目次
ニキビケアの対策方法は?
自分に合う正しいスキンケア方法を身につける
ニキビケアを効果的に行うには、まずは自分に合う正しいスキンケア方法を身につけることが大切です。肌のケアは毎日行うものなので、毎日のスキンケアの積み重ねで肌の状態が良くも悪くもなります。
例えば、日ごろ行っているクレンジングや洗顔、化粧品、乳液などの順番や使用量が自分に合っているか、保湿不足で肌が乾燥していないかなどを確認し、肌の様子を見ながら自分に合うスキンケア方法を身につけましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
ニキビができたら早めの対処で改善。正しいスキンケア方法やNG行動
自分の肌に合うニキビケア商品を見つけ出す
肌タイプには、普通肌・乾燥肌・オイリー肌・混合肌の4タイプがあり、肌タイプに合ったスキンケアを行わなければ、ニキビができやすい原因になります。例えば、オイリー肌の人が油分の多い乳液や化粧水を使うと、毛穴詰まりが起きやすくなってニキビができることも。
自分の肌に合うニキビケア商品を見つけ出し、効果的なスキンケアができるようにしましょう。
ニキビ肌に洗顔石鹸を使用するメリットは?
洗浄剤成分は「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」がおすすめ
石鹸と一言で言っても様々な種類があり、基本的に石鹸と呼ばれているものはアルカリ性のものが多く、中には中性や弱酸性のものも存在します。この中でも、合成界面活性剤などが含まれておらず、天然成分のみで作られた石鹸は肌に優しく使えます。
洗顔石鹸の多くは、洗浄剤の中に弱アルカリ性の天然成分である「脂肪酸ナトリウム」や「脂肪酸カリウム」が含まれています。これらの成分は、肌への刺激が弱く、適度な洗浄力で肌の汚れや角質をきれいに落としてくれます。
適度な洗浄力がありながらも肌への刺激はマイルド
洗顔せっけんのメリットの1つとして挙げられるのは、適度な洗浄力がありながら肌への刺激があまりないこと。
余分な皮脂や角質などが詰まることでニキビが発生しますが、洗顔石鹸は不要な皮脂のみを洗い落としてくれるので肌への刺激も弱く、ニキビの発生を防ぐことができます。肌への刺激がマイルドなので、敏感肌や乾燥肌の人でも安心して使えます。
界面活性剤不使用のものが多い
界面活性剤が入っているアイテムは、泡立ちが良くて洗浄力が高いものが多いですが、脱脂力が高いために肌への刺激が強くニキビが悪化してしまうことがあります。界面活性剤には天然由来成分のものと合成して作られたものの2種類がありますが、どちらにしても肌が弱くニキビが多くできている人は使用を控えた方が良いでしょう。
多くの洗顔石鹸は、肌に刺激の強い界面活性剤不使用のものが多く、必要な皮脂や角質などを残しながら肌をケアしてくれます。
添加物を含まないものが多い
洗顔せっけんの多くは、添加物が含まれていないものが多く、よく「石鹸素地100%」と記載されています。これは、香料や着色料などの添加物を含んでおらず、肌に優しい「脂肪酸ナトリウム」や「脂肪酸カリウム」というような油分しか含まれていないということを意味します。
余計な添加物などは肌への刺激になることが多いため、洗顔石鹸を選ぶ際には添加物や界面活性剤などの成分が含まれていないか確認してから購入しましょう。
洗顔石鹸によく使用される成分は?
主に油脂、苛性ソーダ、精製水
洗顔石鹸には、弱酸性の「脂肪酸ナトリウム」や「脂肪酸カリウム」と呼ばれる成分や、苛性ソーダ、精製水などの成分が良く使用されています。
苛性ソーダは、肌の汚れを落とす効果がある海の塩が原料のアルカリ性の成分。洗顔石鹸だけでなく多くの洗顔料にも使用されています。精製水は、不純物が含まれていない水で、肌に付着したカルキなどを中和して調子を整えてくれる効果が期待できます。
保湿成分
洗顔をした後は、乾燥しがちでつっぱり感を感じることが多いと思います。洗顔石鹸には、コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものもあり洗顔後のつっぱり感を防いでくれます。
保湿成分により、肌の触り心地がしっとりして洗いあがりが良くなり、その後の化粧水や乳液によるスキンケアもやりやすくなります。
香料
洗顔石鹸には、アロマやハーブなどの天然成分を使った香料が良く使われています。これらは、添加物不使用の香料なので、肌への刺激が低いと考えられます。
アロマやハーブなどの香りを楽しみながら、洗顔をすることができるのでリラックス効果が期待できます。
ニキビ予防、ニキビ初期の洗顔に牛乳石鹸も良い理由は?
ミルク成分配合
ニキビ予防に牛乳石鹸が良い理由の一つとして、牛乳石鹸には乳脂と呼ばれるミルク成分が含まれており、保湿効果が高いことが挙げられます。ミルク成分は、新鮮な牛乳から作られ、不必要な汚れを取り除いてくれたり、保水力が高く必要な水分を肌に残してくれたりする効果があります。
このように、ニキビの原因となる毛穴詰まりや乾燥を防止してくれることから、ニキビ予防やニキビの初期に効果があると言われています。
ヤシ油、食塩が原料
牛乳石鹸の原料は、ヤシ油や食塩、パーム油など、植物や自然などから取れるものが使われています。ヤシ油やパーム油などは、乳脂のしっとり感を肌に残しながら、余分な汚れや皮脂を洗い流してくれる役割があります。
また、これらの原料は、ほとんどが食べられる素材なので、万が一口に入っても安心感が高いです。
添加物が比較的少ない
牛乳石鹸は、他の洗顔アイテムと比べて比較的添加物が少ないのが特徴の1つ。余分な添加物が含まれていないことで、低刺激で安全性が高いと言えます。
安全性が高い上に、牛乳石鹸は保湿効果や適度な洗浄力があるので、初期のニキビケアやニキビ予防に最適です。
保湿成分スクワラン配合
牛乳石鹸には赤箱と青箱の2種類の色があり、赤箱には保湿成分であるスクワランとミルク成分が配合されており、ローズの香りが特徴的。スクワランとは、サメの肝臓から抽出された成分で、保湿効果だけでなく殺菌効果もあると言われています。
赤箱は泡立ちが良く細部まできれいに洗うことができ、高い保湿効果で洗いあがりがしっとりすると人気です。
▼さらに詳しい解説はこちら
スクワランにはどんな効果があるの?特徴や効能を知って若々しい肌へ
洗いあがりがさっぱり
洗いあがりをさっぱりさせたいときは、青箱がおすすめです。青箱の方はミルク成分のみが配合されており、ジャスミンの香りが特徴的な石鹸。ミルク成分本来の洗浄力と泡立ちで、赤箱と比べてさっぱりとした洗いあがりになります。
青箱は、毛穴の汚れや皮脂の詰まりなどを防止する効果が期待できることから、オイリー肌の場合や汗でべっとりした時などに使うと効果的です。
クレンジング、シャンプー代わりにも利用可能
牛乳石鹸は、余分な添加物が使われておらず、安全性の高い原料が使われていることから、クレンジングやシャンプー代わりに使うことも可能です。特に、赤箱は不要な汚れのみを落とし保湿効果が高いことから、低刺激で肌や髪に潤いを与えることができます。
また、頭皮のニキビケアにも牛乳石鹸は効果があります。少ない刺激で頭皮を健康的な状態に保ち、頭皮のニキビケアや抜け毛防止効果、育毛効果などが期待できます。
ニキビケアにもオススメ洗顔石鹸は?
アルソア/アルソア クイーンシルバー
ミネラル成分が配合され、きめ細かな泡立ちが人気のアルソアのアルソア クイーンシルバー。@cosmeベストコスメアワード2015では、ベスト洗顔料第3位に選ばれました。肌に潤いを与えながら、肌本来のみずみずしさをキープさせてくれます。
ルアンルアン/ハーバルフレッシュソープ(ホワイト)オリジナル生せっけん
@cosme洗顔石鹸ランキングにて15位に輝いたルアンルアンのハーバルフレッシュソープ(ホワイト)オリジナル生せっけん。化粧水をつけた後のようなしっとり潤い感のあるソープが特徴です。天然クレイと濃密な泡がクレンジングでは落とし切れない汚れまできれいに落としてくれます。
界面活性剤や香料、防腐剤など余分なものが不使用で安全性も高いです。
水橋保寿堂製薬/いつかの石けん
水橋保寿堂製薬のいつかの石けんは、泡パックも可能なミネラル配合酵素石鹸。合成界面活性剤不使用で低刺激なので、敏感肌の人でも安心して使うことができます。また、不要な皮脂や汚れを酵素の力で取り除きながら、肌に弾力やツヤを与えます。
コラージュ/コラージュフルフル泡石鹸
@cosmeベストコスメアワード2016にて第5位にランクインしたコラージュのコラージュフルフル泡石鹸。汚れや細菌などをW抗菌できる薬用石鹸で、均一泡で汚れを短時間で浮き上がらせるのが特徴です。すぐに汚れなどが浮かび上がり、洗い流しも簡単なので顔や背中のニキビ予防のほかにも、全身にもさっと使うことができます。
弱酸性で香料や着色料なども不使用なので、肌の弱い人にも人気が高いです。
ヴィーナスラボ/ジャムウクリアナノソープ
@cosmeボディ石鹸ランキングにて3位に選ばれたヴィーナスラボのジャムウクリアナノソープ。デリケートゾーンの黒ずみやニオイケアにも最適な低刺激のハーブソープで、全身使用も可能です。美容保湿成分が配合されており、しっとりとした洗い上がりになります。
少しの量でも柔らかい泡立ちで肌を優しく包み込み、余分な汚れやニオイを取り除くことができます。
ニキビケアにもオススメ洗顔方法は?
顔をぬらし、石鹸をしっかり泡立てる(泡立てネット使用おすすめ)
顔をぬらす際にはぬるま湯を使うようにして、毛穴を開かせて汚れが落ちやすい状態にしてから洗顔するようにしましょう。顔をぬらし忘れると、摩擦が生じやすくなり肌への刺激が強くなるので注意。
顔をぬらした後は、泡立てネットを湿らせて石鹸をネットに入れてよく泡立てます。ぬるま湯を少量かけながらこするとしっかり泡立てることができます。
▼さらに詳しい解説はこちら
洗顔ネットで作る濃密な泡。あなたの肌を美肌へと導くカギ
泡だけでやさしくマッサージするように2,3秒で洗う(手が肌に触れないように)
しっかり泡立てたら、泡だけで優しく皮脂が溜まりやすいTゾーンから洗うようにし、こめかみ、鼻、頬、目などのデリケートゾーンの順に洗いましょう。この時、泡だけで均一に円を描くようにマッサージしながら2,3秒で洗うのがポイントです。
また、洗っている最中に手が肌に触れてしまうと、こすって肌に刺激を与えることがありますので、必ず泡だけで洗うようにして下さい。
ぬるま湯で泡をよく洗い流し、水滴をやさしくふきとってからスキンケアをする
優しく顔全体を洗い終えたら、両手を使ってぬるま湯をためて泡を良く洗い流しましょう。特に、髪の生え際や小鼻などは洗い残す場合が多いので、念入りに洗い流すようにしましょう。
洗い流した後は、清潔なタオルなどで水滴を優しくふきとります。この時、タオルでごしごししてしまうと、肌に大きな刺激を与えてしまうので、顔を軽く押さえるようしながら水滴をふきとってください。最後に、化粧水や乳液などで肌の調子を整えるためにスキンケアを忘れずに行いましょう。
ニキビケアで気を付けたいポイントは?
肌に負担をかけずに肌汚れを取り除く
ニキビケアで一番大切なことは、肌に負担をかけずに不要な肌の汚れだけを取り除くこと。必要な皮脂や角質などまで洗浄してしまうと、肌のバリア機能が低下してしまいます。このためには、日ごろ行っている洗顔の方法や洗顔アイテムを見直す必要があります。
選ぶときのポイントとしては、細部まで汚れを取るためにきめ細かい泡がつくれるか、汚れを逃さない吸着力が高いかなどを基準にして選ぶようにしましょう。
肌を乾燥から守る
肌が乾燥してしまうと、毛穴周辺の角質が硬くなり毛穴詰まりや皮脂の過剰な分泌を起こしてしまう恐れがあります。
ニキビケアを効果的に行うためには、洗顔後や入浴後にスキンケアで保湿をしっかり行い、ニキビの原因となる皮脂の過剰な分泌を防ぐようにしましょう。また、肌への負担が少なく保湿力の高いスキンケアアイテムを選ぶことも大切です。
肌バリア機能が弱まっていることを理解する
食生活の乱れや紫外線、ストレスなどで、肌バリア機能が弱まってしまうと、肌が乾燥したり、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルが起きやすくなったりします。
自分に合わないスキンケア方法や刺激の強い洗顔アイテムでも肌バリア機能は低下してしまいます。肌バリア機能が弱っていることを理解したうえで、肌のことを考えた低刺激石鹸や低刺激の洗顔料などを選ぶようにしましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
敏感肌はこうしてできる!バリア機能を高め、肌にうるおいを保つ方法。
ニキビケアに適した洗顔石鹸で正しい洗顔を
ニキビの予防方法やニキビケアに適した洗顔せっけんの選び方などについてまとめましたが、大切なのは自分に合ったスキンケアを行うことです。
自分の肌タイプを理解し、自分に合ったスキンケアを行うことでニキビを未然に予防したり、治したりすることができます。
今回ご紹介したニキビケアに適した洗顔石鹸などを使いながら、効果的に洗顔を行い、ニキビのない美しい肌をキープしましょう。