目次
顎に白ニキビが集中する原因
寝不足による体の疲労
睡眠不足や疲労が蓄積されてくると、口や顎の周りにニキビができてしまった。数多くの女性が経験する悩みの1つではないでしょうか。疲労は、肌のターンオーバーのサイクルを乱し肌荒れの原因へと繋がります。
また、睡眠によって分泌されるエストロゲンが減少してしまい、黄体ホルモンが優位になることによって皮脂の分泌が過剰になりニキビが出来やすくなるのです。
生理によるホルモンバランスの変化
生理前や生理期間中は、肌トラブルが起きやすくなります。黄体ホルモンの、別名プロゲステロンは男性ホルモンと似た働きがあり、皮脂の分泌を促進させる働きがあります。過剰に皮脂が分泌されることにより、毛穴が詰まりニキビができやすくなります。また、生理期間中は体温が高くなることで、体内に熱がこもるため炎症が起きやすいのです。
老化によるターンオーバーの低下
加齢とともに、代謝が低下するため、ターンオーバーの機能も低下します。ある程度は仕方のないことですが、睡眠時間やバランスの取れた食事など、規則正しい生活を心がけて、できるだけ正常に保つことが大切です。規則正しくバランスの取れた生活は、体内のバランスを整えることにも繋がります。
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美肌のもとは「ターンオーバー」。肌の再生機能を助けるケア方法
洗い残しで毛穴にダメージ
顎の周りは、スキンケアが行き届きにくい場所です。洗顔料やファンデーション、シャンプーなどが落とし切れていないことも多く、すすぎ残しによって肌が刺激を受けてニキビの原因になります。洗顔料を丁寧に馴染ませて、しっかりと洗い流すようにしましょう。
白ニキビの悪化リスクを高める行為
手で何度も顎を触る癖がある
ニキビはできるだけ触らないようにしましょう。手には多くの雑菌が付着しているため、触ることにより手から菌が移りニキビを悪化させてしまいます。
皮脂を取ろうとしてしつこく洗顔する
洗顔をし過ぎることで、必要な皮脂や水分、油分なども洗い流してしまいます。そのため、肌が乾燥しバリア機能が低下します。乾燥した肌は、過剰に皮脂を分泌するようになるため毛穴が詰まりやすくなりニキビの原因となります。
コンシーラーの厚塗りで隠す
ニキビを隠すために、ファンデーションやコンシーラーなどを使用したくなりますが、厚塗りは控えましょう。リキッドタイプやクリームタイプのコンシーラーは、肌への密着力も高く、油分を多く含んでいるためニキビを悪化させる可能性があります。
どうしてもメイクをする場合には、パウダータイプの油分が比較的少ないものを選ぶようにしましょう。
角栓を爪で押し出して潰す
角栓を爪で無理に押し出すことで、毛穴が無理やり広げられて、毛穴が傷つきます。爪によって傷を付けるなど周囲の皮膚にも大きなダメージを与えてしまいます。
また、爪や指には雑菌が付着しているため、炎症を起こしたり症状が悪化する可能性もあります。自己判断で爪などを使って無理にニキビを潰すことは避けるべきです。
顎の白ニキビ対策スキンケア
洗顔時は特に顎を優しく丁寧
洗顔時は洗い残しが無いように、しっかりすすぎましょう。特に顎のラインはすすぎにくい場所なので、意識して洗うようにしましょう。
泡を落とすだけでは目に見えない洗浄成分や、汚れがまだ潜んでいるため不十分です。しっかりと正しく洗顔をすることで、肌トラブルの改善に繋がります。洗顔料などが肌に残らないように気を付けましょう。
ぬるま湯で泡をよくすすぐ
洗い残しが無いように、しっかりと泡を流しましょう。冷たい水ですすいでしまうと、毛穴が閉じてしまいます。せっかく洗顔で浮き上がらせた汚れや皮脂を毛穴の中に閉じ込めてしまいます。
また、熱すぎるお湯も、肌には刺激になり乾燥や肌トラブルに繋がります。洗顔のすすぎには、30~35度程度のぬるま湯を使いましょう。
メイクが残っていないか鏡でチェック
洗顔後は、メイクや泡などの洗い残しがないか、鏡を見ながら必ずチェックするようにしましょう。特に、顎のラインは陰になり見えにくいので注意が必要です。鏡を見ることにより、毎日の肌の状態や変化なども確認できるため、鏡を見る癖をつけるといいでしょう。
顎の先まで化粧水をハンドプレス
化粧水は手で優しくハンドプレスしましょう。ハンドプレスとは、スキンケアで化粧水などを付ける際に、手のひらを使って肌を押さえながら馴染ませる方法です。
手の体温が伝わり血行促進が期待でき、手のひらで肌を密閉するように付けるため、浸透力が高まります。また、手で肌を触ることでリラックス効果も得られるため、ターンオーバーの正常化やストレス解消も期待できます。
意識して改善したい生活習慣
睡眠は最低でも6時間以上
肌は、睡眠中に再生するメカニズムを持っています。睡眠中に分泌される成長ホルモンによって新陳代謝を活性化し、肌の細胞が新しく生まれ変わります。
睡眠のはじめの3時間の間に成長ホルモンが分泌されて肌の細胞が活性化し、細胞分裂が起こる仕組みですが、その流れには6時間かかると言われています。そのため、睡眠が6時間以下になると、肌荒れしやすくなるのです。
肌のターンオーバーのサイクルを乱さないためにも、6時間以上の睡眠をとるようにしましょう。
煙草やアルコールを極力控える
喫煙やアルコールは肌にダメージを与えるため、極力控えるようにしましょう。
喫煙は、毛細血管を収縮させて抹消部分の血液量が減少します。そのため、代謝が落ちたり、老廃物が除去できなくなるなどの影響を及ぼします。
また、アルコールは血行を促進します。嗜む程度であれば、ストレス発散効果や気晴らしなどリラックス効果を得られるため問題ありませんが、多量に摂取してしまうとニキビの炎症を悪化させたり、内臓の機能が低下するなどの悪影響を及ぼします。お酒を過剰に摂取することは避けましょう。
野菜や果物からビタミンを摂取
美肌のために不可欠な栄養素といえば、ビタミンです。中でも、粘膜や皮膚を健康に保つビタミンAや免疫力を高めたり、コラーゲンの合成を助けるビタミンC、血行促進や体内の健康維持に役立つビタミンEは、3つをまとめてビタミンACE(エース)とも呼ばれ、特に肌に関係が深いビタミンです。この3つはお互いに助け合いながら力を発揮するため、一緒に摂取するといいでしょう。
他にも、野菜や果物には多くのビタミン類が含まれています。積極的に摂取するように心がけましょう。
生理前は体を労わる
生理前や生理期間中のニキビの原因には、ホルモンバランスの乱れが大きく影響しています。黄体ホルモンの分泌が増える黄体期は、皮脂量が増えることに加えて肌の水分量が減るため乾燥も進みます。炎症も起こりやすくなるため、毛穴に皮脂を詰まりにくくすることが大切です。
ホルモンの影響を受けすぎないためにも、しっかりと睡眠をとるように意識したり、体内を温め体をリラックスさせるなど、体を労わるように心がけましょう。
私は生理前に豆乳を飲むことで体を労わっています。豆乳には大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンは、卵胞ホルモンを増やしてくれる働きがありますので、生理前に増える黄体ホルモンとのバランスを上手く取ってくれます。それによって、便秘等も改善される効果もあるので、顎ニキビ対策になります。生理前の時期に入ったら、例えばカフェでドリンクを頼む時、豆乳のカスタマイズにしたり、家で予め豆乳をストックさせておいたりと、日頃から意識しておくと良いと思います。 繰り返しできる顎の白ニキビ。もう悩まないための適切なケア方法は?さんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
大量発生時には皮膚科を受診
面皰圧出してもらう
皮膚科のニキビ治療では、面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)という方法があります。
ニキビの中に詰まっている膿や皮脂、角質などを小さな穴を開けて出す治療です。
圧出により、炎症の原因を全て外に出すため、治りが早くなり再発しづらいメリットがあります。
ホルモン治療
ホルモンによるニキビ治療は、男性ホルモンの分泌を抑える方法をとることが多く、男性ホルモン抑制剤を使用したり、女性ホルモンを補給してホルモンのバランスを保ったり、女性ホルモンと似た働きをする疑似ホルモン物質を投与する場合もあります。
ストレスをなくして顎の白ニキビを解消しよう
ストレスを感じると、男性ホルモンや神経伝達物質のノルアドレナリンなどが多く分泌されて、交感神経を活発化して皮脂の増加を促します。自律神経が乱れることで皮膚が固くなる角化異常を引き起こし、毛穴が収縮することで毛穴詰まりの原因になります。
自律神経の働きを整えるために、ストレスを軽減させましょう。日光を浴びる、適度な運動をする、食事のバランスに気を配る、などが効果的です。ストレスを減らすことで肌の症状の改善やニキビや吹き出物の予防にも繋がります。ぜひ、規則正しい生活を心がけてみてください。