チョコを食べるとニキビができる?因果関係と美肌になるチョコの選び方

2017.07.01

チョコを食べるとニキビができる?因果関係と美肌になるチョコの選び方

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

女性が大好きなチョコレート。しかしニキビができそうで控えている方も多いのではないでしょうか。ニキビとチョコの関係は、選び方によって変わってきます。カカオ含有量の高いチョコには体に嬉しい成分がいっぱい。大好きなチョコを食べながら輝く美肌も手に入れましょう。

INDEX

目次

    ニキビとチョコレートの関係

    チョコを食べるとニキビができるのは本当であり嘘である

    チョコレートとニキビの因果関係には、実は科学的根拠がありません。アメリカや日本のさまざまな機関から「チョコレートがニキビの直接的な原因にはならない」との発表がされています。

    しかし、チョコレートによってニキビの発生を感じる人がいるのもまた事実。チョコレートには、砂糖や乳を含まない完全なカカオ100%のものから、乳製品・砂糖・添加物が大量に含まれた安価なものまで幅広い種類が存在します。

    カカオ純度が高く、余分なものを含まないチョコレートはニキビの原因にはなりませんが、低品質な材料に白砂糖と添加物を大量に混ぜて作られたチョコレートは、ニキビの原因になると言えるでしょう。

     

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    カカオの脂肪分はニキビの原因にはならない

    チョコレートの原料であるカカオ自体にも脂肪分が含まれます。しかし、カカオに含まれる脂肪分は、体に良い働きをする「良い脂肪分」なのです。

    オレイン酸

    ナッツ類やオリーブオイルにも多く含まれる脂質で、体内で活性酸素と結びついて過酸化脂質を発生しにくくします。過酸化脂質は、摂取された脂質と活性酸素が反応することで発生。体外に排出されずに蓄積され続け、体内組織を少しずつ傷つけていきます。

    さまざまな病気の元凶になるだけでなく、メラニン色素を変質させてしつこく残るシミの原因になることからも、過酸化脂質の抑制は美容に良い効果をもたらすと言えます。

    パルミチン酸

    化粧品や界面活性剤にも使用されている飽和脂肪酸。皮脂分泌をコントロールするため、オイリー肌の予防にも効果的。抗酸化作用もあり、酸化しやすい栄養素の吸収率を高めるはたらきもします。

    ステアリン酸

    水と油を乳化させ、肌を保湿するはたらきがあります。また、抗菌効果によって肌を清潔に保ち、抗酸化作用が美肌を保つために役立ちます。

    動物性脂肪は皮脂分泌を盛んにする

    甘くておいしいチョコレートには動物性脂肪が多く含まれています。バターや生クリームなどの動物性脂肪は皮脂腺を刺激し、皮脂を盛んに分泌。皮脂分泌か過剰になると、毛穴詰まりを起こしやすくなり、ニキビができやすくなるのです。

    ニキビの原因はチョコの糖質だった

    糖質の過剰摂取はニキビのもとです。一般的に市販されている甘いチョコレートは、成分のほとんどが脂質と糖質。糖質を多く摂ると、体内では大量のビタミンとミネラルが消費されます。ビタミン・ミネラルの不足はターンオーバーを乱すだけでなく、皮脂の過剰分泌も招きます。

    また、チョコレートに使用されている白砂糖や人工甘味料は、腸内環境を悪化させて便秘の原因に。腸の汚れはニキビに直結します。糖質ひとつでニキビができる複数の要因を作り出す点でも、チョコレートの糖質がニキビの大きな原因であることが考えられます。

    カカオ70%以上のものがよい理由

    その昔、カカオ豆をすりつぶしたものは薬として使用されていました。純度が高い70%以上の高カカオチョコレートは動物性脂肪・糖質・添加物が少ないため、健康に良いカカオの成分を多く摂取することができるのです。

    抗酸化作用をもつカカオポリフェノールをはじめとして、カルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄などのミネラルや食物繊維も含むため、美肌効果や便秘改善になります。カカオ70%以上のチョコレートを適度に摂ることは、ニキビの原因どころかニキビ予防に役立つのです。

    ストレスもニキビの原因

    ニキビを気にするストレスはニキビの発生・悪化を招きます。ストレスを感じて男性ホルモンが優位になり、皮脂分泌が過剰になることが原因です。

    また「ニキビができてしまうから…」とチョコレートを我慢するストレスもまたニキビの原因に。カカオ70%以上の高カカオチョコレートは、ニキビを気にせず食べることができます。正しい知識を持ち、賢く選んでストレスを溜めないようにしましょう。

     

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    カカオ70%以上のチョコの肌への効果

    アンチエイジング効果

    抗酸化作用を持つカカオポリフェノール。体をサビつかせる活性酸素を除去し、シミ・しわなどの肌老化を防止します。また、紫外線によるダメージの修復にも役立ちます。

    ストレスに負けない体になる

    カカオポリフェノールにはストレスホルモンの分泌を抑えるはたらきもあります。また、苦み成分には自律神経を整えるはたらきも。日常的に高カカオチョコレートを摂取することで、抗ストレス効果が期待でき、ストレスに負けない体を作ります。

    空腹を誤魔化してダイエット効果

    カカオポリフェノールは満腹中枢を刺激します。小腹がすいたときに高カカオチョコレートを食べると、満腹中枢が刺激されて、空腹が誤魔化されるのです。また、体重を減らす効果のある「エピカテキン」も含まれているため、ダイエット効果もあります。

    皮膚の血行を良くして紫外線のダメージを抑える

    チョコレートに含まれる成分に「フラボノイド」があります。高カカオチョコレートでなくては得られない成分で、皮膚の血行を良くして紫外線によるダメージを受けにくくする効果があるのです。

    糖質がニキビを悪化させる仕組み

    過剰な糖質摂取はビタミンB群の不足を招く

    糖質を分解する際、体内では多くのビタミン・ミネラルが消費されます。とくにビタミンB群、中でも糖質の分解を促すビタミンB1を大量に消費。

    野菜や未精製の穀物などは糖質を含むものの、同時にビタミン・ミネラルも含みます。しかし精製された砂糖には、糖質以外のビタミンやミネラルが含まれていないため、ビタミンを奪って消費するのみ。砂糖を多く摂るほどに、どんどんビタミンB群は消費されていくのです。

    ビタミンB群不足は皮脂分泌を活発にする

    糖質の分解を促し、エネルギーに変えるビタミンB1。不足すると全身のエネルギー代謝が悪くなり、脳も栄養不足に陥ります。脳に栄養が行きわたらないために精神が不安定になり、自律神経の乱れにより皮脂分泌も活発になります。

    またビタミンB2とB6には皮脂分泌をコントロールし、肌をすこやかに保つ働きがあるため、不足すると過剰な皮脂分泌を起こす原因になるのです。

    大量のインシュリンは皮脂分泌を活発にする

    糖質を過剰に摂取すると、体内では血糖値が急上昇。血糖値を下げるために「インシュリン」が大量に分泌され、上昇した血糖値が一気に下降します。インシュリンは皮脂腺を刺激するため皮脂分泌を活発にします。白砂糖や精製された穀物類は血糖値を急上昇させるため、ニキビが気になる方は注意が必要です。

    ニキビを作らせないチョコの選び方

    低GI値のチョコを選ぶ

    GI値は食後の血糖値の上昇スピードをあらわすものです。数値が高い食品ほど血糖値を急上昇させ、インシュリンを大量に分泌させます。

    インシュリンは皮脂分泌を活発にするため、低GI値のチョコを選ぶことはニキビ予防になります。また、血糖値の急上昇は体脂肪の蓄積を招くため、低GI値食品の選択はダイエットにもつながるのです。

    カカオ70%以上のチョコを選ぶ

    チョコレートはカカオ70%以上のものがおすすめです。高カカオチョコは一般的に70%以上のものが多いですが、明確な基準がないため、それ以下のものでも「高カカオチョコレート」として販売されている場合があります。

    70%以上のカカオ含有率でないと含まれていない栄養素もあるため、高カカオチョコの持つ健康効果を得るためには、カカオ70%以上のチョコを選びましょう。

    チョコを食べるときに気を付けたい3つのポイント

    チョコ以外の炭水化物などの糖質量をチェック

    チョコは種類や商品により糖質量が異なります。カカオ含有量が高いチョコの場合でも、苦みを抑えるために砂糖を多く使用している場合には糖質量が高くなります。成分表示をよく確認して、糖質・炭水化物の量をチェックしましょう。

    ビタミンB群を補う

    少なからず砂糖を含むチョコレート。ただ食べるだけではビタミンB群がどんどん消費されて、皮脂分泌が過剰になり肌のコンディションを悪くします。チョコレートを食べる際には、消費されるビタミンB群を補いながら食べる意識をもつと、体内のビタミンB群不足を予防できます。

    血糖値を緩やかに上げるチョコを食べるタイミング

    血糖値を上げないようにチョコを食べるには、2~3時間おきに食べるのが良いでしょう。ポリフェノールは水溶性で体に溜めておけないため、一度にたくさん摂っても排出されてしまいます。回数を決めずにこまめに摂るのがおすすめです。

    空腹時は特に、体内に入った栄養素の吸収率がアップします。空腹の状態で糖質を摂ると血糖値をより急上昇させるため、こまめにちょこちょこ食べるのは血糖値対策に効果的なのです。

    また満腹中枢を刺激するため、食前に少し食べておくと、食べ過ぎの予防に。食後に食べれば腹八分目の物足りなさを紛らわすこともできます。

    一日の摂取量

    高カカオチョコの一日の摂取量は25gが目安とされています。基準はポリフェノールの摂取量で、チョコレート以外の食事からもポリフェノールを摂取することを考慮し、算出された数値です。一般的な板チョコが約50gのため、板チョコの約半分程度の量と考えるとイメージしやすいでしょう。

    また商品ごとに差がありますが、高カカオチョコは一般的なチョコよりカロリーや脂質が高い傾向にあります。体に良いと安心して食べ過ぎていると太ってしまう場合もあるため、一日の摂取目安25gをオーバーしないよう注意が必要です。

    チョコでニキビが悪化したらプチ断食を試そう

    気を付けていてもニキビができる場合はあります。うっかりチョコを食べ過ぎてニキビができてしまった場合には、体をリセットする「断食」を試してみましょう。辛く苦しいイメージのある断食。専門家の立ち合いなしに本格的な断食を行うには危険が伴うため、まずは「プチ断食」に挑戦してみましょう。

    初心者にもおすすめのプチ断食の方法

    個人で行うには、週末の二日間を利用した「プチ断食」がおすすめです。完全に食事を抜くのは土曜の朝から夜までで、その後は回復期としておかゆからスタート。一食ごとに食事内容を重くしていき、普通の食事に戻していきます。

    断食中も水分摂取は可能。水分に酵素ドリンクを取り入れるとより効果的と言われており、酵素ドリンクの甘みによって満腹感が得られ、挫折の可能性も低くなります。

    実は大事な「回復期」

    最大限効果を得るコツは、回復期に気を抜かないことです。断食をやりきった達成感で、翌日ご褒美とばかりに好きなものをお腹いっぱい食べてしまったのでは、せっかくの我慢が無駄になってしまいます。

    絶食により飢餓状態になった体は、危険を感じて栄養を欲しています。そこに消化器官に負担をかけるお肉・洋菓子・油物が入ってきたのでは大ダメージ。体に不要な油・糖質・添加物まで勢いよく吸収し、断食前より状態が悪化する場合もあります。

    回復期の一食目はおかゆのみ。2食目におかずをプラスするなら魚か納豆が良いでしょう。お肉を食べるのは早くても回復期の3食目以降と考えておくと、内臓が少しずつ食べ物に慣れて、負担なく通常の状態に戻ることができます。

    プチ断食の効果

    食事を摂らないことで内臓が休まります。たった一日の休息でも体の機能は大幅に回復。自己治癒力が高まり、肌の修復・再生にも効果があります。慢性的なニキビに悩んでいる方であれば、毎週末を利用して複数回のプチ断食を続けてみるのも良いでしょう。

    期間も短く手軽なので、ちょっと体の調子が悪いと感じた時にプチ断食をすれば、体のリセットになります。

    ニキビになりにくいチョコ商品

     

    Mother Renka ドクターズチョコレート ノンシュガーダーク 30g

    https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01MTLMCDY/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B01MTLMCDY&linkCode=as2&tag=kenkojiman07-22

    ノンシュガーのダークチョコレート。低カロリーの甘味料「マルチトール」を使用し、砂糖を使わずチョコの香りがしっかりしている低GIのチョコレートです。

    「あっさりしていておいしい。ダークでもちゃんと甘みも感じて普通のチョコのようです」と味に満足している口コミが多く見られます。

    糖質カットやカカオ70%以上のチョコでニキビを気にせず食べよう

    チョコでニキビができるのは、チョコに含まれる動物性脂肪・糖質・添加物が原因です。高カカオチョコを選ぶ・糖質カット商品を選ぶなど、目的に合った選び方をできればニキビを気にする必要はなくなります。

    ただし注意が必要なのは「人工甘味料」です。糖質カットであっても人工甘味料を使用しているものは、腸内細菌のバランスを乱してニキビの原因になります。成分表示をしっかり確認してから購入しましょう。

    食べたいのに食べられず、イライラするストレスはニキビにも悪影響を及ぼします。正しい知識を持って上手に選び、ストレスを発散。体にもうれしい高カカオチョコの健康効果で、我慢していた頃の自分より美しくなりましょう。

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