのも特徴です。
名品と呼ばれる乳液やスキコンの愛称で1974年から親しまれている薬用(医薬部外品)化粧水などのベストセラーがあり、各ジャンルのコスメランキングでも上位に入る商品を多数生み出しています。
30代のスキンケア商品の総合おすすめ人気ランキング
クレンジングから保湿、美容ケアまで総合した、30代のスキンケアに欠かせない商品の総合ランキングを見てみましょう。
1位:ファンケル マイルドクレンジングオイル
三段落ちで潤いもキープ
石油系界面活性剤などが無添加のクレンジングオイルながら、メイク、ざらつき、毛穴詰まり(角栓)を落とすことができます。メイクや油分とのなじみがよいため、こする必要がない上、配合されているエモリエント成分(皮膚から水分を蒸発させない成分)エチルヘキサン酸セチルが潤いをキープしてくれます。
今までのクレンジングオイルで乾燥を感じている人におすすめ
「クレンジングオイルは皮脂を落としやすい分、乾燥しやすい」と思っている人はこのマイルドクレンジングオイルを試してみましょう。乾燥しやすい30代のスキンケアの第一段階として導入するにはぴったりの潤いのキープ力を実感できるはずです。ただし、クレンジング後の洗顔料で落としてしまうと意味がないので洗顔料は気を付けましょう。
ファンケル マイルドクレンジングオイルの口コミ・評判
- オイルは使用後につっぱるイメージだったが、つっぱることなくメイクがスルッと落ちる
- 毛穴詰まりや口の周りのザラつきも取れるのでリピートしている
- こすらなくてよいので肌に負担をかけている感じがない
ウォータープルーフのマスカラでもこすらずに落ちるという声も多くありました。つっぱらない、乾燥しないという評価が高く、30代からの支持を集めています。また、リピーターが多いことも商品のよさが実感できているということでしょう。
2位:SK-Ⅱ フェイシャル トリートメント エッセンス
SK-Ⅱのベーシックな化粧水
成分の90%以上をピテラで構成しており、ビタミンやアミノ酸、ミネラル、有機酸など50種以上の有用成分が豊富に含まれています。先述の通りピテラに含まれる天然保湿因子(NMF)のおかげで潤いを与える力も高く、キメやハリを与える化粧水です。
乾燥小ジワが気になってきた人におすすめ
この化粧水は角質層に潤いを与えることができるため、目元や口元の乾燥による小ジワを目立たなくしてくれます。コットンにしみこませてなじませ、優しくパッティングすれば肌のキメが整ってくるでしょう。顔だけでなく首やデコルテにも使用できます。
SK-Ⅱ フェイシャル トリートメント エッセンスの口コミ・評判
- 浸透具合がよく、肌のキメが整って透明感が出てきた気がする
- 使い続けると開いていた毛穴が日に日に目立たなくなってきた
- まったくベタつかないのに肌が内側から潤っているのが感じられる
浸透力の高さ、潤い、肌のキメが整うという声が多く、30歳以上の女性を中心に支持されています。価格は安いとはいえないものの、試しに購入してみてから手放せなくなったという人がたくさんいました。また、使い始めてすぐに肌に違いが現れるようです。
3位:ランコム ジェニフィック アドバンスト
化粧水の前に使うのが他の美容液と異なる
一般的なスキンケア手順は、洗顔後に化粧水、またはブースター(より浸透度を高める下地のようなもの)の後に化粧水、美容液、乳液またはクリームと続きます。しかし、この美容液は洗顔後すぐに使うというのが、多くの美容液と異なる点です。その理由は、この美容液の保水力がとても高いことにあります。
首まで潤したい人におすすめ
ビフィズス菌発酵エキスと酵母エキスから得られるアミノ酸は種類が多く、またグルコースなどの糖類も保水、保湿力があります。この美容液は顔から首元まで使用することを推奨しています。
顔は重点的にスキンケアをする人が多いものの、首は放ったらかしという人が少なくありません。だからこそ「年齢は首に出る」と言われ、乾燥が進むのでクッキリしたシワができてしまいます。首まで潤して顔との差を減らしましょう。
ランコム ジェニフィック アドバンストの口コミ・評判
- さらっとした付け心地ながら、すぐに肌がもっちりするし化粧水を重ねてもベタつかない
- 浸透が早くて寝不足など肌の状態が悪いときに改善してくれる
- 次に使う化粧水の浸透度も高まったような気がして、肌がトーンアップした
中には評価しないという口コミもありました。その多くは、この美容液への期待値がかなり高かったというものです。値段も安くないので気持ちはわかりますが、この美容液は洗顔後すぐに使うブースターの要素もあるため、その後のスキンケアを手抜きしてもよいという商品ではありません。
油分によって蓋をする成分が十分に含まれてはいないことから、この美容液を使用後に化粧水、乳液またはクリームを使用することでキメの細かい肌を目指すものといえます。
4位:SK-Ⅱ R.N.A.パワー ラディカル ニュー エイジ エアリー ミルキー ローション
SK-Ⅱから登場したR.N.A.シリーズは肌の複合成分RNアーキテクトを配合
ピテラ90%のベーシックなシリーズで有名なSK-Ⅱから登場したR.N.A.シリーズは、ピテラに加え加水分解ダイズタンパクや加水分解酵母タンパクという保湿成分を含む、複合成分RNアーキテクトが特徴です。その他、クロレラエキスとパルミトイルペンタペプチド-4を配合しており、乾燥によるシワを目立たなくしてキメを整えます。
肌にツヤが欲しい人におすすめ
複合成分RNアーキテクトは肌の内側に浸透してツヤをアップさせるはたらきをします。このミルキーローションは乳液とクリームの中間くらいのもったりした感触ながら付け心地は軽く、仕上がりもベタつきません。顔全体に使う量は真珠一粒大くらいでOKです。
SK-Ⅱ R.N.A.パワー ラディカル ニュー エイジ エアリー ミルキー ローションの口コミ・評判
- 乾燥肌に悩んでいたけど肌の内側に水分が閉じ込められてハリが出たのがよくわかる
- 夜につけておくと朝は水分と油分のバランスが取れていると感じる
- ベタつきはないのに保湿力を十分に感じれ、毛穴の開きも気にならなくなってきた
テクスチャーは柔らかいのにベタつかないことを評価する声が多く、年齢とともに気になってきた乾燥小ジワが改善されたという声も多数みられました。ハリとツヤのある肌が目指せるので乾燥で肌の調子が悪い人は試してみましょう。
5位:アルビオン アンフィネス ダーマ パンプ ミルク
ハリをアップするアンフィネスシリーズの乳液
30代から始まるハリの低下に特化したシリーズ「アンフィネス」の乳液です。サクシニルアテロコラーゲンと水溶性コラーゲンクロスポリマーという2種のコラーゲンのほか、肌に弾力を与えるレスベラトロール、保湿力の高いローヤルゼリーエキスなど複数の成分が配合されています。
持続的なハリがほしい人におすすめ
この乳液にはOSK9という成分が含まれています。OSK9は肌のハリを生み出す機能性ペプチドです。アルビオンと大阪大学が共同開発した世界初の成分で、表示名はアセチルペンタペプチド-55アミドとなります。単に浸透する成分だけでハリを与えるのではなく、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など真皮の成分を作る線維芽細胞を増やす力を持っているため一時的なハリだけに終わりません。
アルビオン アンフィネス ダーマ パンプ ミルクの口コミ・評判
- 今までもアルビオンをライン使いしていたが保水を重視してアンフィネスにした
- 乾燥肌には嬉しい速攻の潤いでベタつきもない
- 乳液なのに浸透する感じがよくわかって、すぐにハリのある肌になれる
洗顔後すぐにこの乳液を使うことを推奨されています。化粧水というステップを飛ばすことに半信半疑だった人も、その保水力の高さに驚き、化粧水を飛ばしてもよいというのもわかるという声が多く見られました。「速攻」という声も目立ち、つけた瞬間から変化を感じられるようです。
スキンケアの手始めとなる30代の洗顔商品のおすすめ人気ランキング
クレンジングから保湿、美容ケアまで総合した30代のスキンケアに欠かせない商品の総合ランキングを見てみましょう。
1位:ハウスオブローゼ ミルキュア ピュア ウォッシュ&パウダー
パウダーと混ぜて使う変わり種洗顔料
北海道の天然の牧草を食べて育った牛から絞ったミルクで作る成分でできており、保湿力の高い洗顔料です。古い角質を落としやすくするタンパク質分解酵素を含むパウダーと洗顔用の液体がセットになっており、自分で混ぜて使います。
この分け方は理に適っており、皮脂が多めの人はパウダーを多めにすればさっぱりと、乾燥しやすい人は少なめに、ザラつきが気になる人はパウダーを直につけてピンポイント使用というように、肌の状態に合わせて使うことができます。
皮脂落とししながら潤いもキープしたい人におすすめ
ミルク由来のカゼインという保湿成分のおかげで、もともと潤いがキープできるように作られていますが、それ以上に自分でカスタマイズできるのがこの洗顔料の魅力です。先述のように自分の肌の悩みに合わせるのはもちろん、顔全体はパウダー少なめ、皮脂が気になるTゾーンだけパウダー多めなどパーツごとに調整できます。
ハウスオブローゼ ミルキュア ピュア ウォッシュ&パウダーの口コミ・評判
- 泡立たないのに汚れがしっかり落ちて肌の手触りがよくなる
- すっきり洗い上がるのに保湿力はしっかりと感じられる
- 自分で配合のバランスを調整できるので毎日の洗顔やスクラブとしても使えて便利
一度使うと手放せなくなるという声が多くありました。酵素の力で汚れを落とすので泡立つタイプの洗顔料ではありませんが、ゴシゴシこすらなくても十分キレイに洗顔できます。数々の洗顔料を試しても乾燥してしまった人がこの洗顔料にたどり着くというケースも多いです。
2位:ナリスアップ コスメティックス ネイチャーコンク 薬用 クリアローション
医薬部外品の拭き取り化粧水
有効成分としてプラセンタエキス(1)とグリチルリチン酸ジカリウムを配合する医薬部外品です。プラセンタエキスは美白、グリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症作用が認められています。そのほか、10種の植物由来エキスやヒアルロン酸ナトリウムといった保水、整肌成分が含まれているため、朝のメイク前のスキンケアとしても使いやすいです。
古い角質を落としたい人におすすめ
ハトムギ由来のヨクイニンエキスが古い角質を落としてくれます。スクラブで無理矢理掻き出すのではなく、古い角質だけを柔らかくして落とすので毎日使っても肌へ負担がかかるものではありません。アルコール(エタノール)も不使用、保湿成分も豊富なため角質オフ後のピリピリを感じることなく使用できます。
ナリスアップ コスメティックス ネイチャーコンク 薬用 クリアローションの口コミ・評判
- コットンで拭き取ると黒や黄色の汚れがごっそり落ちているのがよくわかる
- 拭き取り化粧水はしみることが多かったがこの化粧水はそれがなく潤いも感じられる
- 古い角質がとれたおかげか、生理前にいつもできていた顎の大人ニキビができなくなった
低価格なのに使い心地がよいと評判で、とくに皮脂や角質がとれたときは達成感があるようです。メイク落としの役割は備わっていませんが、朝の洗顔代わりに使用するにはぴったりです。単体でも化粧水としての役割を担える成分が豊富ですが、浸透アップの役割もあるので化粧水のブースターとしても使えます。
3位:わたしおもい ヒアルロン酸クレンジング化粧水
化粧水からつくられた水クレンジング
「わたしおもい」はロート製薬が発売するシリーズ名で、化粧水からつくられたクレンジング商品を扱っています。名前の通りヒアルロン酸Naを配合しており、そのとろみが拭き取り時のコットンの刺激感を抑えてくれます。汚れを吸着するための成分はわざと大きな分子にしてあるので肌に浸透しづらく、W洗顔しなくてもそのまま眠ってOKという利便性を兼ね備えています。
夜のスキンケアに時間がかけられない人におすすめ
メイク汚れまで落ちるのに、化粧水成分96%という潤い力でそのまま寝てよいというのは、忙しい人にぴったりのクレンジング商品です。敏感肌用パッチテストもクリアしており、まつげエクステにも対応しているので使用する人を選びません。時間はかけたくないけどスキンケアはしたい、という人は試してみましょう。
わたしおもい ヒアルロン酸クレンジング化粧水の口コミ・評判
- 化粧水としか思えないサラサラのテクスチャーなのに、しっかりメイクは落ちて肌がしっとりする
- W洗顔しなくてよいので洗顔を繰り返すのに抵抗がある乾燥肌には嬉しい
- パッケージが可愛いという理由で購入したものの、使い心地がよいのでリピート確定
購入者の多くはパッケージの可愛さに惹かれて入手したものの、その利便性と仕上がりのよさからリピートしているようでした。使った後の肌のしっとり感を評価する声がとても多く、ベタベタしていないのにアイメイクもしっかり落とせると評判です。
30代が毎日使いやすい保水と保湿のスキンケア商品のおすすめ人気ランキング
30代が毎日のケアとして使いやすい化粧水や乳液のランキングです。毎日のことなので価格と内容量も重視した3位までをピックアップしています。
1位:ナチュリエ スキンコンディショナー(ハトムギ化粧水)
ハトムギエキスが角質層へ浸透
仕上がりはサッパリしていますが、浸透力の高い化粧水です。保湿成分であるハトムギエキスが角質層に潤いを与えてくれます。香料、着色料、オイル、界面活性剤不使用で低刺激のため敏感肌でも使える可能性が高い処方です。化粧水の後に使う乳液や美容液などの浸透を促進するブースターとしての役割も果たしてくれます。
化粧水を贅沢使いしたい人におすすめ
なんといっても、この価格で500mlという大容量が魅力です。たっぷり使っても罪悪感がなく、フェイスマスクや薄いコットンに染みこませてパックするとより潤いのある肌になれます。そこまでしても顔だけならとても1カ月で使い切れない容量なので全身に使っても十分です。
ナチュリエ スキンコンディショナー(ハトムギ化粧水)の口コミ・評判
- 敏感肌の自覚があるが低刺激でバシャバシャ使えた
- コットンにたっぷり浸してパックにしたらサッパリなのに潤った
- 全身にも使ってもベタつかずに肌質がよくなるのでスプレーにして広範囲に噴射している
口コミでは多くの人が贅沢な使い方をしていました。全身に使っている人も多く、大容量ならではの魅力を感じているようです。この化粧水はオイルフリーなので、これだけでは保水ケアに留まります。乾燥しやすい人は乳液やクリームで油分を補うようにしましょう。
2位:ファンケル 無添加 アクティブコンディショニング EX 化粧液 II
独自成分のアクティブセラミドでハリをアップさせる
ハリ、潤い、ツヤが下がってきた肌を底上げすることを目的とした化粧水です。独自成分のアクティブセラミドは美容成分を角層に届けて乱れを整えることでハリをアップさせる役割をもっています。その他にも独自開発の適応型コラーゲンが肌に弾力を与え、スイートピー花エキスで紫外線や乾燥によるダメージを抑えるなど年齢とともに気になってくる悩みに対応した化粧水といえます。
30代になって肌に変化を感じてきた人におすすめ
乾燥による目元の小ジワや肌の弾力不足が気になりはじめた人に適した化粧水です。ファンケルでは「化粧液」と呼んでおり、美容液のように悩みに特化した働きを持っているため、毎日使うたびに悩みを改善するケアができます。角質層の状態を整えるため潤いも持続しやすく、肌にふっくらとしたハリが出てくるのがわかるでしょう。
ファンケル 無添加 アクティブコンディショニング EX 化粧液 IIの口コミ・評判
- 乾燥肌だが少量でも十分な潤いが感じられて真冬でも肌の状態が整う
- 肌がふっくらしてハリやツヤが出てきた気がする
- 低刺激なので目元ギリギリまでしっかり塗っても違和感がないのが嬉しい
乾燥肌、敏感肌の人からの支持が多数でした。乾燥小ジワが増えてくる目元に塗りこめる低刺激というのは嬉しい特徴といえます。テクスチャーはとろみがありますが、浸透しやすいので重くべたついたりはしません。ファンケルの強みの1つである無添加処方なので合う化粧水が少ない人は試してみましょう。
3位:アルビオン エクサージュ アクティベーション モイスチュア ミルク III
3種の中で最も濃密なⅢは乾燥肌用の乳液
エクサージュの乳液はⅠ、Ⅱ、Ⅲがあり、Ⅲが最も濃密でしっとりした仕上がりになる乾燥肌用となっています。肌表面に蓋をすることができるグリセリンやジメチコン、角層にある有機酸で天然保湿因子の12%を占めるPCA-Naや、ヒアルロン酸以上の保水力があるとされるアセチルヒアルロン酸Naなどが配合されています。
角層から潤いを求める人におすすめ
お風呂上りにすぐつけるタイプの乳液でテクスチャーはとろみがありますが、手の平でなじませればしっかり浸透します。化粧水で潤いを与えずとも、この乳液だけで角層まで浸透し、保水と保湿を同時に行うため、つけた瞬間から潤いのあるふっくらした肌を目指すことができます。この乳液の後に化粧水と美容液、クリームを使用しても構いません。
アルビオン エクサージュ アクティベーション モイスチュア ミルク IIIの口コミ・評判
- 肌が本当に潤って弾力が出てきたのがわかる
- しっとり感のあるミルクで小鼻や頬など乾燥が気になる秋冬に手放せない
- 10年以上使っており、お風呂上りの乾燥しがちな肌への浸透と潤い感があるので欠かせない
とても潤うという声が多く、乾燥が気になる冬場はⅢ、その他の季節はⅠやⅡという人もいました。頬がふっくらするのを実感し、10年以上使っているリピーターも多数です。アルビオンの名品とも呼ばれるエクサージュの乳液は乾燥肌の人は使ってみる価値ありです。
30代に最適なスペシャルケアのおすすめ人気ランキング
最後に美容液やマスクなどのスペシャルケアのランキングを見てみましょう。特定の悩みの解決に特化した成分が配合されているものを選べば、ベースのスキンケア以上になりたい肌が目指せます。
1位:HAKU メラノフォーカスV
100年以上の肌研究から生まれた美白美容液
HAKUは資生堂のブランドで、資生堂の独自成分である「抗メラノ機能体」を配合しています。メラノサイトの活性化を抑えるm-トラネキサム酸と、メラニン色素の過剰生成を抑える4MSKで構成されており、シミにアプローチします。
また、100年以上の肌研究の中で発見した「シミ形成には毛細血管ネットワークの異常が存在する」というデータにもとづき、シミ形成に関与する血管内皮増殖因子(VEGF-A)を抑制するトルメンチラエキスやメラニン生成促進を抑制するイチヤクソウエキスに注目。この2つをグリセリンと組み合わせたVカット複合体を配合しています。
美白しながら保湿もしたい人におすすめ
美白美容液は美白に特化するため保湿や保水ケアの力はそれほどでもない傾向があります。一方、HAKUのメラノフォーカスVは保湿成分もしっかり配合しているので美白しながら肌に蓋をするように乾燥を防いでくれます。朝晩2回の使用が推奨されており、1ボトルで75日間使える容量です。
HAKU メラノフォーカスVの口コミ・評判
- 劇的な変化ではないが潤いがあるので使い続けやすく継続的にケアができる
- 肌が徐々にトーンアップして透明感が出てきた
- テクスチャーがやわらかく伸びがよいので顔全体の美白ケアがしやすい
シミのポイント集中型ではなく顔全体を美白してくれる美容液なので肌を均一にトーンアップしながら新たなシミ生成の抑制にアプローチしてくれます。今あるシミを漂白する成分ではありませんが、新たなシミを作らないことから、今あるシミがターンオーバーで剥がれれば綺麗な肌になれるでしょう。
2位:クラランス ダブル セーラム EX
肌の状態を整える20種の植物エキスにウコンエキスをプラス
肌に弾力を与える4種、透明感を出す4種、ハリを与える2種、潤いの4種、キメを整える4種、ひきしめの2種の計20種の植物エキスにウコンエキスを追加したのがEXです。ウコンにはターメロンという成分が含まれており、これは殺菌や防腐、抗炎症作用、口に入れる場合には胆汁の分泌促進を目的に使われることが多い成分です。
水分と油分のバランスを整えたい人におすすめ
肌の理想的な水分と油分のバランスに近い、水分7:油分3の配合になっているため肌なじみがよく適度に潤いを与えて蓋をしてくれます。また、ボトルが特殊形状のダイヤル式で、オイルの出し方を大小選べます。夏など暑い時期やオイリー肌のときは少量、寒い時期や乾燥肌のときは大など自分で調節できる利便性の高さが魅力です。
クラランス ダブル セーラム EXの口コミ・評判
- 水分と油分のバランスが安定するようになったので肌のコンディションがよくなった
- 肌の赤味が引いていき、ハリが出てきたような気がする
- 敏感肌でも使えて乾燥が抑えられたからかシワも目立たなくなってきた
乾燥が元でシワや赤味、細かなキズ(ヒリヒリ感)に悩んでいた人が改善されたという声が多くありました。年齢とともに気になり出した悩みを複合的かつ徐々に改善してくれることから、30代以上の女性からの支持を集めています。
3位:我的美麗日記(私のきれい日記)黒真珠マスク
台湾発の黒真珠マスク
我的美麗日記は2004年に台湾で確立されたフェイスマスク中心のブランドです。主力商品がこの黒真珠マスクで、ビタミンやミネラル、アミノ酸を豊富に含む黒真珠から抽出したエッセンスを配合しています。天然パルプ100%のシートは極薄の0.39mmでフィット感が高く、破けにくいのが特徴です。
ハリとツヤがほしい人におすすめ
特殊型保湿成分コスフィンゴとアクアロードが角層に成分を浸透させてくれます。黒真珠から抽出した加水分解パールだけでもハリとツヤを与える力がありますが、その他にもハリや弾力を与える深海紅藻エキス、潤いのヒアルロン酸Na、透明感を出すパイナップル果実エキスが配合されています。
肌への負担を考慮してパラベン、アルコール、鉱物油、色素、蛍光剤が不使用なので敏感肌でも使いやすいです。
我的美麗日記(私のきれい日記)黒真珠マスクの口コミ・評判
- 液がたっぷりなので余った液を首まで塗れるのが嬉しい
- 保湿力がとても高いと感じられ定期的に使うことで肌の凹凸が気にならなくなってきた
- ハリの低下でなやんでいた肌もこれを使っていたら改善された
潤いとハリ感を評価する声が多くありました。敏感肌の人からの高評価な口コミも多く、翌朝の化粧ノリが変わるようです。ベタベタ感は少ないマスクなので、この後にクリームなどで保湿しても気にならないという声も目立ちました。
保水と保湿を重視して肌の悩みに合ったスキンケアを
年齢が上がるにつれて肌の悩みは増えていく人が多いです。その悩みをメイクでごまかすよりも、悩みに合わせたスキンケアをすることで、必要以上にメイクをしなくても自然と美しい肌を作ることができます。まずは保水と保湿重視ということを忘れずに、肌の変化が激しい30代を乗り越えましょう。