目次
ワキガ対策クリームの魅力と効能
肌に負担をかけない
ワキガのニオイ対策には、制汗剤、ワキガクリーム、手術、漢方薬などさまざまな方法があります。制汗剤入りスプレーなどはドラッグストアでも簡単に手に入りますが、もともと汗のにおいを抑えるだけで、「ワキガ用」ではありません。そのためワキガの人がニオイを抑えるために使おうとすると、1日に何度もスプレーする必要があります。肌に負担になってしまいますし、仕事中などはなかなかスプレーをかけなおすことはできません。
わき汗の量を抑えられる
ワキガ臭の原因の一つにわき汗があります。人は誰でもわきに汗の出る腺(汗腺)がありますが、ワキガの人は汗腺から汗と一緒にニオイを発生させる常在菌が多いといわれています。
つまり、汗を抑えることができればそこから発生するニオイも抑えることができるのです。
ニオイを手軽に抑えられる
ワキガはできればまわりから隠したいもの。大掛かりな装置や準備のいらないクリームは気軽に始められて、体への負担も少なく済みます。また、制汗スプレーのシューッという音は意外に気になるもの。その点もクリームは安心です。
外出先でも塗りなおすことができる
特に汗をかく季節は、外出先でもニオイが気になるものです。そんなときもクリームタイプの制汗剤ならサッと塗りなおすことができます。付け直す手間では制汗スプレーも同じですが、やはりワキガ専用クリームの方が効果の持続時間が長いといわれています。
乾かす必要がない
クリームというとべたつくイメージがありますが、最近のものは使い心地もさらっとさわやか。乾かす手間がないので素早く塗って外出することができます。もちろん、外出先でのケアにもおすすめです。
どこに塗れているかはっきりわかる
制汗剤というとスプレータイプのものもありますが、ワキガにしっかり効果を実感したいのならクリームタイプがおすすめ。効果が強いこともありますが、塗れた場所がちゃんと確認できます。
手術に抵抗がある人におすすめ
「ワキガ治療」というと、手術を受けて、原因となる皮脂腺を除去する方法を想像する方が多いのではないでしょうか。しかし、手術は体に負担が大きく、費用も30万から50万と決して安くはありません。また、どうしても手術痕が残ってしまいます。ほとんどの場合日帰り手術が可能ですが、1度の手術ではニオイを発生させる皮脂腺を取り切れない場合もあります。
まずは大掛かりな手術より気軽な対策を試したい…という方にもクリームはおすすめです。
市販のワキガクリームを選ぶ時のポイント
保湿力に優れている
意外ですが、ワキガには保湿が効果的です。というのも、乾燥はワキガを発症する原因の一つになるからです。肌には本来適度な汗や皮脂が必要です。肌が乾燥すると身体はそれを修復しようと働き、普段より多くの汗や皮脂を分泌します。この過剰な汗がワキガのニオイの原因の一つにもなるのです。
菌を抑える成分が含まれている
ワキガはわきの汗腺「アポクリン腺」の分泌物が、わきの下などにいる雑菌によって分解される際に発生するニオイが原因です。そのため、菌の増殖を抑えることは重要です。殺菌・抗菌成分にはとくに注意して選びましょう。
汗を抑える成分が配合されている
通常の汗は成分のほとんどが水分で、わずかに塩分や老廃物を含みますが、透明に近くサラっとしていて、ニオイはほとんどありません。しかし、ワキガの人のわき汗には「アポクリン腺」の分泌物が含まれ、これが雑菌と結合してイヤなニオイの原因になります。
さらに、汗の量が多いほど、ワキガの匂いは強くなるといわれています。汗の量を抑える成分は「制汗剤」などの名称で配合されています。
香りのない無香料
ついついワキガのニオイを香料でごまかしたくなりますが、これは逆効果です。一般的な香料入りの消臭スプレーなどはワキガの人を想定して作られていません。そのため、一時的にニオイはしなくなりますが、時間がたつと香料と汗の混合臭によりワキガ臭がかえってきつくなるケースがあります。
ワキガ臭の改善には、基本的に無香料のワキガ専用消臭剤がおすすめです。
添加物が少なめで肌に優しい
ワキガクリームは長時間つけ続ける必要があります。そのため、化学物質や添加物、香料などによって思わぬアレルギーなどを引き起こすことがあります。なるべく天然由来の成分で、肌に優しいものを選びましょう。
持ち運びに適したデザイン
多くのワキガクリームは1日に何度か塗りなおす必要があります。そのため、ポーチなどに入れて持ち運べるものがおすすめです。また、ワキガ治療薬の中にはパウダー状のものもありますが、外出先では付け直しにくいのであまりおすすめできません。
続けていける価格帯
ワキガクリームは「汗をかく時期だけ」「夏の間だけ」ではなく、長期間使い続ける必要があります。肌への負担ももちろんですが、お財布の負担にもならないものを選びましょう。
人気のおすすめワキガ用クリーム
デオラボ ミョウバン配合デオラボクリーム 40g
ワキガ専用医薬部外品として厚生労働省に認可されたデオドラントクリームです。有効成分として、ミョウバン、緑茶エキス、サリチル酸ナトリウムが配合。とくにサリチル酸ナトリウムは殺菌作用が高く、強力にニオイ菌の繁殖を防ぐ医薬部外品指定成分です。
ニオイの原因となる雑菌・黄色ブドウ球菌やバクテリアを99.9%以上殺菌し、ニオイを根こそぎシャットアウト。汗と肌の雑菌にしっかり対応して清潔な素肌へ導きます。また、保湿成分のある桜葉エキスで、肌を引き締めながら、皮脂過多の原因になる乾燥を防ぎます。柔らかく塗りやすいのでわきの下だけでなく、足や首回りなど、ニオイの気になる発生源を徹底的にカバーできます。
また、肌に合わなかった場合でも初回購入者は全額返金保証がついているので安心してスタートできます(公式サイトから購入した場合のみ)。
ヴィジョンステイト 薬用ネオテクト 30g
ワキガだけでなく、加齢臭、足のニオイなどさまざまな体臭に対応したデオドラントクリーム。特に首、耳、後頭部など年齢とともにニオイの気になる部分にも効果的です。
殺菌成分「シメン5オール」と制汗成分「フェノールスルホン酸亜鉛」のW有効成分で、ニオイの原因菌・バクテリアを香りでごまかさず徹底的に分解、殺菌。ニオイのない状態を長続きさせます。
また、防腐剤、着色料、香料、石油系界面活性剤などは一切不使用の低刺激処方。保湿成分ヨクイニン(ハトムギ)エキスを配合しているので、毎日使っても肌へのダメージを抑えます。汗の量を抑える効果もあるので、汗ジミに悩む方にもおすすめ。塗り心地もベタベタせず、夏場の汗をかく時期でも快適です。
リフレア 薬用メンソレータムリフレア デオドラントクリーム 55g
持ち運びに便利なチューブタイプ(25g)と、おうちで使うのにお得なジャータイプ(55g)のあるデオドラントクリーム。イソプロピルメチルフェノール、ベンザルコニウム塩化物、クロルヒドルキシアルミニウムの3つの殺菌有効成分で、ニオイの原因菌を強力に殺菌します。
汗・水でも落ちにくい高密着処方で、何度も塗りなおす手間もありません。少量で伸びがよいテクスチャーで、塗ってすぐサラサラになるため朝時間のないときでも乾かす手間がかかりません。
リフレア 薬用メンソレータムリフレア デオドラントクリーム 55g
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リフレアのデオドラントクリームはわたしもよく使用しています。 以前は同じリフレアでもクリームではなくロールオンタイプのものを使用していたのですが、1日塗り直さなくても良かったかと言われるとちょっと…という感じで、ちょこちょこお手洗いにいったときなどに塗り直しをしていました。 クリームタイプのものを使用するようになってから朝塗ったらほとんどの場合帰ってくるまでもちます。 いつもより汗をかいてるかなぁと感じたら塗り直しするとよりベターかなと思います。 ちょこちょこ塗り直さなくても言い分、コスパもかなりいいんじゃないかと思いますよ。
デオナチュレ さらさらクリーム 45g
指でしっかり塗れるクリームタイプですが、サラサラ仕上げで白残りしにくいのが特徴です。有効成分のミョウバン、イソプロピルメチルフェノールなど肌にぴったり密着し、ニオイをしっかり抑えます。同じシリーズで、手の汚れないロールオンタイプ、ハッカ油入りのひんやりタイプなど選べるラインナップも人気の秘密。一度使うと手放せない!という人も多い商品です。
ラヴィリン アンダーアームクリーム 12.5g
汗や体臭に悩む女性兵士のために開発されたというデオドラントクリーム。なんと最大、1度で1週間効果が持続するとまでいわれています。
ニオイの原因となるバクテリアを殺菌するのではなく、中和することでニオイの元をなくしてしまうので、スポーツや入浴をしても効果が持続します。1度塗ったら、次にニオイが気になってくるまで塗りなおさないのがポイントです。
世界20か国で販売実績があり、これだけの消臭効果がありながらも、お肌にやさしいアルコール・アルミニウム塩フリーです。ハーブエキス配合で敏感肌の方でも安心です。
CLEANEO クリアネオクリーム 30g
パラフェノールスルホン酸亜鉛、イソプロピルメチルフェノール、2つの有効成分に、柿渋エキス、セ一ジエキス、シャクヤクエキスなど7つの植物由来エキスをプラス。特に柿渋エキスは古くから抑臭には必須といわれています。
殺菌・制汗効果だけでなく、肌へのやさしさを追求し、パラベン、香料、タ一ル系色素、ミネラルオイル、石油系界面活性剤などは一切不使用。ヒアルロン酸Na、甘茶エキスデリケートでお肌の潤いを保ちます。
コンパクトなクリームタイプだけでなく、より広範囲のニオイに効果的なボディーソープもあるのでライン使いする人も。
Cha.lu.la(シャルラ) 72hクリーム 50g
防臭と制汗にこだわった、長時間サラサラ快適な薬用デオドラントクリーム。有効成分・イソプロピルメチルフェノールで気になるニオイの元から殺菌し、クロルヒドロキシアルミニウムで毛穴を引き締め、汗の出る量を抑え、ニオイを元からブロックします。
ローズマリー、カモミールなど8種類の植物エキス配合で、特に消臭効果の強い柿渋エキス(カキタンニン)を高配合。タンニンが悪臭成分と化学的に結合することで消臭効果を発揮します。無香料・無着色・パラベンフリーで年齢、性別問わず全身に使えます。
withCOSME(ウィズコスメ) ラポマイン 24g
ワキガに悩む女性のための、ワキガケア専用デオドラントジェルクリームです。肌は汗を抑えて乾かそうとすると、バリア機能修復のためかえって汗や皮脂を分泌させます。ラポマインではそんな肌のメカニズムに着目し、乾燥させるのではなく、あえてしっとり保湿することでニオイの元となる汗、皮脂の分泌をおさえます。
また、有効成分・イソプロピルメチルフェノールで雑菌を99%徹底的に除菌。分子レベルでニオイの元をシャットアウトします。カモミールヤイソフラボンでわきの黒ずみケアもできる1本です。
リベルタ QB デオドラントクリーム
ウォータープルーフだから、シャワーを浴びても効果の続くデオドラントシリーズです。汗にも水にも強く、気になる汗とニオイをしっかり抑えます。殺菌成分・イソプロピルメチルフェノール、 トリクロサン、制汗成分・酸化亜鉛という3種の有効成分を配合することで、雑菌の繁殖を防ぎ、どんなタイプのワキガにも効果的。
また、肌のことを考えた無香料・無着色・アルコールフリー・アルミニウムフリーのアレルギーテスト済み。保湿成分として天然ホホバオイルを配合しています。無香料なので自分の好きな香りを邪魔しないところがいい、との声も。
しっかり塗りこみやすいクリームタイプのほか、全身に使えるボディーソープ、携帯にも便利なバータイプなどのラインナップがあります。
H・ミッテル H・ミッテルクリーム
殺菌成分がニオイのもとになる雑菌を殺菌し、気になる汗のニオイをしっかり抑えます。さらっとした感触の白色のクリームは、直接塗れるドーム型容器で手も汚れません。お出かけ前にひと塗りするのはもちろん、カバンの中にしまっておいても、ニオイが気になるときサッとひと塗りできます。1日数回すり込むことで、気になるニオイを徐々に元から防いでいきます。
有効殺菌成分・イソプロピルメチルフェノール、パラフェノールスルホン酸亜鉛のほか、古代から皮膚を保護するハーブとして用いられてきた「アルテア」、「セージ」などの肌に優しい保湿成分ハーブを配合しています。
withCOSME(ウィズコスメ) サラフェ
わき、背中、首元や胸元はもちろん、顔にも使える制汗ジェルです。毎朝塗るだけで、一日中汗を防ぎ、さらさらに。わき汗が気にならないのはもちろん、顔に塗ればメイクが汗で崩れる心配もありません。
有効成分・フェノールスルホン酸亜鉛は、肌を密封してしまうことなく、毛穴から出る汗だけに吸着して流れるのを防ぐ新成分。敏感な顔や面積の広い部分も圧迫感を感じることなくカバーすることができます。そのほかにも、ナノセラミド、ダイズ種子エキス、茶エキスなど、植物性の成分でお肌を整えつつ、合成香料、着色料、鉱物油などの添加物は一切含まない薬用化粧品です。
ワキガクリームの豆知識
通販のものは価格が高く効果も高い、薬局のものは価格が安く効果が低い
日本人でワキガに悩む人は10%ほどだといわれています。つまり、薬局、ドラックストアで売られているほとんどの制汗剤はワキガの人を想定して作られていません。これらはワキガ以外で、汗のニオイを抑えたい人や、清涼スプレーとして使う人を想定して作られたものです。そのため、ワキガのニオイを元から立つような効果はありません。むしろ、ワキガ臭と香料が混ざって余計にニオイがひどくなってしまうこともあります。
特に差が出るといわれているのが、効果の持続時間です。市販の制汗スプレーなどは1回スプレーすると一時的にニオイは軽減されますが、ワキガの人は数時間おきにスプレーしなおさないとニオイが気になってくるようです。
価格が多少高くても、「ワキガ専用」のものを選んだ方が、長期的にみるとお得です。また、何度もスプレーやクリームを塗りなおす肌への負担を考えても、価格の安い商品はおすすめできません。
効果が見られない場合は返金保障制度を利用する
同じ「ワキガ」といっても、生活習慣や汗の量、ニオイの強さは人によって異なります。そのため通販の製品には、「返金保障制度」が利用できるものがあります。
ワキガクリームを購入する際は、「サンプルがあるのか」「返金保障はあるのか」「何日以内なら返品できるのか」もチェックしておくと安心です。また、通販の場合は公式サイトから購入しないと返金されない、などの条件もあります。
海外製のものは効果が強力だが刺激が強い
アメリカやヨーロッパなどでは日本よりも多くの人がワキガに悩んでいるといわれています。「それなら日本よりもいい治療薬があるかも!?」と思ってしまいますが、海外の製品は日本人の肌には合わないものも多いのです。
海外で人気のクリームでも、肌の弱い人が使用すると、痒くなったり、かぶれるてしまうこともあります。また、海外製のものはもともとの香りが強く、ワキガとニオイが混ざって余計に気になる場合もあります。海外の制汗剤を購入する際は、口コミサイトなどでよく比較し、肌に合わないと思ったらすぐ使用を中止しましょう。
ワキガクリームの効果的な使い方
事前にわき毛の処理をしておく
たとえわきを見せない季節でも、わき毛の処理は大切です。わき毛があるとニオイのもととなる雑菌が繁殖しやすくなるだけでなく、脇汗もかきやすく、蒸れやすくなってしまいます。また、毛がある状態ではワキガクリームをしっかり浸透させることができません。
どのシーズンでもきちんと処理する習慣をつけましょう。
わきを丁寧に洗浄してから使用する
菌や汗がわきについた状態でワキガクリームを塗っても、あまり効果はありません。むしろ汗と香料が混ざって余計に臭くなってしまうこともあるので、ワキガクリームを塗る前には、必ず湿ったタオルやウェットティッシュなどで汗を拭きましょう。その方が、クリームの効果持続時間も長くなるといわれています。
お風呂上りにわきを清潔なタオルでふく
意外に思われるかもしれませんが、就寝中も人はしっかり汗をかき、わきでは雑菌が繁殖しています。お風呂上がりの汗や菌・皮脂や汚れなどが何もない状態のわきにクリーム塗りこむと、菌や汗がしっかりと抑制されます。
タオルで、わきの下の水分を雑菌のついていない清潔なタオルでしっかり拭き取ってから、ワキガクリームを塗りこみましょう。
乾燥する前にすぐ塗る
ワキガにとって汗は大敵ですが、逆に乾燥しすぎるのもよくありません。適度な汗や皮脂や汗は肌のバリア機能です。肌は乾燥すると、このバリア機能を復活させようと、かえって皮脂や汗、脂を出して保湿します。これがニオイのもとになることもあるのです。
多くのワキガクリームには保湿成分が含まれているので、お風呂上りのスキンケア中など、肌が乾燥してしまう前に塗るようにしましょう。
朝使う場合はシャワーを浴びてから
就寝中、汗をたくさんかいたわきにクリームを塗ってもあまり効果がありません。朝にクリームを使う場合でも、シャワーを浴び、わきを清潔な状態にしてから塗るようにしましょう。この時にわき毛の処理もしてしまうとより効果的です。
ワキガクリームでニオイの悩みを解消しよう
日本人は10人に1人がワキガに悩んでいるといわれています。つまり、体質や生活習慣、症状の重さやニオイの強さによって、治療方法も十人十色。口コミで「いいかも!」と思った商品が必ずしも自分にも合うとは限りません。
かといって、「ワキガは治らない…」「手術するしかない…」と悲観する必要はありません。最近では国内はもちろん、海外の製品も気軽に試せるようになってきました。自分に合ったワキガクリームを見つけてニオイの気にならない生活を目指しましょう!