目次
長い髪をうまく使って小顔に
顔の形に合わせて髪型を決める
自分の年齢より年上に見られる・顔が大きく見える、そんな悩みを抱えている人は多いはず。流行りの髪型をしてみたけれど、余計に顔が強調されているという経験をした人もいるでしょう。
まずは、あなたの顔の形を把握することから始めましょう。自分の顔の特徴を知ることで、どこにポイントを絞ればいいのかが見えてきます。自分のコンプレックスな部分をうまくカムフラージュし、ヘアアレンジを楽しみましょう。
前髪はアリかナシか
前髪のアリ・ナシも顔の形で判断することができます。前髪をなくしてみたら、余計に面長になってしまったという人も。顔の形やおでこの広さで、前髪のアリ・ナシを決めましょう。前髪ナシをおすすめするのは「丸顔・卵型・逆三角形でおでこが広め」の人。あごがとがっているタイプの人がすると、綺麗なシルエットを表現することができます。童顔で悩んでいる人にもおすすめ。
逆に面長タイプの人が前髪をなくしてしまうと、さらに縦のラインを強調してしまうので逆効果。より面長顔になってしまうので注意しましょう。ベース型のタイプの人はセンターで分けて前髪をなくし、サイドに持っていくことで小顔効果が期待できます。
シルエットがひし形や卵型が小顔に見られやすい
小顔に見せる髪型で最も重要と言えるシルエット。顔の形ごとに小顔効果のある髪型が変わりますが、そのベースとなるのが、小顔に見せる黄金バランス「ひし形と卵型のシルエット」です。
髪で隠れていない部分の顔が、ひし形・卵型のシルエットになることで、小顔効果を十分に発揮。このシルエットはとっても重要なのでしっかりポイントをおさえておきましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
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丸顔さんにオススメの髪型
トップにボリューム縦長シルエット
顔全体が丸くみえる丸顔さん。そんな丸顔さんにはトップにボリュームを出す髪型がおすすめ。トップにしっかりボリュームを出し、縦ラインを強調。縦長のシルエットが生まれるので小顔効果を出すことが出来ます。
ヘアアレンジをする際もトップにボリュームを出すことを忘れずに。なかなかうまくボリュームが出せないという人は、逆毛を立ててふわっとさせるのがポイントです。
サイドでほっぺを隠す
ほっぺを隠すことで、丸い印象を抑え小顔効果引き出します。ひし形のシルエットを参考に、ほっぺを隠してみましょう。短くしてもいいという人は、ショートやボブのようなスタイルがおすすめ。顔回りを囲むようなヘアスタイルなので、丸い輪郭をカバーし小顔に見せます。
また、パーマをかけたり髪を巻いたりする場合は顔と同じ高さにボリュームを置かず、少し下にポイントを置きましょう。顔の横にカールが来ることで顔のラインが強調され、よりまるっとした印象に。毛先にボリュームを置くことで、フェイスラインがスッキリし、小顔効果が期待できます。
おすすめの前髪は流し前髪
丸顔タイプの人の中には、幼い印象を気にしている人も。前髪はまっすぐにおろすのではなく、斜めに流してみましょう。斜めのラインがひし形シルエットを生み出すことで、より大人っぽい印象を演出することができます。前髪の幅を大きくとったワイドな前髪は、顔の横幅を強調させ大きく見せてしまうので避けましょう。

面長顔さんにオススメの髪型
ふんわりウェーブでサイドにボリューム
横幅に比べ縦のラインが気になる面長顔さん。そんな面長顔さんにおすすめなのはサイドにボリュームをつけた、ふんわりウェーブ。
耳の横あたりからボリュームを出せば、小顔効果抜群。縦のラインよりも横のラインを強調するのがポイントです。耳のあたりからボリュームを出すことで縦のラインが協調されずバランスの取れた仕上がりになります。
縦の長さを強調させないことがポイント
ヘアスタイルを決める時のポイントは、縦の長さを強調させないこと。トップに高さを出すと、どうしても縦が長く見えてしまいます。また、前髪をなくしたり、横に流しているスタイルも逆効果に。スッキリしているように見えていますが、実はより面長を強調しています。ひし形シルエットを意識してバランスのいいヘアスタイルにしてみましょう。
顔のサイドの髪の毛がストンと長いストレートの人は、レイヤーを入れて長さを変えてみるのもおすすめ。顔を包み込んでくれるだけでなく、丸いシルエットに見せてくれるのでより小顔に。切りたくないという人は、パーマやコテで巻いてみましょう。輪郭をぼかすことで面長な印象を軽減できます。
前髪ありがおすすめ
前髪ナシよりも前髪アリにしてみましょう。前髪を作ることでおでこから顎までの縦ラインを短くし、面長になるのを防ぎます。重めで長めの前髪を作ると効果的。ワンバングの前髪も、顔を丸く見せてくれる効果があるのでおすすめです。
また、前髪を少し軽めにふわっとさせることでフェミニンな印象に。全体にゆるくパーマをかければ、大人可愛い仕上がりになります。

ベース型顔さんにオススメの髪型
ふわっと動きを出してフェイスラインカバー
顔の横幅やエラが気になるベース型顔さん。男性的な印象なのでクールに見られがちなのが特徴。そんなベース型顔さんはフェイスラインをカバーすることで、すっきり小顔に。パーマやコテで巻いて動きを出すことで、フェイスラインを隠してくれます。ストレートの場合も、毛先を内側に軽く流すようにカールさせればバッチリ。忙しい朝におすすめです。
フェイスラインをカバーする際に注意したいのがAラインのシルエット。ちょうど顔の下の部分にボリュームが来るので、より顔が大きく見えてしまいます。全体的にボリュームを出す場合は、「トップ・耳横」をポイントにボリュームをだしましょう。トップと耳横にボリュームを出すことで自然とひし形のシルエットに。
トップにボリュームを出してのっぺりしないように
ベース型顔さんにありがちなのが、のっぺりとした顔。エラが張っているので横幅が協調され、立体感を感じにくくなっています。トップにボリュームをだし、のっぺり顔を卒業しましょう。
ぺしゃっと見えるヘアスタイルは、顔の横幅を強調させます。コテを使用して、トップにボリュームを出すように巻きましょう。トップを巻くことで、普段よりもしっかりボリュームを出すことができます。
時間のないときや忙しい朝には、ワックスなどを使用してヘアアレンジをしたり、結んだりすることでもトップにボリュームをつけることができます。
センター分けでサイドカバーも
前髪アリも前髪ナシも効果があるベース型顔さん。なかでもセンターパートで前髪をなくしてみるのがおすすめです。センターで前髪を分けるので縦のラインが強調され、自然にひし形シルエットに。両サイドに髪が分かれるのでサイドのカバーも抜群。気になるエラをしっかり隠してくれます。
前髪のアリ・ナシどちらも相性がいいベース型顔さんですが、ここで注意したいポイントが。頬骨やエラのラインが隠れない流し前髪や、眉毛より短いショートバングは注意が必要です。横幅を強調させるエラを隠すことができないので小顔効果もありません。流し前髪をする場合は、あごのラインが隠れる流さであることがポイント。かきあげ前髪にする場合も同様です。

逆三角形顔さんにオススメの髪型
下にボリュームを持たせるふわふわヘア
あごのラインがきゅっとしまってシャープな印象の逆三角形顔さん。ハチのあたりが張り気味な人が多いので、顔の横幅が広く見えがち。そのためクールな印象に見られる人も多いのではないでしょうか?バランスの良い小顔に見せるためには、髪の毛の下にボリュームをつけてみましょう。あごから下の部分にボリュームをつけることで、より華やかな印象に。
パーマやコテでカールを大きくつけてみると、より顔のラインが協調されず小顔の印象を出すことができます。トップから下にかけてふわっとしたヘアスタイルで理想のシルエットを作りましょう。
サイドはあご回り中心にボリュームを出す
あごが張っている輪郭に場合、あごを見せてしまうと顔が大きく見えてしまうことも。あごのラインが協調されにくくなるように、あごの周りにボリュームを出しましょう。
あご周りの髪に動きを出すことでフェイスラインをカバーできます。シャープな印象をぼかし、丸く優しい雰囲気に。重めにセットしてみるのも効果的です。
前髪は広く作って
逆三角形顔さんに逆効果なのが厚めの前髪やぱっつん前髪。ハリを強調させより幅広の印象を与えてしまいます。逆三角形顔さんの前髪のポイントは、「ふんわり」。前髪は広めにつくり、ふんわりと流してみましょう。
長めの前髪の人は前髪にも動きを出すことで、横のラインをうまくカムフラージュすることができます。透け感のある薄めの前髪もおすすめ。ふわっとした優しい印象になります。
また、アシンメトリーに前髪を分けてみたり、かきあげ前髪にしてみてもいいでしょう。縦のラインを作ることで、小顔のひし形シルエットに。

小顔に見えるカラーでさらに小顔効果
清楚な印象のブラック
清楚なイメージのあるブラックヘア。実はブラックカラーは引き締まった印象を与えるので、より小顔に。メイクの色を引き立て、肌をきれいに見せてくれる効果もあります。ヘアアレンジを加えることで、清楚でしっかりした印象の中にも、女性らしい魅力的な印象に。
顔立ちによっては、よりクールできつめの印象になる場合も。パーマやヘアアレンジを加えることで、柔らかい印象になります。
落ち着いた大人の印象ダークブラウン
明るすぎないブラウンカラーは、落ち着いた大人な印象を与えたい人におすすめ。ブラックよりも明るい色なので、黒くなりすぎません。ブラックと同様にダークカラーなので、引き締め効果も抜群。
暗くしたいけど、明るさも残したいという人は挑戦してみましょう。ダークブラウンにも明るさの段階があるので、自分の好みの色合いを美容師さんと話し合い決めるといいですね。
透けたとき綺麗な色が出るダークアッシュ
ブラックカラーをやめたいけど明るくしたくないという人にオススメなアッシュカラー。ちょっと上級者っぽくて手を出しにくい、と考えているひとも多いはず。アッシュカラーの特徴は、透明感がある上品なカラー。自然でナチュラルな印象になります。
ダークアッシュカラーもさまざまな色と組み合わせることが可能です。お好みの色と暗さ加減をよく相談して染めましょう。
明るい色が入れたいときはポイントで
ヘアカラーを変えることでも小顔効果を発揮することができます。ざっくりと明るく染めてしまうと逆効果に。より顔が大きく見えてしまう可能性があるので避けましょう。ここでポイントとなるのが「やや明るい」色をポイント使いするということ。少し暗めの色を選ぶことでメリハリが生まれ、顔を引き締めてくれます。
また、グラデーションを出してみるのもおすすめ。顔回りは暗い色で引き締め効果を出し、毛先に向かって明るい色を入れることで重すぎず軽い印象に。

髪が長いからこそできるアレンジ
トップにボリュームが来るこなれお団子
王道ともいえるお団子ヘア。トップにボリュームがでるので、縦のラインを協調し小顔に。お団子は大きめに作り高さを出すのがポイントです。サイドの髪や、後れ毛をカールさせ動きを出せば、フェイスラインをカバーしすっきりとした印象に。ふわっと無造作にスタイリングしてこなれ感を出してみましょう。
ふんわり三つ編みで下にボリュームを
ゆるくふんわり結んだ三つ編みでボリュームをつけましょう。顔の下に向かってボリュームがつき、視線がサイドにあるまるので小顔効果抜群。結んだ三つ編みをほどよくほどくことでこなれ感も。大人で優しい印象になります。
抜け感のあるハーフアップでお洒落度アップ
アップスタイルにするのに抵抗がある人は、ハーフアップで小顔効果を狙いましょう。誰でも簡単にできるので、不器用さんにもおすすめなヘアスタイルです。結ぶ前にふんわりと髪を巻いておくと抜け感のある印象に。
編み込み・ハーフバン・三つ編み・ロープツイストなどさまざまなアレンジが可能です。ゴールドピンや大きめのヘアクリップを使用することでアクセントに。
不器用さんでも出来るくるりんぱハーフアップ
上記で述べたハーフアップがちょっと難しい、時間があまりないという人は、くるりんぱでアレンジしてみましょう。トップを結び、くるっと回せば出来上がり。不器用さんでも簡単にアレンジができます。トップを少し引き出し、ふわっと仕上げましょう。仕上げにポイントになるヘアアクセサリーをつければよりおしゃれに。
浴衣にも合うシニヨンで大人可愛く
三つ編みをベースにして作るシニヨン。髪を三つ編みにして編み込むので、崩れる心配もありません。アップスタイル・サイドスタイルと自分の好きなスタイルにすることができるのでおすすめです。トップやサイドにボリュームができ、立体的なシルエットになるので小顔効果も抜群。
顔の輪郭ごとに前髪や後れ毛をアレンジすれば、すべての顔型の人にマッチします。ワンポイントにかんざしや大きめのコサージュを使うことで、華やかな仕上がりに。
ポニーテールはトップにボリュームを持たせながら
とても簡単でラフな印象のポニーテール。コツをつかむことで、より小顔に見せることができます。小顔にみせるポイントはトップにボリュームを出すこと。縦のラインが協調され、すっきりとした印象に。後れ毛を残すことで、顔回りをカバーしてくれます。髪をまとめる時はざっくりと。
きちっとまとめてしまうとリクルート感が出るだけでなく、頭の輪郭が強調されるので逆効果に。トップ・耳の上あたりは引き出すようにしてふんわり感をだしましょう。
トップのボリュームをうまく出すコツ
ボリュームを出すのがうまくできないという人もいるはず。実はボリュームをうまく出す方法があります。ヘアセットをする前にトップの根元を濡らし、ハチ部分からかき上げるようにしてしっかりと乾かしましょう。左右2回ずつ行えばバッチリ。その後、いつも通りに髪を巻いてヘアアレンジをしていきましょう。根元部分がしっかりとクセづいているので、いつもよりも簡単にトップにボリュームを出すことができます。
場合に応じて、ワックスを使用してみるのもいいでしょう。手でよく温めながらのばし、髪の内側から毛先にかけてしっかりとなじませるのがポイント。
アレンジするときはサイドは残すのがポイント
セットするとき、全部の髪をまとめてしまいがち。サイドの髪が無くなることで、より顔の輪郭が強調されます。小顔効果を出したい場合は、サイドを残すのがポイント。顔の輪郭をぼかしてくれるので、小顔効果も。
顔の横や耳の後ろにさらっと残してみましょう。残した後れ毛を巻くとより自然な仕上がりに。いつものヘアスタイルにちょっと後れ毛を入れることで、大人な女性の魅力を引き出します。

アレンジのワンポイントにアクセサリーを活用
大きめアクセサリーで小顔を狙う
ヘアスタイルが決まったら、ヘアアクセサリーでアクセントをつけてみましょう。大きめのものを使うことでそこに視線が集中し、小顔効果が生まれます。
顔に近い部分に着けることがポイント。インパクトのあるものや派手な色のものを使うのも効果的です。なかでもバレッタやリボンターバン、大きな飾りのついたカチューシャなどがおすすめです。
ピンでアレンジを固定させて視線も集める
ヘアアレンジにかかせないヘアピン。黒や茶色など髪色に合わせたものだけではちょっとシンプルすぎる。カラフルなヘアピンや飾りのついたものを使用して、アクセントにしてみましょう。
あえてカラフルなヘアピンで固定するのも効果的です。コームに飾りがついたものを使えば、しっかり髪の毛を止められて視線もキャッチ。
つばが大きい帽子で小顔効果アップ
ヘアアクセサリーと同様、帽子もファッションの一部。自分にあったスタイルの帽子を選ぶことで、さらに小顔効果を出すことができます。女優帽のような「つばが大きめ」の帽子が効果的。顔よりも大きめのものを選び、深くかぶりすぎないのがポイントです。
帽子をかぶるときは前髪と後れ毛を出すことが重要。顔回りの輪郭をぼかしてくれます。また髪の毛をサイドにまとめたり三つ編みにしたりすることで全体的にすっきりして綺麗な印象に。

髪型を味方につけて可愛く小顔に
ロングヘアだからこそできるヘアアレンジでの小顔効果。顔の輪郭ごとにポイントがあるのが特徴です。自然に行っていたという人も、全く逆のことをしていたという人もぜひ参考にしてください。
暑い夏だけでなく、オールシーズン取り入れることが出来るヘアアレンジ。シーズンごとに髪色を変えてみたり使用するヘアアクセサリーを変えてみたりするといいですね。自分だけのお気に入りのスタイルを見つけて可愛く小顔になりましょう。