化粧水と乳液を上手に使いこなす。正しい使い方で効果を発揮させよう

2017.07.01

化粧水と乳液を上手に使いこなす。正しい使い方で効果を発揮させよう

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

いつも使っている化粧水や乳液、その違いについて悩むことはありませんか?また、「美容液」や「クリーム」を使うタイミングがわからない…という方も多いのではないでしょうか。素肌に一番近いものだからこそ、基礎化粧品についておさらいしてみませんか?

INDEX

目次

    化粧水の効果と役割

    肌が保湿されて潤う

    化粧水の役割は肌に水分を補給することです。洗顔後、肌をそのままに放置していると肌からはどんどん水分が蒸発していきます。それを補うのが化粧水です。

    乾燥しにくくなる

    化粧水はただの水ではありません。グリセリン、エタノールなど肌に浸透しやすい成分を配合することで、肌に浸透しやすくなっています。この有効成分によって、潤うだけでなく、乾燥しにくい肌を作っているのです。

    キメが整って肌がきれいに見える

    また、肌の水分がなくなると、皮脂が過剰に分泌され、毛穴が開いたり、キメの荒い肌になってしまいます。それを引き締めて美しく見せるのも化粧水の役割の一つです。

    肌トラブルの予防になる

    肌は水分を失うとガサガサの乾燥肌になるだけでなく、修復しようとする力が逆に働いて皮脂が過剰に分泌された脂性肌になってしまうこともあります。過剰な皮脂が乾燥した毛穴に詰まるとニキビ、吹き出物のの原因になります。こうした肌トラブルを防ぐためにも、化粧水は重要です。

    基本的に内部へ成分は届いていない

    化粧水は、洗顔などで失われた角質層の水分を補うことが目的です。角質層より深く、真皮やその下の身体の内部に成分が沁み込むことはありません。

    角質層は化粧水のように水溶性のものは通しにくいのですが、油溶性の成分は沁み込みやすい性質があります。そのため、「メラニン抑制」「引き締め」など皮膚の奥まで浸透させたい成分はクリームや美容液で補うようになっています。

    時間が経てばある程度蒸発する

    また、補給された水分もそのままにしていると蒸発してしまいます。そのため、クリームや乳液など、フタをしてくれるものが必要なのです。

    水分の蓄積ではなく補給をしてくれる

    このように、化粧水の効果は水分を「貯める」ことではなく、一時的に「補う」ことです。いくら脂性肌や夏の汗をかきやすい時期でも、化粧水だけでスキンケアを済ませると、後から乾燥に悩まされることになってしまいます。

    乳液の効果と役割

    角質層の水分を保ってくれる

    乳液の役割は、化粧水で与えた水分を守ることです。化粧水が水溶性の成分でできているのに対し、肌の「フタ」となる乳液は、多くが油溶性の成分でできています。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    肌の水分量はどのくらいが理想的?保湿をしてくれる皮膚のしくみとは

    水分の蒸発を防ぐ

    せっかく化粧水で与えた水分も、時間がたてば蒸発してしまいます。そこで表皮のフタ、「油脂膜」となって蒸発を防ぎ、バリア機能の働きをするのが乳液です。

    油分のコントロールをする

    また、肌は水分がなくなるとバリア機能を復活させようと過剰に皮脂を分泌する作用があります。これが大人肌に多い「乾燥肌なのにべたつく」という状態です。これを防ぐためにも、化粧水だけでなく乳液の膜が必要なのです。

    先行乳液は導入化粧水のような位置づけ

    「先行乳液」をご存知でしょうか?一般的には化粧水のあとにつける乳液ですが、化粧水を付ける前、洗顔直後につけるタイプの乳液もあり、それを先行乳液といいます。

    先行乳液は肌を柔らかくし、より化粧水を浸透させやすくするためのアイテムです。同時に、肌のバランスを整える基盤のような役割があります。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    乾燥には「先行乳液」化粧水の浸透力を上げるためには?

    化粧水の水分蒸発は防ぐものではない

    先行乳液には、そのあとにつけた化粧水の蒸発を防ぐ効果はありません。そのため先行乳液、化粧水、通常の乳液(またはクリームなど)の順で、肌にフタをしてあげる必要があります。

    クリームと化粧水の中間アイテム

    同じように化粧水で補った潤いをキープするアイテムに「美容クリーム」があります。乳液は保湿力でいうならばクリームと化粧水の中間。肌が十分潤っているときや油っぽく感じるときは、乳液のあとにクリームを重ねる必要はないといわれています。
    逆に、乾燥が気になるときは化粧水、乳液のあとにクリームを使います。特に皮膚が薄く乾燥しやすい目元、口元にだけクリームを使うというテクニックもあります。

    スキンケアの前に済ませておくこと

    爪を切って手を清潔にする

    洗顔中、洗顔後の肌はバリア機能を失い、無防備で外部からの刺激に弱い状態です。手を綺麗に洗い、また、爪の間に汚れが溜まっていないようにしましょう。

    クレンジングでメイクを落とす

    一般的にクレンジングは、しっかりメイクの時は洗顔効果の高いオイルクレンジング、薄めのメイクの時は肌に負担の少ないジェルやミルクタイプのものを使うのが推奨されています。メイクに合わないクレンジングを行っていると、肌へのダメージやメイクの落とし残しにも繋がるので気を付けましょう。

    洗顔で余分な皮脂を落とす

    皮膚は毎日古くなり、新しい細胞に生まれ変わっています。古くなった細胞や皮脂が毛穴に詰まっているとニキビの原因になるため、丁寧に洗顔しましょう。

    すすぎは全てぬるま湯で行う

    洗顔後のすすぎには32℃から33℃、少しぬるいぐらいのお湯を使います。これは熱すぎると肌に必要な皮脂・角質まで落としてしまい、冷たすぎると皮脂が固まって汚れを落としにくいためです。

    ホットタオルで毛穴を開かせておく

    スキンケアの前にホットタオル(蒸しタオル)で毛穴を開かせておくとより効果的です。ホットタオルは、濡らしたタオルを軽く絞り、レンジで1分ほど温めると簡単に作れます。やけどしない程度の温度まで温め、3分ほど顔に乗せて蒸気で毛穴を開かせます。

    洗顔後は間を置かずに保湿に取り掛かる

    洗顔、ホットタオルのあとは肌のバリア機能が何もない状態です。なるべくすぐにスキンケアに取り掛かりましょう。

    スキンケアの正しい順番

    化粧水を手でつける

    化粧水をつけるとき、手のひらから直接付けるのか、コットンを使うのか、どちらにもそれぞれメリットがあります。
    コットンは手のひらと違い平面なので、上手に使えば細かい部分まで化粧水を付けることができます。しかし、化粧水がコットン全体にしっかり沁みていなかったり、使うときに力を入れすぎると肌への負担になります。
    一方、手のひらだとコットンのように肌への負担を心配する必要はありません。また、体温で手のひらと顔の皮膚が温まることによって、化粧水が浸透しやすくなるといわれています。
    化粧水に関しては、直接手から付けるのがおすすめです。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    化粧水の正しいパッティング方法。手とコットンはどちらが正解?

    美容液を手でなじませる

    美容液は、美肌のためのさまざまな有効成分を凝縮して配合したエッセンスのようなものです。化粧水と違い、成分が角質より深くまで浸透します。手でパックするように、じっくりなじませながら沁み込ませましょう。

    乳液をコットンか手でつける

    次に、乳液でフタをします。これもコットンでも手でも構いませんが、乳液をしっかり浸透させるなら温かい手のひらで直接付けたほうが効果的です。

    クリームを手でつける

    クリームはさらに保湿効果を高めるためのものです。ただ、20代前後の皮脂の分泌が活発な頃は、必ずしも必要ではありません。

    ひどい乾燥肌や敏感肌の場合は、外部の刺激から肌を守るために、乳液のあとに保湿効果のあるクリームでさらに保護します。また、目元や口元など、特に皮膚の薄い部分にだけクリームをつける方法もあります。

    導入乳液の場合は化粧水の前につける

    導入乳液を使う場合は、ケアの一番初めにつけます。順番としては導入乳液、化粧水、乳液、美容液の順で、導入乳液を使うときでも必ず乳液はつけましょう。

    化粧水と乳液の使い方のポイント

    どちらも常温で保存しておく

    化粧水も乳液も、高温、低温にならないところに保管します。冷蔵庫で化粧水を保管する方もいますが、使うたびに化粧水が温度変化にさらされてしまうため、劣化が早くなる言われています。

    手のひらで温めてから使う

    常温で保管した乳液は、手のひらで温めながら顔につけます。ハンドアイロンのような形で、顔を包み込むように浸透させると、より吸収がよくなります。

    化粧水はたっぷりと使う

    化粧水はたっぷり、ただし一度にたくさんつけても肌が吸収する前に蒸発してしまいます。少しづつ、2、3回に分けてつける方が効果的です。

    気になるところには重点的につける

    目の周り、口元は皮膚も薄く乾燥しやすい部分です。特に念入りにケアしましょう。ゴシゴシ擦るのはNGです。
    とくに乳液は乾燥しやすいところをメインに優しく塗り込みます。

    指の腹を使って浸透させる

    細かいところは指先を使いたくなりますが、爪で皮膚を傷つけることもあるので注意が必要です。指の腹の部分を使うと、細かい部分も優しく浸透させることができます。

    季節に応じて使う量を調節する

    同じ化粧水・乳液でも、乾燥していたりオイリーだったり、その時の肌の状態によって必要な量は違います。感覚で確かめるためにも、化粧水は手で付けるのがおすすめです。

    化粧水や乳液の間違った使い方

    強く叩くようにパッティングする

    パッティングは力任せにむやみに行うと肌を刺激するだけになってしまいます。特に肌が敏感になっているときや乾燥しているときは、毛細血管が傷ついて「赤ら顔」の原因になることも。
    行うときはなるべく優しく、「叩く」のではなく「塗り込む」イメージで行いましょう。

    ゴシゴシと強く塗り込む

    強くすり込むと成分が浸透したような気になってしまいますがそれは間違いです。顔の皮膚は厚いところでもほど1.5mmほどしかありません。ゴシゴシこするとそれだけで傷ついてしまいます。

    コットンが乾くほど長時間使い続ける

    化粧水や乳液がもったいないから、とコットンが乾くまで使うのは肌を傷つけるだけです。使用後にコットンが毛羽立っていたら使い過ぎのサインです。同様に、はじめから繊維の硬い安いコットンも肌を傷つけています。

    1日に何度もつける

    洗顔は、たとえニキビ肌や脂性肌であっても、朝晩の2回で十分だといわれてます。洗いすぎは逆に肌に必要な皮脂まで失うことになります。
    それと同時に、化粧水を何回もつけるのもよくありません。化粧水が肌から蒸発する際に、皮膚の水分も一緒に出て行ってしまうといわれています。

    長時間コットンでパックを行う

    気軽にできるコットンパックですが、コットンが乾燥するまで置きっぱなしにすると、逆に肌内部の水分まで乾燥していくことがあります。コットンパックの際はコットンが湿っているうちにはがすようにしましょう。

    大見出し:市販で人気のおすすめの化粧水

    SK-II フェイシャルトリートメントエッセンス

    発売から35年、リピーターの多い化粧水です。50種類を超える栄養分を含む天然成分「ピテラ」を配合し、肌のバリア機能である角質層の潤いを整え、ダメージから守ります。
    また、潤い成分が豊富なことで乾燥による小じわも目立ちにくくなります。肌なじみがよく、しっとりとした使い心地も人気の理由です。
    SK-II フェイシャルトリートメントエッセンス

    ディオール スノーブライトニングエッセンスローション

    ディオールの基礎化粧品は肌本来のバランスを重視しながら、若々しい美しさを保ち、高めるために的確に作用する成分を豊富に含んでいます。中でもスノーブライトニングエッセンスローションは、肌にうるおいを与え、透明感あふれる肌へと導く薬用化粧水。抗酸化作用の高いビタミンEをカプセルに閉じ込め、肌に届けます。
    紫外線が降り注ぐ過酷な高山でも真っ白に咲くエーデルワイスのエキスを使用し、日焼けによるシミを予防する効果も期待できます。
    ディオール スノーブライトニングエッセンスローション

    プラスレイ フラーレストモイストローションプラス

    少量でも伸びの良いとろみのある質感で、お値段が手ごろなのもうれしいところ。ヒアルロン酸よりも保水力の高いという「水溶性プロテオグリカン」を配合し、肌内部でのコラーゲン生成を促進、新陳代謝を活発にします。
    さらにヒトのセラミド(細胞と細胞の間で水分を保つ成分)に近い3種の「ヒト型セラミド」を配合し敏感肌、乾燥肌も優しく保湿します。

    プラスレイ フラーレストモイストローションプラス

    イプサ MEエクストラ4

    保湿成分のアルゲルミナEXが肌に潤いを与え、メラニンの生成を抑えながらハリと透明感に満ちた肌に導く化粧水です。 エクストラ4は、みずみずしさとツヤが不足しがちで、全体的なカサつき、シミ・ソバカスなどが気になる肌におすすめ。エクストラ4以外にも、乾燥肌、脂性肌など肌の悩み「素肌型」に合わせた化粧水を選ぶことができます。
    肌が本来持っている「美しくなろうとする力」を引き出す、シンプルで高機能なシリーズです。

    イプサ MEエクストラ4

    クリ二ーク イーブンベターエッセンス ローション VD/DC

    乾燥しやすい日本人の肌のために開発されたローションです。肌に水分を与えるだけでなく、素肌に眠る「水分保持力」を呼び覚まし、自ら水分を蓄えられるもっちり滑らかな肌を目指します。アルコールフリーでスイカ果実エキス、ヒラマメ果実エキスなど天然成分使用なので乾燥肌に悩む方にもおすすめです。
    使用感はさっぱりですが、しっかり浸透しているのが実感できる、効果の感じやすいローションです。

    クリ二ーク イーブンベターエッセンス ローション VD/DC

    市販で人気のおすすめの乳液

    エクサージュ  アクティベーション モイスチュア ミルク III

    乱れがちな角質層のすみずみまで濃厚なうるおいで満たし、しっとりともちもちした触感のしなやかな肌にみちびくドライスキン用の乳液です。
    コクのある感触で肌に溶けこむように浸透しながら、肌の潤いバランスを整え、ふっくらとしなやかな肌に整えます。
    「カスタードクリームのよう」といわれる濃厚なうるおい成分が乾燥肌の傷んだキメをケアし、角質層にボリュームを与え弾力アップ。乾燥ダメージによる乱れをケアします。

    エクサージュ アクティベーション モイスチュア ミルク III

    SK-II  R.N.A. パワー ラディカル ニュー エイジ

    クロレラエキス、シアバターなどの保湿成分で肌のハリを取り戻してくれる年齢肌のためのクリームです。ふっくらとした毛穴の目立たない、キメの整った肌へ導きます。伸びがよく、少量でも肌にすっとなじみながら、翌朝までしっかり保湿できています。乾燥は気になるけれどべたつくテクスチャの苦手な方にもぴったりです。

    SK-II R.N.A. パワー ラディカル ニュー エイジ

    イグニス  エモリエント ネイチャーミルク

    保湿成分としてヨモギエキスを配合した、コクのあるミルクタイプの乳液です。濃厚な保湿成分で、季節の変わり目や乾燥する季節の肌もしっかりと潤します。クラシカルなボトルも、使うたび幸せな気分に。

    イグニス エモリエント ネイチャーミルク

    ミノン アミノモイストモイストチャージミルク

    とろりと伸びがよく、肌にすっとなじんでうるおいを閉じ込める乳液です。乾燥でゴワゴワになった角質層にもじっくり浸透し、なめらかな素肌に仕上げます。べたつく触感が苦手な方にもおすすめです。

    ミノン アミノモイストモイストチャージミルク

    雪肌精 薬用 雪肌精 乳液 エンリッチ

    6種の和漢植物エキスでしっとり濃密な潤い・透明感をキープしながら、「しっとり感」と「べたつきのなさ」を両立しています。植物由来のオイル配合で、内側からふっくらとした、弾力感のあるなめらかな肌を実感できます。

    雪肌精 薬用 雪肌精 乳液 エンリッチ

     

    目的に合わせて化粧水と乳液を選ぼう

    化粧水も乳液も、高いものを使えばいい、たくさん使えばいいというわけではありません。また、周りの評価が高くても自分には合わないタイプの化粧水だった…ということもあります。
    多くの基礎化粧品はトライアルパック(小分けになった小容量のお試し用)が用意されているので、自分の肌質や体質、生活習慣に合ったものを選ぶようにしましょう。

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