目次

にきびに効果的な美容成分
ターンオーバーを促すビタミンC誘導体
活性化酸素の除去ができ、炎症を起こしにくくするビタミンC誘導体は、ターンオーバーを促す作用があります。肌をサビつかせる活性酸素が体内に溜まると、ターンオーバーが乱れます。ターンオーバーの機能が低下すると、角質(垢)が蓄積されてしまい厚くなり、毛穴が塞がれるのです。
すると、ニキビの原因である、アクネ菌が毛穴の中の溜まった皮脂をエサにして増殖しまいます。そのため、活性化酸素を除去できるビタミンC誘導体を取り入れることが重要です。
ターンオーバーとは
ターンオーバーとは、肌の再生のことです。肌は毎日生まれ変わっていて、その細胞が肌を守っています。役目を終えると上に肌表面に押し上げられ、垢となって剥がれ落ちます。この一連のサイクルがターンオーバーの流れです。
肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。ターンオーバーのサイクルは、表皮の部分で行われており、さらに「角層」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)「基底層」の4つの層に分かれているのです。
表皮の一番下にある基底層で細胞が作りだされ、14日間の間その役目を果たしながら、有棘層、顆粒層まで押し上げられます。さらに14日間経つと角層へ到達し、細胞は垢となり剥がれ落ちていくのです。ターンオーバーが正常に機能していると、28日周期で行われているといわれています。
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美肌のもとは「ターンオーバー」。肌の再生機能を助けるケア方法
殺菌作用があるサリチル酸
サリチル酸には殺菌作用があり、ニキビの原因であるアクネ菌を除去してくれます。菌の増殖を抑えることで、ニキビの炎症を防ぐことができ、ニキビのなりにくい肌に仕上げます。
サリチル酸は殺菌作用の他にも、角質を柔らかくする働きがあります。これが配合されている洗顔料で肌を洗うことにより、化粧水などの美容成分を浸透しやすくなるのです。また、化粧水や美容液などの基礎化粧品にも使用されているので、さらにニキビの改善効果が期待できます。
ニキビを防ぐことができるサリチル酸ですが、症状がひどい赤ニキビには使用しないでください。悪化させたり、ニキビ跡になったりする可能性があります。
漢方由来のグリチルリチン酸ジカリウム
漢方由来のグリチルリチン酸ジカリウムには、抗炎症作用があります。そのため、赤ニキビのような炎症を伴う症状を和らげてくれるのです。
グリチルリチン酸とは、漢方の原料として有名な天草(カンゾウ)の根に含まれている成分で、古くから抗炎症剤として用いられています。現在は、風邪薬や、抗アレルギー薬、シャンプーなどにも含まれており、副作がすくないのが特徴です。また、甘味が強いので、甘味料として食品にも利用されています。
ステロイド剤と似た作用がある
グリチルリチン酸ジカリウムは、ステロイド剤と似た作用があり、抗炎症作用が強いです。ステロイド剤は、副腎から分泌される副腎皮質ステロイドホルモンのことです。このホルモンは、人間の免疫反応を鈍くさせる作用があり、血管を拡張させ炎症反応を弱めます。グリチルリチン酸ジカリウムにも、それと同様の効果があるのです。そのため、赤ニキビの炎症を抑え、鎮痛化させることができます。
しかし、ステロイド剤と同じ効果が得られると同時に、それと同じ副作用があります。むくみや吐き気、倦怠感などが挙げられます。グリチルリチン酸ジカリウムは、副作用も踏まえた上で、炎症を抑えるものとして使用しましょう。
フラーレンは抗酸化作用がある
近年注目されている美容成分のフラーレンには、抗酸化作用があります。フラーレンは肌に浸透しやすく、抗酸化力がビタミンの約125倍あるといわれている成分です。
肌が酸化することで角質が蓄積され、毛穴を防ぎやすくします。すると、ニキビの原因であるアクネ菌が増殖して炎症を起こし、ニキビを発生させてしまうのです。そのため、抗酸化力があるフラーレンをニキビケアに取り入れることで、肌の酸化を防ぎ、ニキビのできにくい肌に仕上げます。
フラーレンが含まれているスキンケア商品を使う時は、成分の名前が記載されている欄の、はじめの方に書かれていることが重要です。商品の成分欄は、先に書かれているものほど量が多く含まれています。フラーレンは多く含まれている方がその効果を発揮しやすくなるので、成分欄はしっかりとチェックしましょう。
ニキビ跡にも効くイオウ
独特の匂いがあるイオウは、ニキビやニキビ跡に効く効果があります。殺菌作用、角質軟化、乾燥作用で、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖を抑えます。
イオウは肌によいイメージはありませんが、ニキビ薬などに含まれている成分です。肌の過剰に分泌された皮脂を抑えて乾燥させ、ニキビのできにくい肌にします。皮脂が毛穴に溜まらないことにより、皮脂をエサにして増えるアクネ菌を減少させることが可能です。
大人ニキビには逆効果
イオウには角質を軟化させる作用があり、化粧水などに含まれているニキビに効果的な成分を浸透させやすくします。皮脂の分泌を抑えて乾燥させるイオウですが、大人ニキビに使用すると逆効果になってしまいます。思春期のニキビはホルモンの影響により皮脂が過剰に分泌されてしまう状態です。
しかし、大人ニキビは肌の乾燥が原因で、肌が乾燥から守るために皮脂を分泌させます。乾燥させてしまうと、余分な皮脂が分泌されてし、悪化してしまう可能性があります。そのため、大人ニキビの改善には、イオウが含まれているスキンケア商品は控えましょう。

化粧水を使う時のポイント
洗顔後すぐに付ける
洗顔後は、化粧水をすぐにつけることが大事です。皮脂汚れを落すと肌は油分がなく、表面が乾燥している状態です。乾燥していると、肌が外からの刺激を受けやすく、できてしまったニキビを悪化させる場合があります。また、化粧水などの美容成分が肌に浸透しやすい状態なので、ニキビの改善を促す効果が期待できます。
綺麗な手で優しく付ける
化粧水は、手をしっかりと洗い使用しましょう。手は物に触れることが多いので雑菌がつきやすいです。不衛生な状態で化粧水を手に取ると、手についた雑菌が付着してしまいます。それをニキビのある肌につけると、悪化する場合があります。
また、化粧水を付けるときは、優しく丁寧になじませることが大切です。化粧水を手のひらでパッティングしたり、手荒く付けたりすると、ニキビに刺激を与えて治りづらくなります。ニキビを治すためにも化粧水は、キレイな手で優しくなじませるようにつけましょう。
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保護のために乳液を薄く付ける
ニキビがあるときは、油分の多い乳液を控えたほうがよいとされています。しかし、大人ニキビの場合は、原因が皮脂の乾燥によるものなので、肌に油分が必要です。乳液は水分を蒸発させないように、油分で膜をはる役割があります。肌に膜がはられることで、外部からの刺激を軽減する効果が得られるのです。
ただし、乳液は塗りすぎてしまうと肌に余分な油分が溜まり、ニキビができてしまったり、肌に負担をかけてしまったりします。そのため、乳液は薄く付けるようにしましょう。
スペシャルケアとして美容液を使う
ニキビができているときの肌には、美容液はスペシャルケアとして使うことがおすすめです。美容液には、化粧水で補った水分を保持し、美容成分を肌に浸透させる作用があるからです。
ニキビに有効な美容液には、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が豊富に含まれている商品が数多くあります。それらの成分により肌をうるおして、健康な肌を保持できます。健康に保つことで、ニキビも早く改善されやすいです。
しかし、美容液は毎日使うと、肌に負担をかけてしまう可能性があります。美容液の成分が肌に余分にある状態だと、自然な肌の機能が低下してしまう場合があります。ですから、美容液はスペシャルケアとして使用するようにしてください。
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にきびに効果的なおすすめの化粧水
アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル
うるおい成分のハトムギエキスが配合された化粧水です。季節や環境の変化で調子を崩しがちな肌を、みずみずしくすこやかに整えて、肌荒れや乾燥を防いで引き締めます。
紫外線のダメージを請けた肌や、乾燥しがちな肌にうるおいを与え、肌を積極的にサポートし、クリアで美しい肌に整えます。
オルビス 薬用 クリアローション M(しっとりタイプ)
肌バリア機能を高める紫紺エキス、ニキビや肌荒れを防ぐ天草エキスが配合された化粧水です。ニキビができるのにカサつく、といった刺激に弱くなった肌を、100%オイルカットと高保湿成分でケアします。べたつかないテクスチャーで使い心地がよく、うるおいのある肌に仕上がります。
クリニーク クラリファイング ローション 2
乾燥やくすみ、毛穴の目立ちなど、さまざまな肌トラブルの原因となる古い角質を優しく取り除いてくれる角質ケアローションです。コットンで優しく拭き取るだけで、洗顔では取り除けない古い角質を落せます。
また、次に使う乳液などのスキンケアの浸透を高め、ターンオーバーを促進させます。ヒアルロン酸配合。無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、パラペンフリー、アレルギーテスト済。
ナリスアップ コスメティックス ネイチャーコンク 薬用 クリアローション
美白有効成分プラセンタエキス、消炎有効成分グリチルリチン酸ジカリウム、植物由来の保湿成分ユキノシタエキスなどその他7種の保湿成分が配合された、拭き取りタイプの化粧水です。これ1本で朝の洗顔の代わり、保湿化粧水、美白効果、引き締め効果、肌荒れ防止効果などの機能があります。
古い角質を天然由来の成分ヨクイニンで優しく落とし、後に使う美容液や乳液の美容成分を、浸透させやすい肌にします。無着色、無香料、無鉱物油、ノンアルコール。
ドクターシーラボ VC100エッセンスローション
100倍浸透型のビタミンC誘導体を200%配合(メーカー値)、オレイン酸誘導体、ウィルブライト、富山湾の海洋深層水100%が配合された化粧水です。即効性と持続性を併せ持っており、美容液のように濃厚なテクスチャーで、ハリと弾力のある肌へと導きます。グレープフルーツの香り。無着色、無香料、無鉱物油、ノンアルコール、パラペンフリー。
タカミ タカミスキンピール
フルーツ酸(AHA)が配合された、洗い流し不要タイプの化粧水です。洗顔後に馴染ませるだけで、肌本来のすこやかなリズムをサポートします。角質にダメージを与えず、肌のしっかりとケアする独自処方で、肌荒れや毛穴の汚れ、キメの乱れ、乾燥など、繰り返す肌の悩みにアプローチし、美しい肌へと導きます。無着色、無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、ノンアルコール、パラペンフリー。
d プログラム アクネケア ローション W
にきびや毛穴の皮脂が気になる方におすすめの化粧水です。美肌バリア機能を整える効果が期待でき、刺激が受けにくくします。また、厳選された成分が、透明感のある肌へと導きます。無香料、ノンアルコール、パラペンフリー、アレルギーテスト済。
シェルクルール リプライローション
グリチルリン酸2Kやビフィズス菌発酵エキスが含まれた、オールスキンタイプ化粧水です。無添加なので、デリケートな敏感肌の方も使用できます。また、外部からのダメージを請けた肌などのバランスを整え、ハリとしなやかさを与えます。無香料、無着色、界面活性剤不使用、ノンアルコール。
アクセーヌ モイストバランス ローション
肌表面の水分をキャッチするヒアルロン酸と、角質層内で水分を抱え込むジグリセリンが配合された低刺激の化粧水です。業界最小レベルの「超微細ナノカプセル化技術と、「セルバウンス技術」が採用され、細胞の隙間の隅々まで行き渡り、角質細胞の一つひとつをふっくらとうるおします。
ベタつきがないサラッとしたテクスチャーで、朝のスキンケア時に使用すると、乾燥しにくい肌をキープできます。無着色、無香料、ノンアルコール。
肌美精 大人のニキビ対策 薬用美白化粧水
保湿成分のコラーゲン、殺菌作用のあるイソプロビルメチルフェノール、美白効果のある高純度ビタミンCがなどが配合された化粧水です。ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌して、増殖を抑えて予防します。
また、美白効果が期待でき、メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすも防げます。無着色、無香料、アレルギーテスト済、ノンコメドジェニックテスト済。
アルージェ トラブルリペア リキッド
保湿成分の天然セラミドと、4つの植物成分が配合された化粧水です。ニキビや吹き出物、かゆみ、赤み、乾燥など、肌トラブルをこれ1本でケアすることがデキます。トラブルが起きにくい快調な肌の状態を作りだし、なめらかでよりキレイな肌へと導きます。無着色、無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、ノンアルコール、パラペンフリー、アレルギーテスト済。
RMK スキンチューナー コンディショニング
肌荒れを防ぐナイアシンアミドやフユボダイジュエキス、ダイズエキス、ハトムギ種子エキスなどが配合された薬用の化粧水です。自然の恵みをうけた成分が、角質層のすみずみまで行き渡らせ、肌バリア機能をサポートし、うるおいのある肌へに仕上げます。また、心地の良いウッディ系の香りで、ホッとリラックスできる香りです。
ルナメアAC スキンコンディショナー しっとりタイプ
肌を保湿する4種の植物エキス「ハーバルモイストエキス」と、毛穴にニキビの有効成分と保湿成分を届ける「アクネシューター(R)」が配合された化粧水です。みずみずしくしっとりとしたテクスチャーで、乾燥を伴うニキビができた肌をなめらかな肌に仕上げます。
リサージ スキンメインテナイザー D1
化粧水と乳液の充実した使用感を、1本に凝縮した化粧水です。オイリードライの肌のバランスを整える効果も期待出ます。また、肌にみずみずしさを与え、ハリのある柔らかさに満ちた上質な肌へと導きます。リラックス感んある、天然精油配合のほのかな香り。
アクアレーベル バランスアップ ローション(II)
肌荒れ防止・ニキビ予防に効果的なグリチルリチン酸ジカリウム、保湿成分のD-アミノ酸(グルタミン酸)が配合された化粧水です。ざらつきを防いで、キメを整え、毛穴が目立たないつるつるな肌へと導きます。アレルギーテスト済。
明色化粧品 明色 美顔水 薬用化粧水
毛穴の奥の汚れを取り除くホモスルファミンや、角質を柔らかくさせるサリチル酸が配合された化粧水です。脂浮きを抑えて、毛穴に詰まった皮脂汚れを取り除いて、毛穴を引き締める効果が期待できます。明治18年発売の超ロングセラー商品で、幅広い年齢層に親しまれています。快適なテクスチャーで使い心地がよく、さっぱりとした肌に仕上げます。

にきび改善のために心がけたいこと
生活習慣を整える
ニキビ改善のためには、日々の生活習慣を整えることが大事です。不規則な食生活や運動不足、睡眠不足、ストレスなどで肌の調子が悪くなり、ニキビが改善がしづらくなってしまいます。
また、肌のターンオーバーが乱れたり、皮脂が過剰に分泌させたりする可能性があります。ニキビの改善を目指すためにも、まずは生活習慣を見直して、改善させていくように心がけましょう。
適度に運動をする
ニキビの改善は、普段の生活に適度な運動を取り入れることがおすすめです。運動することにより酸素が体全体に行きわたって代謝が上がり、肌のターンオーバーを促進させる効果が期待できます。ターンオーバーが正常に機能することでニキビはもちろん、その他肌トラブルを起こしにくします。
また、運動をすることで、ストレスを解消させることができます。ストレスを溜めこむと、免疫力や肌バリア機能が低下するため、外からの刺激を受けやすくなってしまうのです。運動でストレスを発散することで、これらの機能も正常に保つことが可能になります。
ニキビを改善させるための運動は、有酸素運動が効果的です。ウォーキングやジョギング、ヨガなど有酸素運動をすることで、酸素を効率的に得られやすくなります。また、運動するときには、紫外線対策をしっかりと行いましょう。ニキビは紫外線のダメージを受けやすく、ニキビの炎症を悪化させる可能性があります。
食事はバランスよく
ニキビを改善させるためには、食事をバランスを取ることも大切です。毎日バランスのよい食事を摂ることで、体すみずみに栄養成分が行き渡り、肌のターンオーバーも促進されます。また、ニキビに効く栄養素が含まれている食品を摂ることで、体の内側からキレイにする効果が得られます。
おすすめの栄養素と食品
ニキビに効く栄養素を摂ることで、体の内側からニキビのできにくい肌にします。特におすすめの栄養素は、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEです。
ビタミンA
ビタミンA(レチノール)とは、油に溶ける性質を持った脂溶性ビタミンの一つです。粘膜や肌の新陳代謝を促す効果があり、目の健康を保つ作用があります。新陳代謝が促進されると、肌が新しく生まれ変わり、できてしまったニキビやニキビ跡はもちろんのこと、その他の肌トラブルも改善しやすくします。
ビタミンAを多く含む食材は、牛・豚・鶏レバーやウナギ、味付け海苔などがあります。レバーはクセが強く食べにくいので、臭みを摂る牛乳に数分浸したから調理するとよいでしょう。ウナギは値段が高いため、特別な日に食べるのがおすすめです。味海苔はたくさん食べすぎると、塩分や糖分方になってしまうので、一日の摂取量を守りましょう。
ビタミンB群
ビタミンB群は、体のエネルギーを作るのに欠かせない栄養素です。体内にあるさまざまな酵素の補酵素として作用し、エネルギーを作り出しています。また、皮膚や髪を丈夫にし、肌の生まれ変わりをサポートする効果があります。
ビタミンB1,B2,B6,B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸などの種類があります。これらが欠けてしまうと、ビタミンB群の効果が発揮されにくくなるので、一緒に摂ることが望ましいです。
ビタミンB群を多く含む食材は、牛・豚・鶏レバーやマグロ、納豆などがあります。マグロは新鮮な生のお刺身で食べるとよいでしょう。納豆はニオイにクセがあるので、卵と混ぜて食べることをおすすめします。
ビタミンC
ビタミンCは、水に溶ける水溶性のビタミンの一つです。コラーゲンを作るのに必要不可欠なもので、皮膚の粘膜や健康の維持に役立ちます。また、抗酸化作用があり、体をサビつかせる活性酸素を除去してくれます。さらに、ニキビの炎症を抑え、ニキビ跡を薄くさせる効果も得られるのです。
ビタミンCを多く含む食材は、赤・黄ピーマンやアセロラジュース、ゆず皮などがあります。ビタミンCは熱に弱いので、加熱しないで食べるようにすることが大切です。赤・黄はサラダやマリネに。ゆずの皮は刻んで薬味にするとよいでしょう。
ビタミンE
ビタミンEは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンの一つです。抗酸化作用で脂質の酸化や老化を防ぎます。また、毛細化血管を拡張させて、肌の新陳代謝を高める効果があり、ニキビやニキビ跡をができにくい肌を作ります。
ビタミンを多く含む食材は、アーモンドやツナ缶、たらこなどがあります。アーモンドはフライパンでいって、お菓子やアイスなどのトッピングに。ツナやたらこは、パスタに混ぜて食べることをおすすめします。
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サプリメントの摂取
ニキビに効く成分がサプリメントを摂ることで、ニキビが改善されやすくなります。サプリメントは、食事では補えない栄養素を手軽に摂取することができます。しかも、安価なので経済的な負担もありません。
ニキビに効く栄養成分は、食品で摂るときと同様のビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどが挙げられます。サプリメントはあくまで、食品で補えなかった分を補助するためのものです。そのため、体に栄養素を取り入れる際には、できるだけ自然にできた食材から摂取するようにしましょう。
顔を触る癖をやめる
無意識に顔を触る癖がある方は、ニキビの改善のためにも、触らないようにしましょう。ニキビができている肌を触ると、刺激を与えてしまい炎症がさらに悪化する場合があります。
ダメだとわかっていても無意識に触ってしまう場合は、ニキビがひどくなるからさわらないと意識しましょう。意識して注意するだけで、触り癖も軽減しやすくなります。
にきびを気にしすぎない
ニキビがあることを気にしてしまうと、ストレスが溜まってビタミンCが減少し、肌に悪影響を与える可能性があります。肌の機能が低下するとターンオーバーが乱れて、肌の生まれ変わりが正常に行われなくなるのです。
そのため、ニキビの改善を遅くしたり、毛穴のつまりで発生させやすくします。ニキビを気にしてストレスを溜めこまないためにも執着はせず、他の行動に意識を向けるように心がけましょう。
なかなか改善しない場合は皮膚科へ
さまざまなニキビの改善方法を行っても治らない場合は、皮膚科へ受診することがおすすめです。知識と経験豊富な医師が治療し、適切なアドバイスがもらえるからです。
また、外用薬や内用薬が処方されることで、体内の内側からニキビの改善効果が期待できます。改善されなくて悩んでいる方は、皮膚科を受診して医師の指示に従ってニキビ治療を行いましょう。

にきびに効果的な化粧水でつるつる肌になろう
ニキビができる原因は、主にアクネ菌によるものです。アクネ菌を活発化させるのは、ターンオーバーの乱れや、外的刺激、生活習慣などです。これらが続くことで、肌の機能が正常に保たれずに、ニキビが悪化したり、できやすくなったりします。
ニキビをできにくくするためには、これらを見直して改善することと、ニキビに効く成分が含まれた化粧水を使うことが大切です。また、化粧水のつけ方のポイントも知ることで、より治りやすくなります。ニキビに効果的な化粧水でスキンケアを行って、つるつるでなめらかな肌を手に入れましょう。