背中の黒ずみが気になる。綺麗な背中になるためにはどうしたらいい？

INDEX

背中の黒ずみについて

背中の黒ずみの正体

背中にシミや黒ずみができてしまう原因はさまざま。その主な原因として、毛穴に角栓が詰まってしまっていることが考えられます。

角栓とは、皮膚の表面で外部から肌を守ってくれる皮脂のことをいいますが、皮脂が過剰に分泌してしまったり、汗や石けんなどの洗い残しなどにより角栓で毛穴が詰まってしまうことがあります。角栓はだんだん酸化して黒くなってしまうため、それが背中の黒ずみとして残ってしまいます。

背中の黒ずみの原因

皮脂量が増えるのは、肌質だけでなく生活習慣の乱れも関係しているといわれています。肌が乾燥してしまったり、睡眠不足が続いたりしてしまうと、自律神経が乱れて皮脂が過剰に分泌し、毛穴が小さくなるなどの性質を引き起こします。

毛穴が小さくなると、古い皮脂などの角栓が詰まり、内部に皮脂が閉じ込められてしまうため、にきびやかゆみなどが起こりやすくなります。思わずかいてしまったりすると皮膚が損傷し、跡が残りやすくなってしまい、背中の黒ずみの原因となります。

背中のかゆみ

背中にかゆみを感じることがあると、ついついかいてしまいがちです。しかし、かゆみが発生するのは、すでに肌に何らかのトラブルが発生していることが原因です。私たちの皮膚の外側はとても薄い膜で覆われてていて、外部の菌や汚れから皮膚を守る働きをしています。

皮膚をかいてしまうことで外部からの刺激を受けやすくなり、少しの摩擦などでもかゆみなどが発生しやすくなってしまいます。乾燥などの場合も、皮膚を守る機能が弱くなってしまうため、少しかいただけでも跡が残りやすくなってしまいます。

背中ニキビになる

ニキビは顔にできやすいものと思われがちですが、背中は皮脂の分泌される量が多くてむれやすいため、ニキビが発生しやすい場所です。食事の栄養バランスが偏っていたり、肌が乾燥してしまったりと肌にとってよくない条件が重なると、背中にニキビが発生することにつながります。

ニキビができたばかりなら跡が残ることはほとんどないですが、炎症を起こしてしまって症状が悪化することで黒ずみとなる可能性があります。早めの段階でしっかりとケアすることが、背中の黒ずみを防ぐポイントとなります。

肩こりや血行不良による背中の肌荒れ

運動不足による筋肉の衰えは血行不良の原因となります。血行が悪くなると、老廃物を流す動きが悪くなるため、体に毒素が溜まりやすくなってしまいます。同じ姿勢でいることが多いと、肩こりなどを引き起こしますが、上半身の血行が悪いと背中のニキビや黒ずみ発生につながってしまいます。

肩こりは血液の循環を悪くするため、肌が乾燥してしまい、毛穴がつまりやすくなってしまいます。肩や肩甲骨周りの筋肉が衰えると血液循環が悪くなってしまうため、時々体を動かしてみるなどの工夫が必要です。

寝汗や寝具などによる皮膚のダメージ

背中の黒ずみの元となる背中ニキビは、じつは寝ている時の状態も大きく影響しています。清潔さを保つことはもちろんですが、寝ているときは汗をかくため、仰向けで寝ると背中に一番汗をかきやすくなってしまいます。汗をかくと菌が増殖し、毛穴の詰まりの原因となります。

季節に関係なく寝ている間は汗をかくため、温度調整や寝具を清潔に保つなどの工夫が必要です。
▼さらに詳しい解説はこちら
見えない場所こそ綺麗でいたい「背中ニキビ」を徹底セルフケア

背中の黒ずみを防ぐ洗い方

重曹風呂に入る

普段私たちが日常生活で使う重曹をお風呂にいれることで、背中の黒ずみを予防することができます。重曹は殺菌作用があるため、洗剤の代用として使われることが多いですが、角質や皮脂を洗い流すことができるため、重曹風呂に入ることで肌がなめらかになります。

重曹によって古い角質を落とすことができれば、肌のターンオーバーを活発にすることができるため、黒ずみを防いでくれます。ターンオーバーとは、新陳代謝によって皮膚が生まれ変わる働きのことで、毛穴の汚れを取り除くことで、正常なリズムを保ちます。

湯船につかって毛穴を広げる

お風呂に入ると血行がよくなるため、毛穴が広がり角質が取れやすくなります。一般的には34度以上のお湯で毛穴が開くといわれているため、毛穴の奥までしっかり洗浄したい場合はぬるま湯に浸かって毛穴を開かせるのも一つの方法です。

ボディソープをたくさん使わなくても、毛穴がすでに開いているため、十分汚れを落とすことができます。肌を刺激しないようにやさしく洗うようにしましょう。

ピーリング石鹸を使用する

ピーリングとは、皮膚に溜まった古い角質を落とし、皮膚のターンオーバーを正常に整える効果をいいます。背中を洗うときにピーリング石けんを使用することで、古い角質を洗い流してニキビによる黒ずみを防ぐことができます。

通常のシャンプーよりも毛穴の汚れを落とす力が強く、エステなどに行ってピーリングするよりもコストが抑えられるため、自宅で簡単にケアしたい方にはピーリング石けんを使用するのがおすすめです。

天然素材のボディタオルを使う

ボディタオルの素材にはさまざまな種類がありますが、天然素材で肌にやさしいものを選ぶことで、皮膚への負担を減らすことができます。合成繊維は泡立ちがよいですが、背中に使用すると刺激を与えてしまうため、注意が必要です。

シルク素材は人間の皮膚の構造に近いので、しっとりとした感触で洗うことができます。またコットン素材のタイプも、低刺激で赤ちゃんの肌を洗うときにも使われることから、背中の肌荒れに悩んでいる方におすすめの素材です。

洗浄料のすすぎ残しをなくす

背中の黒ずみの原因となる肌荒れの状態をなくすために、体を洗うときにはすすぎ残しがないように洗うことが大切です。背中にすすぎ残しやボディソープの成分が残ってしまうと、角質がつまりやすくなってしまうため、ニキビの発生のもとを作ってしまいます。

毛穴の詰まりをなくすためにも、汚れをおとして、丁寧に注ぐことを意識しましょう。

髪の毛が背中にあたらないようにする

髪の毛が長い人は、背中がむれやすくなったり、髪の毛の摩擦により皮膚に刺激を与えてしまうことが考えられます。もし髪の毛に整髪剤などを使っている場合は、その成分が皮膚についてしまうこともあるので、注意が必要です。肌に直接髪の毛が当たる場合は、髪のケアも意識して行うようにしましょう。

背中の黒ずみを防ぐアフターケア

しっかり保湿する

背中の肌荒れを防ぐ方法として、まずはしっかりと水分補給などの保湿をする方法が挙げられます。皮膚の外側膜に水分を与えることによって、肌の働きを正常に機能させることが大切です。背中はどうしても塗りにくい場所ではありますが、ローションなどを塗ってしっかりと保湿するようにしましょう。

背中の皮膚は他の部分よりも厚くなっているため、背中に化粧水などを浸透させるときは、風呂上りなど、毛穴が開いた状態で行うのが効果的です。

通気性の良い清潔な寝具を使う

寝ている間は体が常に寝具と密着しているため、こまめに洗ったりするなどして清潔に保つことが必要です。寝ている間は汗をかくため、洗濯する回数を減らしてしまうと、汗などの汚れがついた部分が肌荒れを引き起こしてしまう可能性もあります。

特に敏感肌の人は外部からの刺激を受けやすいため、通気性の良い清潔な寝具を使うことをおすすめします。通気性のよくない素材だと、汗や汚れが内部に溜まってしまうため、汗がよけいムレやすくなってしまいます。こまめに洗えて風通しの良い素材のもをを選ぶようにしましょう。

睡眠をしっかりとる

質のよい睡眠をしっかりとることでストレスをなくし、肌の代謝をアップさせることができます。特に寝ている間は成長ホルモンが働くため、睡眠時間が少ないと肌の新陳代謝が悪くなり、むくみや血行不良などを引き起こしてニキビや黒ずみができやすくなってしまいます。

入眠後3時間後は、肌の代謝が行われるゴールデンタイムと呼ばれる時間ですので、なるべくその間に眠れるように生活リズムを意識してみましょう。

栄養バランスの取れた食事

肌に必要な栄養素は、食事などの栄養が必要不可欠です。栄養バランスのとれた食事をすることで、肌ストレスを改善することができます。特に緑黄色野菜などのビタミンには抗酸化作用があるので積極的にとることを心がけましょう。

脂っぽい食事や、糖分の多いものは皮脂量が増えやすく、皮脂がたまりやすくなってしまうため、摂りすぎには注意しましょう。皮脂が多いと毛穴の詰まる原因となってしまい、角質が溜まりやすくなってしまうので、適度な量が大切です。

ストレス発散をする

ストレスを感じると、ホルモンバランスが崩れて肌荒れしやすい体質になってしまいます。特に女性の場合は生理周期があるため、精神的に落ち込みがちですが、なるべくリフレッシュすることを心がけてストレス発散をすることが大切です。

ホルモンバランスが崩れてしまうと、代謝の流れが悪くなったり血行不良になったりと、自律神経の不調の症状が出てくることがあります。肌荒れは血行不良による老廃物の滞りが引き起こすものですので、気持ちを楽にして楽しいことをする時間を作りましょう。

肩こりを和らげるストレッチ

肩こりは肌荒れの原因のもとです。筋肉が緊張して固まってしまうことで、特定の筋肉だけに負担がかかるため、リンパや血液の循環が悪くなってしまいます。筋肉の血行不良が起こると、肌に必要な酸素や栄養が行き渡らなくなり、老廃物も流れなくなって肌に滞ってしまいます。

肩こりの改善は上半身全体の血行の流れに大きく影響しているので、肩甲骨周りをほぐすように左右で大きく回したり、同じ姿勢でいる場合はこまめに両手を動かしたりして、血液の流れをよくすることを意識しましょう。

両手を組んで上に押し上げ、肩甲骨が引き締まるように意識してみましょう。この方法ならいつでも簡単にすることができ、筋肉の凝りをほぐす効果もあるのでおすすめです。

紫外線対策を怠らない

私たちはつねに紫外線の影響を受けていますが、黒ずみは皮膚のダメージによって引き起こされるものですので、紫外線対策も大切なポイントです。紫外線を浴びると皮膚は肌を守るために角質を厚くし、硬くなる状態になるため、毛穴がふさがってニキビができやすくなってしまいます。

肌は紫外線のダメージを受けて抵抗力が弱まり、炎症や色素沈着などのシミを引きおこしてしまいます。皮膚に必要な栄養分や水分を奪うだけでなく、水分を蒸発させて肌のバリア機能を低下させるため、日焼け止めクリームなどを塗って保湿とUVケアの両方を行うことが大切です。

美容皮膚科やエステの活用も効果的

背中はなかなか手が行き届かないこともあるため、美容皮膚科やエステなどに行くこともおすすめです。肌荒れに有効な軟膏クリームの処方はもちろん、プロの手によって古い角質をピーリングして除去することができれば、毛穴の詰まりを改善することができます。

即効性も期待できるので、早く治したいという方は、専門家のアドバイスを受けるのも効果的です。

肌に優しい成分の洗濯洗剤を使う

背中にかゆみやニキビなどの症状がある場合は、皮膚を刺激すると逆効果になってしまうこともあります。毎日着ている服や寝具、枕などを家で洗濯するときは、肌を刺激しない成分の洗剤を選ぶことも大切です。洗浄力のあるものは比較的肌に刺激が強いため、肌荒れを引き起こします。

使われている成分が天然由来のものなど、買うときに注意して選ぶようにしましょう。
▼さらに詳しい解説はこちら
背中ニキビ治療「皮膚科選び」のポイント。治療法の種類も

その他の背中トラブル

マラセチア真菌が原因の背中ニキビ

ニキビはアクネ菌とよばれる菌が毛穴につまった皮脂を栄養にして増殖して起こるものといわれています。背中は他の部位と比べて皮脂の分泌量が多く、汗をかきやすい場所ですが、衣服などに覆われてムレやすいため、さらにアクネ菌の増殖が促される場合があります。

アクネ菌が活動的になり、マラセチア菌と呼ばれる菌がニキビ内に侵入すると、炎症が起きて赤く腫れるなどの症状がでてきます。症状が進んでしまった二キビは治っても跡が残る可能性があり、黒ずみの原因となってしまいます。

皮脂の分泌量が多い背中は、マラセチアの増殖が起こりやすい部位です。毎日の生活で清潔に保つように意識することも、背中の黒ずみを防ぐポイントになります。

ニキビ跡がのこってしまうわけ

ニキビ跡がのこってしまう理由は、ターンオーバーのリズムが崩れて古い角質がはがれずに残ってしまうのが原因として考えられます。赤ニキビは炎症を起こしている状態ですが、もし自分でつぶすなどしてしまった場合はあとが残る可能性があるため、注意が必要です。

黄色ニキビは炎症が更に悪化し、膿が溜まってしまう状態です。この段階になると、皮膚科などを受診して早めに治療することが大切です。また、紫ニキビはニキビの状態で最も悪いもので、強い炎症が慢性化して毛穴の中に血液や膿が溜まっている状態をいいます。自然に治すことが難しいので皮膚科を受診しましょう。

背中ニキビ予防

背中の皮膚は他の部位の皮膚と比べて厚く、毛穴が硬くなって詰まりやすいため、皮脂や汚れが上手に排出されなくなる傾向があります。古い角質が残ってしまうと、菌が繁殖して二キビがで発生し、ピーリングなどで角質を取り除くことが必要になります。

皮膚が厚いと保湿しても中までしっかりと浸透しにくく、乾燥しやすい状態になってしまうため、皮脂が過剰分泌する原因を引き起こします。背中が乾燥しないように化粧水などでしっかりと保湿をし、ニキビや肌荒れが起こらない肌環境を作ることが大切です。

ニキビケアは根気よく行う

ニキビができてしまうと、触ってしまったり思わず潰してしまったりしてしまうこともあるかと思いますが、ニキビのケアは根気強く行うことが大切なポイントです。まずはニキビの部分を刺激せず、ターンオーバーの働きを正常に戻すことを考えましょう。

もし炎症を起こして赤くなっていても、肌の代謝が活性化されれば、徐々に消えて改善することができます。

背中のムダ毛や産毛

背中のムダ毛や産毛がどうしても気になる…という方も多いかと思います、しかし、ムダ毛処理は皮膚そのものを傷つける可能性がありますので、肌を十分保護したうえで行うようにしましょう。ムダ毛ケアも大切ですが、やりすぎないことも大切です。

簡単にできるムダ毛ケア

露出が多い季節は、どうしても背中のケアをしたくなりますが、カミソリなどではなく、シェーバーや除毛クリーム、産毛タオルなどを使って肌を傷つけないようにしましょう。特に背中の部分は見えにくいため、カミソリを使うリスクがあることも覚えておきましょう。

エステや美容外科での脱毛

カミソリで背中のムダ毛処理をするのはちょっと心配…という方は、エステや美容外科を受診し、専門家の処置を受けるのもひとつの方法です。背中を美しくみせたいと思う方も多いかと思いますので、値段や施術の方法など、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
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背中のニキビ跡が気になる。究極の背中美人になる秘訣とは