日焼け対策で肌に差がつく。今すぐ実践したい本当に正しい方法とは

2017.07.11

日焼け対策で肌に差がつく。今すぐ実践したい本当に正しい方法とは

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NADECICA編集部
NADECICA編集部

日焼け対策はきちんとできていますか?肌老化の原因の90%は日焼けが原因だと言われています。日焼けはシミだけではなくシワやタルミの原因にもなる恐ろしいもの。いつまでも若々しいハリのある肌を維持するために、ぬかりない日焼け対策を行いましょう。

INDEX

目次

    日焼け止めの正しい使い方

    使用シーンに合わせてSPF・PAの指数を選択

    日焼け止めは数値が高ければいいというものではありません。なぜなら日焼け止め効果の高さと比例して、肌への負担も大きくなるからです。使用シーンに合わせたものを選ぶよう心がけましょう。

    SPF

    Sun Protection Factorの略で、紫外線B波から肌を守ります。紫外線B波は皮膚を赤くするなどの「日焼け状態」を引き起こします。また、肌表面にダメージを与え、炎症を起こしたり皮膚がんの原因になることも。

    SPFの数値は、SPFの後の数字に20(分)をかけた時間の日焼け止め効果を表します。例えばSPF30であれば20×30=600(分)なので、10時間の効果です。SPF50だと16時間以上の効果となり、日常紫外線対策では必要ないことがわかりますね。

    PA

    Protection Grade of UVAの略で、紫外線A波から肌を守ります。紫外線A波は雲はもちろんガラスや衣服を通過して、肌の奥にある真皮層まで浸透し、シミ・シワの原因となります。

    PA+~PA++++の4段階に分かれていて、数字が大きくなるほど紫外線防止効果が高くなります。日常紫外線ならPA++がおすすめです。

    2~3時間おきに塗りなおす

    せっかく数値が高い日焼け止めを選んでも、汗で流れ落ちてしまっては日焼け止め効果はなくなります。

    汗を多くかく季節などは特に、2~3時間ごとに塗りなおすなど、こまめなケアが有効です。メイクをしている場合はフェイスパウダータイプや、メイクの上から使えるスプレータイプがおすすめです。

    日焼け止めの前に化粧水・美容液で肌を整える

    日焼け止めの肌への負担を極力減らすためにも、日焼け止めを使用する前に化粧水や美容液で肌を整えておきましょう。洗顔後の肌は洗顔料によって皮脂が洗い流されており、バリア機能が失われた状態です。しっかりとスキンケアをして肌表面を保護しましょう。

    日焼けが気になる季節におすすめの化粧水は、ビタミンC誘導体が配合された化粧水。紫外線によるメラニンの生成を抑制する働きや、色素沈着を還元する効果も期待できます。

    夏場などのすでに日焼けしている肌には、美白成分は刺激が強く感じることがあります。敏感肌用コスメ、もしくはノンアルコールなどの低刺激タイプがおすすめです。

    メイクをしている場所はSPF・PAが表記されたフェイスパウダーを使用

    日焼け止めをこまめに塗り直しましょうと言いましたが、メイクをしているとなかなかそうもいきません。フェイスパウダーならメイクの上からでも使用が可能です。

    粒子が細かなパウダーは、紫外線を反射する効果が期待できます。SPF・PAが表記されたフェイスパウダーなら尚よいでしょう。日焼け止めとメイク直しが同時にできるので一石二鳥です。ひとつ用意しておくといいですね。

    メイクの上からスプレーできるタイプの日焼け止めなども販売されています。自分にあった商品を選びましょう。

     

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    艶肌になれるフェイスパウダー。上手な選び方と使い方で美肌に

    ムラができないようにしっかり塗る

    日焼け止めは塗ったあとに透明になるものが多いので、どうしても塗り忘れによるムラができやすくなります。塗りムラ部分は紫外線にさらされています。

    必要な部位をすき間なく覆うように塗りましょう。塗りムラ対策として、塗る手順を決めておくと塗り忘れがなくなります。

    すり込まず、丁寧にやさしく塗る

    日焼け止めを塗るときに、肌にすり込むように塗るのは間違いです。せっかくの日焼け止めが伸びて薄くなり、効果を発揮することができません。

    肌表面に日焼け止めのヴェールを張るように、やさしい力加減でていねいに塗りましょう。伸ばすのではなく「置きにいく」イメージを持ってみてください

    日焼け止めは毎年買い替える

    シーズン終わりに新しい日焼け止めを開封してしまい、シーズン中に使い切れなかったということも良くある話です。できれば翌年も使いたいという気持ちになるでしょう。

    開封後の日焼け止めは、酸化などによる品質劣化の可能性があります。ボトルの口から手の雑菌が入り込み、雑菌繁殖している可能性も。せっかく美容のために使う日焼け止めです。雑菌で肌トラブルを起こしては本末転倒に。

    正しく保管すれば開封後でも1年間は使用できるという説もありますが、保管状況や製品によって使用期限は異なります。コストを優先させて無理に使用を続けるよりも、シーズンごとに毎年新しいものを買い替えたほうが安心して使用できます。

    1日の終わりにはしっかりと落とす

    日焼け止めはどれだけ「肌にやさしい」と謳った商品でも、肌への負担になることには変わりありません。仕事で疲れて、メイクを落とさずに寝てしまうのは良くありません。

    日焼け止めやメイクは、できるだけ早く落とす方が肌への負担を減らすことができます。帰宅後の手洗いやうがいのタイミングで、クレンジングも落とすことを習慣化しましょう。

    日焼け止めは製品によって専用クレンジングが必要なもの、石鹸だけで落とせるものなどさまざまです。製品パッケージをよく確認し、1日の終わりにはしっかりと洗顔料や石鹸で洗い落としましょう。

    日焼け対策におすすめの栄養素

    ビタミンC

    ビタミンCには、日焼けによるメラニンの過剰な生成を抑制し、肌の炎症や色素沈着をふせぐ効果があります。また、抗酸化作用があり紫外線による活性酸素の除去効果や、ハリの元となるコラーゲンの生成にも役立ち、日焼け後の肌をサポートします。

    ビタミンCを多く含むレモンやグレープフルーツには、光毒性があるソラレンが含まれています。摂取後2~5時間後に、紫外線の吸収力が高まり日焼けを促進。ソラレンを10mg以上(グリーンスムージー2杯程度)摂取で光毒性が起こるといわれています。

    ビタミンCを多く含む食品にはソラレンを含むものが多いので、摂取する時間帯に気を付けましょう。

     

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    ニキビ跡にビタミンCが効く。体の内と外から徹底的にニキビケア

    ビタミンE

    ビタミンEは若返りビタミン。強力な抗酸化作用があり、シミやシワなどの肌老化をふせぎます。

    また、血行を促進する働きもあるので、肌の生まれ変わりであるターンオーバーを促進し、ダメージを受けた肌を修復します。ビタミンEはビタミンCと同時に摂取することで相乗効果が高まります。

    ビタミンA

    ビタミンEと同様に、ビタミンAにも抗酸化作用があります。日焼け後の肌の修復をサポートします。皮膚や粘膜や髪の健康を保つ働きがあるので積極的に摂りたい栄養素です。

    ビタミンAは脂溶性なので、一度に大量に摂取するとめまいや吐き気などを引き起こす過剰症の危険性があります。1日の摂取推奨量は年代や性別によって異なりますが、20代女性で650μg/RAE、30~40代女性で700μg/RAEです。

    日焼け対策になる食べ物

    リコピンが多く含まれるトマト

    トマトにはリコピンが多く含まれているので、日焼け対策におすすめの野菜です。生のまま食べてもいいのですが、加熱することによってリコピンの吸収率がより高まります。また、オリーブ油などの油分と一緒に取るのもおすすめです。

    ケチャップにも多く含まれますし、リコピンの量が多いケチャップも発売されているので、気になる方はチェックしてみてください。

    酸化防止効果の色素を含むサツマイモ

    サツマイモの皮の色の元となるのが、アントシアニン(シアニジンやペオジニン)。アントシアニンには酸化防止効果がある抗酸化作用が含まれているので、紫外線対策に効果的です。

    オレンジ色素であるβカロテンも含まれています。βカロテンは植物性のビタミンAで体内で必要な分だけビタミンAに変換されるので、過剰症による副作用がほとんどないと言われています。

    日焼け防止、日焼けした肌の修復をしてくれるブロッコリー

    ブロッコリーはビタミンの宝庫。ビタミンA、C、E、B群を含み、体の内側から美白ケアを行います。水溶性のビタミンも含まれるため、汁ごと飲めるスープがおすすめ。ブロッコリーの茎は光毒性があるソラレンを含むので、摂取する時間帯に気を付けてください。

    肌を守るオメガ3脂肪酸が含まれている青魚

    オメガ3は体内で生成することができない必須脂肪酸です。不足すると皮膚炎などの肌荒れを起こします。

    意識して摂取しなければ不足しがちな栄養素なので、オメガ3を多く含む青魚(サバ・アジ・イワシ・サンマ)などを積極的に食べましょう。ランチに焼き魚定食をチョイスしたり、サバ缶をビールのお供にしてもいいですね。

    紫外線から肌を守ってくれるお茶

    お茶には美白成分が多く含まれています。お茶の苦み成分であるカテキンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用による酸化防止効果が期待できます。

    ビタミンCも多く含まれているので、これまで飲んでいたコーヒーや紅茶を緑茶変えることも日焼け対策になります。

     

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    日焼け対策グッツの選び方のポイント

    UV加工されたアイテム

    現在は日焼け対策ができるグッズとして、UV加工がされたさまざまなアイテムが発売されています。外で使うアイテムに限らず、カーテンや窓に貼るフィルムなどの室内用のUV加工アイテムも。これらを有効活用して、日常的に紫外線から肌を守りましょう。

    日傘は暗い色

    色によって紫外線カットの方法が異なります。白色は紫外線を反射、黒色は紫外線を吸収します。

    色だけで考えた場合、より紫外線カットに優れているのは黒色になります。地面から照り返す紫外線に対しても、紫外線を吸収する黒色の方が効果的です。白色の傘だと地面からの紫外線を傘内部で散乱するので、紫外線から肌を守ることができません。

    帽子はつばの広いもの

    まぶしさ対策だけならサンバイザーでも構いませんが、紫外線から肌、髪、頭皮を守るのなら帽子の着用がおすすめです。

    帽子の日焼け対策効果はつばの広さで大きく異なります。キャップのつばの長さが3センチのもとの10cmのものとでは、日焼け対策効果が約2倍違うといわれています。

    前方にしかつばがないキャップよりも、四方向につばがあるハットタイプの方が当然日焼け対策効果は高くなり、つばが10cmのハットでは約90%もの紫外線をシャットアウトできると言われています。

    サングラスはレンズの色より、UV加工の有無で選択

    目から入った光によって脳がまぶしさを感じると、日に当たっていると勘違いしてメラニンを作り出してしまいます。目から入る光を抑えることで日焼け対策になります。

    サングラスを選ぶ際は、レンズの色よりもUV加工の有無で選びましょう。紫外線A波はガラスを通過し肌の真皮層まで到達します。レンズが黒いからといって、UV遮断率がアップするわけではありません。

    長袖やアームカバーで肌の露出を控える

    肌に日焼け状態を起こす紫外線B波は、肌の露出を抑えることである程度防げます。日に当たる場合は、夏でも長袖やアームカバーを活用し肌を保護しましょう。

    生地は厚く目が詰まったもの

    紫外線はわずかな隙間から入り込みます。薄い生地や目の粗い生地よりも、厚く目が詰まった生地がおすすめ。また、あらかじめUV加工されている生地もあるので、そういったものを選ぶとより安心です。

    車を運転するときの日焼け対策

    サングラス、UVカットのダテ眼鏡を使用

    運転中の紫外線対策は難しいですよね。UVカット効果があるフィルムもありますが、運転者の視野を妨げる場所には使えません。UV加工がされたサングラスや伊達メガネを使用し、紫外線の目からの侵入を防ぎましょう。

    腕は日焼け止め+アームカバーがおすすめ

    運転中、ほんの少しの時間だからと油断せずに、日焼け止めを塗りアームカバーや長袖を着用するなどして腕の日焼け対策も行いましょう。

    ハンドルが滑らないように滑り止め加工がされた手袋や、手の甲まで覆うアームカバーがおすすめです。

    UVカット加工のされたストール・カーディガンを羽織る

    もっともおすすめなのが、UVカット加工がされたストールやカーディガンを羽織ることです。ファスナー式の物であれば、腕だけではなくデコルテまで覆うことができますし、ストールであれば首元の日焼けが防げます。

    窓にUVカット加工フィルムを貼る

    もし窓にUVカット加工が施されていないのなら、自分でフィルムを貼ることも紫外線対策になります。少々手間はかかりますが、窓にフィルムを貼っておけば長袖やアームカバーの脱着の手間が省けます。

    夏のレジャーやスポーツでの日焼け対策

    ウォータープルーフタイプの日焼け止めを

    夏のレジャーでは水に触れる機会が多いですよね。普段使用している日焼け止めではなく、水や汗に強いウォータープルーフタイプの日焼け止めを使用しましょう。おすすめはSPF40~50の商品です。

    日焼け止めはこまめに塗りなおす

    日常的には2~3時間に塗りなおすのをおすすめしていますが、水や汗で日焼け止めが落ちる可能性の高い夏のレジャーでは、1時間毎の間隔に縮めましょう。

    日焼け止めが汗などで流れると、焼けムラになってしまいます。そうならないためにもこまめに塗りなおすと良いですよ。

    海では濃い色のラッシュガードを着る

    ラッシュガードとは、水着の上に着用して日焼けを防ぐアイテムのこと。紫外線を吸収する、濃い色のものがおすすめです。水着用レギンスと合わせて着用すれば水着の跡も気になりません。

    日焼け後の対策

    水や保冷剤で冷やす

    日焼けは軽いやけど状態です。肌が炎症を起こして熱をもっているため、日焼けをしたらまずは水や保冷材で冷やします。

    肌をこすったり、ひっかいたりしてはいけません。水に近い温度のシャワーを10~15分程度、1日に数回浴びたり、保冷剤をタオルにくるんだ状態で肌に押し当てたりして優しくケアすることが大切です。保冷材で冷やす場合は、凍傷や肌の再生力の低下の可能性があるので、短時間にとどめます。

    また、脱水症状を引き起こさないためにも、ミネラルウォーターや麦茶などのカフェインレスの水分をたくさん取るよう心がけましょう。

    湯船の温度はぬるま湯に

    お風呂に入る場合は、肌に刺激を与えないようあくまでもぬるめのお湯で、石鹸などは肌への刺激になる可能性があるので使用を控えることをおすすめします。日焼け当日はぬるま湯で汚れを流す程度ですませます。

    水ぶくれ、頭痛吐き気などがある場合は医療機関へ

    肌が赤くなるだけではなく、水ぶくれができたり、頭痛や吐き気があったりする場合は、速やかに医療機関で診察することをおすすめします。

    水ぶくれを潰してしまうと、雑菌や細菌が侵入し化膿する危険があります。肌に水ぶくれの跡を残さないためにも、医療機関で手当てを受け、薬を処方してもらいましょう。

    ヒリヒリしている場合は軟膏塗布

    肌がほてりを持ちヒリヒリしている場合は、ワセリンなどの軟膏を塗布して湿潤状態を作りましょう。肌の温度が高いと、肌内部から水分が蒸発しやすくなりますが、軟膏を塗れば水分の蒸発も防げます。

    ほてりがない場合は化粧水と乳液で十分な保湿を

    ほてりを感じていなくても、日焼け後の肌は乾燥しています。ぬるま湯で汚れを流した後は、化粧水や乳液でしっかり保湿を行いましょう。

    肌が乾燥状態だと、肌の再生機能が低下し、シミやシワを引き起こす原因となります。角質層をうるおいで満たすケアが大切です。

    しっかり日焼け対策をして、焼けない肌へ

    ひと口に日焼け対策といっても、方法はさまざまです。日焼け止めや日傘を使うだけではなく、車の運転時や夏のレジャーなどでは特別な注意が必要です。また、外側からのケアと共に、食事内容を見直したりサプリメントを摂取したりなどの内側からのケアも効果的です。きちんと日焼け対策して、焼かない美肌をキープしましょう。

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