目次
鼻の下が赤くなる原因
何度も鼻をかむことで過度な肌への負担
鼻の下が赤くなってしまう原因の一つとして考えられるのは、「鼻をかむ際に、頻繁にティッシュで鼻の下を擦ってしまう」ことです。鼻をかむ際に鼻の下を何度も擦ると、摩擦によって皮膚を保護してくれているバリア機能を剥がしてしまうのです。
バリア機能が剥がれると皮膚の水分が蒸発しやすくなってしまい、鼻の下だけ乾燥敏感肌になります。そのため、ヒリヒリとした痛みや赤みを引き起こしてしまうのです。
鼻水に含まれる酵素が皮膚の角質を壊す
鼻の下の赤みや荒れは頻繁にティッシュなどで鼻の下を擦ってしまうことが原因でもありますが、鼻水に含まれる成分も大きく関係しています。鼻水には、「タンパク質分解酵素」という酵素が含まれており、これが皮膚の角質を溶かしてしまうのです。
タンパク質分解酵素は主に、風邪の時の鼻水に含まれていますが、花粉症の時に出る鼻水にも微量に含まれています。微量でも、大量に出る鼻水でどんどん角質は溶かされるので、乾燥し荒れ、赤みが出てしまいます。また、鼻をかんだ後に拭き残しがあることも赤みが出る原因になるので、しっかりと拭き取るように気を付けましょう。
ニキビ跡の赤み
鼻の下が赤くなってしまう原因には、「ニキビ跡」の赤みで起きている場合もあります。鼻の下に出来てしまうニキビは、乾燥やホルモンバランスの乱れが原因です。鼻の下の皮膚は他の部分よりも薄い構造になっていますので、とても乾燥しやすい部分なのです。
ニキビ跡は乾燥しているとなかなか治ってくれません。保湿をしっかりとするなどの対策をきちんとしましょう。また、ホルモンバランスの乱れはストレスや睡眠不足などで引き起こされます。そのため、きちんとした生活を送り、ストレスを発散できる環境を作りましょう。
紫外線で肌がダメージを受けている
鼻や鼻の下は、顔のパーツの中でも紫外線の影響を受けやすく、ダメージが蓄積されやすい部分です。また、日焼け止めを顔に塗るときに鼻の下に塗るのを忘れてしまう人が意外と多いのですが、日焼け止めの塗り忘れもダメージを受ける大きな原因となります。
鼻や鼻の下は、皮脂分量が多いため日焼け止めを塗っても落ちやすい部分です。お出かけの際は、きちんと鼻の下の保湿をしてから日焼け止めを塗り、こまめに塗りなおすようにしましょう。
鼻の下の産毛を頻繁に剃る
気になる鼻の下の産毛。無くしたくてどうしても頻繁に剃ってしまいますよね。でも、鼻の下の産毛を頻繁に剃るという行為は、肌に過剰な刺激を与えてしまい、肌を弱らせる原因になります。頻繁に行ってしまうと、本来必要なはずの角質も削ぎ落としてしまい、乾燥や赤みを引き起こすことになります。ケアをする分にはいいのですが、頻繁にするのではなく多くても週に1回程度に抑えましょう。
頻度が多いと鼻の下や鼻が赤くなってしまいます。もし鼻が赤くなってしまった場合には以下の記事で赤い鼻に効果的なスキンケア商品やケア方法について詳しく解説しているので是非参考にしてみてください。
鼻の下が痛くならないためにしたいこと
柔らかいティッシュで鼻をかむ
鼻の下の荒れを改善、痛くならないようにするためには普通のティッシュを使用するのではなく、保湿成分配合のティッシュやローションティッシュを使うことをおすすめします。ドラッグストアなどで売っていますので簡単に手入りますよ。
でも、このローションティッシュは、普通のティッシュよりも値段が高めになっています。花粉症などで大量に消費する場合にはとても勿体ないですよね。そこで、ローションティッシュが無い場合は普通のティッシュに化粧水を吹き付けても良いでしょう。
作り方はとても簡単。普通のティッシュに化粧水を吹き付けるだけ。こうすることで鼻の下の皮膚を保護でき、もし強く鼻をかんでしまってもダメージを軽減できます。化粧水があれば簡単にできるので是非お試しください。
家では柔らかいタオルを使う
花粉症などの時期は、柔らかいティッシュや手作りのティッシュを使っても、すぐに1箱なんて無くなってしまいます。経済的にもなんだか勿体ないですよね。そこでおすすめなのが、家の中では「柔らかいタオル」で鼻をかむという方法です。
柔らかいタオルを使えば、普通のティッシュよりも摩擦が少なく済み、肌へのダメージの軽減になります。また、かんだ後もティッシュよりも綺麗に拭き取れるのでおすすめです。柔らかいふわふわのタオルを使うようにし、ごしごしと擦らない様にかみましょう。
肌に優しい赤ちゃんのおしりふきを使う
柔らかいタオル以外にも、「赤ちゃんのおしりふき」を使うというものおすすめの方法です。赤ちゃん用のおしりふきは、保湿成分が入っているものが多く、肌に優しい作りになっています。そのため、肌へのダメージが軽減でき、摩擦も少なく済みます。また、赤ちゃん用のおしりふきは、拭き取りパワーに優れています。鼻水を鼻の下に残すことなくきれいに取り除けるのでおすすめです。ですが、肌に優しいからといって過信せず、鼻をかむ際が優しく擦らずにかみましょう。
鼻をかむ前に少量のクリームを塗る
手間がかかってしまいますが、鼻をかむ前に少しクリームを塗るのも炎症を防ぐおすすめの方法です。少量のクリームを塗ることで、鼻をかむ際の摩擦や刺激を防ぐことができます。
また、鼻の下に鼻水がつくのを防ぐバリア機能を果たしてくれます。かむたびに塗るのは面倒かもしれませんが、こうすることで鼻の下のダメージが軽減されるので、是非お試しください。
かみ終わったら鼻の下を優しく拭う
かみ終わったら、鼻の下に鼻水が残らない様にきれいに拭き取りましょう。鼻水が少量でも残ってしまうと、皮膚の角質を溶かしてしまうので優しく拭いて清潔を保つように心がけましょう。
強く拭いてしまうと、赤みやヒリヒリとした痛みの原因となるので優しく拭く様に気を付けてくださいね。鼻の下を清潔にすることで、皮膚の角質が溶かされるのを阻止できます。阻止できれば、乾燥やヒリヒリ感を軽減することができます。
ニキビ跡の赤みが残る理由
炎症が起きて肌にダメージが与えられた
ニキビが出来た後に赤みが残っているのは、まだ皮膚が炎症を起こしているからです。肌の内部でアクネ菌が増殖してしまい、それを鎮めようと体内で攻防戦をしている状態なのです。
ですが、この状態はずっと続くものではありません、大抵のニキビの赤みは肌の傷を治そうとしているものなので、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」が繰り返されれば赤みは徐々に引いていき、きれいな肌に生まれ変わることができます。
ニキビ跡の赤みは炎症を起こしているため、非常にデリケートです。過剰な刺激を与えない様に気をつけましょう。鼻をかむ際も、強く擦ったり鼻水が残らない様に注意してください。
肌が弱ってきている
ニキビ跡の赤みが長期間続いているのは、肌が弱り、肌のバリア機能が正常に働いていないことが原因です。通常のバリア機能が働いていれば、炎症の回復も早いのですが、長く続いているのは「肌が弱っている」サインです。
肌が「弱っていますよ」とサインを出したときは、肌を身体の中から回復させることが大切です。外部からの刺激に気を付けるのはもちろんのことですが、生活習慣を整えたり、食生活に気を付けて肌のターンオーバーを正常に戻し、肌のバリア機能を復活させることを考えましょう。
また、ニキビは治ったのにニキビ跡と赤みが引かない方は誤ったケアをすると、さらに症状を悪化させてしまう行為があります。原因を知って正しい対処法を実践すれば、ニキビとは無縁の美肌を手に入れられます。以下の記事では赤みのあるニキビ跡の原因と対処法を知って美肌を手に入れる方法について詳しく解説しています。
ニキビ肌ケア用のブースター化粧水
リプロスキンはニキビ後の肌をサポートする「導入柔軟性化粧水」です。ニキビ後の赤らみ肌や凸凹な肌は、肌の柔軟性が足りていないため、ケア用品の成分が肌の奥の角質層まで浸透しにくい状態です。
リプロスキンは10億分の１メートルまで小さくした有効成分を肌の奥まで浸透させる、浸透技術「ナノBテクノロジー3.0」を採用し、肌の柔軟性を高めて化粧水の成分が浸透しやすい状態を作ります。美容成分を配合しているので1本だけの使用でも十分ですが、リプロスキンの後にさらに化粧水を使用することで、より肌への浸透力を実感するでしょう。
「60日間の返金保証」もついていますので、ニキビ肌で悩んでいる方は、ぜひ試してみてください
ニキビ跡の赤みでやってはいけないこと
過度のケアやゴシゴシ洗顔
ニキビ跡やニキビ後の赤みで悩んでいる方ほど、過度のケアや一日に何度も洗顔してしまうものです。ですが、このケアの仕方は危険でニキビ跡や赤みを悪化させてしまう原因になります。
過度のケアは肌のターンオーバーを狂わせてしまう要因で、ゴシゴシ洗顔は肌表面を傷つけ、ニキビを増やす原因になります。必要なのは適度なケアと一日2回のきちんとした洗顔です。朝と夜にぬるま湯を使ってたっぷりの泡で洗顔をしましょう。顔の皮膚を手のひらではなく、泡で洗う感覚で洗顔をするのがおすすめです。
マッサージやピーリングで刺激を与える
マッサージやピーリングは健康な肌の人には効果があるものですが、ニキビやニキビ跡があると過度な刺激になってしまい悪化する原因になります。
また、ニキビに効くマッサージはありますが、その他のマッサージや間違った方法でマッサージをし続けてしまうと肌を傷つけ、ニキビ跡を悪化させる原因になります。マッサージは、ニキビに効くものをきちんと調べ行い、自己流のものはやめましょう。
今では市販のピーリング剤が簡単に手に入りますが、ニキビ跡を悪化させる危険性があるため使用は控えましょう。どうしてもやりたい場合は、自分でやるのではなく専門のお店に行って、カウンセリングを受けた上で行うようにしましょう。
もし自宅でピーリングをしてみたいという方にはおすすめのピーリング剤やピーリングをする際の注意点について解説している以下の記事がおすすめです。
短期間で治そうとする
ニキビやニキビ跡を短期間で治すのは、不可能に近いです。ニキビなら数日で治ることも多いでしょうがニキビ跡となると難しい問題です。早く治したいと思う気持ちは良く分かるのですが、ニキビ跡は長期でゆっくりと治した方がきれいに治せるのです。
きちんとした生活習慣を身につけ、バランスの良い食事を摂り、肌のターンオーバーを正常に戻すことができればゆっくりではありますが、確実にニキビ跡は改善されます。焦って下手にケアしてしまえば、ニキビ跡を悪化させる原因になりかねませんので、ぐっとこらえて、徐々に治していきましょう。
痛みや赤みへの対処方法
乾燥した鼻の下を保湿する
乾燥や炎症を起こしている鼻の下にまず行うケアは、肌の表面をしっかりとカバーし、保護することです。乾燥した部分は他の皮膚よりも敏感になっているため、外部からの刺激を受け取りやすくなっています。そのため、皮膚を保護する必要があります。
もともと鼻の下は、皮脂腺が少なく、肌を保護してくれる皮脂もとても少ない構造になっています。そのため乾燥してしまうと自分の力で保護するのは難しいので、こまめにクリームを塗って保護する必要があります。
ワセリンを使う
肌を保護するのにまず必要なのは、「ワセリン」です。ワセリンは低刺激な上に赤ちゃんにも使える保湿ケア要因なので非常におすすめです。ワセリンはとても伸びが良いので、鼻の下に薄くのせ、乾燥した部分に満遍なく伸ばしましょう。ワセリンは薄く塗るくらいもしっかりと保護してくれます。
ワセリンの次はクリーム
ワセリンを使って皮膚を保護し、ある程度炎症や乾燥が収まったら、次はクリームなどで保湿ケアをしましょう。化粧水を使っても大丈夫です。クリームや化粧水を使って、肌表面の角質層をしっかりと保湿することで肌のバリア機能を高めることができます。クリームはワセリンほど持続力が無いのでこまめに塗るようにしましょう。
肌を再構築する効果のあるセラミド含有クリームを塗る
「セラミド」は、肌のバリア機能を高め、浸透性も高いので肌を再構築する効果が期待されます。最近では、保湿力が高い「人型セラミド」や浸透力が高い「人型ナノセラミド」というセラミドを配合している化粧品メーカーが多くあります。
セラミド含有のクリームを選ぶポイントは、こういったセラミドが含有されているものにすると効果的にケアすることが可能になるのでおすすめです。ミニサイズのものやお試しセットなどを活用して、自分の肌に合うものを探しましょう。
赤みのある部分を冷やす
鼻の下の赤みや痛みの対処法として、「冷たい化粧水を浸したコットンでパックする」という方法があります。炎症を起こして赤くなってしまった部分を冷やすと、一時的に細胞の働きを鈍らせることができ、炎症を最小限に留めることができます。
ですが、この方法にはデメリットもあります。赤みのある部分を冷やすことで痛みなどを抑えることはできますが、冷やす際に血液の流れを抑制してしまうため、炎症部分の回復が遅くなってしまうのです。そのため、一時的な対処法としてはおすすめですが、治すためにするものではありません。
肌の再生を促すビタミンを摂取する
美容に必要なビタミンの代表的なものは「ビタミンB2」と「ビタミンB6」です。
ビタミンB2
ビタミンB2は、細胞の再生を助け、健康的な肌や髪、爪を作り出すのに必要な栄養素です。免疫力を増進させる効果もあり、健康維持にはかかせない栄養素となります。ビタミンB2が不足すると、口内や唇などの粘膜部分に症状が表れ、口内炎や唇の荒れ、目の充血などが起こり、肌荒れや吹き出物も出来やすくなってしまいます。
ビタミンB2は肌のターンオーバーを正常に戻す働きがあるため是非とも摂取したい栄養素です。ビタミンB2は体内に蓄積することができないため、毎日摂取することが大切です。ビタミンB2はレバーやうなぎ、すじこ、納豆、卵などに多く含まれています。
ビタミンB6
ビタミンB6は、体内の組織を作るために必要なタンパク質が吸収できるように働き、健康な皮膚や髪、歯を作るのに必要な栄養素です。脂質の代謝や赤血球のヘモグロビン合成にも関わっているため、不足すると皮膚炎や貧血になることもあります。
免疫力向上の働きもあり皮膚や粘膜の健康と深く関わっています。そのため不足してしまうと、湿疹が出来たり、口内炎や肌荒れが起こってしまいます。脳の働きを正常に保つ効果もあるので、日常的に長く摂取しておきたい栄養素です。ビタミンB6は、にんにくやレバー、マグロ、かつお、豚肉などに多く含まれています。
ビタミンB2、B6は健康維持には欠かせない栄養素です。日常的に積極的に摂るようにしましょう。バランスの良い食事を取れば、肌も健康になりニキビや肌荒れが起きにくくなります。
紫外線対策を行う
鼻は顔の他のパーツに比べて紫外線のダメージを受けやすい部分です。そのため、紫外線対策は年間を通して欠かさず行うことをおすすめします。日焼け止めを塗る際には、鼻周辺は特に丁寧に塗りましょう。
紫外線は夏だけでなく、年中降り注いでいます。そのため、炎症を抑えるためにも常に対策することが大切なのです。また、鼻周りの日焼け止めは落ちやすいので、こまめに塗りなおすようにしましょう。
肌の再生の為に睡眠をしっかりとる
睡眠は肌の生まれ変わりを促す「ターンオーバー」に深く関係しています。そのため、睡眠不足の状態が長く続いていると、肌荒れや乾燥は収まるどころか、どんどん悪化してしまいます。
それを食い止めるためにも、睡眠はきちんと摂りましょう。睡眠をきちんととることで、ターンオーバーが正常に戻り、肌の再生を促してくれます。夜更かしせずに早寝早起きを心がけましょう。
鼻の下の肌荒れにおすすめの基礎化粧品
エトヴォス セラミドスキンケア モイスチャライジングセラム
敏感肌や乾燥肌の方でも使用できるように、肌の潤いバリアに着目して作られた、保湿美容液です。ヒアルロン酸とヒト型セラミドをバランスよく配合しており、キメの整った肌に導いてくれます。着色料フリーでパッチテスト済みなので安心してご使用できます。
ヒフミド エッセンス クリーム
3種類のヒト型セラミドを配合しており、肌の潤いをしっかりと保ち、ふっくらとハリのある健康的な肌に仕上げてくれます。乾燥も防いでくれるので、乾燥が気になる方でも効果が期待できます。
アスタリフト ジェリー アクアリスタ
アスタキサンチンを配合した、ジェリー状美容液です。洗顔後の素肌にこのジェリーを付けると、水のように滑らかに伸び、角質層にまで浸透します。瑞々しいハリのある肌に整えてくれます。レフィルもあるので便利ですよ。
DECENCIA(ディセンシア) アヤナス クリーム コンセントレート
美容成分をふんだんに閉じ込め、上質な肌に仕上げてくれる極上のクリームです。肌本来のバリア機能を高めてくれるので、健康的な肌に生まれ変わります。アレルギーテスト済みなので安心してご使用いただけます。レフィルもあるので便利ですよ。
正しいケアで鼻の赤み解消しよう
正しいケアを続けていれば、鼻の下の赤みや炎症は確実に良くなります。自分が間違ったケア方法を実践していないかを確かめて、正しいケアを身につけましょう。肌に合った基礎化粧品などを使えば乾燥肌がぐんとよくなります。バランスの良い食事も心掛けて、必要な栄養素をしっかりと補うと、乾燥や炎症に悩まされない肌が手に入るでしょう。
