目次
化粧品が合わない時の肌荒れ症状
肌表面がカサカサする
肌の表面が乾燥してしまうのは、これは化粧品の使用方法が間違っている場合があります。例えば、洗顔のときに洗顔料をしっかり泡立てなかったり、洗い流しが十分でなかったりすると、肌荒れを起こすこともあるでしょう。
きちんと使用方法を確認しないでケアすると、間違った判断でのお手入れになってしまいます。そうならない為にも使う前に必ず使用方法をチェックしましょう。肌荒れ症状があらわれたら、使用をやめて、しばらく様子を見るようにしてください。
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かゆみが出る
肌は乾燥しやすく、そのまま放置してしまうと、カサカサになってかゆみが出ることも。洗顔の後は肌の乾燥がすすみやすく、適した保湿ケアが大事です。
洗顔料自体に保湿成分が入っているタイプを選んだり、洗顔後に化粧水でしっかり水分パックをしてください。それでもかゆみがなくならない場合は、使用をやめて、病院で適した治療を受けることをおすすめします。
ぶつぶつや吹き出物が出る
ぶつぶつの湿疹が出る場合、今の肌の状態がスキンケアにマッチしていなかったり、化粧品の使い方が間違っているかも。又、吹き出物は保湿が足りなかったり、化粧品の油分が多すぎることが挙げられます。
前者は肌が敏感になっているので化粧品を見直す必要があり、後者は水分や脂分の適した化粧品を使うようにしましょう。しかし、肌は一人一人違うので、必ずしもそれが原因であるとは考えられません。まずは使用をやめて肌を休ましてあげましょう。
かぶれて腫れる
化粧品の成分によるアレルギーを持っていると、かぶれて腫れることもあります。原因となる成分が分かっている場合は、それが含まれないタイプを選ぶことが大事です。
しかし、どの成分が問題なのか分からない場合は、皮膚科で治療を受けること。自己流で治そうとするとかえって悪化してしまうかもしれないので、専門医を受診するようにしてください。初期症状で治療を受けると、早めに完治できるので不快な思いをしなくて済みそうです。
成分に反応して赤みが出る
化粧品が自分に合わないと、1~3日のうちにその成分に反応して赤みが出ることも。赤くなっていることは炎症を起こしている場合もあるので、まずは水で洗い流して冷やしてあげましょう。
だんだんと肌が落ちついてきて、元の肌色に戻ってきますが、なかなか治らない場合は、皮膚科を受診してみてください。どの成分で反応しているのか自覚している時は、その旨を医師に伝えましょう。もちろん、その成分が入った化粧品は使わないように注意してください。
痛みでヒリヒリする
肌に負担になる成分が入った化粧品を使うと、しみることで痛みが出てヒリヒリすることもあります。この状態は肌が乾燥しているので、適した保湿ケアが必要。バリア機能が失われているので、この機能を回復させる成分が入った保湿アイテムを選ぶようにしましょう。
といっても刺激になるようなパッティングは要注意。肌に余計負担をかけて、痛みが増してしまうかもしれません。肌を包みこむようにやさしく保湿ケアしてください。

化粧品で肌荒れする原因
肌に合わない成分が配合されている
初めて使う化粧品は自分に合っているのかどうか不安になるものですが、まずは成分表示を確認すること。元々自身がアレルギー症状を持っていれば、その成分が自分にとってよいのかどうなのか判断の決め手になります。
もしも以前にアレルギー症状の元として診断された成分が入っていれば、その化粧品は使うのを控えた方がよいと思います。同じような症状で悩むかもしれないので、その化粧品は当分使わず、肌にやさしい天然成分を扱っている商品を探してみてください。
肌がデリケートに傾いている
どんなに健康肌の人でもその日の体調によって、肌の状態は変化します。特に空気が乾燥しやすい時期は、肌も同様に水分が蒸発して乾燥肌に。
その為、バリア機能が過剰に働いて、ちょっとした刺激にもすぐに反応してしまうデリケート肌に傾いてしまうのです。肌の乾燥はシワやたるみなど、さまざまなトラブルを起こしてしまうので早めのケアが必要です。
化粧品の使用量や使用方法を守っていない
敏感肌の人はただでさえデリケートなので、勝手な使用量で使うと肌に負担が。なので、表示された適量を必ず守ることが大事です。パッケージの説明書には、適量としてある一定の量を簡単に説明していますので、1日の目安量としてそれを正しく守るようにしてください。
そして、使用方法も説明通りにすることで、長く愛用できるようになります。どんな肌質でも必ず分量や使い方は指示に従うようにしましょう。
肌のホルモンバランスが崩れている
仕事や人間関係などからストレスを溜めやすく、それらが原因となってホルモンバランスを崩してしまうことも。又、偏った食生活や運動不足などの生活習慣の乱れもホルモンの状態に影響しますので、注意が必要でしょう。
特にストレスは肌に直接影響するので、肌荒れの無い健康な肌を求めるのであれば、まずはストレス発散をすることです。趣味や楽しいことに没頭することで、アドレナリンが増えてホルモンバランスが整ってくるので、一日のうち好きな時間を作るように心がけてください。
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先天的に敏感肌の体質を持っている
元々、遺伝的に敏感肌という人も。後天性の敏感肌は間違ったスキンケアによって敏感肌になってしまった場合に当てはまります。一方、先天性の敏感肌は生まれつきアトピー性皮膚炎など、肌がとても敏感になっている状態を指します。
先天的な敏感肌は、低刺激のスキンケア化粧品を使うことで、肌荒れから守ることができて、しっかり保湿対策を行うことも可能。合成着色料・香料・防腐剤などの添加物が入っていない天然素材の化粧品を選ぶことがポイントです。

化粧品で肌荒れしてしまった時の対処法
使用を中止して様子を見る
どのような症状でも共通するのが、化粧品で肌荒れしてしまったら使用を中止して様子を見ること(肌断食)。化粧品に含まれる成分が肌荒れを起こしてしまっているのであれば、その成分が入った化粧品を使わないことが無難でしょう。
刺激を与えないで清潔にすることでだんだん自然治癒でよくなっていきます。個人差はありますが、ダメージ肌はどんな化粧品も受け付けない場合もあるので、できるだけ前に使っていた化粧品も使わないようにしてください。
スキンケアはシンプルに済ませる
肌荒れをしている時はどうしても早くに治そうといろいろな化粧品を試してしまうもの。しかし、それがかえって肌荒れを悪くしてしまうかもしれません。そこで、スキンケアはシンプルに済ませることです。
熱いお湯ではやけどしたり、逆に冷たい水では余分な皮脂を取り除くことができないので、ぬるま湯洗顔がおすすめ。洗顔後は肌は乾燥しやすくなっているので、化粧水でしっかり保湿することが大事です。そして、化粧水が蒸発しないように、ワセリン保湿で皮膚から水分が失われるのを防ぐ目的で使うようにしましょう。
化粧品の使用方法を見直す
スキンケアの為にあれもこれもといろいろな化粧品を使ってしまいますが、しっかりした化粧品の使用管理が必要です。肌への負担を考えると、できるだけシンプルに最低限の化粧品に済ませることが大事なのです。一番大事なのは保湿であり、化粧水を基本としてそこにプラスαでいくつか加えていく形が望ましいでしょう。
又、一度に使う量も適量で過度に多く使いすぎてもダメ。そして、化粧水などパッティングする際も、肌をたたくような力の入れすぎは肌に負担がかかるので、やさしく成分が肌内部に入りこむようにケアしましょう。
生活習慣を改善して肌のホルモンバランスを整える
ホルモンバランスと肌の状態は、切っても切れない深い関係が。その為、ホルモンバランスが崩れやすい生活習慣の乱れは、肌荒れにはもっとも悪い環境なのです。生活習慣とは、食事や運動、睡眠などであり、バランスの取れた食事と適度な運動、質の高い睡眠にストレス発散を普段から心がける必要があります。
午後11時から午前2時までの時間帯の睡眠は、美のゴールデンタイムと呼ばれているので、この時間には寝ていることが大事。規則正しい生活は、血のめぐりをよくして、美容成分をしっかり肌内部に取り入れます。
日焼け対策をする
化粧品の使用をおさえることも大事ですが、毎日の生活の中で欠かせないのが日焼け対策。紫外線は弱った肌には大敵です。夏だけ日焼け止めクリームを塗るのではなく、日ごろから外出する機会があれば、対策は必要です。例えば、帽子をかぶる、サングラスをかける、クリームをたっぷり塗るなど。
こういった対策をするだけで、だいぶ肌へのダメージも軽減されるでしょう。長時間太陽を浴びてほてった肌は適度に冷やすことも忘れずに。
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症状のひどい時は医療機関を受診する
化粧品による肌荒れは、使用をやめてしばらく様子を見ることで自然治癒が望めます。しかし、個人差があり、人によってはなかなか治らない場合もあるでしょう。
あまりに症状がひどい時は、自己判断をしないで医療機関を受診することをおすすめします。なぜなら、適したケアをしなければ余計悪くなってしまう場合もあるからです。なかなか治らないと思った時は、皮膚科など専門医に相談をしてみてください。
化粧品会社のお客様センターに問い合わせる
化粧品のパッケージには、もしも商品に問題があった場合などの問い合わせ先として、お客様相談室の電話番号が記載されています。
その化粧品を使って、肌荒れが起こった旨を伝え、どう対処すればいいのか問い合わせてみてください。返金保証がされている場合、購入金額分が返金されるので、早めに問い合わせてみましょう。オペレーターはとても親切丁寧な対応をしてくれるので、何でも気軽に相談してみてください。

肌荒れを防ぐ化粧品の選び方
試供品があれば一度試してみる
肌荒れは特有の人だけのものではなくて、健康肌の人でもなるもの。なので、肌荒れにならないように化粧品選びは重要です。
とはいっても買ってしまってから、自分の肌に合わないと気付くとその化粧品は無駄になってしまいます。それを防ぐためにサンプル品やトライアルキットなど試供品を使ってみましょう。1回使い切りなので、余ることもなく、適量で試すことができます。
使用前に目立たない部分でパッチテストをする
本当に自分の肌に合っているのか、確認する方法があります。それがパッチテスト。化粧品を使う前にサンプル品などで目立たない部分に塗って反応をみます。
刺激がないか、様子を見るのです。もしも、湿疹やかゆみなどが出てきた場合、その化粧品は肌に合っていないかもしれません。肌の状態は毎日変化するので、初めて使う時だけでなく、毎回テストすることをおすすめします。
商品の成分表示を確認する
商品に含まれる成分には、アレルギーを起こす物質が入っているかもしれません。肌に合わない成分は化粧品かぶれになることも。
顔は人に見られやすい箇所なので、事前にアレルギー体質の人は特に成分表示はしっかりとチェックしておきましょう。自身がアレルギー持ちなのか分からない場合は皮膚科で相談をするとよいかもしれません。自己分析だけでは逆効果になることもあるので、まずは医師の診断を受けてください。

肌荒れを防ぐおすすめ化粧品
SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントエッセンス 75ml
SK-Ⅱピテラがたっぷり入ったフェイシャルトリートメントエッセンス。肌が持つ本来のツヤと弾力を保つための保湿力をトリートメントの力で高めます。
コットンに500円玉ほどの量のエッセンスを含ませて、顔にやさしくパッティング。特に肌荒れが気になるところは、たっぷりエッセンスを付けましょう。
アクセーヌ モイストバランスローション 360ml
つけて馴染ませた瞬間から、スッと肌と一体化するような感覚がたまらないローション。肌の内部までしっかり浸透するからみずみずしさをキープできます。
角質細胞ひとつひとつに入りこむから、ふっくらしっとりさせる高い技術を発揮。エアコンの乾燥も気にならず、夏場も涼しく過ごせそうです。お試しミニサイズがあるので、購入する前に一度試してから買えるので損しません。
dプログラム モイストケアローションW 125ml
美肌バリア機能を整えることで、透明感のあるモッチリとした肌になる化粧水。詰め替え用もあるので、2回目からお得に使えます。1週間分のお試しセットもあるので、しっかり試せるのが魅力的。
肌内部に入ってしっかりと潤い、モッチリとした弾力のある肌を目指せます。
トリニティーライン 鎮 50g
肌トラブルの元である肌不調の原因は何なのか、そこに目を付けた薬用美容液ジェル。ヒアルロン酸・コラーゲンなどの美容成分も入っているから潤いもしっかりキープします。
容量50gで、1回パール粒2つほどが目安。およそ1、1.5ヵ月分たっぷり使えます。

肌荒れ時のスキンケアポイント
スキンケア手順を守る
1.洗顔はぬるま湯でこすらない
スキンケアで大事なのは、手順を守ること。まずはお湯の温度に気をつけることから始まります。冷たすぎず熱すぎず、ぬるま湯の温度をキープしましょう。そしてゴシゴシこすらないことです。
ぬるま湯を使うことで、毛穴が開きますが、この状態では肌ダメージは増えてしまうので、こするのではなく、やさしくマッサージをする感覚で洗ってください。又、洗顔料はしっかりと泡立てて、泡の力で洗うように心がけましょう。
2.手のひらで軽く化粧水を温め顔全体になじませる
手に取るとひんやり冷たい化粧水。夏場は気持ちがよいですが、肌内部への浸透はあまりよくないかもしれません。そこで、肌につける前に手のひらに乗せてみましょう。
手のぬくもりで温められて、肌に触れたときに毛穴がしっかり開きます。そして、成分がしっかりと肌に入りこみ、しっとりモチモチの肌を目指せるのです。
3.乾燥しやすい目元や口元などに重ねづけをする
目元・口元は皮膚が薄くて、ダメージを受けやすいもの。そのまま放ってしまうと乾燥してしわやたるみになってしまいます。シワができるとどうしても老けてみえてしまいます。
そこで、他の箇所よりもたっぷり化粧水をつけましょう。何度か重ねづけをすると潤いをキープできます。そして水分が蒸発しないように美容液やリップなどでふたをします。
乳液やクリームで油分を補う
化粧水でしっかり保湿ケアをした後に、乳液・クリームで油分を整えましょう。乳液などは肌内部の水分が蒸発しないようにふたをする役目。
肌は水分だけでなく油分も必要なので、肌のバランスを整える上で大事です。手順は化粧水・美容液・乳液の順に使いましょう。美容液は保湿ケアとして、乳液は油分と水分のバランスがよいので、この2つを使うとより美肌が望めます。

肌荒れを防ぐ生活習慣
質の良い睡眠をとる
肌と密接な関係があるのは睡眠で、質のよい睡眠をとることが大事。それは、睡眠をとることで血の巡りがよくなり、美容成分がしっかりと浸透しやすくなるのです。
肌のゴールデンタイム午後10時~午前2時は成長ホルモンが分泌されやすく、この時間はしっかりと眠る習慣を身につけるべきです。しかしこの説には異論があり、入眠後3時間説もあります。どちらにしても大事なのは入眠してから3、4時間は質の高い眠りを心がけることでしょう。
栄養バランスのとれた食事をする
肌荒れにならない生活は食事もとても大切。どの成分がよいというわけではなく、栄養バランスが整った食事を心がけることでしょう。
特にビタミンA・ビタミンB2・B6・ビタミンC・カルシウム・タンパク質は積極的にとってください。普段から食事に対する意識を持つとよいかもしれません。どうしても思うような食事がとれない場合は、サプリメントなどで栄養を補うようにしましょう。
適度に運動をする
適度な運動も美肌を保つためにはとっても必要。運動をすることで血行がよくなるので、大切な栄養成分が肌内部に浸透します。
特に有酸素運動はじわじわと汗をかくので、内側からの熱で血の巡りをよくします。このほどよい感じが理想的なのです。心地よい程度は長く続けることができるので、1日20分を目指しましょう。
ストレスをためない
ストレスは美肌の大敵。血管を収縮してしまうので、大切な栄養が肌内部に入ることができません。そこでこまめな発散が大事でため込む前に発散しましょう。
カラオケやスポーツなど趣味を増やしたり、疲れたら休憩を適度にとることも大切。週末は趣味の時間にするとよいかもしれません。自分を追いこまないように、心にゆとりを持つようにしてください。
毎日お通じをよくする
便秘は、腸内環境が悪くなるので、体内の排泄物を外に出せずにイライラ。血のめぐりも悪くなって、肌内部に栄養が行き届きません。そこで、毎日お通じがあることはとても重要で、適度な運動や食事からお通じをよくするために心がけましょう。それでもなかなか出ないときに重宝するのが、便秘薬。
腸内にやさしいタイプを選ぶことで負担がありません。毎朝お通じがあると、その日一日気分がスッキリして、肌も調子よくなります。

肌荒れを防ぐには化粧品の使い方や生活習慣の見直しが大切
肌荒れは自分に合った化粧品を使うことで、徐々に悩みが解消します。勿論個人差はありますが、肌は一人一人違うので、選ぶ時はできるだけ慎重に探すことが大事。
そしてプラスして生活習慣(バランスのとれた食事・適度な運動・質の高い睡眠・ストレス発散など)を見直すことで、すっぴん肌が自慢できるような美肌を目指すことができるのです。こういったことを把握して、今日から美肌ケアをしていきましょう。