目次
お尻の黒ずみができやすい場所
最も盛り上がっているお尻のトップ
最も盛り上がっているお尻のトップは、下着との摩擦も起きやすく、座っているときも一番体重がかかるため、負担になりやすい部分。肌へ負担がかかると、自らを守ろうとしてメラノサイトからメラニンが作り出され、蓄積されるとくすみや黒ずみの原因に。
また、体重などの負担は、ターンオーバーを鈍らせて、古い角質が残る「過角化」が行われる原因になるため、黒ずみができやすくなっています。一番空気に触れにくい部分でもあるので、蒸れやすく、あせもになりやすいので、お尻のトップは黒ずみやすくなります。
ショーツが当たるお尻と足の境目
ショーツが当たる、お尻と足の境目も黒ずみやすい部分。足の付け根部分は、ふだん歩いているだけで下着と擦られているので、摩擦が起きて肌へのダメージになりやすい箇所です。ダメージをうけた肌は、守ろうとしてメラノサイトからたくさんのメラニンを分泌します。
肌細胞の生まれ変わりである、ターンオーバーが上手くすすめば、やがて古い角質が剥がれ落ちてキレイな肌に生まれ変わりますが、お尻と足の境目は、毎日、ショーツが当たって摩擦がおきやすく、ターンオーバーが追いつきにくい部分なので、黒ずみが残ってしまうことが多いのです。
摩擦が起きやすいお尻の割れ目
お尻の割れ目部分も黒ずみができやすいところ。表に露出している肌よりも蒸れることが多く、下着などとの摩擦も生じやすいので肌へのダメージが多くなります。そのため、メラノサイトからメラニンか多く分泌されることになり、排出しきれないメラニンが残り黒ずみができやすくなります。
また、肌は蒸れるとかゆみが現れたり、あせもになったりして色素沈着が起こり、跡が残って黒ずみになります。

スクラブやピーリングでの角質ケア
肌の再生サイクルが早まる
スクラブやピーリングで古い角質を除去することで、肌の再生サイクルを早めることができます。黒ずんだ肌を元の肌色に戻すためには、黒くなった古い角質を取り除く角質ケアがよいでしょう。角質が自然に剥がれ落ちるのを待つよりも、お手入れを加えて古い角質を取り除くことで、効果的に肌のターンオーバーを促すことができます。
肌の再生サイクルを高めて黒ずみを無くすには、スクラブやピーリングでの角質ケアがおすすめ。
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肌が強い方向きのスクラブ
肌が強い方や油脂性の肌質の方は、スクラブタイプの角質ケアが向いていて、塩や砂糖の細かい粒子でも古い角質を取り除くことができます。長い間寝たきりの方が、一部を集中して圧迫されることによって黒ずみ、「床ずれ」を起こしたときにも使われた方法です。塩は、ゴワついた肌の古い角質を取り除くのにむいていて、角質を除去しながら肌を殺菌します。保湿効果はないですが、すっきり感は抜群。
砂糖には吸水性と抗菌作用、保湿効果があり、低刺激。砂糖には肌をやわらかくる作用があり、塩よりも粒子が丸く溶けやすいので、肌に優しい角質ケアができ、肌をしっとりすべすべにしてくれます。
肌が弱い方向きのピーリング
肌が弱い方や敏感肌、乾燥肌の方は、ピーリングを行う際に肌への刺激になり、炎症を起こしてしまう場合があるので注意が必要です。そのため、スクラブはさけて肌にやさしいクエン酸やフルーツ酸によって古い角質を剥がすタイプがよいでしょう。
塗って洗い流すだけで古い角質を除去できるので、肌に負担が少なく肌刺激が弱いのが特徴。さらに無添加なものを選ぶと肌トラブルをされられるので安心です。
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重曹で簡単ピーリング
1.重曹(大さじ一杯)と水(小さじ一杯)を混ぜ、泡立ったペーストを作る
重曹は料理用や美容用の粒子の細かいものを使いましょう。顔に塗っても垂れないくらいの泡立ったぺースト状にします。乾燥肌の方は、さらに蜂蜜を混ぜると保湿効果も期待できるのでおすすめです。
2.お尻に塗る
1で作ったペーストをお尻に塗ります。肌がすけないように塗り、気になるところにはとくに多めに塗りましょう。
3.10~15分放置し、洗い流す
重曹パックは、毛穴の汚れや角栓も取れ、肌のざらざら感やぶつぶつ感がなくなるといわれています。ペーストを塗ったまま放置したら洗い流しましょう。
4.乾いたタオルでお尻を優しく拭く
ペーストを洗い流した後は乾いたタオルで優しくふきましょう。ごわついたタオルの使用や、ゴシゴシこすることは肌のダメージになるのでさけましょう。
お風呂のタイミングがおすすめ
角質ケアはお風呂のタイミングがよいでしょう。黒ずんでいる肌は角質がたまり、過角化が行われている可能性があるので頑固な固い角質が多くなります。そのため、そのままの肌状態でピーリングを行っても、古い角質が十分に落ちない可能性も。
固い角質は、ぬるま湯にゆっくりとつかることで柔らかくなり、落ちやすくなります。お風呂のタイミングは気分もリラックスして行うことができるのでおすすめです。
角質ケア後は必ず保湿ケアを
角質ケアをした後は必ず保湿ケアをしましょう。ピーリングによって古い角質が剥がれ落ちた後は、肌がデリケートになっており、乾燥しやすくダメージを受けやすい状態。そのまままにしておくと、乾燥がすすんで、肌のバリア機能が衰え、赤みなどの炎症を起こしたり、ヒリヒリ傷んだりと肌トラブルを起こしてしまいます。
角質ケアをした後は、ヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が配合された化粧品でしっかりと保湿をして肌をいたわりましょう。
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多くても週1回のペースで
角質ケアは、多くても週1回のペースにしましょう。角質ケアは、何度も繰り返すと、肌への負担になり、肌のバリア機能が低下してしまい、肌がダメージを受けた状態と同じになってしまいます。そうなると、シミ、くすみなどの原因になるだけではなく、黒ずみを悪化させてしまうことも。
美肌を目指してケアするピーリングですが、やりすぎは禁物。肌の負担にならない程度に、週1回以上は行わないようにしましょう。

お尻ケア用品の選ぶポイント
過角化を防ぐ保湿成分
肌が乾燥していると外部からの刺激に弱くなるため、肌を守ろうと角層が厚くなり、「過角化」が行われます。過角化を防ぐためには保湿成分が入ったスキンケア用品を使いましょう。また、乾燥した角質はお互いにくっつきやすくなり、はがれにくくなるためにターンオーバー乱れがち。きちんと保湿して古い角質をためないようにしましょう。
保湿成分は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、トレハロースや、肌質が固いお尻に浸透させやすい低分子ヒアルロン酸がおすすめです。
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メラニン形成を抑える美白成分
肌の黒ずみは、肌がダメージを受けたときにメラノサイトからメラニンが作り出されて、排出が追いつかないことで起こります。そのため、メラニンの生成を抑制する美白有効成分が配合した化粧品でスキンケアすることが予防には最適。おすすめの美白有効成分は、トラネキサム酸、ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタなどです。
一度黒ずんでしまった肌は、メラニンを排出して効果が現れるまでに時間がかかります。根気良く美白ケアを続け、新たにメラニンを作り出さないようにしましょう。
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ニキビに効果的な抗炎症成分
お尻のニキビには、抗炎症成分が配合された化粧品でスキンケアをしましょう。ニキビは肌にもともと存在するアクネ菌が毛穴に詰まった皮脂を栄養にして繁殖し、リパーゼという酵素を分泌して脂肪酸へと分解しますが、この脂肪酸が炎症をおこす物質であるためにニキビができます。
そのため抗炎症成分が配合された化粧品でお手入れすることが効果的です。抗炎症成分はグリチルリチン酸がおすすめ。パッケージを確認して配合されtいるものを選びましょう。
ターンオーバーの促進成分配合
肌の黒ずみを改善するには、肌のターンオーバーを促進させるとよいでしょう。ターンオーバーは古くなった角質を剥がして新しいキレイな細胞を作り出します。肌のトラブルを追い出すためにはターンオーバーが正常に行われることがもっとも大切です。
肌のターンオーバーを促進するために、天然ビタミンEやレチノールが配合されているスキンケア用品を選びましょう。
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お尻ケアにおすすめのクリーム
ププストア フェアリームーン
美容成分が98.7%配合されたお尻用のジェル。朝、夜とそれぞれの環境に合わせた成分が配合された、2つのセットです。日中用は、内側からふんわり輝くお尻へ育てるために高級美容成分の酵母エキスやみずみずしい成分を補うために20種類の植物エキス。夜用は、皮膚再生医療で使われたEGFや抗酸化力やコラーゲンの生成力に優れたフラーレンを配合。その他コエンザイムQ10やコラーゲン、プラセンタ、セラミドなどの美容成分がたっぷり。
界面活性剤、パラベン、合成香料、鉱物油など、デリケートなお尻に刺激になるものは徹底的に排除。アレルギーテスト済で、むきたまごのようなお尻を目指します。
リボーテスキンケア ピーチローズ
お尻のニキビ、黒ずみケアに対応した、医薬部外品のライブナビ ピーチローズ。薬用美白成分がシミや黒ずみの原因となるメラニンの生成を抑え、超低分子ヒアルロン酸が肌の内側、高分子ヒアルロン酸が肌表面をそれぞれダブルで高濃度保湿。また、プラセンタ、アルブチンがメラニンを含む古い角質をケアしながら集中美白。セラミドが水分をキープしてニキビを予防しながら肌バリアを形成します。
無着色、無鉱物油、ノンアルコール、パラベンフリーでアレルギーパッチテスト済み。繰り返すお尻の肌トラブルを予防してくれます。
PEACH JOHN(ピーチ・ジョン) ヒップルン薬用ホワイトクリーム
ヒップのざらつきやくすみをオフ。透明感のあるすべすべヒップに整えてくれる医薬部外品のクリームです。美白成分のトラネキサム酸、グリチルリチン酸2Kとの組み合わせでニキビや肌あれを防止。透明感のあるすべすべなベイビーヒップに導きます。さらに新たに肌の上に被膜をつくり、キュッと引き締める感覚を与える成分も配合。
無着色、無鉱物油、パラベン、シリコン不使用。セダクティブフラワー、グリーンフラワーにピーチをアクセントとした、甘さを抑えた洗練された香り。
シアクル スベリージュ
ざらつきや黒ずみ、ニキビのないスベスベの美尻へ導いてくれる医薬部外品のアイテム。美白成分の水溶性プラセンタエキスを美容液なみに高配合。また、有効成分グリチルリチン酸2Kがお尻のニキビ、吹き出物を防ぎます。
ジェルを肌につけてしばらくし放置したら洗い流すか拭き取ります。柔らかなジェル状で、お肌を傷つけずに古い角質や汚れをやさしく取り除き、肌のターンオーバーを整えて肌をすこやかに保ってくれるでしょう。
ビズキ HerbalRabbit(ハーバルラビット)NaturalGelCream
肌の黒ずみをケアするクリーム。メラニンの抑制効果がある水溶性プラセンタエキスが黒ずみをシャットアウト。さらに、ビタミンC誘導体、グリチルリチン酸2K、米ぬかエキス配合で美白、トリプルヒアルロン酸、トレハロースなどの潤い成分を独自処方で強化。肌の芯まで潤いを与えます。
また、セラミドが肌のバリア機能を保護し、プルプルした肌を保ち、新陳代謝を促すことで、黒ずみが古い角質となって剥がれ落ち、透明感のある肌へと導きます。石油系界面活性剤不使用、ノンアルコール、で敏感肌にも優しい医薬部外品のクリーム。

スキンケアに効果的なお尻マッサージ
血行やリンパの流れを促す
下半身はただでさえ重力の関係から血液の流れが悪くなりやすく、とくにお尻は座っていることで圧力がかかり代謝が悪くなりがち。そのため、マッサージを加えることで血行をよくし、新陳代謝を上げることがおすすめです。
新陳代謝をよくすることで、老廃物が外に排出されやすくなるため、肌色がよくなり、黒ずみを予防することができます。また、肌の生まれ変わりであるターンオーバーを促進することができるので、黒ずんだ角質を追い出す手助けをしてくれるでしょう。
お風呂上がりにやるのがおすすめ
マッサージをするタイミングは、風呂上りがおすすめです。お風呂上りは、体温が上がってちょうど血行がよくなっているので効果的に新陳代謝を促進することができます。また、入浴によって古くなった角質もやわらかくなっているのでターンオーバーを促進するにはベストなタイミング。
そして、お風呂のようにリラックスした時間は女性ホルモンのバランスを整える作用が働くので、その後にマッサージすることでホルモンバランスを整え、体の中からきれいになることができます。
お尻マッサージの手順
1. 手を洗って清潔にする
手が汚れた状態でマッサージを行ってしまうと細菌の繁殖の原因になり、それが毛穴に入りこんでニキビや肌あれの原因になり、黒ずみを悪化させる場合があるので、必ず手を洗って清潔にしましょう。
2.?500円玉大ぐらいの保湿クリームを手のひらに伸ばす
手のすべりをよくして肌への摩擦をさけるために、保湿クリームやマッサージクリームをつけましょう。量の目安は500円玉くらい。クリームは手のひらにとり、手の温度で温めるとのばしやすくなります。
3. お尻全体に保湿クリームを塗る
お尻全体に保湿クリームやマッサージクリームをのばしていきますが、肌が乾燥しているときは肌がクリームを吸い込みやすい状態です。そのため、乾燥が強い方は2~3回ほどかさねても大丈夫。様子を見ながら調整を。
4. 親指以外の指を全てくっつけた状態で、お尻の付け根に人差し指が付くようにお尻を支える
人差し指から小指までをそろえ、お尻の重みを支えるようにして、ちょうどお尻と足の境目に人差し指が付くようにおきましょう。
5. 少し力を加えながらお尻を上に持ち上げる
足とお尻の境目から上の方へ指を押し上げていきます。気持ちがいいくらい少し力を加えながら固くなった場所を意識して、リンパのコリをほぐしていきましょう。
6.5回ほど繰り返す
人差し指から小指までのを使い、お尻のまるみに合わせて上に持ち上げるように5回ほど繰り返します。コリがなくなっていくのを意識しましょう。
7.太もも部分からお尻のくぼみに向かってマッサージ
人差し指から小指をつかい、今度は太もも部分からお尻のくぼみ(尾てい骨の上側)に向かって移動させます。太もも部分で凝り固まったリンパを流しながら、お尻が垂れて横に流れてしまった脂肪をお尻に戻す感じで行います。
8.5回ほど繰り返す
太ももからお尻のくぼみにかけて、下から上へ向かって指をすべらせる動作を5回繰り返します。滞ったリンパの流れを促進して、老廃物をくぼみまで移動させることを意識するとヒップアップ効果に期待できます。
9.両手をグーにして、お尻のくぼみ部分をゴリゴリほぐす
両手をグーにして、尾てい骨の上側のお尻のくぼみ部分をゴリゴリとほぐしましょう。ここは、リンパ節といってリンパのたまり場であり、老廃物を外へ排出する道への出口。ここをほぐすことで、リンパの流れがスムーズになり、老廃物が外へ排出されていきます。
10.3回ほど繰り返す
お尻のくぼみをゴリゴリとほぐす動作を3回ほど繰り返しましょう。お尻の老廃物が流れるとお尻のくぼみがキレイに現れて「ビーナスえくぼ」ができます。ここが、クッとへこんでいると腰からお尻までのカーブがキレイになり、スタイルがよくみえます。
お尻のリフトアップ効果にも期待
お尻のたるみは、下半身に溜まった老廃物が原因。いらない老廃物が溜まっていると代謝も悪くなり、脂肪も溜まりやすくなって、お尻がだんだんと垂れて広がってしまいます。
お尻や太もものマッサージによってリンパの流れがスムーズになるとお尻もキュっと引き締まり、リフトアップの効果も期待できます。
ニキビや吹き出物の箇所は避ける
ニキビや吹き出物がある箇所はさけてマッサージしましょう。ニキビや吹き出物の部分をマッサージしてしまうと、その力やクリームが刺激になり、さらに傷がついて炎症を起こしたり悪化させてしまうことになります。
そうやって肌ダメージをうけた部分は、また肌を守ろうとメラノサイトがメラニンを作りだし、黒ずみを招いてしまうことも。そうならないためにもニキビや吹き出物には刺激を与えないようにしましょう。
力を入れすぎない
マッサージは力を入れすぎないように行いましょう。お尻をキレイにしたい気持ちで、ついマッサージにも力が入ってしまいがちですが、これは逆効果。力を入れすぎてマッサージをしてしまうと摩擦がおきやすく、肌への負担になって黒ずみを悪化させてしまいます。
リンパマッサージは、優しくさするだけで効果があります。リンパのコリをほぐすときは少し力を入れますが気持ちのいい範囲で行いましょう。
摩擦はさける
極力摩擦をさけたマッサージを心がけ、やさしいタッチで行いましょう。肌の黒ずみは、肌がダメージを受けることでメラノサイトからメラニンが作りだされることが原因の1つ。肌への摩擦は肌の負担になり、ダメージを受けるためにくすみができたり、黒ずみが悪化してしまうことになります。
さらに、肌への摩擦はたるみの原因になりますのでお尻のハリが失われてしまいます。クリームの量にも気をつけて指のすべりをよくして行いましょう。

お尻の黒ずみ予防の方法
座る時はお尻にクッション
仕事などで長時間椅子に座っていると、お尻の血行が悪くなり、肌のターンオーバーが遅れがちになります。そうなると古い角質がたまりやすくなり、角質が厚くなる「過角化」が行われ、お尻がゴワゴワに固くなったり、黒ずみが出来たりします。
そのため、座るときはクッションを敷くのがおすすめ。お尻への負担を減らして過角化を防いで黒ずみを防いでくれるでしょう。
適切な下着を選ぶ
下着はサイズに合った、適切なものを選ぶようにしましょう。お尻の黒ずみと肌に合わない下着はとても関係があります。とくに、サイズの合っていないものだと食い込みや締め付けがきつくなり、肌への摩擦がおきて、黒ずみの原因に。中でもナイロンなどの化学繊維は、肌との間に摩擦が大きく生じやすい素材なのでさけましょう。
下着の素材は、通気性が良く、肌ざわりもよいシルクやコットンがおすすめ。また、就寝時はホルモンの分泌が多くなるので、ゆるめのショーツを身につけてターンオーバーが行われやすくすることも大切です。
汗をかいたら拭く
お尻に汗をかいたままにしておくと、下着で蒸れてあせもの原因に。あせもは、跡が残ると黒ずみになり、かゆみをともなう場合も多いので、知らず知らずのうちに掻いてしてまい、摩擦が強い刺激になって黒ずみになることも。
そのため、汗をかいたままにせず清潔にしておくことが大切です。普段はなかなか拭くことができない部分ですが、トイレの時などにシートなどで拭くとよいでしょう。
ホルモンバランスを整える
お尻の黒ずみを防ぐためには、ホルモンバランスを整えましょう。女性は生理後は卵胞ホルモン、生理前は黄体ホルモンが多く分泌されますが、ストレスなどでホルモンのバランスが崩れて黄体ホルモンが分泌されやすくなると、メラニンを作り出すメラノサイトが刺激されて、メラニンが沈着しやすくなり、シミや黒ずみができやすくなります。また、黄体ホルモンは男性ホルモンに似た作用があるために皮脂量が増え、肌が蒸れやすくなることも。
ホルモンバランスを整えるには、女性ホルモンと似た作用のある大豆イソフラボンや、ビタミンEを摂取することがおすすめ。また、適度な運動を取り入れて上手くストレスを発散することが大切です。
質の良い睡眠をとる
質のよい睡眠も美尻には欠かせません。お尻も顔の肌と同じで、細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが夜寝ているときに行われています。そのため、質の良い睡眠をとることでターンオーバーを促すとよいでしょう。
成長ホルモンが活性化されるのは22時から深夜2時の間。その間に質の良い睡眠をとる必要があります。そして、眠り始めてから3時間にもっとも分泌されるといわれています。きちんとターンオーバーが行われるためには、規則正しい生活をして6時間以上は睡眠をとるようにしましょう。
栄養バランスの良い食事をとる
キレイなお尻に欠かせないのが、栄養バランスのよい食事。顔の肌と同様に肌をキレイに保つために必要なビタミンC、皮膚の再生にはビタミンAやB、抗酸化作用が高く、肌の老化抑えてくれるビタミンE、肌の元となるたんぱく質がもっとも大切です。
ビタミンCは柑橘系の果物やいも類、ビタミンAはレバー、うなぎ、緑黄色野菜、ビタミンBは豚肉、納豆、かつお、ビタミンEはナッツ類、アボカド、かぼちゃ、たんぱく質は、肉、魚、卵などから摂取しましょう。
湯船に浸かる
血行促進をして美尻を保つために湯船につかりましょう。熱過ぎるお湯は全身の必要な皮脂まで落としてしまうので、38℃から39℃のぬるめのお湯がおすすめです。じっくりと湯船につかることで、体が芯からあたたまり、血流がよくなるので肌のくすみや黒ずみを予防することができます。
また、湯船にゆっくりとつかることでストレスが軽減される作用もあり、質の良い睡眠に誘ってくれるので、ホルモンのバランスを整える効果にも期待ができます。

緊急時にメイクで黒ずみを隠す方法
汗に強いボディファンデーションを使う
肌の黒ずみを一時的に隠すためには、ボディファンデーションがおすすめ。塗るだけで肌の悩みをカバーしてくれ、一瞬にして肌の美しさを蘇らせてくれます。ボディファンデーションは、顔用のファンデーションよりも汗や水に強いので長時間肌の美しさを保つことができます。
肌の気になる部分や、黒ずんだところに少しずつ肌に重ねていくことで全体の肌と馴染みなじみやすくなります。
コンシーラーを使うと上手く隠せる
スプレーストッキングなどを使って肌の広範囲にボディファンデーションをつけるときは、ファンデーションの前に、気になる部分や黒ずみが気になる部分にコンシーラーを使うとよいでしょう。顔用のコンシーラーではなくボディ用のコンシーラーがおすすめ。
全体のファンデーションをつける前に部分的にケアすることで、全体にムラがなく、キレイな仕上がりになります。
長時間の使用は避ける
ボディファンデーションは汗や水に強く作られているので、それだけ肌への密着度が高いため、長時間の使用は肌への負担になります。また、体は顔よりも汗をかきやすいので、長時間使用することで、ファンデーションが肌の皮脂や汗とともに毛穴に詰まりやすくなり、放置しておくと、ニキビや炎症を起こしてしまうリスクが。
そのため、帰宅したらすぐに落とすことが大切。肌の負担を取り除き、清潔に保ちましょう。
使用後はクレンジングで洗い流す
ボディファンデーションの使用後は石鹸などの洗顔料ではなく、クレンジングでしっかり洗い流しましょう。肌にファンデーションをつけたままだと、肌への負担が続き、肌のターンオーバーが乱れる原因に。また、皮脂と混ざり合ったファンデーションは肌に残っていると毛穴に詰まり、ニキビやくすみ、黒ずみなどの肌トラブルの原因になります。
体のファンデーションも顔のものと同様、油性の汚れなので洗顔料では落ちません。きちんとクレンジング剤を使って、洗い残しがないように清潔にしましょう。

おすすめのボディファンデーション
マーシュ・フィールド SC ボディカバーファンデ
あざ、白斑、傷跡、色素沈着、ほくろ、乾癬の跡、タトゥーなど、ボディの様々な肌色の悩みを自然にカバーしてくれるクリームタイプのカバーファンデーション。汗、水、皮脂に強いだけでなく、衣服などのこすれにも強いクリームタイプのカバーファンデーションです。
無香料でアレルギーテスト済み。しっかりとカバーしてくれるのに、サラっとした使い心地。クリーミィでのびがよく、周囲の肌と馴染ませやすいのでナチュラルに仕上げることができます。
セラ ワンデーブライトナー
体にも顔にも使える、ボディファンデーション。塗るだけでワントーン明るい肌に仕上げることができます。ホワイトパウダーを閉じ込めたピンクカプセル入り。チャ葉エキス、ザクロエキス、ブドウ果実エキス、セージ葉エキス、ヤマザクラエキスなどの保湿成分、植物成分をたっぷり配合。伸びがよく、つけた後はさらさらすべすべです。
専用のクレンジングは不要で石鹸等で簡単に落とせる手軽さ。潤うのにべたつかないクリームです。
SURF LEMONADE ボディースプレーファンデーション
日焼け止めとファンデーションを兼ね備えたウォータープルーフのファンデーション。SPF30で紫外線から肌を守ります。ヒアルロン酸Na、ローヤルゼリー、加水分解コラーゲン、セラミド3などの保湿成分や美容成分も配合。
スプレータイプなので、傷跡、毛穴の黒ずみなどの肌悩みにシューとするだけなので塗りやすく、手軽にカバーできます。
メイクアップフォーエバー フェィス&ボディリキッドファンデーション
80%以上が水のウルトラライトなファンデーション。ぷるぷるしたテクスチャでゼリーのようなみずみずしさ。シリコンエマルジョン処方で伸びがよく、肌にピタッと吸い付くような感触です。つけたことを忘れるような使用感で、肌本来の質感を表現します。自然に細かいしわや毛穴をカバー。キメを美しく整えます。
リキッドタイプで、汗、水に強く、顔にも体にも使えます。
?リオッサ UVスプレイ・ヴェール(フェイス&ボディ用化粧下地/ファンデーション)
光沢のあるヴェールをかける、塗るボディストッキング。ひざの黒ずみや、体のシミ、毛穴、虫刺され跡へ滑らかなヴェールをかけたように見せる、微粒子ファンデーションです。顔にも使えて、ハリ、引き締め効果の保湿成分を配合。
紫外線から肌を守る、国内最高値のSPF50、PA+++で紫外線吸収剤不使用。汗、水に強く、時間がたっても崩れにくく、使いやすいスプレータイプです。

適切なケアで美尻を手に入れましょう
お尻は普段、特によく見ることもなく、スキンケアも念入りにしない部分です。でも、夏場など海に出かけたり、肌を露出する機会が多くなると気になるもの。
鏡を見て急にお尻の黒ずみを見つけても大丈夫。慌てずにボディファンデーションでカバーしましょう。そして、早めのケアで肌色を戻し、美尻を保つように専用の化粧品でのスキンケアをつづけましょう。