目次
気になる赤い頭皮
血流が悪い状態
まず頭皮には他の人の部位と同じ様に血流が流れているのですが、この血流の状態で頭皮の色は大きく変化します。例えば、血流が悪い状態ですと、頭皮が赤みを帯やすくなります。血行が悪いということは血の巡りが悪いということでもあり、人によっては赤みだけでなく、青黒くなったり紫色を帯びることもあります。
一方で入浴などで一気に血行がよくなって頭皮が赤くなることもあります。お風呂に入って血流が良くなるのは生理現象の様なものなのであまり気にしなくても良いのですが、血流が悪い=血行不良は生活習慣を見直す必要が出てきます。
直接的に体に大きな害はないのですが、やはり頭皮の色が変化しているという状態は、あまり気持ちの良いものではありませんよね。この具体的な対策については後々詳しくご説明しますので、安心して次の項目を見てきましょう。
痛みやかゆみを伴う炎症の状態
頭皮が赤くなると同時に痛みが出てくることもあります。同時にかゆみを伴うこともあるでしょう。頭皮は基本的に髪の毛で隠れているため、あまりしっかりとした状態を確認することができないのですが、もし痛みやかゆみを放置した状態にしておくと、目に見えない箇所でどんどん頭皮は傷つき、かぶれてしまいます。
その際の治療も非常に手間がかかりますし、かゆみによるフケの発生などで清潔感を損ねる事態にも発展しかねません。もし少しでも先の症例を自覚したら、早急に原因を突き止め、かつ対策に講じる必要性が出てきます。その点に関してもこの記事でしっかりと紹介していきますので、焦らずゆっくりと確認してくださいね。
頭皮が血行不良になる原因
脂肪の蓄積による血行不良
脂肪の蓄積というのは、単純に言えば太りすぎということになります。そして、太りすぎな人は血中の中性脂肪値が高い傾向にあり、その数値が高いと血管が圧迫され、それが血液の流れを悪くしているのです。
中性脂肪自体、人が生きていくうえでは必ず必要となるエネルギー源になるので、体の中にあって当然だと考えていいです。ただし、食べ過ぎにより中性脂肪がどんどん増えていくと、最悪動脈硬化へと発展する危険性もあるので、頭皮の赤みに関わらず、普段から食べ過ぎには注意を払った方が良いでしょう。
普段からの運動不足
普段からあまり体を動かす習慣がない人にも、頭皮が赤くなりやすい傾向にあります。運動しない人は、する人よりも血流の流れが悪いため、血が溜まりやすくなり鬱血して赤みが出るということです。
また、運動しないと髪の毛を作るにに必要となる毛母細胞の働きも悪くなり、最悪赤みだけでなく薄毛の原因にもなります。毛母細胞は頭皮の血管を通して酸素や栄養素が与えられるため、運動により血行を良くすることは色々な面で大切になってくるのです。
食生活の偏りによる栄養不足
食事トラブルにより赤みが発生することもあります。特にファーストフードや外食が多いなど、偏食気味な生活を送っている人は頭皮に必要な栄養素が不足している可能性が高いです。
基本的に頭皮にとって大切な栄養素はビタミンです。例えばビタミンAやビタミンCなどが当てはまります。ビタミンにもそれぞれ様々な作用があるのですが、赤みという点で着目するのであれば、ビタミンCがかなり不足していると思われます。ビタミンCには頭皮の血管を整える役割があるため、出来るだけイチゴやキウイなどのフルーツ、ブロッコリーといった緑黄色野菜など、ビタミンCを多く含んだ食べ物を摂取することが望ましいです。
日常動作からの肩こり
運動不足とも関係してきますが、デスクワークなど同じ姿勢でいたりする女性に多いのが、肩こりです。年寄りだけでなく、今や若い方にも肩こりに悩まされる割合が多くなっているのですが、この肩こりの主な原因は血行不良です。
血流が悪いと筋肉が硬くなるため、こりを感じてしまいます。こうした肩こりによる血流の悪さは全身にも影響を与え、それは頭皮も例外ではありません。そのため、同じ姿勢で作業する機会が多い方ほど、日常的にストレッチをしたり、ちょっとした運動を取り入れるなど、体を動かすことが大切になってくるのです。
頭皮に炎症が起こる原因
頭皮に負担のシャンプーやカラー剤またはパーマ剤
何気なく使うシャンプーやカラー剤、またバーマ剤は、頭皮にあまり良い影響を与えません。なぜなら、それらに使われてある成分の一つ一つが頭皮に刺激性を与えるものが多分に含まれているからです。
特にパーマ剤による髪のダメージは非常に大きく、ケアを怠るとすぐに頭皮が炎症を起こしてしまうほどです。とはいえ、基本的にシャンプーなどを使用した際には必ずお湯で流すので、普通に考えるのなら頭皮に付着したものも全て洗い流せているはず。しかし、それでもなぜか痛みや痒みを感じてしまうこともあると思います。その理由は簡単で、要するに洗髪方法が悪いのです。
スキンケアは顔や体など、見える場所ばかり気にしてしまいますが、頭皮も肌です。少しのことが蓄積して状態が酷くなってしまうので要注意。
シャンプーや洗い方の見直しをし、なるべく頭皮に負担がかからないようにしましょう。
常に髪を結んでいたり、ヘアピンを使っていたりするのにも要注意です。髪を引っ張ったり、長時間蒸れる状態でいることで、負担をかけてしまっていることがあります。 頭皮が赤いのにはワケがある!気になる原因と対策方法とは!?さんを0人が応援しています! SNSでシェアすることで、モデルの表示順位がアップします。
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普段の洗髪方法
洗髪方法について意外と我流で行ってしまう方って多いのではないでしょうか。もちろん、そのやり方で洗い流して、あとあと頭皮に違和感がないのであれば、きちんと洗い流せている証拠です。一方で、違和感を感じたり、かゆみや痛みを伴う症状が出てしまった場合は、洗い残しがあったと判断することもできます。整髪料がきちんと落とせていないのです。
確かに、頭皮までしっかりと洗い流したくても、髪の毛が邪魔できちんと洗い流せているのか分かりにくいですよね。しかし、洗髪料が付着した状態だと、含まれている成分が肌の油分を分解してしまい、頭皮が乾燥状態になってしまいます。乾燥状態のままでは、この後でも申し込あげますが紫外線などの刺激でダメージを起こしてしまうので、洗髪だけはしっかりと行わなければいけません。
長時間の紫外線
頭皮にかゆみや痛みが伴うのは、頭皮にとってバリア機能の役割を果たす皮脂(油分)と呼ばれる部分が少なくなることで、紫外線やホコリなどの刺激物を直接受けてしまうからです。特に紫外線に関しては、単純に赤みを帯させるだけでなく、髪の毛を作る元となる毛母細胞と呼ばれる部分の働きにも悪影響を与えてしまうため、薄毛や抜け毛の原因に繋がることも。
雑菌やカビの繁殖
実は頭皮にも雑菌やカビが繁殖してしまうことがあります。この原因には頭皮に含まれる油分、皮脂が関係しており、皮脂の分泌が多くなると、髪が脂ぎっきたり蒸れた状態となり、それが雑菌やカビにとって格好の繁殖場所となるのです。
特に夏場や梅雨の時期など、湿度が上昇しやすい時期に多く発生しますね。ちなみにこうした雑菌やカビによって引き起こされる炎症を脂漏性皮膚炎と言います。放っておくと、炎症だけでなく、肌荒れやフケが大量に発生してしまうこともあるので、塗り薬などによる治療薬による対処が必要になってきます。
掻いてできた傷
かゆみを感じたボリボリと頭を掻くことがあると思います。頭皮は髪の毛にとって守られている文、それ自体は非常に刺激に弱い箇所でもあります。そのため、爪などで掻くことで、傷がつきやすく、そこから炎症を引き起こし、さらにかゆみや痛みを伴うようになって悪循環ループに入ってしまいます。
頭皮は一見すると傷がついてるように見えないので自覚しにくいのが困りどころですが、知らず知らずのうちに頭皮は傷ついています。できるなら、かゆみを感じても掻くことは控えたいところ。
赤い頭皮を放置すると
強いかゆみやただれ
炎症した頭皮は絶対に放置してはいけません。仮に放置してしまうと、まずかゆみがどんどん増していき、次第に皮膚がただれたようになってきます。またそれらと並行して、フケが大量に発生してしまい、髪の毛の清潔感を損なうだけでなく、周囲の人にも迷惑をかけてしまう原因にも繋がります。掻くことで、傷跡からリンパ液が滲み出て、頭皮が脂ぎったようになり、しかも雑菌が繁殖しやすくなる環境になってしまうので、まさに悪循環です。
栄養の滞りによる抜け毛または薄毛
抜け毛や薄毛というのは、偏食による栄養素の欠如により起こりやすくなります。単に髪をきちんと払ったり、運動をしていても、頭皮に良い栄養素が不足していると、それはそれで髪にとってダメージとなるのです。この記事の冒頭でも申し上げましたが、髪の赤みは栄養素、ビタミンが欠如しているから。これを防ぐためにも、ビタミンを多く含んだ食事をしっかりと摂取しましょう。
凝り固まりによる頭痛
前述したように髪の赤みは肩こりからくるとも言われています。実はこちらも放置しておくと少し厄介で、人によっては慢性的な頭痛を伴う症例も出てくることがあります。原因は運動不足やストレス、睡眠不足など主に生活習慣の乱れが大きいです。それにより自立神経にも影響し、血管が収縮・拡張するといったリズムの乱れが生じ、頭痛へ至ります。こうした頭痛は一度かかるとそう簡単に解けるものではないので、出来るなら元から生活習慣のリズムをしっかりと整えて置きたいところ。
血行不良頭皮の対処ポイント
軽い運動を日常に取り入れる
運動不足が原因であるなら、対処は簡単です。運動をすればいいのです。ただ、いきなりハードな運動をしても体力的にも気力的にも続かないと思います。そこで、まずは軽い運動として、ウォーキングから始めてみることをおすすめします。これなら日常生活でも楽に取り入れることができますし、歩くだけなので持続性も高いです。歩く際には、しっかりと腕を振り、30分かけて歩くのが理想的だと言われています。
温かいものや体を温める食品を摂る
温かい食事やものは体温を内側から温めてくれるだけでなく、それに伴って血行も良くしてくれる効果もあります。全身の血の巡りが良くなると、全身の細胞に酸素がしっかりと行き渡り、体の健康にも繋がります。スープ代わりに生姜湯を飲むと、さらに体がポカポカと温まり、効果を促進してくれますよ。
入浴後のストレッチまたはマッサージ
入浴後のストレッチやマッサージも何気に大切。そもそも入浴することで筋肉が柔らかくなり、血流や代謝をあげる効果を得ることができるのですが、そこに加えてストレッチやマッサージを行うことで、さらにその効果を促進させることができるのです。
ストレッチのやり方としては、首を前後左右に回す、座った状態で足を伸ばし、足のつま先を掴み手前に引っ張るなど、色々あります。ぜひご参考に!
疲れ目の休息
目の血行不良も頭皮への影響が大きいため、対策が必要です。特に疲れ目の原因は血行不良によることが多いので、目がしょぼしょぼし始めたら、温かいタオルを目に当て、5分ほどその状態を保ちましょう。そうすることで血行が良くなり、疲れ目の感覚が和らぐと思います。
日頃のストレス発散
ストレスにより自律神経の悪化により血行が悪くなることもあります。そのため日頃のストレスを発散する必要性もあるのですが、皆さんはちゃんとストレスを発散できる何かをお持ちでしょうか?もし無いという方は、アロマやお香などリラクゼーションに頼ってもいいと思います。ストレス発散=叫ぶ、体を動かすだけではありませんから。特に自律神経を整える上で、匂いの効果は大変大きいです。
炎症の頭皮の対処ポイント
低刺激のシャンプーを使用
シャンプーやパーマ剤、カラー剤には刺激性の強い添加物が成分として配合されていることが多いです。そのため、その刺激性の少ないものを把握し選ぶ必要性があります。
そのうえで、頭皮に優しいのが、弱酸性シャンプーでしょう。人の地肌は弱酸性であるため、その性質にあった弱酸性シャンプーであるなら、肌に優しく刺激も少ないです。ただ弱酸性シャンプーの中にも添加物が配合されている可能性もあるので、選ぶ際には無添加処方のものをしっかりと選ぶようにしましょう。
洗髪方法の見直し
頭皮トラブルを防ぐ上でも、洗い残しの無い正しい洗髪方法を知っておく必要性があります。まずシャンプーは髪で泡立てるのではなく、事前に手のひらで泡立ててから、髪に伸ばすようにつけましょう。ここで地肌に直接つけてしまうと、洗い残しの原因に繋がります。
伸ばしたら、ここで泡立てたシャンプーが頭皮にまで届くように、マッサージする要領で揉み込みます。マッサージすることで、頭皮の血行促進になるのでお得。最後の洗い流しは、念入りに行なってください。どれくらい行うのかというと、5分前後はしっかりと。それくらい丁寧に時間をかけて洗い流すことで、洗い残しを防ぎ、髪の清潔感も保つことができます。
清潔な枕や帽子などを使用
枕や帽子など、直接頭皮に触れやすいものに雑菌やホコリが付着していることがあります。その状態で使用してしまうと、せっかう清潔に保った髪も意味がありません。そのため、なるべく枕カバーなど適宜変え、帽子も殺菌スプレーなどをふりかけ、防菌対策を施すようにしましょう。
帽子や屋内など紫外線対策
紫外線対策として、なるべく天気の良い日は帽子を被るようにしましょう。屋内でも気になる方は、窓に紫外線を遮断するUVカットフィルムを貼り付けたり、UV加工したカーテンを取り付けるなど工夫を凝らしてみるといいですよ。
頭皮に良い栄養を摂取
頭皮に良い栄養素の代表格と言えばビタミンです。例えばビタミンA(人参やほうれん草など)には頭皮の細胞分裂を正常に保ち、フケや頭皮の乾燥を防ぐ効果があります。特にビタミンC(キウイなどのフルーツ)は頭皮の血行を促進してくれる効果が大きいので、肌の赤みが気になる方はビタミンCを多く摂ることが出来る食生活の見直しを推奨します。
皮膚科医に相談
もしかゆみやかぶれにより自分の力では対策のしようが無いと感じた場合は、皮膚科医に相談するなどし、その症例にあった薬を調合してもらうことが一番です。あまりに放置しておくと、頭皮だけでなく、首や顔にも広がっていくこともあるため、不安に感じたら早急に医者に相談するべきです。
頭皮の赤みの原因を探って改善に取り組む
頭皮が赤くなる原因はさまざまにあります。その原因には生活習慣であったり、洗い残しによるものであったり、何気ないところから影響している可能性があります。そのため、まずはなぜ赤みが生じたのか原因を探り、そのうえでその原因にあった対策、改善に取り組むことが大切になってきます。そのうえで、今回の記事が少しでも皆様のご参考になれば幸いです。