ワキガの特徴は?イヤな臭いの原因をよく理解してサヨナラしよう

2017.07.01

ワキガの特徴は?イヤな臭いの原因をよく理解してサヨナラしよう

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

ワキガかもしれない...。臭いを疑ったことがある人は悩んでしまいますよね。ワキガにはさまざまな特徴があるので自分でもチェックできます。簡単にできるワキガチェックで、悩みを解消しましょう。原因を知ることが臭いの気にならないわきへの第一歩です!

INDEX

目次

    ワキガの人に多い見た目や特徴

    わきだけでなく顔の体毛が濃い

    わきの毛が濃いとワキガの可能性が高いですが、わきだけではなくて顔の体毛が濃いのもワキガの人の特徴です。眉毛、まつ毛、ひげが黒くて濃いなどの場合はワキガの疑いがあります。ワキガはアポクリン腺という汗腺から分泌された汗を常在菌が分解して臭いが発生します。

    アポクリン腺と毛根は一緒の場所にあります。毛深い人は毛根の働きが活発なので、同じ部分にあるアポクリン腺も刺激を受けて働きが活発になり臭いが強くなるということです。顔の体毛が濃い人はわき毛も濃いと考えられるので、ワキガの可能性が高くなります。

    くっきり二重で鼻が高く顔の彫りが深い

    日本人は縄文系と弥生系の遺伝子に分かれているのですが、縄文系の人の方がワキガ体質であることが多いようです。縄文系の人の特徴は目が大きくてくっきり二重、鼻が高くて長い、唇が厚い、髪の毛がくせ毛、顔の彫りが深いので濃い、毛が濃いといったような特徴が見られます。

    反対に弥生系の人は、目が一重で細い、鼻は低くて小さい、唇が薄い、顔の形は面長で平面などの特徴があります。縄文系と弥生系の人ではこのように顔の違いがあるので、自分はどちらかチェックしてみましょう。

    髪の毛は直毛よりもくせ毛が多い

    ワキガ体質の人は直毛よりもくせ毛の人が多いです。これは縄文系と弥生系の比較からも言えることで、縄文系の人はくせ毛が多いからです。特に毛が濃くてくせ毛の人はワキガの確率がとても高くなります。昔、ワキガはフェロモンも役割をしていたため、アポクリン腺はわき、胸、陰部に多く分布されています。

    アポクリン腺から汗が分泌された後、その臭いを遠くまで飛ばすのに毛を伝って分散していたのです。毛が多い方が効率よく分散できるので、アポクリン腺が発達している人は毛が濃い傾向にあります。

    性別では皮下脂肪の多い女性に多い

    皮下脂肪の多い女性にワキガの人が多いと言われています。女性はホルモンの影響で皮下脂肪がつきやすいのと、皮下脂肪があると汗をかきやすくなるからです。皮下脂肪とは皮膚のすぐ下にある脂肪のことで、肥満の原因ともなってしまいます。

    私たちが生まれた頃にはほとんど汗腺の量が決まっており、汗をかきやすいかも決まってしまっています。汗をかきやすい人に皮下脂肪がついていると、運動をした際や気温が高いときに皮下脂肪が邪魔して体の熱を外へ排出できなくなってしまいます。体の熱が体内に残ってしまうと、体温調節ができなくなり汗として排出されるのです。

    年齢では思春期に症状がでやすい

    思春期にもっともワキガの症状が出やすくなり、ワキガかどうかは思春期に判断できます。思春期には体の成長に伴ってホルモンバランスの変化が起こります。ホルモンバランスが変化することによって、汗や皮脂などが多く分泌されるようになります。

    さらにアポクリン腺から出る汗に含まれておるタンパク質や皮脂も、通常に比べて多くなるので臭いがきつくなってしまいます。

    日本人は10人に1人がワキガ

    日本人のワキガの割合は大体10~16%くらいなので、10人に1人がワキガ体質だということができます。もともと日本人にワキガは少なかったのですが、食生活が欧米化したことなどからワキガの人が増え始めるようになってきたと言われています。日本人はワキガの人が少ないため、ワキガに対して敏感です。

    日本人は野菜や魚を食べる食生活が中心でしたが、食生活が欧米化することによって油物やお肉を多く摂取するようになりました。油物やお肉を摂取すると脂質が汗と一緒に出てきてしまい、ワキガの臭いの原因となってしまいます。

     

    自分でできるワキガのチェック方法

    耳垢が粘着質で常に湿っている

    耳垢が粘着質で常に湿っているような場合はワキガの可能性が高くなります。ワキガの人の耳垢は粘着性が高く、まるでキャラメルのような色をしています。お風呂を上がった後など水分が耳に入っていない状態でも湿っており、綿棒で耳かきをするとべたっとくっついてきます。

    シャツのわき部分が黄色く変色している

    ワキガの人のシャツのわきの部分は黄色く変色してしまうことが多いです。アポクリン腺から汗が分泌されるのですが、その汗にはタンパク質、脂質、アンモニア、糖質、中性脂肪などが含まれています。これらの成分がシャツのわきの部分を黄色く変色させてしまうのです。

    女性はわき毛の量が多く太い

    女性はわき毛の量が多くて太いとワキガの可能性が高くなります。毛が太いということはそれだけ毛根が発達しているということになり、同じ場所にあるアポクリン腺も刺激を受けて活発になります。ワキガの原因であるアポクリン腺が活発になることで、汗が多く分泌され臭いが発生してしまうのです。

    男性はわき毛が細くてふわふわしている

    女性とは反対にわき毛が猫の毛のように、細くてふわふわしている男性はワキガの確率が高くなります。男性はこの細くて柔らかい毛に白い粉のような結晶が付着していることがあり、それはアポクリン腺から出た汗の結晶なのでワキガの判断ができます。

    わき毛に白い粉がついている

    わき毛にアポクリン腺の結晶である白い粉が付着している場合はワキガの可能性があります。汗腺はエクリン腺とアポクリン腺があり、エクリン腺から出てくる汗は水分です。ですがアポクリン腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質などが含まれているため、白い結晶となってしまうのです。

    汗をかきやすい場所が決まっている

    汗をかきやすい場所が決まっている人はワキガの可能性が高くなります。例えば、わきの下、手、足などといつも汗をかいてしまう場所があるかと思います。ある1つの部分に集中して汗をかきやすいということは汗腺が集中しているということになり、わきの下に集中している場合はワキガの原因となります。

    両親や兄弟にワキガ体質の人がいる

    両親や兄弟にワキガ体質の人がいる場合は、遺伝によってワキガになる可能性が高くなります。両親がワキガの場合は80%の確率で遺伝し、片親がワキガの場合は約50%の確率で遺伝してしまいます。ワキガは優先遺伝になるので遺伝しやすくなってしまうのです。チェックしてみましょう。

    ワキガの臭いの具体的な特徴

    玉ねぎが腐ったようなツンとする臭い

    ワキガの人の特徴は玉ねぎの腐ったようなツンとする臭いがすることです。鼻につくようなツンとした臭いがします。この臭いは3-メチル-3-スルファニルヘキサン-1-オールという成分が、アミノ酸のシステインと結合して、常在菌が分解することで発生します。

    鉛筆の芯のような錆びた臭い

    鉛筆の芯ような錆びた臭いがすることもあります。厳密にいうと鉛筆削りで鉛筆を削ったときの削りカスの臭いです。食生活や生活習慣によってワキガの臭いは人それぞれです。一緒に暮らしている家族になると臭いを感じ取れないといったこともあります。

    洗濯物の生乾きのような臭い

    洗濯物の生乾きのような臭いや、雑巾の臭いがすることがあります。ムワッと臭う感じの臭いです。これらは脂肪酸臭と呼ばれており、3-メチル-2-ヘキセン酸がアミノ酸のグルタミン酸と結合して、常在菌が分解することによって発生します。

    香辛料のような刺激臭

    クミンなどの香辛料のような刺激臭がするワキガもあります。香辛料を多く取ることでこの臭いが発生することもあります。スパイシー臭とも呼ばれており、3-ヒドロキシ-3-メチルヘキサン酸がアミノ酸のグルタミン酸と結合して、常在菌が分解することで臭いが発生します。

    汗の酸っぱい臭いとは全く違う

    ワキガの汗の臭いと普通の汗の酸っぱい臭いは全く違います。汗の臭いは誰もが嗅いだことがあると思いますが、汗を大量にかいたとき蒸れてしまったりして臭う酸っぱい臭いです、それに比べてワキガの臭いは玉ねぎや雑巾などの刺激臭になります。汗の臭いとは違うのですぐに分かるでしょう。

    ワキガの臭いはフェロモンの一種

    昔はワキガの臭いはフェロモンの一種でした。わきから刺激の強い臭いを分泌して、わき毛によって分散させることで異性を惹きつけていたのです。昔はワキガの方がモテたのかもしれませんが、現代ではワキガの臭いはただ嫌われるだけなので、ワキガの臭いの対策は怠らないようにしましょう。

    ワキガになりやすい人の特徴

    運動不足であまり汗をかかない

    運動不足であまり汗をかかない人はワキガになりやすく、ワキガの臭いも強くなってしまう傾向があります。運動をして汗をかくことで体内に溜まっている脂質やタンパク質が汗と一緒に排出されます。さらに代謝も良くなり、健康的な体になることができます。

    アポクリン腺から出てくる汗は不安や緊張といったストレスも関係しているため、ストレスを感じると汗が分泌されてしまうのです。運動をして体内に溜まっている脂質やタンパク質を排出して、ストレスを解消することでワキガの臭いを軽減することができます。

    睡眠不足でホルモンが乱れている

    睡眠不足になるとホルモンバランスが乱れてしまい、ワキガの臭いの原因となってしまいます。睡眠不足になると体にストレスが溜まってしまったり、睡眠不足で体がしっかりと機能しなくなってしまいます。これによってアポクリン腺から汗が出てきてしまい、ワキガになってしまうのです。

    睡眠不足は健康や肌にも大敵になるので、十分な睡眠時間を取るように心がけましょう。一般的に必要とされている睡眠時間は7~8時間です。人によって必要な睡眠時間が異なりますが、十分な睡眠時間を取って生活習慣を正すようにしましょう。

     

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    ストレスを貯めやすい

    人間関係、緊張、不安などでストレスをためやすい人はワキガになりやすいです。ストレスは自律神経を乱すため、ホルモンバランスも乱れてしまいます。ホルモンバランスが乱れてしまうとアポクリン腺を刺激するため、ワキガの臭いが強くなってしまうのです。自律神経を刺激した汗はアポクリン腺から出てくることが多いです。

    ワキガの臭いが気になってしまうと、気にしてしまうことがまたストレスとなってしまって悪循環に陥ってしまいます。夏など汗をかきやすい時期は余計に気にしてしまうので、悪循環になってしまわないようにワキガ対策をしっかりとすることが重要です。

    野菜よりも肉を多く食べる

    野菜よりも肉を多く食べている人はワキガの臭いが強くなってしまうことが多いです。肉を食べると脂肪分が多いため、脂質が体の中に蓄えられアポクリン腺から汗と一緒に排出されます。肉は体に必要な栄養ですが、野菜なども一緒に食べるなどバランスの良い食事を心がけましょう。

    ワキガの臭いを抑えてくれる栄養はポリフェノール・ビタミンC・ビタミンEなどがあるので、これらが多く含まれている野菜を摂取するようにしましょう。代表的なのはレンコン、ブロッコリー、緑黄色野菜、サツマイモなどです。毎日の食卓に簡単に取り入れられます。

     

    お酒やタバコの頻度が高い

    お酒やタバコを摂取する頻度が高いとワキガになりやすくなってしまいます。タバコを吸うとビタミンCも消化されてしまいますし、タバコのニオイの成分が血液に溶け出して汗となって分泌されてしまいます。タバコを吸えば吸うほどニオイの成分を吸収していることになるで臭くなってしまいます。

    アルコールを飲むと体が熱くなりますが、それによって発汗量も多くなります。アポクリン腺からも汗が分泌されるため臭いの原因に。さらにタバコに含まれるニコチンには汗腺を刺激する作用があるため、暑くなくても汗をかいてしまいます。お酒とタバコは美容にもよくないので、控えるようにしましょう。

    ワキガの特徴における誤解

    ワキガは他人にうつらない

    ワキガは臭いが強烈な場合が多いので、うつってしまうかもしれないと心配する人もいますがワキガは他人にうつりません。ワキガの臭いはアポクリン腺から出る汗にタンパク質や脂質などが混ざっており、常在菌が分解することによって発生します。ウイルスなどではないので他人にはうつらないのです。

    ただワキガの人が着ていた服などを着たり、ワキガの人のわきに触れたりすると臭いが体に移ることはあります。ワキガの臭いだけが移っているので、ワキガ自体がうつった訳ではありません。シャワーに入ったり、石鹸で洗ったりすることで臭いは落とすことができます。

    重度のワキガは手術で治せる

    重度のワキガの場合は人の目も気になって普通に生活するのもおっくうになってしまうと思います。クリニックや病院でワキガの手術を受けるとワキガを治すことができます。ワキガであることがとても苦痛に感じたり、人の目が気になって生活がままらない場合は手術を受けるのも良いでしょう。

    ワキガの手術には何種類かあり、保険が適用になる手術から適用にならない手術まであります。皮膚にメスを入れる手術だと、わきに傷が残ってしまうこともあります。ワキガの手術には主に皮膚を切開してアポクリン腺を切除する方法と、皮膚の上からレーザーやー超音波を当ててアポクリン腺を破壊する方法があります。

    治ったワキガは再発しない

    手術をして治ったワキガは再発しません。ワキガの原因であるアポクリン腺を切除したり破壊したりしているからです。もしワキガが再発してしまった場合はアポクリン腺がしっかりと切除されていなかったり、完全に切除してもアポクリン腺が稀に再発してしまうことがあります。

    ワキガの手術をすると副作用もあるので慎重に考えるようにしましょう。傷跡が残ったり、色素沈着が残ったり、神経組織が傷ついてむくみやしびれといった症状が出てしまうこともあるようです。ワキガの手術をする際は、ワキガで有名な病院やクリニックを選んで医師によく相談してから行うようにしましょう。

    食事療法だけでは治りにくい

    ワキガはアポクリン腺の発達が原因なので食事療法だけでは治りにくいです。肉や油ものを食べるのをなるべく避けて野菜も取り入れると、ワキガの原因となる脂質が減るので汗の臭いは改善されます。ただワキガは放っておいても治るものではありません。

    アポクリン腺の活動自体を止めなければ臭いは改善しないので、ワキガを根本的に治療するには手術が1番の方法です。ワキガの程度が低い人は、普段の食生活の改善、睡眠を十分に取る、しっかりと洗う、デオドラントを使用するなどすれば、ある程度臭いを軽減することが可能です。

    多汗症とワキガは全く別の症状

    多汗症とワキガは全く別の症状です。私たちの体にある汗が出る汗腺はエクリン腺とアポクリン腺がありますが、ワキガの原因はアポクリン汗腺から出る汗と脂質やタンパク質などです。多汗症の場合は汗がエクリン腺から大量に分泌されるため、ワキガと同じような臭いはしません。

    多汗症は運動をした後、暑いときなどに限らず、普通にしているときでも汗がダラダラと出てきます。交感神経の失調によって起こるので、精神的に緊張状態になる場面などがあると、一気に汗が出てきてしまいます。手術や薬で多汗症は治療できるので、汗が多く出るが臭いがそれほどしない場合は多汗症を疑ってみましょう。

    ワキガの特徴をよく知ってから対策しよう

    ワキガにはさまざまな特徴があり、人によって臭いの強さも異なります。ただワキガの臭いの原因は全て同じアポクリン腺から出る汗なので、改善の仕方は一緒になります。ワキガの臭いは自分で嗅いでも嫌な臭いですし、他人が嗅ぐともっと嫌な臭いになってしまいます。

    自分がワキガかもしれないと思ったらワキガかどうかチェックして、ワキガかもしれない場合はすぐに対策をするようにしましょう。しっかりと対策をすることで、臭いに悩まずに毎日を楽しく過ごせるようになります。ワキガ対策を行って臭いを気にしない毎日を手に入れましょう。

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