目次
洗顔石鹸の効果と特徴
洗顔料の中でも1番肌に優しい
肌に優しい洗顔料とはどのような効果や特徴があるのでしょうか。肌が健やかで整っている状態というのは、水分と脂分のバランスが取れている状態をいいます。洗浄力が強すぎると皮脂が落ち過ぎてしまいますし、その結果乾燥や肌トラブルを招いてしまいます。特に肌トラブルがある場合の洗顔料は、肌に優しく負担のないものを選ぶ必要があります。そこでおすすめなのが「洗顔石鹸」なのです。
洗顔石鹸が肌に優しい理由は、成分上汚れを落として余分な皮脂や角質は落としすぎないので、肌に優しいということです。
?油分の配合が少ない
洗顔石鹸に配合されている油分は、肌には優しいものが使われていることが多く、弾力のあるふわふわとした泡を作ることができます。弾力の泡で顔を洗うということは、肌に直接触れることなく洗えるという意味なので、肌に対する摩擦が少なく肌に優しいと言えるでしょう。
洗顔石鹸の油分は、保湿するという意味で、乾燥肌の方が使う場合は良いと思います。しかし油分=洗浄力が高いということもあり、肌の乾燥を招く原因にもなるため、肌タイプによっては洗顔石鹸の油分はなるべく少ないほうが良いと言えるでしょう。
天然成分が豊富に含まれている
洗顔石鹸に配合されている天然成分とは、自然界にある天然の素材が配合されたものです。代表的なものに、はちみつや備長炭、大豆イソフラボン、豆乳、火山灰、といった天然素材でつくられた洗顔石鹸があります。
天然成分が配合された洗顔石鹸は、低刺激のためヒリヒリせず優しく洗い上げてくれるため、赤ちゃんでも使えるほどです。天然成分の洗顔石鹸が良い理由の1つは、やはり肌への安心感ではないでしょうか?
PH値はアルカリ性
洗顔石鹸の肌に与える刺激の強さをあらわす値に「ph(ペーハー)」があります。ph値には、酸性、中性、アルカリ性がありますが、ph7を中性とした場合、数字が上がっていくとアルカリ性になり、下がっていくと酸性に近くなります。
人の肌は弱酸性と言われますが、石鹸はアルカリ性でできています。なぜ石鹸がアルカリ性なのか?というその理由は、肌の酸性汚れ(皮脂や古い角質)はアルカリ性の方が落ちるからなのです。
肌に必要な成分を落とさない
すこやかな肌に必要な成分はうるおいです。洗顔石鹸はおもに皮膚の汚れのみを落としてくれるので、余分な皮脂や角質は落とさず、肌には優しい洗い上がりです。洗顔石鹸を使うことで、肌に必要な脂分を残してくれるので、肌トラブルの原因である乾燥を防いでくれます。
潤いを保ちながらさっぱりと洗える
洗顔石鹸は、天然成分を配合しているものが多いため、汚れは落とすのに肌のうるおいを保ってくれるという良い点があります。また、濃密なふわふわ泡で優しくお肌を包みながら洗うので、肌に刺激を与えることなくさっぱりと洗うことができます。
洗顔石鹸には、グリセリンやプラセンタ、スクワラン、椿油などの天然保湿成分が配合されている石鹸もあります。
ニキビの多い肌も安心して使える
洗浄力が強い洗顔料を使うと、余分な皮脂まで落としてしまいます。そうなると皮膚はさらに皮脂を分泌してしまうため、もともとニキビのある場合はニキビを悪化させてしまうのです。
洗顔石鹸は、余分な皮脂や汚れだけを落としてくれるので、ニキビ肌でも安心して使えます。
洗顔石鹸の種類と成分
純石鹸と同じ固形石鹸タイプ
洗顔石鹸は基本的にアルカリ性です。固形タイプの石鹸でも、弱酸性や中性のものは石鹸とは言えません。固形石鹸の中に、純石鹸という石鹸がありますが、成分として以下の表示があれば、純石鹸と言えるでしょう。
・石鹸素地98%以上
・純石鹸98%以上
・脂肪酸ナトリウム98%以上
・脂肪酸カリウム98%以上
などの表示が記載されています。
▼さらに詳しい解説はこちら
固形石鹸で洗顔って本当にいいの?実力を知り潤いのある綺麗な肌へ
衛生的なチューブタイプ
固形の洗顔石鹸とは違い、チューブに入った洗顔料は衛生的なイメージを持ちます。チューブタイプというのは、適量を取りだしやすく使いやすいというメリットや、固形に比べて泡立ちやすいので、手のひらでふわふわの泡がつくりやすいです。
チューブタイプの洗顔石鹸は、洗浄力が強いということもあり、肌タイプが敏感肌の方や肌トラブルを抱えている方向きではないでしょう。
半練り状のジャータイプ
ジャータイプの半練り状の洗顔石鹸は、間口が広い蓋付きの容器に入っているため、ある程度の適量を簡単に取りだすことができます。フタがついているものが多いので、開け閉めの際に石鹸に、水分が入ってしまったりすることがあるので、取扱には少し注意が必要です。
石鹸の固さが、半練り状というペースト状になっているので、美容成分が配合されている場合が多いでしょう。
半透明のものは保湿成分を含んでいる
半透明の石鹸は見た目に綺麗ですね。半透明であっても固形の石鹸です。半透明か不透明かの違いについては、石鹸に含まれている成分に違いがあります。
半透明の石鹸には、石鹸の主な成分である石鹸素地の成分以外に、グリセリンが配合されています。グリセリンは保湿成分のことで、石鹸が作られる過程でできる成分です。
▼さらに詳しい解説はこちら
お肌の保湿機能と美肌力アップのための保湿成分。あなたはどこまで知っている?
不透明のものは石鹸成分のみ
不透明の洗顔石鹸(白いタイプの石鹸)は、成分が石鹸素地のみで作られているので、油分がほとんど入っていません。そのため、洗浄力は弱いと言われますが、肌にはとても優しいです。乾燥肌の方は乾燥を招いてしまうことがあるので注意が必要です。
動物性の原料を使っているもの
洗顔石鹸の原料というのは、植物や動物の油脂から作られています。動物性の石鹸の特徴は、特有の臭いがあったり、洗い上がりがしっとりするということがあげられます。
ハチミツが配合された石鹸などがありますが、天然の動物性の原料が、お肌のうるおいを守りながら優しく洗い上げてくれます。
植物性の原料を使っているもの
洗顔石鹸で植物性の原料を使っているものに、火山灰や植物の天然成分配合の石鹸があります。自然の成分からできているため、ミネラルが豊富であったり、お肌にも地球に優しいイメージです。
植物性原料の洗顔石鹸にも、いろいろなタイプのものがあります。火山灰の石鹸などは火山灰の吸着成分が、毛穴の汚れをしっかりと洗浄してくれると言われています。
植物性の石鹸はお肌には優しいイメージですが、配合されている植物によっては、アレルギーを発症する場合があるので、必ずしも安全性が高いとは言い切れません。
市販の洗顔石鹸を購入する時の選び方
ベースが石鹸素材だけではないもの
洗顔石鹸を購入するとき、一番気にして頂きたいのが、純石鹸といわれる石鹸素地だけでできている石鹸は、なるべくならば選ばないということです。石鹸素地だけで作られた石鹸というのは、汚れは落としてくれます。しかし洗顔後につっぱり感やかゆみ、乾燥を感じることがあるため、洗顔石鹸としては合わないことがあります。
保湿成分が含まれているもの
洗顔石鹸を購入する場合、石鹸素地と適度な保湿成分が含まれている石鹸を選ぶと良いでしょう。石鹸に保湿成分が配合されているものもありますが、石鹸の製造法で「焚き込み法」という製法があります。この製法で作られた石鹸は、保湿成分やグリセリンがかなりの純度で残されるため、洗顔後もうるおいが保たれます。
なるべくコールドプレス製法のもの
洗顔石鹸の製造法に「コールドプレス製法」というものがあります。コールドプレス製法とは、熱を加えず低温製法により、素材の良さを生かす石鹸の作り方です。コールドプレス製法で作られた石鹸は、保湿成分でもあるグリセリンが、取り除かれることなく仕上がります。天然のオイルが石鹸にとじ込められるため、美容成分たっぷりの石鹸になるわけです。
配合された成分ばかりを気にするよりも、製造方法にこだわって作られた石鹸を選ぶこともおすすめでしょう。
美容成分が配合されているもの
美容効果を出すために、美容成分が配合されている洗顔石鹸があります。
・セラミドやヒアルロン酸などの、乾燥を防ぐ保湿成分配合
・ハチミツや豆乳などの、天然の保湿成分配合
・プラセンタやコラーゲンなどの、美肌成分配合
・ハーブや生薬などの、植物エキス配合
石鹸素地には保湿成分がほとんど配合されていないため、上記のような美容成分が配合されることで、さまざまな美容効果が期待されると言われています。
大量生産の安価なものではないもの
安価だからといって、大量生産で作られた石鹸は注意が必要です。石鹸の製造法に中和法という、短時間で石鹸がつくれる製法があります。中和法で作られた石鹸は、グリセリンがほとんど残らないのです。石鹸の製造法にはいくつか製法がありますが、製造方法は価格に反映されますので、良いものは多少高価なものもあります。しかし毎日使うものですので、できるなら高品質で、肌にはやさしい製法の石鹸を選ぶことをおすすめします。
合成界面活性剤の含まれていないもの
洗顔石鹸の純石鹸は石鹸素地で作られています。石鹸素地といのは洗浄力は弱いですが、肌に悪いものではありません。その反対で、「合成界面活性剤」という成分が配合されている洗顔フォームは、洗浄力も強いため、洗顔後に肌トラブルが起こってしまうことがあり注意が必要です。
天然の成分で香りづけしたもの
洗顔石鹸の中には、天然成分で香りづけされた石鹸もあります。天然の香りなので、ほんのりと自然に癒やされる香りです。ラベンダーやローズなどのアロマオイルやひのき、お茶やミルクなど天然の香りが楽しめます。
鉱物油の含まれていないなるべく無添加のもの
鉱物油とは、石油を原料として合成精製された油分のことです。化粧品に配合される場合、成分表示としては「ワセリン」や「ミネラルオイル」「パラフィン」と表示されます。原料が安いので、昔から多くの化粧品に配合されていました。
現在の鉱物油は、技術製法も安全性の高いものになりましたが、やはり石油が原料ということもあり、お肌には良くないといったイメージも強いのです。
毎日使う洗顔石鹸ですので、できるならこれらの鉱物油、香料、防腐剤、合成界面活性剤などが含まれない、無添加の石鹸を使いたいものです。
口コミで高評価続出の人気洗顔石鹸
サッポー ピュアマイルドEXソープ
子供から大人まで、刺激が少なく安心して使える洗顔石鹸です。マイルドな泡が優しく包み、スッキリさっぱりと洗い上げてくれます。
サッポー ピュアマイルドEXソープ
ボタニクス シアバター&ラベンダーソープ
リッチなシアバターと、天然のラベンダーの配合された洗顔石鹸です。野性的なラベンダー香が、摘みとった時の香りのようで自然な香りに包まれます。泡立ちもよくしっかりとした泡が、肌をしっとりとうるおい、心を癒やしてくれます。
ボタニクス シアバター&ラベンダーソープ
天然美人 ベイビースキンソープ(べビちゃん)
クレンジングから、洗顔やボディ、泡パックまでこなしてくれる全身スキンケア石鹸です。泡立ちもよくしっかりとした泡が気持ちよく、洗い上がりもつっぱりません。毛穴汚れやざらつきも、すっきりと落としてくれるので、お肌がつるつるになります。
天然美人 ベイビースキンソープ(べビちゃん)
ルアンルアン ハーバルフレッシュソープ[ホワイト]オリジナル生せっけん
天然クレイとしっかりしたマシュマロ泡が、落としきれない汚れまですっきり落としてくれます。天然のアロマが香る、無添加の洗顔石鹸です。
ルアンルアン ハーバルフレッシュソープ[ホワイト]オリジナル生せっけん
エスティローダー ビタエンリッチバープラスリフィル
クロレラエキス配合という、自然派の深緑色した洗顔石鹸です。クロレラエキスは、美容と健康を考えたスキンケア効果に優れています。さらにお肌に優しいミネラルやアミノ酸がたっぷり含まれ、海藻パウダーと紅藻エキス配合で、お肌にリッチなうるおいを与えてくれます。
エスティローダー ビタエンリッチバープラスリフィル
水橋保寿堂製薬 いつかの石けん
合成界面活性剤不使用で、肌にやさしい洗顔石鹸です。酵素パックが肌の不要なたんぱく質を除去し、23種類の多元素ミネラルが配合。毛穴汚れに強く、肌にハリとツヤを出してくれます。洗顔後のワントーン明るくなった肌を実感できます。
水橋保寿堂製薬 いつかの石けん
アンソア アンソアクイーンシルバー
70日間も長い時間をかけて作られる枠練製法で、温泉の天然ミネラル配合の洗顔石鹸です。肌の汚れをすっきり落としながら、洗い上がりはしっとりさせるという、理想の洗い上がりを追求した石鹸です。弾力のあるクリーミーな泡が、肌本来の働きを正常に保ち、肌に透明感をもたらしてくれます。
乾燥肌でも安心して使えるおすすめの洗顔石鹸
ドクターブロナー マジックソープバー
オリーブオイルやヤシ油ベースで、保湿保護効果のあるペンプ油や、ホホバオイルがブレンドされた洗顔石鹸です。泡立ちもよく、天然の保湿効果が洗顔後も続き、乾燥肌にはおすすめの石鹸です。アロマの香りが、洗顔しながら心まで癒してくれます。
ドクターブロナー マジックソープバー
アルージェ モイスチャー クリアソープ
ヒアルロン酸配合で、しっとりと保湿しながらも、すっきりと汚れを落としてくれます。乾燥しがちでニキビができやすい肌にも、洗顔後もちもちとしたうるおいを与えてくれます。
アルージェ モイスチャー クリアソープ
ルーナス プラケアEQソープ
馬油と馬のプラセンタが、贅沢に配合された洗顔石鹸ですが、ボディにも使えます。てにねいに抽出された馬のプラセンタは高濃度で、ハリとうるおいをつくるアミノ酸がたっぷり含まれています。人の皮脂に近いと言われる馬油の自然な油脂が、お肌に浸透して保湿と肌のバランスと整える役割をしてくれます。洗顔するだけで、赤ちゃんのようなぷるぷるなお肌へ導いてくれます。
ルーナス プラケアEQソープ
アウェイク ミネラルブラック
たっぷりのミネラルが配合された桐炭が、皮脂や古い角質を吸着して、皮脂の酸化を抑えてくれる成分が、たっぷり配合されています。保湿効果のある、水溶性保湿成分配合で肌はしっとり、香りのリラックス効果も嬉しいです。
アウェイク ミネラルブラック
ヴァーナル アンクソープ
クレンジングができ、洗浄と保湿までできる、優れたクレンジング石鹸です。クリーミーで弾力のある泡が、しっかりと保湿をしながら、汚れやメイクなどの肌に不要なものをしっかり落としてくれます。
ヴァーナル アンクソープ
HACCI 1912 はちみつ洗顔石鹸
保湿、美白、殺菌効果のあるハチミツを、限界まで配合した洗顔石鹸です。きめ細かいミクロ泡が、毛穴の奥の汚れをしっかりと洗い、何より洗い上がりのしっとり感と、透明感のある肌に仕上げてくれます。
HACCI 1912 はちみつ洗顔石鹸
コスメデコルテ? AQ MW フェイシャル バー
ヒアルロン酸配合で、洗い上がりがしっとり、もっちりのツヤ肌に仕上がります。モチモチとした泡が、古い角質を取り除き、乾燥からも守ってくれます。天然オイルの白檀の良い香りで癒やされます。
コスメデコルテ? AQ MW フェイシャル バー
敏感肌でも安心して使える無添加の洗顔石鹸
マリウス ファーブル サボン ド マルセイユ (無香料)
動物性油脂不使用、100%の天然植物油(オリーブ油、パーム油)使用の洗顔石鹸です。着色料や防腐剤も一切使用されていません。皮脂を取り過ぎないため、敏感肌の方にもおすすめです。洗顔後はお肌がしっとりとなめらかな洗い上がりになります。「釜炊きけん化法」で製造されたフランス製の無添加石鹸です。
マリウス ファーブル サボン ド マルセイユ (無香料)
NATUMULA COSMETICS 洗凛
クレンジングや皮脂汚れ、毛穴の奥の汚れや古い角質、黒ずみやざらつきまでを1つでできる洗顔石鹸です。馬油100%の素地に、天然オイル成分や美容成分が配合された、敏感肌にもおすすめの無添加の石鹸です。洗い上がりが、透明感のあるみずみずしい感じに仕上がります。
NATUMULA COSMETICS 洗凛
a.t.n siosekken 太陽の塩せっけん
植物性の素地に、瀬戸内の天然塩が20%配合された、無添加の洗顔石鹸です。植物性の油脂だけを使い、ヒアルロン酸やコラーゲン、米ぬか抽出成分やアスタキサンチンが配合されています。肌に優しい天然成分配合で、アトピーやニキビなどのお悩み肌や敏感肌の方、赤ちゃんにまで使え皮膚を優しくケアします。
a.t.n siosekken 太陽の塩せっけん
adom 百香草 美肌石鹸
23種類もの天然の和漢植物成分が配合された洗顔石鹸です。うるおいたっぷりの泡が、肌の汚れや老廃物だけを落とすため、うるおいはそのままでお肌にやさしい石鹸です。天然の植物成分が毛穴の奥の汚れや角質も除去してくれるので、清潔な肌を保てることで、ニキビや肌トラブルが起きにくくなる肌に導いてくれます。
adom 百香草 美肌石鹸
うる肌うるり 敏感肌用 しっとりうるおう濃密もっちり泡石鹸
敏感肌の原因にアプローチして作られた、うるおい持続の洗顔石鹸です。オーガニック、アルガンオイル、天然シュガー、グリセリンといった肌に優しい保湿成分がたっぷり配合されています。洗い上がりがもっちりとしているのに、すべすべで気持ちのよい肌質へと変化してくれます。
うる肌うるり 敏感肌用 しっとりうるおう濃密もっちり泡石鹸
雪肌精 化粧水仕立て 石けん
和漢植物成分がたっぷり配合された洗顔石鹸です。洗い上がりもしっとりなめらかに、透明感のあるきめ細かい肌に仕上げてくれます。吸着性のあるモチモチの泡が、毛穴の奥の皮脂や角質を除去し、お肌には優しくケアしてくれます。
雪肌精 化粧水仕立て 石けん
洗顔石鹸の正しい使い方
事前に蒸しタオルで毛穴を開かせる
洗顔前には、あらかじめ蒸しタオルで毛穴を開かせると、汚れが落ちやすくなります。熱すぎるタオルはやけどをしたり、肌にも良くありません。タオルをお湯につけて絞ったときの程よい温度で、タオルを顔全体に覆うようにして2~3分置きます。ただし蒸しタオルなので、冷めてしまっては意味がありません。
電子レンジでタオルを温める場合は、熱くなりすぎないように注意しましょう。(タオルを水に濡らして1分くらいが良いでしょう)
ぬるま湯で顔全体を濡らす
洗顔石鹸を顔にいきなりつけて洗う前に、まずはぬるま湯で顔全体を濡らします。表面の汚れを軽く落としておくと良いでしょう。
泡がもっちりするまで良く泡立てる
石鹸は手のひらか泡立てスポンジを使い、キメの細かいもっちりとした泡ができるまで、良く泡立ててから顔にのせましょう。
皮脂の多い場所から優しく洗う
もっちりとした泡が顔全体にのったら、皮膚を直接洗うというよりは、泡で顔を包むように優しく洗っていきます。洗顔に時間をかけすぎると肌に良くないので、洗う順番としては、特に皮脂の多いと言われるTゾーンから洗うと良いでしょう。
ぬるま湯でよく泡を洗い流す
お湯の温度が高すぎると、余分な皮脂まで落としてしまいます。お湯の温度は33℃くらいを目安に、石鹸の洗い落としがないようにしっかりとすすぎます。すすぎは20~30回ほどを目安にし、このときもゴシゴシと洗わず、お湯で石鹸を洗い流す感じで優しく洗いましょう。
清潔なタオルで水分をふき取る
洗顔後は洗いたての清潔なタオルを使いましょう。二度三度使ったタオルは、細菌が繁殖していてキレイではないため、肌トラブルの原因にもなるります。清潔なタオルでそのまま軽く顔をおさえてから、水分をふき取るようしましょう。ここでもお肌のためには、ゴシゴシとふかないことです。
洗顔後にすぐ保湿を行う
洗顔後は乾燥しやすいので、できるかぎり早くお肌に水分保湿をしてあげましょう。せっかく洗顔でしっとりうるおいのある肌に仕上がっても、放置したままだと乾燥を招き、肌トラブルの原因をつくってしまいます。できれば洗顔後は、しっとりとうるおった肌の状態で、化粧水をつけることが理想です。
洗顔石鹸を使う時の注意ポイント
使用前に爪を切り手を清潔にしておく
洗顔をする前には手を洗いますが、これは手についた雑菌や汚れを落として、肌を清潔にするという意味でもあります。このときに爪が汚れていたりのびていたりすると、肌にも傷がついてしまったり、清潔に使うはずの洗顔石鹸にも、雑菌や汚れがついてしまうことになります。
洗顔は1日に朝と夜の2回だけ
美肌のための洗顔はやり過ぎるのも良くありません。洗顔をすることで、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、トラブルの原因になるからです。洗顔は1日2回、朝と夜だけで十分です。このときに余分なものまで落とし過ぎない、自分の肌に合った洗顔石鹸で洗うと良いでしょう。
目の周りや口周りは泡を乗せるだけにする
目の周りや口周りというのは、皮膚が薄くて刺激を受けやすい部分でもあります。それだけデリケートなので、乾燥を招いてしまうことがありますので、目の周りや口周りは、洗顔石鹸の泡は乗せるだけでも良いでしょう。
泡立てにネットを使う
たっぷりでしっかりした泡というのは、毛穴の汚れを落としたり、洗顔後の化粧水の浸透力を高めるためにも大切な役割をしています。手のひらで泡を作ることも可能ですが、泡立てネットであれば簡単に泡をつくることができます。泡立てネットもいろいろな種類があり、抗菌タイプの泡立てネットもあるので、衛生面にも気をつけて選ぶと良いでしょう。
長時間洗い続けない
長時間の洗顔は、肌に負担がかかりすぎてしまい、乾燥する原因になります。肌にトラブルがあるときは、しっかりと洗顔した方が良いのでは?と思ってしまいますが、長時間丁寧に洗いすぎるということは、汚れは落ちても余計な皮脂まで落としてしまうため、かえってトラブルの元になることを知っておきましょう。
使用後の保管方法はケースに入れて清潔に
洗顔石鹸は、使用後にお風呂場や洗面所などの水気の多い場所に置いておくと、水分で溶けてしまったり、雑菌がつきやすくなります。使用後は直射日光の当たらない風通しの良い場所で、乾燥させてケースで清潔に保管すると良いでしょう。
肌に異常のある時は使用を中止する
石鹸が肌に優しいといっても、配合されている成分によっては、肌に合わない場合があります。肌に傷や赤み、腫れかゆみなどの異常がある場合や、洗顔石鹸を使用して、何らかの異常が出た場合は使用を中止し、ひどくなるようであれば皮膚科を受診しましょう。
洗顔石鹸を使って肌本来の潤いを守ろう
肌は再生(ターンオーバー)を繰り返しながら、新しい肌に生まれ変わっています。
肌が本来持っている働きは、うるおいを保ったり、肌のバリア機能を保ちながら、毎日の正しい洗顔やスキンケアで、肌をすこやかに保つということです。
肌本来のうるおいを保つために、私たちが日々できるお肌のスキンケア方法や、さまざまな種類の洗顔石鹸をご紹介しました。私たちがお肌にできることは、何も特別なことではないということです。
人それぞれに肌のタイプはありますが、自分の肌を知り肌にあう石鹸で洗う、というシンプルなことだけでも、本当は肌には良いのかもしれません。自分の肌本来の持つ力を生かすためにも、正しい洗顔やスキンケアを続けていきましょう。