目次
バストマッサージのメカニズム
リンパ液には老廃物や疲労物質を排出する機能がある
リンパ液は体全体に張り巡らされているリンパ管の中を流れています。血液の成分の一つが染み出していき、リンパ管に入っていくのもをリンパ液といいます。
リンパの働きは、
- 1.余分な老廃物や細菌などの体には不要なものを運んで取り除く
- 2.ウイルスの抗体を作って免疫力を保つ
- 3.血液の中に異物や細菌などが入り込まないように守る
というものです。
主にリンパ節で行われているため、リンパマッサージが効果的になります。
マッサージで血行そしてリンパの流れも良くする
リンパマッサージでリンパの流れを良くすることによって血液の流れがよくなり綺麗になります。すると体の隅々まで栄養がいきわたるようになります。
よって、老廃物がすっきり排出されるようになり、食べ物からの栄養が体中に流れてスムーズに吸収されるので、バストにも栄養がいきわたります。
バスト周辺には生命エネルギーの通り道の経絡が通っている
ツボを刺激して体調がよくなるのは、経絽を流れる気血の流れが良くなることから。体には14本の経絽が通っていて、その多くは胸の周辺を通り、全身に伸びていきます。バストを通る代表的な経絽は、腎経と胃経というのもがあります。
マッサージにより経絡を流れる気血の流れが良くなる
バストの周りに、リンパ節のほかに多く通っている経路とは生命エネルギーが通る道で、経路上にある反射点がツボです。この経路を流れる気血の流れが良くなると、不調が取り除かれます。
バストを通る経路の中でも代表的なのが、腎経(発達・生育)、胃経(消化器系)で、この周辺をマッサージすることにより、内側から健康に、さらに、女性ホルモンの分泌も促進するためバストアップにつながります。
女性ホルモンの分泌を促す
女性ホルモンの一つであるエストロゲン。別名、卵胞ホルモンともいわれています。これには、成長をサポートする働きがあり、脳の下垂体が刺激されるホルモンが分泌されると、卵胞刺激ホルモンが分泌されることによって、卵巣が反応し、卵胞が成長を始めます。その成長をサポートするのに卵胞から分泌するのがエストロゲンです。
マッサージの刺激により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌を活性化させることでバストアップにつながります。
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小さい胸を大きく魅せる方法。美しくバストアップする秘策を伝授。
バストを通る主な経絡
生命維持に欠かせない腎絡
バストを代表する経絽のうちの一つは腎絽(じんりょ)。腎は生命維持に欠かせない元気や精気をつかさどる経絽で、発達や生育に生殖にふかく関わっています。
腎経の流れが滞ると、無気力や不眠、不妊になったり、髪や骨が弱くなったりもします。
気血を作り出す胃絽
胃絽が刺激されると、食力不振に効果があるだけでなく、血流が上がるとバストアップにも効果的とされています。
バストアップマッサージの方法
外から内へ下から上への基本マッサージ
乳房の血行を促し、乳腺を刺激します。そして脇や背中、横に流れたお肉を、全部逃がさずに定位置におさめます。
1. 両手の平でバストの全体を包む
2. 下から上へ持ち上げるようにさする
(左右の手を交互にすくいあげるようにしながら、上へ上へと持ち上げます。バストの下にある胃のお肉も引き上げるようなイメージでしっかり行いましょう)
3. 片方の手をバストの上部外側へ
4. もう片方の手を、同じバストの下部内側へ
5. バストの内側へさする
(脇腹や、背中のお肉を中央へと流すような、集めるようなイメージで行います)
6. 反対も行う
乳腺を刺激してボリュームアップを狙うように、上方向に引き上げるように優しく優しく、さらにバストは下に垂れるだけでなく、横にも広がっていきますので、背中へ流れてしまう胸の肉を中央に寄せるようにマッサージしましょう。
マッサージの際はクリームやオイルなどをつけ、お肌を傷めないように注意しましょう。
大胸筋を刺激するバストアップマッサージ
1. 片手の指4本を反対側の大胸筋に当てる
2. 内側から脇へ向けてらせん状にさする
3. 反対も行う
鎖骨と脇にはリンパが集中しています。この2点を集中的にマッサージすれば血行が良くなり、バストに栄養がいきわたりますので強すぎず丁寧にさすっていきましょう。
お風呂や、テレビを見ながらでも簡単にできますので続けてやることが大切です。
マッサージ機などの機器を使用する
バストアップマシーンは、自宅でエステサロンのような本格的なバストケアができる機器が多くあります。
メリットとしましては、サロンにも負けない最新の技術による効果が期待でき、運動では鍛えにくい部位まで鍛えてくれること。さらに隙間時間に手軽にできますので、継続することに対して負担になりにくいです。
デメリットは、家電製品のため、充電が必要でしたり、使いすぎると痛く感じることもあります。体質によって効果の出やすい、出にくいマシンがありますので、自分の体質を知ることが大切です。
エステやサロンにてマッサージを受ける
エステで行う方法では、豊胸、ハリ、つや、ホワイトニングなどバストの悩みに沿ったコースが用意されています。また、エステではレーザーや、高周波マッサージ、LED照射などの方法でバストアップをおこなえます。
エステでのバストアップは、リラックスした状態でストレスを解消する点でも効果があります。そして、美容整形よりも安く、効果が実感できるなどのメリットがあります。
マッサージ以外のバストアップ方法
ジムにてダンベルなどを使用しての筋トレをする
ダンベルなどの筋トレは、大胸筋を刺激し、バストを寄せてあげることに効果があります。
少し高さのある椅子に寝ころび、仰向けになります。ダンベルを両手に持ち、上にあげます。そして、少し肘をまげてダンベルを両サイドにおろしていきます。10秒間キープします。20回揺らします。そして上に戻します。3セットしていきます。
ポイントはダンベルを上げるときにしっかり胸の筋肉を意識します。大胸筋であげるイメージです。最初は1?や2?の軽いダンベルから初めて大丈夫です。しっかり胸をストレッチすることで、縮こまった筋肉を戻してあげることができます。
合掌ポーズなどの筋トレをする
合掌ポーズで大胸筋と二の腕が鍛えられますと、上半身の、血行が良くなり、リンパの流れが良くなります。
手のひらを胸の前で合わせ、息を吐きながらお互いの手のひらを思いっきり押し合います(10秒程度)。肘は肩のラインまであげ、直角に曲げることがポイントです。5回を1日3セット毎日行うのが良いでしょう。
大きな深呼吸で大胸筋を刺激する
スポーツをする時におこなう深呼吸はとても大きな役割をもっています。
深呼吸する際は大胸筋を意識するといいでしょう。
1.大きく肺を膨らます様に息を吸う
2.ゆっくり息を吐く
3.10セット行う
治療院にてバストアップ鍼などを受ける
治療院にて、バストアップ鍼灸の治療もあります。バストアップに効果的なツボに鍼をさし、大胸筋や乳腺に直接刺激をしたり、同時に姿勢の矯正も行うことができます。バストにハリを出し、固く締まったバストを柔らかく、形を整える効果があります。
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バストアップのマッサージのコツ
お風呂の跡などの身体が温まっている時に行う
お風呂は毎日の習慣です。入浴中、またはお風呂上りにやると決めておけば毎日続けやすいです。そして、血行が良くなっており、脂肪も柔らかくなって、さらにマッサージする手も温まっておりますので、効率よくおこなえます。
オイルやクリームを使用する
バストアップマッサージをするときには、専用のジェルやクリーム、オイルの使用をおすすめします。指の滑りが良くなるだけでなく、バストアップに有効な成分を与えてくれます。使う時と、使わない時とは、マッサージ後のはりと弾力が断然に違います。
毎日少しずつ行う
マッサージは、毎日おこなうことが重要になります。一回にたくさんの行程をやるのではなく、無理ない時間を設定し、習慣づけましょう。
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バストマッサージを行う時の注意点
飲酒後や食後は控える
食後は消化吸収のため、血流が胃に集中しています。消化不良を起こす可能性があるのでマッサージや、ツボ押しは、控えた方がいいです。
妊娠初期の方は控える
妊娠中にバストケアを行うことで、授乳期に起こるバストの悩みを少なくしたり、産後の母乳分泌の促進につながりますが、妊娠初期は、女性ホルモンが大量に分泌し始める時期です。マッサージは控えて、保湿をしてケアしましょう。
病気や怪我をしている方は控える
けがをしている部分を避けるのは当然のことですが、病気をしている方は、医師の許可が必要になることもありますので、リンパ等のマッサージは控えるようにしましょう。
肌トラブルがひどい部分は避ける
肌の炎症やトラブルがある際は、こすったりさすったりすることにより炎症が悪化したり、痛みが残りことがありますので注意しましょう。
バストマッサージの効果
大胸筋を刺激してバストアップ
大胸筋はバストを支えるための土台です。日常生活で知らないうちに鍛えられることはありません。大胸筋マッサージや、筋トレなどのエクササイズをし、バストアップしていきます。
冷え性や生理痛の改善
女性にとって、冷えは大敵。体内を巡る血液が冷えると、著しく代謝が落ち、血行不良になり、バストに必要な栄養素が行き届かなくなります。そして、冷えにより、体内をコントロールしている自律神経にも乱れが出て、婦人科系に問題が出やすくなります。
バストマッサージで、血行を良くし、代謝を上げ、体中を回る血流を良くしていきましょう。
経絡の流れを良くして不眠症の改善
リンパマッサージをしっかり行うことにより、自律神経のバランスを整えることができ、過度のストレスを軽減させることができます。そして、深い眠りを誘うことにつながりますので、不眠症改善に効果が期待できます。
血流の流れを良くして老化防止効果
血液、リンパ液の循環が良くなりますと、バストの血色がよくなるのはもちろんのこと、首や顔の老化防止効果もあります。
ホルモンの分泌を促し更年期障害の改善
バストアップマッサージをすることによって、ホルモンの分泌量が増えますので、肌の弾力やハリ、お肌の美白効果、肌荒れ予防、お肌の油分水分量のバランスを良くする美肌作用、アンチエイジング、がん予防、更年期障害の軽減にもつながります。
ツボを刺激して女性疾患の改善
ツボ・丹田が持つバストアップ効果もあります。丹田は、卵巣などを含む生殖器に作用するツボです。丹田を刺激してあげることで、生理痛、生理不順、生殖器の疾患、冷え性、胃の疾患、腸の疾患、ストレス、精神疲労などの改善に効果が期待できます。
丹田は、へそから見て指4本分下の位置にあります。
押し方
1.丹田部分に親指以外の指を重ねるようにおきます。
2.3秒ほどかけてゆっくり力を入れて押していきます。
3.3秒ほどかけてゆっくり力を抜いていきます。
1回1~2分ほど目安にツボ押しをしましょう。
リンパの流れを良くしてむくみの解消
リンパマッサージは、身体に溜まった老化廃物をリンパ液に流し排出するマッサージです。マッサージをし、血行が良くなることで、毒素が体外へ出ていきます。よって、むくみの解消につながります。
バストアップと健康を手に入れよう
バストの悩みは努力すること、意識することで改善できることが伝わりましたでしょうか?女性らしい身体を手に入れるために必要なのは、体中を通るリンパの流れが重要ですね。リンパの流れの改善、筋トレ、バランスのよい食事を意識し、自信を持った毎日を過ごしていきましょう。