目次
ベビーパウダーの成分
ベビーパウダーにはさらさらした感触を出すための主成分、香料、そして何らかの有効成分が含まれています。
主な成分は3つ
ベビーパウダーの主な成分はトウモロコシから取れる植物デンプンである「コーンスターチ」と、水酸化マグネシウム等を含む鉱石である「タルク」、そしてお肌をきゅっと引き締め、たるみやしわをやわらげる効果のある「酸化亜鉛」であり、この中で有効成分にあたるのが「酸化亜鉛」です。
食材としてのイメージが強い「コーンスターチ」と鉱石である「タルク」ですが、どちらも刺激が少なく、ベビーパウダーという名称のとおり、赤ちゃんにも使用できます。この2つはベビーパウダーのさらさらした感触を作り出すために使用されています。
ただし、どんなに刺激の少ないものであってもすべての人に肌トラブルやアレルギーを起こさないわけではないため、ご使用時に違和感などを感じた場合はすぐに使用をやめるよう注意してください。また、粉が舞うほどたくさん使用することで吸い込んでしまうことのないように気をつけましょう。
ニキビを治せるわけではない
残念ながら、ベビーパウダーに直接的にニキビを治す力はありません。
これは、ファンデーションをやめて、より通気性がよく、刺激の少ないベビーパウダーに変えたことにより、ニキビに良い影響を与えた結果によるものであると考えられます。ベビーパウダーの直接的な効能によるものではありません。
ベビーパウダーとニキビの相性
とはいえ、ベビーパウダーとニキビの相性は決して悪いものではありません。上記のように、ファンデーションをやめベビーパウダーを使用することで、間接的にニキビ改善につながることもあります。
しかし、ベビーパウダーを使用することで、逆にニキビを悪化させる可能性もありますので、以下の点にはご注意ください。
毛穴を詰まらせる
ベビーパウダーの粒子は非常に細かくなっています。軽くはたく分には通気性がよく、余分な皮脂を吸い取ってくれますが、つけすぎると毛穴が詰まる原因となります。
どんなコスメもつけすぎは良くなく、ベビーパウダーも軽くはたく程度が適量であることを覚えておきましょう。
お肌に必要な皮脂を吸い取る
ベビーパウダーの主成分である「コーンスターチ」や「タルク」には汗や皮脂を吸着する働きがあります。このため、夏場などの肌がべたつきがちの季節にボディに塗ると肌表面がサラサラして、あせもなどの予防に有効です。
顔に塗る場合は、本来必要な皮脂まで吸い取ってしまう場合もあるので注意が必要です。
ニキビ肌への使い方は注意が必要
ニキビは皮脂不足によって出来ることもあるため、ベビーパウダーの塗りすぎによって、必要な皮脂まで吸い取ってしまい、ニキビを悪化させるケースもあります。
また、ベビーパウダーは比較的刺激の少ない物質が使用されていますが、アレルギーや肌荒れを起こすこともあり得ます。肌トラブルを感じた場合は、すぐに使用をやめて、医師の新作を受けてください。
ファンデーションの代わりとして化粧に使う
前述のように、ベビーパウダーをファンデーション代わりに使用することで、肌への刺激を減らす方法があります。低刺激なものであっても、ファンデーションを一日肌にのせていると、どうしても肌の負担になります。ベビーパウダーを代わりに使うことで肌への負担を減らし、結果として肌がきれいになることもあるので、おすすめの使用法の一つです。
ただし、カバー力がほとんどないため、フォーマルな場面よりカジュアルな装いの時のほうが向いています。素肌感を活かしたメイクをしたい時などにもおすすめです。また、ベビーパウダーには日焼け止め効果がないため、日焼け止めをしっかり塗って、紫外線対策も忘れないようにしましょう。
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月経前などお肌が敏感で荒れた時にはいつも通りにスキンケアをしたあと気になる箇所にコンシーラーを乗せ、お粉の代わりにベビーパウダーを詳細してました。お粉とほとんど変わりはなくテカリも気にならず、サラサラとしており何より香りがいいです。薄化粧なのでお肌の負担にならずクレンジングの際にもさっと落とせて肌荒れが酷くなることはほとんどなかったように思えます。
夜や寝る前に使う
ベビーパウダーを夜使う場合は、夜のお手入れの最後に、小鼻やTゾーンに軽くはたくことをおすすめします。油分の多い部分に使用することで、寝ている間のべたつきを抑えることができるます。
ヨーグルトや牛乳パックとして
ベビーパウダーをヨーグルトや牛乳に混ぜて使用することで、肌への吸着を高めることができます。牛乳やヨーグルトで行うパックはかなり前から一般的に行われていますが、どちらもとろとろとして流れやすいため、肌にしっかりと密着させることが難しい素材です。ですが、ベビーパウダーの粒子を混ぜることで、より肌に密着し、効果的にパックできるようになるのです。もちろん、他の少しゆるくて密着しづらいパック素材に混ぜることもできます。
ニベアに混ぜてつかう
ベビーパウダーをニベアの青缶に混ぜることで、指どまりの良いマッサージクリームを作ることができます。このクリームはしっかりと顔をほぐしたい時などにおすすめです。
以前大流行した「造顔マッサージ」にも向いています。「造顔マッサージ」とは田中 宥久子さんが考え出したマッサージ法で、顔を下から上にググッと持ち上げるように行うマッサージ法です。このマッサージを行うことでフェイスラインがすっきりし、小顔になれると評判になり、大変人気がありました。
やや硬めの、指どまりの良いクリームを使用するため、たるみが気になって来た方は、ぜひ一度このクリームを作って、マッサージしてみてください。
やり方につきましては、書籍が出版されておりますので、そちらをご参照ください。
ニベア+ベビーパウダーの使用法
つくり方はとてもかんたんです。
ニベアクリームにベビーパウダーを混ぜて、ぱさぱさにならない程度に固くなって来たら、できあがりです。
顔にのせて、下から上に向かって持ち上げるようにマッサージしてください。その後首元に老廃物を流すイメージで、顔の側面を上から下にやや強めにマッサージします。
顔や首をすっきりさせたい時などにおすすめのマッサージ方法です。
オロナインと一緒に使う
オロナインには皮脂を浮かせる働きがあり、ニキビ予防にも有効とされています。オロナインをおでこや小鼻など皮脂の多い部分につけた後に、ベビーパウダーをはたくと、皮脂を吸着し、べたつきを抑えることができます。
正しく使わないと
ベビーパウダーは皮脂や汗対策に、ひとつは持っておきたいアイテムです。また、薬局などで手軽かつ安価に入手できます。夏場はべたつき予防にボディにはたいたり、Tゾーンにつけて、皮脂を吸着したりと、大活躍になるでしょう。
使用法を間違えると、上記のように肌トラブルを引き起こすこともありますので、正しく使うことを心がけましょう。