気になるニキビを早く治すには?重症化する前にはやめの対処

2017.07.11

気になるニキビを早く治すには?重症化する前にはやめの対処

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

繰り返しできて治りにくい大人ニキビ。お悩みの方も多いと思います。顔など目立つ場所に大きなニキビが出来てしまうと、気分も落ち込んでしまいます。跡を残さず早くきれいに治すために、ニキビの原因や正しいケア方法を知って、今すぐ実践してみましょう。

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目次

    ニキビを早く治すためのセルフケア

    まずは手をよく洗浄する

    洗顔は、きれいな手で行いましょう。私たちの手は、思っている以上に雑菌や汚れにさらされています。洗顔する前よりも菌を増やしてしまうことになりかねないため、顔を洗う前に、丁寧な手洗いを心がけることが大切です。

    患部をアルコール綿で消毒する

    アルコールには、殺菌効果がありニキビの元となるアクネ菌やマラセチア菌などの殺菌にも有効です。炎症を抑える効果もあるため、症状の改善に期待できます。肌に直接つけてしまうと刺激が強いため、コットンなどを使用して少しずつ馴染ませるよ
    うにしましょう。

    殺菌効果のある市販の軟膏を薄く塗る

    市販の軟膏の1つに、オロナインがあります。オロナインは、クロルヘキシジングルコン酸塩液が主成分となり、この成分には殺菌や消毒の効果があります。炎症や腫れを抑える効果もあるため、炎症を伴うニキビの応急処置として、普段のスキン
    ケアにプラスして使用するといいでしょう。

    絆創膏を貼って一日様子を見る

    ニキビを早く治すために、絆創膏も効果的です。絆創膏を薬と合わせて使用することで、患部が直接何かに触ってダメージを受けたり、薬が取れてしまうことを防ぐため、効き目を向上させることができます。

    絆創膏を貼るだけでも、周囲の刺激から守ることができるので、ケアの際には併用するといいでしょう。

    ニキビが潰れている場合は湿潤療法

    湿潤療法とは、ハイドロコロイドという成分を使って傷やニキビを治す方法です。赤ニキビのように、炎症が大きくなり膿んでしまって肌が傷ついているようなニキビには、消毒をして乾燥させる治療法が一般的ですが、この湿潤療法は、患部を乾燥させずにそこから出る体液や組織液を利用して傷口を乾燥させずに治します。

    かさぶたが作られない分、患部の傷の治りが早く跡が残りにくいというメリットがあります。ハイドロコロイドを含んだものとして、新型絆創膏といわれるキズパワーパッドなどが挙げられます。

    スキンケアでニキビを早期改善するには

    蒸しタオルで毛穴を開かせる

    ニキビの改善には、蒸しタオルも有効です。蒸しタオルで顔全体の毛穴を開くことでニキビの元なる皮脂や角栓を除去しやすくなります。45~50度くらいに温めた蒸しタオルを2~3分顔にかぶせます。その後、化粧水などをつけてケアしましょう。

    毛穴が開いた状態のため、化粧水を奥まで浸透させることができます。ニキビケアの成分が含まれている化粧水を使用することで、より効果が期待できます。

    たっぷり泡を作って優しく洗顔

    洗顔料をしっかりと泡立てて使用することによって、肌に摩擦を与えずに優しく洗うことができます。ニキビが出来てダメージを受けている肌は、小さな刺激でも悪化するため、
    泡で皮脂や汚れを包み込むように洗うといいでしょう。泡立てることが難しい場合には、市販されている泡立てネットを使用すると手軽に泡が作れます。

    ぬるま湯で丁寧にすすぐ

    洗顔には、30度~35度くらいの人肌程度のぬるま湯を使用することがおすすめです。冷たい水で洗顔すると毛穴を引き締めてしまい、毛穴の中の汚れが取り除きにくくなりま
    す。洗顔後も化粧水などが染み込みづらくなるため、避けましょう。

    熱いお湯も、肌がダメージを受けやすく、必要以上に皮脂などの成分を洗い流してしまうため避けましょう。ぬるま湯を使って適度に毛穴を開きながら、丁寧にすすぐことを心が
    けましょう。

    清潔なタオルで水分をふき取る

    洗顔後は、清潔なタオルでこすらずに、水分を吸い取るように拭き取りましょう。何度も繰り返し使用したタオルには、目に見えないがたくさんの雑菌が繁殖しています。雑菌によりニキビを悪化させないように、洗顔ごとに清潔なタオルを使用しましょう。

    化粧水は手で温めてから肌に含ませる

    化粧水を手で温めて使うことにより、浸透力が上がります。化粧水を手に取った後、しばらく手のひらにのせて人肌程度に温めてから使用しましょう。

    肌にのせてからも、手のひらで温めるようにハンドプレスすることもおすすめです。手のひらの温かさで化粧水の浸透を助けたり、血行が促進されるなどの効果があります。

    ニキビの治癒を早める皮膚科の治療法

    しこりに直接抗生物質を注射する

    ニキビが激しい炎症を起こしていたり、しこりが出来て固くなっている場合には、直接抗生物質やステロイドを注射して治療します。

    激しい炎症が長時間続くことで、肌の真皮層がダメージを受けコラーゲン組織も破壊されてしまい、肌の再生が困難になるため、炎症が治まった後もでこぼことしたニキビ跡が残る可能性があります。注射治療は、炎症がひどくニキビ跡が残る可能性の高い場合に選択されることが多いようです。

    レーザーで角質を溶かす

    重症のニキビには、レーザーを使用する治療法があります。ニキビの元となるアクネ菌の殺菌や、過剰な皮脂分泌を防いだり、表面の古い角質を取り除くピーリングなどの効果が期待できます。

    レーザーの種類にもいくつかありますが、炎症の激しいニキビには炭酸ガスなどのレーザーを使用して、皮脂や膿を溶解して炎症を鎮めます。継続して治療を行うことにより、肌の根本から改善されて、ニキビが出来にくくなります。

    ホルモン治療

    ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが過剰になると、皮脂分泌を促します。角質を厚くして肌の柔軟性を失わせるなどの働きもあり、毛穴詰まりを起こしやすくするため、ニキビの原因となります。

    なかなかニキビの症状が治まらない場合や、悪化してしまう場合には、低用量ピルなどの経口避妊薬や、男性ホルモン抑制剤を服用することで症状が改善する場合も多いようです。

     

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    面皰圧出で毛穴の詰まりを改善

    皮膚科では、面皰圧出という方法もあります。消毒したニキビの表面に、ごく小さい穴を開けてニキビの内部にある皮脂や膿、汚れを摘出する治療法です。ニキビの元となる内容物を全て除去できるため、その後の治りが早いことがメリットです。

    ニキビを早く治すために心がけること

    夜の10時には就寝する

    ニキビなどの肌トラブルには、しっかりと睡眠時間をとることが大切です。睡眠中に分泌される成長ホルモンには、肌を再生させる働きがあります。

    とくに、皮膚の新しい細胞がたくさん作り出される時間といわれる夜10時から深夜2時の間は、眠りについて成長ホルモンを分泌できる状態にしておくといいでしょう。夜10時の就寝が難しい場合は、遅くても午前0時を目標にすると肌へのダメージは少ないようです。

     

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    食事のバランスに気をつける

    ニキビの症状の改善には、ビタミンが有効です。にんじんやほうれん草、カボチャなどに含まれるビタミンAは、肌のターンオーバーを促して毛穴詰まりを改善します。卵や乳製品、レバーに多く含まれるビタミンB2は、皮脂の分泌をコントロールして肌の状態を正常に保つ働きがあります。

    まぐろやかつお、にんにくなどに含まれるビタミンB6は代謝を促し、新しい細胞を作ります。緑黄色野菜には、コラーゲンの生成を促進させたり、抗酸化作用を持つビタミンCが多く含まれています。ほかにも、ミネラルや食物繊維など、肌の状態を整える栄養素を食事からバランスよく摂ることを心がけましょう。

    半身浴で体を外側から温める

    半身浴もニキビに効果的です。体が温まり、血液の循環がよくなり毛穴が開きます。そして、汗をかくことで開いた毛穴から老廃物や皮脂が流れ出して、新陳代謝を活発にします。半身浴を行った後には、汗が残っていると雑菌が繁殖してニキビの原因となるため、必ず汗を流すか拭き取りましょう。

    毎日適度な運動を続ける

    毎日の生活に、適度に運動を取り入れることでニキビを改善する効果が期待できます。汗をかくことにより、体内に溜まった老廃物質や有害物質を排出して新陳代謝を活発化させるため、ニキビや吹出物の症状を改善、予防したり、体を動かすことで、リラックス効果も期待できます。

    心身がリラックスすることによりホルモンバランスが整うため、肌に影響するホルモンを正常な状態に保つなどの効果も期待できます。

    サプリメントを使って栄養を補う

    肌や体の健康を保つために欠かせない栄養素にはさまざまな種類がありますが、全てを食事から補うことは大変です。とくに、肌に効果のあるビタミンAやC、ビタミンB群などの栄養を全て摂取しようとすると、食材の数も膨大になりカロリーも増えてしまいます。

    サプリメントは、低カロリーで手軽にさまざまな栄養素のみを補うことができるため、食事と併用しながら、偏ったバランスにならないように上手に取り入れるとよいでしょう。

     

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    寝具やメイク用具は常に清潔に保つ

    ニキビの原因を作らない、出来てしまったニキビを悪化させないためにも寝具やメイク用具は清潔に保つように心がけましょう。

    寝具は、長時間にわたって肌に触れているため、寝汗や皮脂などで思っている以上に汚れています。1週間に1度くらいのペースで、枕カバーやシーツを洗濯することがおすすめです。布団もこまめに天日干しをするといいでしょう。

    メイク道具も、メイクをする際にファンデーションやアイシャドウなどの化粧品や、肌の汗や皮脂が付くため汚れています。

    化粧品の汚れに、肌の汗や皮脂、油分が混ざることにより雑菌が繁殖しやすい状態となります。メイク道具を使用するたびに雑菌が肌へ移り、ニキビや肌荒れの原因となります。メイク道具専用の洗剤や、普段使用しているクレンジングや洗顔料、中性洗剤などで定期的に洗うようにしましょう。

    生活を改善してニキビの治癒力を高めよう

    ニキビの改善や予防には、規則正しい生活習慣が欠かせません。体内時計が乱れていると、ストレスが溜まりホルモンなど体内のバランスが崩れてしまいます。毎日同じ時間に起床、就寝して食事をとり、体内時計を整えましょう。

    十分な睡眠をとり、栄養バランスの良い生活を心がけることで、肌トラブルの原因となるさまざまな不調も改善されます。自分の生活のリズムを見つけて、規則正しい生活習慣を心がけましょう。

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