見えない場所こそ綺麗でいたい「背中ニキビ」を徹底セルフケア

2017.07.11

見えない場所こそ綺麗でいたい「背中ニキビ」を徹底セルフケア

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

自分では気づきにくい背中のニキビ。しかし、ドレスや水着になる時には気になってしまうのではないでしょうか。背中にできるニキビは顔ニキビとは原因も対処法も違います。すぐに始められる正しいセルフケアで、きれいな背中を目指しましょう

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目次

    背中ニキビができる要因

    肌の乾燥や背中の汚れなどの物理的ストレス

    背中のニキビの原因も、基本的には顔にできるニキビと同じで「乾燥」「汚れ」「過剰な皮脂」などです。肌が乾燥すると角質層が硬くなり、毛穴が細く弱くなってしまいます。弱った毛穴には汚れが詰まりやすく、ニキビの前段階、赤いポツポツとした「白ニキビ」になってしまいます。

    また、乾燥した肌はなんとかバリア機能を修復させようといつもより皮脂を過剰に分泌させます。これも、かえって毛穴詰まりの原因になります。

    乱れた食生活

    体の中で皮脂の分泌をコントロールしている成分の一つがビタミンB群です。ところが糖分は分解されるとき、大量のビタミンB群を消費してしまいます。さらに、分解されずに残った糖分は脂肪として体内に溜まり、その結果、皮脂の分泌されやすくニキビのできやすい体質となってしまいます。

    アルコール類もかなり糖分が多いため、飲みすぎると肌荒れの原因になります。毛細血管が拡張し、皮脂線が刺激されて皮脂の分泌量が多くなることもあります。

    また、食事が偏り便秘がちになると、腸の中には老廃物が溜まった状態になります。すると腸内環境が悪化し、腸はビタミンB群、ビタミンC、たんぱく質など肌の再生・維持に必要な養分も吸収できなくなってしまいます。

    睡眠不足、睡眠時間の乱れ

    肌は夜、眠っているうちに成長ホルモンによって修復・再生が行われます。成長ホルモンが活発になるのは入眠から3時間から4時間後、かつ夜の22時から2時の間です。この時間に脳も体も眠っている深い睡眠状態「ノンレム睡眠」がとれていると、肌が最も効率よく再生されるといわれています。

    逆に、22時以降も起きていたり、浅い眠りしかとれていないと、成長ホルモンの効果を十分に発揮できません。

     

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    精神的ストレスによる自律神経の乱れ

    疲労や精神的なストレスもニキビ・肌荒れの原因になります。
    人間の体の中では、体を活発に動かす「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」という2つの「自律神経」がバランスをとって成り立っています。

    精神的に緊張した状態や睡眠不足が続くと「交感神経」ばかりが活発になり、交感神経が優位になると、「男性ホルモン」が過剰に分泌されるようになります。男性ホルモンには肌から皮脂の分泌を過剰にしてしまう、という働きもあります。こうして増えた余分な皮脂が毛穴に詰まり、ニキビの原因となるのです。

    皮脂を好むマラセチア菌が炎症を引き起こし、ニキビが悪化

    ここまでの原因では比較的軽度で収まることが多いのですが、「マラセチア菌」という菌が繁殖してしまうと悪化しやすくなります。

    マラセチア菌は背中の常在菌で、普段はとくに問題を超すことはありません。ところが、マラセチア菌は皮脂をエサに増殖します。上記のような原因で皮脂が溜まった毛穴にマラセチア菌が入り込んでしまうと、大量の皮脂をエサに繁殖して炎症が起こり、赤く腫れた「赤ニキビ」や膿を持った「黄ニキビ」になってしまいます。

    顔ニキビとは異なる注意点

    背中は皮脂腺が大きく、顔より皮脂が出やすい

    背中は顔などに比べて皮脂を分泌する皮脂腺が多く、それだけ皮脂汚れが溜まりやすくなります。さらに、他の部分より皮膚が薄く、汚れに対するバリア機能も弱いのです。

    産毛が生えているため、皮脂が表面に出ないので詰まりやすい

    背中には意外に産毛が多く生えています。また、普段は服などで隠れているため、通気性が悪く、出てきた皮脂や汗で蒸れてしまいがちです。

    かゆみや痛みを伴わないので気が付きにくい

    ニキビ、特に軽度の白ニキビのころは痛みやかゆみがないのでほとんど気づくことがありません。気づかないうちに服やタオルなどで強く擦ってしまうと、悪化の原因となります。

    日常生活でケアできること

    柔らかい肌触りの「天然素材」の肌着を着る

    背中は汗腺が多いため汗をかきやすく、特に女性は長時間ブラジャーなどで締め付けられています。

    蒸し暑い時期こそ、通気性のいい肌着で蒸れ対策が必要です。通気性や吸収性のいいシルク、コットン、麻など天然素材100%の肌着を着て蒸れを防ぎましょう。

    パジャマやシーツは毎日変え、清潔なものを使う

    パジャマやシーツ、枕カバーを何日も使い続けるのもおすすめできません。寝ているだけでも、体からは汗、垢が出ています。見た目が汚れていないからといって何日も同じパジャマ、部屋着を着続けていると、黄色ブドウ球菌などの肌荒れ原因菌が繁殖するといわれています。

    なるべく毎日洗濯・交換するようにしましょう。

    成長ホルモンが活発に分泌される22時~2時に睡眠を取る

    夜更かし、睡眠不足はニキビ、肌荒れの大敵です。眠ればいつでもいいというわけではなく、前述のように、肌のターンオーバーにかかわる成長ホルモンの活発になる22時~2時の間はなるべく深い眠り(ノンレム睡眠)についているようにしましょう。

    夜22時~2時の間にノンレム睡眠につくためには、その3時間から4時間前、つまり遅くても23時にはベットに入っている必要があります。

    また、睡眠不足には交感神経を活発にして男性ホルモンを過剰に分泌させるというデメリットもあります。肌のためにも早寝早起きを心がけましょう。

    バランスの良い食事を取る

    ニキビ治療に効果があるといわれている栄養素には

    ビタミンB群:皮脂の分泌を調整する

    胚芽米、赤身の魚など

    ビタミンC:肌の新陳代謝を活発にして、ニキビの炎症を抑える

    パプリカ、ブロッコリー、ゴーヤなど

    水溶性食物繊維:皮脂のもとになる糖質の吸収を抑える、腸の粘膜を守り腸内環境を整える

    山芋、納豆、オクラなど

    不溶性食物繊維:腸内環境を整え便秘を予防・解消する

    豆類、ナッツ類など
    野菜、フルーツ、魚など、バランスを意識してとるようにしましょう。

    逆に糖分、アルコールは皮脂を増やしてしまうので、ニキビ治療中にはおすすめできません。

    洗濯洗剤・柔軟剤を低刺激のものに変える

    しっかりすすぎをしても、意外に洗剤の成分は残っています。特に「合成界面活性剤」と呼ばれる石油系成分は繊維に残りやすいうえ、肌表面のバリア機能であるたんぱく質を溶かしてしまいます。

    洗濯洗剤は合成界面活性剤、漂白剤、蛍光剤の使われていないものは肌トラブルを起こしにくいといわれています。

    ボディソープは界面活性剤・香料を使用していないものを選ぶ

    ボディーソープは泡立ちをよくするため、人工界面活性剤が含まれていることがあります。
    固形の石けんでは天然の界面活性剤を使っているものがありますが、人工界面活性剤よりは刺激が少ないといわれています。

    また、香料、着色料など余分な成分の入っていないものを選びましょう。

    ベタベタ汗の予防のため、寝る前にコップ一杯の水を飲む

    人間の体は、睡眠中に体温を下げるためコップ1杯分の汗をかきます。その分の水分は肌からも蒸発していき、翌朝の乾燥肌につながります。また、体に水分が少ない状態で汗をかくとベタベタの張り付くような汗になってしまい、背中ニキビの原因になります。

    寝る前にコップ1杯、失われる汗の分の水分補給をしておきましょう。

    お風呂の入り方を見直して背中ニキビを治す

    湯船に浸かり、毛穴を開かせる

    シャワーで済ませず、なるべく湯船につかり、皮膚を柔らかくしてから体を洗います。
    また、熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂も落としてしまうため、温度は40度以下にします。
    あまりに熱いお風呂に使っていると、体は交感神経優位の緊張状態になってしまいます。また、交感神経優位が続くと男性ホルモンが増えて皮脂の分泌量の多い体質になってしまいます。

    体以外(顔・髪)を先に洗う・シャンプーは背中に付かないように

    シャンプーなどの流し残しも洗えるよう、上から順にまず頭、次に顔、体は最後に洗います。

    また、シャンプー、コンディショナーに含まれるシリコンは肌に残りやすい成分です。毛穴汚れのたまりやすい背中にかかったり流し残しが無いよう、しっかりすすぎを行いましょう

    摩擦の少ない「天然素材」のタオルで体を洗う

    汚れを落としたいからといってゴシゴシこするのは余計にニキビを悪化させます。
    ナイロンなどの化学繊維は泡立ちは良くてもニキビ肌には刺激が強すぎます。木綿や麻など天然素材のタオルで優しく洗うようにしましょう。

    天然素材のタオルだと泡立ちが悪い、というときは、いったん泡立てスポンジなどでボディーソープを泡を作ってから、その泡を天然素材のタオルに乗せて使うと気持ちよく洗うことができます。

    背中にボディソープや、シャンプーが残らないように、しっかり流す

    シャワーの温度も高すぎない40度以下ですすぎます。
    また、特にニキビのひどいときはシャワーの水圧が刺激にならないよう、いったん桶にお湯をためてから流すのも効果的です。

    最後に、湯船から出て体を拭く前に、もう一度シャワーで全身をすすぎます。こうすることで、湯船の中の汚れや垢も落とすことができます。

    グリチルリチン酸やビタミンC誘導体の入った美容液などでケアする

    顔と同様に、背中も浴室から出たらなるべく早く保湿します。抗炎症作用があり、ニキビの赤みを抑える「グリチルリチン酸」や、抗酸化作用・美白効果の高い「ビタミンC」、そのビタミンCをさらに皮膚に入りやすく改良した、ニキビ跡の色素沈着にも効果的な「ビタミンC誘導体」などの配合されているものがおすすめです。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは

    おすすめする背中ニキビ化粧品

    背中ニキビケアにおすすめなのが、ニキビに効く抗菌作用と肌をバリアする保湿効果があり、香料、着色料を使っていない化粧水です。

    オルビス / クリアボディローション

    ノンコメドジェニックテスト済で、ニキビの元になる皮脂の詰まりができにくい、ニキビケア用の化粧品です。たっぷりの泡でやさしく洗う洗浄料と、背中にも簡単に吹き付けられるできるスプレータイプのローションがセットになっています
    無油分なので脂性肌に悩む方にもおすすめです。

    あいび / シアクル クリアスリーミスト

    手の届きにくい背中も、逆さで使える便利なスプレータイプの化粧水です。でき始めの小さな白ニキビにも効果的です。合成香料、着色料、鉱物油不使用で、トレハロース、海藻エキスなどの保湿成分が配合されています。
    顔や二の腕など、背中以外のニキビが気になる場所の保湿ケアにも使えます。

    ピカイチ / ジュエルレイン

    背中のニキビケアに特化した塗りやすいジェルタイプの化粧品です。グリチルリチン酸ジカリウムとサリチル酸の2つの抗菌成分ニキビの原因菌を抑えるほか、角質を柔らかくし、新しくニキビができるのも防ぎます。ニキビケアから保湿、ニキビ跡の予防までできる優れものです。

    ニベア / 薬用エクストラリペアボディミルク

    ミルクタイプでさらっとべとつかないボディミルクです。肌のバリア機能を補いながら、薬効成分・グリチルリチン酸ジカリウム配合で炎症を防ぎます。無香料、無着色なので敏感肌やひどい乾燥肌の方にも安心です。

    毎日のケアでニキビのない背中美人を目指そう

    背中ニキビケアで大切なのは、正しい方法でなるべく毎日の習慣にしてしまうこと。体の洗い方や肌着の素材など、これまで特にケアをしてこなかった方こそ、その効果を実感できるはずです。自分では見えない場所だからこそ、いざというときのために丁寧にケアする習慣をつけて背中美人を目指しましょう。

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