ひどいニキビ跡を軽くするには?タイプ別ケアですべすべお肌に

2017.05.30

ひどいニキビ跡を軽くするには?タイプ別ケアですべすべお肌に

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

ついできてしまったニキビ。「正しい治療をしなかったせいで、跡が残ってしまった」と悩んでいる方も多いことでしょう。ニキビ跡のタイプ別の対処方法を知って、気になる肌のコンプレックスを改善していきませんか?

INDEX

目次

    タイプ別に見るニキビ跡の種類

    顔や身体に残ってしまったニキビ跡、悩んでいませんか?
    ニキビ跡とひとことで言っても、主に5つのタイプに分けられます。まずは、自分のニキビ跡のタイプを把握しておくことが大切。それぞれ特徴や対処方法も変わってきますので、正しいケアをして、より理想のお肌に近づけたいですね

    【色素沈着タイプ】特徴と原因

    色素沈着タイプは、ニキビが進行してしまいシミのように黒や茶色に変色してしまったニキビ跡のことを指しています。

    ニキビが色素沈着してしまう原因は、メラニンです。アクネ菌が増殖し、ひどい炎症を起こすと、メラノサイトというメラニンを作る細胞が「お肌を守らなくては。」と活発に働きます。そして、メラニンがたくさん作られ、シミやそばかすのように茶色みを帯びたニキビ跡となってしまうようです。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ニキビ跡が色素沈着してしまった肌。自分で治すポイントは?

    【赤みタイプ】特徴と原因

    赤みタイプのニキビ跡とは、一見、赤ニキビのように見えますが、皮膚の盛り上がりや痛みがなく、お肌に赤みだけが残っている状態のことを指します。

    この赤みタイプのニキビ跡は、2種類に分けられます。
    1つは、ニキビの炎症を毛細血管が集まり赤く見えるもの。2つ目は、さらに悪化して毛細血管が壊れ、血液が流れ込んでしまったものです。

    わたしたちの身体では、皮膚に傷ができた際に、免疫細胞が働いて毛細血管を集結させて、傷を治そうとするのですが、それと同じことがニキビの炎症にも起きています。免疫細胞が必要以上に反応してしまうことがあり、毛細血管が損傷を受けると、健康な細胞にまでダメージを与えてしまうのです。

    【クレータータイプ】特徴と原因

    クレーターと真皮層ビ跡が陥没し、お肌が凸凹になってしまった状態のことで、お肌の真皮層やそれよりも深い部分にまで炎症が及んでしまうことが原因です。

    わたしたちのお肌は、表皮、真皮、皮下組織の3つの層に分かれており、真皮層にはお肌にハリや弾力を与えるコラーゲン線維やエラスチン線維が含まれています。ターンオーバーが行われないため、コラーゲンがダメージを受けてしまうとクレーターとなってしまうことがあります。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    【ニキビ跡・クレーターを化粧水で改善】なかなか消えない悩みを解消

    【ケロイドタイプ】特徴と原因

    火傷の跡のように、ふくらんで赤みを帯びたニキビ跡のことをケロイドと言い、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と真性ケロイドの2種類に分けられます。

    ケロイドタイプのニキビ跡のほとんどは、肥厚性瘢痕です。ニキビの炎症が真皮や毛包などに及ぶことで、コラーゲンなどの線維が過剰に作られてしまうことが原因と言われています。真性ケロイドも同じ原理ですが、コラーゲン線維の生成が止まらず、ケロイドが徐々に大きくなっていくことが特徴。真性ケロイドは、遺伝的な要素が大きいと考えられています。

    【しこりタイプ】特徴と原因

    ニキビが治ったかと思いきや、お肌に熱を持ったしこりができてしまうことがあります。同じ場所に何度もニキビができることで、しこりとなってしまうことが多いようです。

    しこりの原因は、皮膚の再生機能が乱れてしまうことにあります。ニキビを繰り返し、真皮や皮下組織がダメージを受け続けると、お肌を元に戻すためにコラーゲンなどの細胞が必要以上に作られてしまいます。しこりとなってしまうと、セルフケアでの改善は難しくなります。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    ニキビ跡にはどうしてしこりができる?ニキビ跡に悩まない肌へ

    ニキビ跡のケア方法

    自宅でのケア方法

    1.色素沈着タイプは角質ケア

    紫外線に当たることでメラニンが増加すると、治りにくくなってしまいますので、日ごろから日焼け止めを塗ることが第一です。また、美白成分が配合された化粧水・クリームでメラニンの生成を阻害したり、ピーリング剤を使って古くなった角質を定期的に落としたりしていくことで、シミが薄くなることがあります。

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      ひどいニキビ跡を軽くするには?タイプ別ケアですべすべお肌に
      175-2:自宅でのケア方法 1.

      私は色素沈着タイプで顔にいくつか跡がありましたが、角質ケア、そして肌のターンオーバーの活性化が大事なので、オイルをお風呂上がりに部分的に使用しています。角質ケアは毎日続けると刺激になる事がありますが、オイルなら毎日使えます。今は気がつかないほどに薄くなりましたが、やはりすぐには効果は出ませんので、気長に続けることが大事。

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    2.赤みタイプはビタミンC補給

    赤みタイプのニキビ跡のケアには、ビタミンC誘導体や抗炎症効果のある化粧品を使ってスキンケアを続けていきます。ビタミンC誘導体とは、ビタミンCをお肌に吸収しやすくした成分です。皮脂を抑制したり、コラーゲン線維を増やしたりする働きがあります。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    化粧水で肌美人に。悩みを解決してくれるビタミンC誘導体とは

    3.クレータータイプはピーリングも

    クレーターは、医療機関で治療を行うことが一般的ですが、AHA系のピーリング剤やピーリング化粧水を使って古い角質層を取り除くケアを続けていくことによって、目立ちにくくさせることができます。ピーリングはやりすぎると逆効果ですので、用法を守って行うこととが大切です。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    おすすめなピーリングジェルまとめ。ターンオーバーを促進させよう

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      ひどいニキビ跡を軽くするには?タイプ別ケアですべすべお肌に
      175-1:1.色素沈着タイプは角質ケア

      ニキビ跡は肌のターンオーバーで徐々に薄くなっていきますが、食生活の乱れや睡眠不足やストレスなどで正常なサイクルにならない時もあります。まずは生活習慣を見直すことが大切だと思います。それに加えて私はピーリングでターンオーバーを促していますが、とてもオススメです。ジェルタイプのものを使っていて、肌にのせて優しくクルクルとなじませるとポロポロ角質がとれます。化粧水の浸透も良くなり化粧ノリも抜群です!ただ、やりすぎは良くないので週に2回ほどにしています。

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    背中のニキビ跡も自宅でケア

    女性であれば、背中が見える洋服を着たり、ビキニを着たりと夏場に背中を露出する機会も少なくありません。そんなとき、背中にニキビやニキビ跡があったら、おしゃれのワクワクも半減してしまいます。

    背中にできるニキビ跡は、色素沈着、赤み、クレーターの3タイプ。基本的には顔にできたニキビ跡と同じようにケアをしていきますが、顔にできるニキビとは原因菌が違う場合が多いようです。顔ニキビはアクネ菌によるものですが、背中ニキビのほとんどはマラセチア真菌というカビの一種。マラセチア菌に有効な成分といわれているイソプロピルメチルフェノールなどが配合された化粧品を選ぶことがおすすめです。

    背中は、他の部位と比べて皮膚が厚くできています。皮脂が分泌されやすく、衣服に擦れて気づかぬうちに刺激を与えてしまうこともあります。手が届きにくく、ケアしにくい場所なので、化粧水やクリームを使ってお肌の感想を防ぎましょう。

    週に1~2度のピーリングで古い角質を取り除いていくことで、よりきれいな背中を手に入れることができます。ニキビをあらかじめ予防することがとても大切ですね。

    皮膚科での治療方法

    クレータータイプの場合

    自宅ケアは、長い年月が必要とされてしまいます。ひとりでケアしようとせずに医療機関に相談することがおすすめです。

    美容皮膚科やクリニックなどで行うケアとして有名なのが、ケミカルピーリング。これは酸性のピーリング剤を皮膚に塗り、古い角質や毛穴に詰まっている角栓などを溶かして取り除いていくそうです。

    ほかにも、レチノイン酸などのニキビに有効な塗り薬が処方されることもあります。

    ケロイドタイプの場合

    ケロイドタイプのニキビ跡は、セルフケアだけで治すことは難しいようです。基本的なセルフケアを行いながら、医療機関での治療を行う必要があります。

    皮膚科や美容クリニックなどでは、リザベンというケロイドの症状を抑える内服薬やステロイド軟膏、ヒルロイドなどの塗り薬が処方されることが多いようです。また、ステロイド注射やレーザー治療を行うことで、赤みやふくらみを軽減させることができると言われています。

    しこりタイプの場合

    しこりとなってしまったニキビ跡も自宅で治すのは難しいと言われています。刺激しすぎるとより治りにくくなってしまうので、自宅での過度なピーリングは絶対にしないようにしましょう。

    赤みを帯びて炎症を起こしている新しいしこりには、ケロイドと同じようにステロイドやリザベンが処方されることがあります。

    既に炎症が治まり、瘢痕状態となってしまったものは、レーザー治療やケミカルピーリングが行われますが、いずれも保険適用外となってしまいますので、なるべく早期発見、早期治療が大切です。

    ひどいニキビ跡にならないための心がけ

    バランスの良い食事を意識する

    お肌はわたしたちが食べたものによって作られていきますので、ニキビ肌を改善するにはバランスの良い食事が欠かせません。ここでは、美肌作りのために特に取っておきたい3つの栄養素を見ていきましょう。

    1.たんぱく質

    たんぱく質はお肌を作る元となる栄養素です。コラーゲンの生成を促し、健やかなお肌へと導いてくれます。お肉や魚、卵などに多く含まれています。カロリーを気にして接種を控える女性も多いですが、他の栄養素とともにバランスよく摂取していくことが美肌作りの基本です。

    2.ビタミンA

    抗酸化作用を持ち、お肌や粘膜の状態を整えてくれる栄養素です。ターンオーバーを促進してくれる働きもあります。にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜やレバー、うなぎなどに含まれており、1日100gを目安に摂取していくことが望ましいと言われています。

    3.ビタミンC

    ビタミンCは、コラーゲンの生成を促してくれる栄養素で、お肌の再生には欠かせない栄養素です。ビタミンCといえばレモンですが、じゃがいもやブロッコリー、パプリカなどにも含まれています。水溶性で尿として排出されてしまうものなので、毎日少しずつ摂取していくことが大切です。

    良質な睡眠を心がける

    わたしたちの身体は、睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで、健やかなお肌が作られます。良質な睡眠をとることは、美肌ケアの基本中の基本と言えます。睡眠のポイントは、長く眠ることではなく、熟睡することにあります。眠る前のテレビやスマートフォンを控え、良質な睡眠を促すメラトニンの分泌を阻害しないようにしましょう。

    眠気を誘うハーブティーを飲んだり、アロマを活用したりして、心地よく眠れる環境を作ることも大切です。

    正しい洗顔と保湿

    洗顔

    1日2回の洗顔で、余分な皮脂や汚れをしっかり洗い流しましょう。「朝は水洗顔でOK」という情報を目にすることがありますが、皮脂の分泌が多い方は、しっかりと泡立てた洗顔料で余分な油分をしっかり洗い流しましょう。洗顔のやり過ぎもNGです。必要以上に水分・油分を落としてしまい、お肌のバリア機能を低下させてしまいます。

    化粧水

    洗顔を終え、清潔なタオルで水分を取ったら、化粧水をお肌に浸透させていきます。お肌に刺激を与えないよう、手のひらで顔を包み込むようにしてつけるのがポイントです。コットンパックをする方は、コットンを十分に湿らすように気を付けてください。水分は、少ない方に流れて行ってしまう性質があるので、化粧水を使うのをもったいぶってしまっては逆効果になってしまうことがあります。

    乳液、クリーム

    化粧水を浸透させたあとは、乳液やクリームなど油分の含まれる化粧品でお肌にふたをしていきます。このとき、化粧水が浸透しきるのを待つ必要はありません。化粧水は蒸発しやすいので、なるべく早めにふたをして水分を閉じ込めるようにしましょう。混合肌の方は、Tゾーンは少なめに、乾燥しやすいフェイスラインは多めに塗るようにするのが保湿のポイントです。

     

    自分のニキビ跡タイプに合った正しい方法でしっかり治そう

    ニキビ跡と言っても様々なタイプがあります。まずは自分のニキビ跡タイプがどれに分類されるのかをしっかりと把握し、タイプ別の正しいケアを行っていくことが、ニキビ跡改善の最短ルートです。ニキビ跡の治療は、長期に及ぶことが多いですが、数カ月、数年と根気良く続けていくうちに、理想のお肌により近づくことが出来ます。

    ニキビ跡が出来てしまったあとのケアだけでなく、ひどいニキビ肌にならないための基本の心がけも忘れずに。正しいスキンケア、食生活、生活習慣を続けていくことは、ニキビに限らず、健やかなお肌作りに共通する大切なポイントです。

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