目次
クマの種類と見分け方
多くの人がなったことがあるはずの青グマ
体の中には細く枝分かれしたような毛細血管があり、目のまわりにもたくさんあります。その毛細血管がホルモンバランスのみだれや寝不足、冷えなどで血行不良になります。
青グマは血行不良になった毛細血管が目の下の薄い皮膚から青く透けてみえることで起こる症状です。
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血栓症という病気の場合もある赤グマ
ほかのクマより比較的症状が軽く目の下が膨らんで赤くなるのが特徴です。症状が軽いといっても何度も目の下が赤くなるとそれだけで目に負担をかけてしまい肌が荒れたりたるんだりするので注意が必要です。あとに紹介する黒グマと症状が似ているため併発することもあるクマです。
またこの赤グマが起きる原因には血栓症という病気があります。目の下の血管に血栓ができ血流が悪くなって引き起こされる病気です。
目の下が茶色くくすんでいる茶グマ
茶グマも青グマと同じくらいなったことのある人が多いクマではないでしょうか。一番の原因は紫外線を浴びすぎることで起こるシミや色素沈着、洗顔時の擦りすぎによる摩擦が原因です。
他にも冷暖房による乾燥、ドライアイが原因などもあげられます。
目のしたが黒くなっている黒グマ
加齢によって起こる症状が黒グマ。目の下の皮膚はとても薄くダメージを受けやすい部分。それに加え一日に何度もまばたきをするので目のまわりの筋力も衰えてきます。さらに年齢を重ねることで皮膚はたるみ目のまわりの皮膚は目の重みで押し出されふくらんできます。
このふくらんだ皮膚の下に影ができ黒グマとなるのです。
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青グマの原因
寝不足や身体的疲労
寝不足や疲労がたまり不規則な生活が続くと血行不良やリンパの流れが悪くなります。血流が悪くなると一か所に血液が滞ってしまいます。これが目の下の薄い皮膚から透け青グマに。
寝不足だけでも体にとっては悪影響ですが、これに疲労が重なると体の機能が正常に働かなくなります。ホルモンバランスを崩し青グマの発生を増加させてしまうのです。
生理などで乱れるホルモンバランス
生理前や生理中はイライラしたり食欲が増えたりしませんか?逆に全然食欲がないという人もいるかとおもいます。そしてニキビができたり肌荒れになったり…。これらは生理からくるホルモンバランスが乱れるために起こる症状。
また生理中は腰やお腹が痛くなったり寝込まなければいけないくらい体調が悪くなる人もいます。これだけホルモンバランスが乱れるとすぐ目の下には症状がでてきます。
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現代人特有の目の疲れ
最近はパソコンやスマホは当たり前。ほとんどのことはネットで調べればたくさんでてきます。仕事でパソコンが必要という人もいるでしょう。ちょっとした息抜き程度ならいいのですが、何時間もずっと調べていたりゲームをしたりと目が疲れることばかりしていませんか?凝視することで目や目のまわりの筋肉が凝って血行不良になってしまいます。
精神的疲労
家事や仕事だけでも大変ですが、育児というのはほんとに大変。思うようにいかないと悲しくなったりイライラしたり自分の育て方がおかしかったのかとまで感じてしまうことも。
それだけで済めばいいのですが深く考え込んだりして精神的に不安定になることで寝不足やホルモンバランスが乱れてしまいます。
喫煙や飲酒の生活習慣
タバコやお酒、楽しくほどほどにならストレス発散にもなりますが、一定の量を大幅にこえた喫煙や飲酒はよくありません。タバコの吸い過ぎは血流を悪くし食欲機能も低下。しっかり食事をとらないとホルモンバランスも乱れてしまいます。
お酒の飲み過ぎは臓器、特に肝臓に悪影響を与えます。肝臓が悪くなると体の中の老廃物が排出しにくくなります。老廃物が体の中に溜まることでホルモンバランスが乱れ肌荒れやクマの原因になるのです。
新陳代謝が悪いことからくる冷え
私たち人間や生物は小さな細胞からできています。この細胞が古いものから新しいものへ入れ替わることを新陳代謝といい、近い言葉でいうとターンオーバーという言葉があります。
新陳代謝が悪いと汗をあまりかかなくなり老廃物が排出されなくなります。老廃物が体の中に溜まりホルモンバランスが乱れるほか血流も悪くなり冷え性となるのです。
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赤グマの原因
顔全体の血行不良
青グマと同様に血行不良からくる赤グマですが、これに加えて眼精疲労も原因になるクマ。長時間のパソコンやスマホの操作で顔は疲れ、無意識に表情がこわばってしまいます。これにより筋肉はストレスを感じ顔全体が血行不良に、目はずっと凝視しているので目のまわりの血流もさらに悪くなり眼精疲労となります。
血栓症という病気の可能性も
血栓症という病気は体のほかの部位にも発症し、目にもその病気はあります。血管に血栓ができ血流が悪くなります。血栓で詰まった血管が赤く浮き出てきて赤グマに発展する可能性があるのです。
血栓症を予防するにはひきわり納豆やパセリにホウレンソウなどビタミンKを多く含む食べ物が効果的で、ホウレンソウは生より茹でた方がビタミンKが多くなります。
茶グマの原因
紫外線から受けるダメージが原因の色素沈着
通常皮膚はターンオーバーといって古い角質とともに自然にはがれ落ちます。しかし紫外線を浴びすぎるとこのターンオーバーが正常に働かなくなり色素沈着がおき肌がくすんでしまうのです。色素沈着で肌がくすむほか紫外線はシミやシワの原因にもなっています。
目の下にシミができることによるクマ
さきほど紫外線を浴びすぎることで色素沈着がおきるといいましたが、紫外線の影響はクマだけではありません。顔や腕、背中に脚と体全体にありその影響でシミにもなります。
ではなぜシミができてクマになるのでしょうか。
何度も言いますが目の下の皮膚はとても薄くダメージをうけやすいためくすみが集中してしまいます。このくすみが茶グマの原因です。
目の下の皮膚の乾燥
起きてしまいます。摩擦が起きることで肌は潤いをなくし乾燥します。乾燥した肌はそのうちシワになりそのシワは色素沈着がおきるのです。
スマホやパソコンが原因のドライアイ
スマホやパソコンなどの長時間使用は顔全体の血行不良や目を凝視することで眼精疲労になるというのはお伝えしました。でもそれだけではありません。
スマホやパソコンを長時間使用していると自分でも気付かないくらいまばたきの回数が減ります。まばたきをすることで涙成分を排出して目に潤いを与えドライアイを防いでいますが回数がへることで涙成分の排出される量も減りドライアイになるのです。
黒グマの原因
筋力の低下による顔全体のたるみ
人は生きている以上泣いたり笑ったり怒ったりします。一日に何度もまばたきをするし目がかゆければこすったりもするでしょう。これらの行動は顔全体に共通することであり、これによって筋力は低下し顔のたるみもでてきます。
止む終えないことなのですがいつまでも若々しくハリと潤いのある肌でいたいものですね。
加齢によるコラーゲンの低下
女性にとって一番聞きたくない言葉かもしれない加齢…。肌にハリとつやを与えてくれるコラーゲンは20歳前後をピークに徐々に減少していきます。コラーゲンが減少すればシワやたるみの原因に。疲れも感じやすくなり目の下にはクマ、実年齢よりも老けてみられてしまいます。
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青グマの解消法
適度に休み疲労をためないように
毎日、家事や育児や仕事など、やらなければいけないことがたくさんあります。休んでる暇なんてないと思うかもしれませんが、一度、ひと呼吸おいてみませんか?10分、5分でもOK。
横になって伸びてみたりボーっとするだけでもだいぶ気持ちは落ちつきますよ。そんなに頑張らなくていいのです。適度に休み疲労をためないようにすることのほうが肌にも良いようです。
適度な運動をし新陳代謝をよくする
軽くストレッチをしたりウォーキングをしたりして凝り固まった筋肉をほぐしましょう。新陳代謝をよくして老廃物をしっかり排出できる体づくりへ。なかなか運動もできないという人はラジオ体操もおすすめです。
ゆっくりとした動きが多いですが体全体を使うので新陳代謝をよくするのに効果的です。これなら毎日でも続けられそうですし、お子さんと一緒にするのも楽しいかもしれませんね。
私は青グマに悩んだ時、朝起きて直ぐと寝る前に軽いストレッチと簡単なヨガをしています。ストレッチの内容は、脚を前に伸ばす・ふくらはぎを揉みこむ・肩を回して肩甲骨周りをほぐす等しています。ヨガの内容は、ベッドの上でも出来るような簡単で身体をほぐすようなポージングをとります。無理に身体を動かしすぎることはせず、リラックスしながら身体をほぐし、温めることで血の巡りが良くなり、青グマも解消されます。 正しいケアで目の下の酷いクマにサヨナラ。その原因と解消法教えますさんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
血行促進効果のあるビタミンKをとる
ビタミンKはK1~K7までの種類がありますが一番摂りやすいものでいうと食物に含まれるK1になります。これは緑黄色野菜や海藻類に含まれモロヘイヤ、ホウレンソウ、春菊、のりなどがあげられます。
また抹茶もあり、抹茶はビタミンKが豊富なので野菜はちょっと苦手…という人におすすめです。野菜は毎日無理でも抹茶なら毎日飲めるかもしれませんね。
蒸しタオルで目を温める
即効性がほしいならこの方法が一番いいかもしれません。気持ちいいと思える程度の蒸しタオルを1分ほど目の上にのせて温めてください。目のまわりの筋肉をほぐし血流をよくしてくれます。とてもリラックスできるので一度試してみてください。
赤グマの解消法
顔全体の血行をよくする
比較的症状が軽いため早めの手入れで症状が改善されます。私たちの体には毛細血管があり顔にもたくさんあります。冷えや筋肉のこわばりの影響から顔にあるたくさんの毛細血管が血行不良になります。しっかり顔全体をゆっくりと温めましょう。温めることで血行不良が改善され肌の調子も顔色もよくなり赤グマも解消されます。
顔色がよくなることで顔の表情も明るくなり見た目の印象もガラリと変わるはずです。
お風呂になるべくつかるように
昔に比べ今は時間のなさや短時間で済むことからお風呂はシャワーだけで終わらせる人が多いのではないでしょうか。一日の疲れをとることや冷えた体を温めることはできません。
冷え性解消のためにもできるだけお風呂は湯船につかり体の芯からしっかり温まりましょう。体全体が温まれば新陳代謝もよくなり老廃物も体の外へ排出されやすくなりますよ。
顔全体をタオルマッサージ
蒸しタオルで目をあたためるのもいいですが、目だけではなく次は顔全体をマッサージしてみましょう。温めたりマッサージすることで血流もよくなり顔の表情も明るくなります。
リンパの流れもよくなるので顔のむくみもとれ化粧のりもよくなります。マッサージするときは力を入れずに下から上に優しくゆっくりと持ち上げましょう。
タオルマッサージは顔全体から耳たぶへ、耳たぶを軽く揉んで顎、顎の下にあるリンパをマッサージしたあとフェイスラインから首の順でさすると効果的。忘れてはいけないのは下から上にマッサージすることです。
茶グマの解消法
美白効果のあるビタミンC誘導体配合の化粧品
紫外線の影響が大きい茶グマ。紫外線を完全に避けるのは難しいですが日焼け止めクリーム、サングラス、帽子などで紫外線対策をしっかりとりましょう。
また化粧品は美白効果のあるビタミンC誘導体配合のものがおすすめです。活性酸素をおさえる抗酸化作用というものがビタミンCには入っていて、シミや肌の老化を防ぐ効果や体力の回復、ターンオーバーをととのえる効果があるのです。
病院で処方される「ハイドロキノン」
古くから皮膚科で処方されているシミの原因であるメラニン色素の発生をおさえる薬。先ほど紹介したビタミンCの美白成分に比べ、ハイドロキノンはその10~100倍もの効果があるといわれています。そしてメラニン色素の発生をおさえるだけでなく皮膚にできたシミ自体にも働きかける力があるとして、とても関心の高い薬です。
医療機関でのレーザー治療
症状が軽く化粧品や薬で解消できないくらいメラニン色素が皮膚の奥深くまで沈着してしまった茶グマにはレーザー治療があります。麻酔クリームを塗るのですがどうしても少し痛いようです。
顔、しかも目のまわりということもあるのでよく考えて判断を。茶グマを作らないためにも目に刺激を与えたり強くこすったりしないようにしましょう。
黒グマの解消法
医療機関でのヒアルロン酸注射
年齢に伴うヒアルロン酸減少はしょうがないもの。だからといってほったらかしではクマはどんどん酷くなってしまいます
。食物やサプリメントでヒアルロン酸減少を補いますが解消されない場合や即効性が欲しいときは医療機関でヒアルロン酸注射をしてみてはいかがでしょうか。ハリとつやのある健康的な肌が取り戻せますよ。
マッサージでたるみを無くす
毎日コツコツとマッサージでたるみを無くす解消法もあります。ハリ、引き締め効果のあるクリームを使うのもいいですし、なければ化粧水、乳液、クリームを塗るときにただ塗るだけではなくゆっくりと肌を引き上げる感じでマッサージしながら塗りましょう。
たるみの気になるところで引き上げたまま数秒止めると効果的です。色素沈着の原因になってしまうので決して強い力でしないでくださいね。
目の下のクマは病気のサインかも
ヘモグロビンの減少で起こる鉄欠乏性貧血
この貧血の主な原因は鉄分不足です。赤血球のなかに含まれるヘモグロビンを作るには鉄分が必要ですが鉄分が不足することでヘモグロビンが作れなくなってしまうのです。鉄分は妊娠中や授乳中に胎児と母乳にたくさんとられてしまいます。
また生理のときにもたくさん出血するためどうしても貧血になりやすいのです。クマは寝不足や血行不良、加齢からくるものだけではなく他の病気のサインの可能性もあるのです。
まずは原因を知りクマを改善しよう
クマ対策としてはしっかり睡眠をとることが大事ですがまず自分がどのタイプのクマなのか、そしてその原因はなんなのかをしっかり知ることです。間違った解消法では意味がありませんし逆にクマを悪化させてしまいます。クマがあるだけで不健康にみえますし実際より老けてみられてしまいます。
睡眠をとること、体を冷やさないことを基本にきっちりとした解消法でクマを改善させ肌に元気を取り戻しましょう。毎日が楽しくなりますよ。