目次
寝る前に食べるだけのハチミツ ダイエット
ハチミツダイエットとは寝る前にハチミツを食べるだけという、かんたんなダイエット方法です。イギリスで人気になったダイエット方法。ハチミツは美容に良いとされ、いろいろな化粧品にも使われています。寝る前にハチミツを食べることで脂肪燃焼に繋がるといううれしいダイエット方法です。
▼さらに詳しい解説はこちら
ニキビにはちみつが効果あり?おいしいだけじゃない万能美容食品
ハチミツはダイエット中に食べても大丈夫?
ハチミツは甘いですし、しかも夜に食べるなんて太ってしまうのではないかと思ってしまいますが、大量に食べるわけではないので太りません。ハチミツはダイエットに必要な成長ホルモンをしっかりとサポートしてくれます。
ハチミツに含まれる栄養素と効果
成長ホルモンのサポート
成長ホルモンとは脳から分泌されているホルモンです。自律神経の副交感神経(脳がリラックスしているとき)が優位になっている夕方から夜や、睡眠中に多く分泌されます。成長ホルモンの働きはとても身体にとても重要で身体の成長、脂質・糖質の代謝を促進してくれます。皮膚を健康に保ったり、成長ホルモンを出すには脳に十分なエネルギーが必要です。
そのエネルギーというのがブドウ糖のことで、肝臓に蓄積されたブドウ糖を使ってエネルギーへと変えていきます。ハチミツの80%は糖質であり、ブドウ糖や果糖になります。
ハチミツのダイエット効果
ハチミツを夜食べることによって、成長ホルモンの働きに必要なブドウ糖を摂取できます。しかもハチミツは天然甘味料ですし、栄養も豊富に含まれており白砂糖よりもカロリーが低いのが特徴です。
成長ホルモンを分泌されると、体脂肪を燃やしてくれます。このときにブドウ糖が足りていないと体脂肪を燃やせませんし、ブドウ糖が足りないために脳は筋肉を分解して、自分でブドウ糖を作り出します。筋肉から作り出されたブドウ糖は成長ホルモンが分泌されにくいブドウ糖です。成長ホルモンをしっかり出して代謝をううまく行うためにも、ハチミツのブドウ糖が最適です。
睡眠ホルモン分泌で安眠作用
ハチミツにはトリプトファンという成分が含まれており、体内に吸収されるとセロトニンに変化します。このセロトニンは睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を促進してくれるのです。睡眠ホルモンが分泌されることによって、体内の温度を低くして睡眠に入りやすくしてくれます。就寝中に1番成長ホルモンが分泌されるのでうれしい効果ですね。
夜ブドウ糖が足りなくなると脳は肝臓に溜まったブドウ糖を使うのですが、このときにコルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンも一緒に出してしまい不眠の原因となってしまいます。
ハチミツを寝る前に摂るだけで成長ホルモンに必要なブドウ糖を摂取できるので、安眠効果があり身体にも良いです。
場内環境改善によるダイエット・美肌・アンチエイジング効果
ダイエット効果以外にも美肌、アンチエイジング効果が期待できます。ハチミツにはグルコン酸という成分が含まれており、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる作用があります。
腸内環境が整うことで便秘が解消し、体内に有害な物質も外に排出してくれるためダイエットをサポートしてくれます。便秘が解消することで肌トラブルもなくなり美肌効果も期待されます。
ビタミンC、ビタミンBが豊富に含まれており、皮脂の分泌量を調整し殺菌・抗菌までしてくれるのです。ビタミン・ミネラルが豊富に含まれているので抗酸化作用が期待でき、肌や身体の酸化を防いで健康的で美しい肌・身体を保ってくれます。
ハチミツの種類とカロリー
ハチミツにはどの花から採れた蜜かによって分けられていて、売られているハチミツにはだいたい花の種類が書かれています。花の種類によって香り、色、味が違ってきます。栄養素も違ってくるので調べて自分のお気に入りのハチミツが見つけて、ダイエットも長続きさせましょう。
レンゲ
レンゲの花から採れたハチミツです。一般的なハチミツでスーパーなどで売られているハチミツもレンゲハチミツが多いようです。まろやかな舌触りで、上品なコクのある優しいハチミツです。
少し酸味がありますがフローラルな良い香りがします。中国産のレンゲハチミツも出回っています。癖がないハチミツなので、そのまま食べるのはもちろん肉や魚料理にも使われています。どんな料理にも使えるソフトなハチミツなので、ハチミツ初心者の人はレンゲハチミツからトライしてみると良いでしょう。
アカシア
アカシアハチミツもレンゲはちみつに次いで有名なハチミツとなっています。このアカシアハチミツは低温でも固まりにくいというのが特徴です。他のハチミツだと冬になると固まってしまい使いづらくなってしまうのですが、アカシアハチミツは果糖が多いため固まりづらいのです。冬でもトロッとしたハチミツを楽しむことができます。
果糖が多いということはブドウ糖が多いということなので、ハチミツダイエットには向いていますね。ハチミツ特有の喉が焼けるような甘ったるさはなく、比較的後味がスッキリしているハチミツです。パンにかけたり、そのまま食べたりという調理しない食べ方に向いているハチミツです。
みかん
みかん花ハチミツは知らない人もいるかも知れませんが、人気のハチミツです。独自のみかんの香りがします。柑橘系特有の味と香りがするため柑橘系が好きな人には向いているハチミツです。
味はみかんの香りと甘酸っぱさが特徴的です。透明感のある金色で粘っこいハチミツになります。ヨーグルトに入れたり、紅茶に入れたりすると独特の柑橘系の匂いが漂いリラックスさせてくれます。味も濃厚で普通のはちみつにアクセントが欲しい人におすすめです。
マヌカ
最近人気になっている、ニュージーランドに生息しているマヌカの花から採れたハチミツ。普通のハチミツに比べて値段が高く栄養も豊富に含まれています。偽物のマヌカハニーも出回っているので、購入の際には注意が必要です。
マヌカハニーは殺菌効果が他のハチミツと比べてとても高く、ニュージーランドでは薬のように使われてきました。腸の中にいるピロリ菌や大腸菌など有害な菌を殺菌し、腸内環境を改善してくれます。
マヌカハニーには果糖が多いので、就寝前に食べるのに向いています。味に少し癖があるので苦手な人もいますが、慣れてしまえばおいしく食べられるハチミツです。
ラベンダー
ラベンダーハチミツはその名の通りラベンダーの花から採れたはハチミツで、ラベンダーのハーブの良い香りがします。
ハチミツの甘みはスッキリとしていて、後からハーブの香りが漂います。ラベンダーのハーブの効果で心を落ち着かせ、心地よい眠りに導いてくれるため、不眠症の人には最適なハチミツです。その上品さと香りからフランスでは、とても人気のあるハチミツです。
ハチミツ ダイエットの方法
夜寝る前に食べる
ハチミツダイエットの方法は寝る1時間前にハチミツ大さじ1杯くらいを、そのまま舐めたりお湯に溶かして飲むだけです。不眠症の人はホットミルクに溶かして飲むと安眠効果をより期待できます。ハチミツは人工甘味料が入ったものや、製造過程で熱が加えられたものは極力避けるようにしましょう。
何も加えられていない天然ハチミツは栄養分が豊富に含まれており、ダイエットにも身体にもとてもおすすめ。ハチミツダイエットは十分な睡眠を取り、成長ホルモンを出すことが大切なので睡眠時間をしっかりと確保して十分な睡眠を摂るようにしましょう。
質の良い睡眠のためにできること
成長ホルモンは睡眠のゴールデンタイム22時~2時に寝ることで多く分泌されるので、その時間帯には睡眠を摂るようにしましょう。人によって違いますが、6~7時間は睡眠を摂るのが理想的です。眠りについてから4時間は一番眠りが深く、成長ホルモンが分泌されるので少なくても4時間は寝ると良いです。
眠りの質を良くするためにも就寝3時間前には夕食を終わらせましょう。胃の中に食べたものが残っていると睡眠を妨げてしまいます。お風呂に浸かって身体を温めることで快適な睡眠に繋がります。40度くらいのお湯にリラックスして浸かって身体を温めましょう。入浴剤などを入れて香りを楽しむともっとリラックスできます。
コーヒーなどのカフェインを含んでいるものは眠りの妨げになるので、夜は極力飲まないようにしましょう。
初めは、夜なかなか眠れないという理由でただ牛乳を温めただけのホットミルクを飲んでいました。ある日なんとなく甘い牛乳が飲みたくなって、ハチミツを溶かしてみたら甘すぎず、優しい味でよく眠れました。また、1週間ほど飲み続けた時、便秘気味だったのが快調に。私の場合、ハチミツ入りホットミルクで不眠と便秘解消を感じることができました。
ハチミツ ダイエットのおすすめレシピやメニュー
ハチミツダイエットははちみつをそのまま食べるのが基本ですが、美容効果のある食材と組み合わせたり甘いお菓子が食べたいときなどに、はちみつを使ったスイーツを作ると良いです。ハチミツを使えば白砂糖よりもカロリーを低く抑えられ、栄養も取ることができます。
水切りハチミツヨーグルト
食材
ハチミツ40g
レモン汁:大さじ1
無糖ヨーグルト(水切りしたもの):適量
レシピ
1.ハチミツとレモンを混ぜ合わせる。
2.水切りヨーグルトに1をかけ盛り付ける。
ヨーグルトには整腸作用があるので、ハチミツとヨーグルトを一緒に食べることで便秘解消が期待できます。レモン汁を加えることで整腸効果があります。
ハチミツレモン
食材
レモン1個
ハチミツ適量
レシピ
1.保存瓶を熱湯で消毒します。
2. レモンの皮を残したまま、薄く輪切りにする
3.保存瓶にレモンを入れレモンがかぶるまでハチミツを流し込みます。
4.上下を返して混ぜながら冷蔵庫で保存し、3日ほど待ってから食べましょう。
レモンには便秘解消、デトックス、むくみ改善、新陳代謝をあげるなどのダイエット効果があります、低カロリーなので、ハチミツと合わせて食べることでダイエット効果を期待できます。レモンは皮をむかない方が栄養分を摂取できますが、レモンの皮に付いている防腐剤が気になる人は塩でこすり洗いしてから調理すると良いです。
生姜のハチミツ漬け
食材
ハチミツ(200ml)
生姜1片(100g~200g)
作り方
1.生姜は皮の薄いものを購入してください。
生姜を良く洗ってスライスし、ボールに水をはります。ボールに切った生姜を入れアクを抜きます。
2. 生姜はできるだけ薄めに切ってりましょう。
3. 保存用の容器にショウガを入れ、その上からハチミツをかけます。
そのまま涼しい場所で1週間ほど寝かせて完成です。
引用元:http://www.syouga.net/dessert/honey.html
1回作って瓶詰めしておけばそのままお湯に溶かして飲んだり、デザートにかけたり、料理にアクセントとして使うこともできます。余った生姜は料理に使ったり、入浴剤にしたりして活用することもできます。生姜は身体を温めてくれるので、新陳代謝が上がりダイエットにも向いています。
ハチミツプリン(10個分)
食材
<カラメルソース>
・ハチミツ大さじ6
・水、湯各大さじ2
<プリン液>
・牛乳 500ml
・はちみつ 大さじ6
・卵 4個
作り方
1 .小さめの鍋にハチミツと水を入れ、強火にかける。少し色づいてきたら火を止めて湯を加えます。
2.プリン型にカラメルソースを同量ずつ入れます。
3.鍋に牛乳とハチミツを入れて、弱火にかけながら混ぜ合わせ、温め沸騰直前で火をとめる。
4.ボールに卵を入れ、しっかり溶きます。人肌程度の温度になった3をいれて混ぜ合わせます。
5.4をこし器に通してこした液ををプリン型に均等に分けます。
6.蒸し器に入れ20分たったら竹串を刺して確認し、竹串に何もつかなくなるまで蒸し器で蒸します。
7.少し冷めてから冷蔵庫で冷やして、できあがり!
引用元:http://tsuchiyayoho.com/sub20.htm
たまにはハチミツだけじゃなくてデザートを食べたたくなりますよね。そんな時は手作りハチミツプリンを作ってみましょう。ダイエット中の人は控えた方が良いのですがダイエットで食べたいものを我慢してしまうと、ストレスになってダイエットがうまくいかなくなってしまいます。たまには息抜きでデザートを食べる方がストレスにならずに済みます。
ハチミツホットミルクアレンジ
材料
ハチミツ(大さじ1)
牛乳(コップ1杯)
*アレンジ
いちご、りんご、生姜、バナナ、シナモン、バニラエッセンス、大根、
オレンジ、ハーブなど
作り方
1. 牛乳を電子レンジか鍋で温めます。
2. ハチミツ大さじ1を入れてはちみつをよく溶かします。
3. アレンジを加えたい時は、食材をはちみつミルクに入れてできあがり。
牛乳にはカルシウムやビタミン、ミネラルが豊富に含まれているのでとても身体に良いです。牛乳にはタンパク質が含まれているのですが、鎮静効果がありリラックスすることができます。牛乳のタンパク質が睡眠を誘うメラトニンという成分を引き出してくれ、眠りに入りやすくしてくれるので不眠症の人にはホットミルクは効果的です。
いろいろなアレンジ方法がありますが、ビタミンが欲しいときはフルーツ、喉が痛いときは大根、リラックスしたいときはハーブ、身体を温めたいときはシナモンや生姜など使い分けると健康管理を徹底できます。
ハチミツ ダイエットで気を付けること
バランスの取れた食事
ハチミツダイエットは夜寝る前にはちみつを食べるのがおすすめですが、ダイエットの基本はバランスの取れた食生活です。夜にはちみつを食べてるからといって偏った食生活をしていると太ってしまいます。栄養のあるバランスのとれた健康的な食生活を心がけましょう。
糖質・タンパク質
ハチミツには多くの糖質が含まれているので、今まで通りの食生活にはちみつをプラスすると太ってしまう原因になります。夜は糖質・タンパク質をいつもより少なくするなど工夫して、ハチミツダイエットを行いましょう。
睡眠
ハチミツダイエットは十分な睡眠を取らなければ、効果が得られないので必ず睡眠をしっかりと取るようにしましょう。成長ホルモンは入眠してから4時間の間に1番多く分泌されるので、忙しい人でも4時間は必ず睡眠時間を確保するのが理想です。
さいごに
ハチミツを食べるだけで痩せることができるハチミツダイエットは魅了的です。夜しっかりと寝てハチミツの効果を十分に発揮すれば、無理せず痩せることができそうです。規則正しい食生活などを意識しながら、ハチミツダイエットを成功させましょう!