目次
SPFとは?
肌トラブルの元となる紫外線B波を防止する力の値
SPFは、紫外線防御指数の略称です。紫外線の種類のうち「サンバーン」という赤く、ひりひりする日焼けの原因といえる紫外線UV-B波を防止することのできる値となっています。また、サンバーンを起こすまでの時間を何倍にまで伸ばせるかの目安です。
日焼け開始までの時間を何倍まで伸ばせるかの値
SPFの数値単位は時間約20分を1単位とします。SPF1は何もしていない状態から約20分遅らせることができることになります。また、SPF10は20×10で200分となります。すると3.4時間は日焼け止め効果があります。数値により2から4倍、4から8倍と伸ばすことができます。
太陽の光に対応できる値ではない
紫外線を浴びている間が長くなればなるほど、肌へのダメージは大きいです。SPFは紫外線B波をカバーできるため、あらかじめ太陽の光に対応できるようにはなってはないのです。
PAとは?
紫外線A波を防ぎ、日焼けを防ぐもの
PAは紫外線A波をどの程度防止することができるかの値です。PAの+が多くなれば日焼けを防ぐのに効果があるという意味になっており、日焼けだけでなくシワやシミの予防にもなるので重要な値です。
PAの見方は?
+が多いほど紫外線A波の防止効果が高い
PA+の意味は「紫外線A波の防止効果がある」という意味です。色素沈着を起こしてしまう時間を2から4倍に伸ばす効果があります。PA++は「かなり効果がある」とされています。PA値は最近になり「PA++++」が追加されました。意味は「極めて高い効果がある」ということになります。
そのことにより、UV-A波の肌への影響は深刻であることがわかります。美肌を保ちたいともなれば、PA+++以上が好ましいと思います。
SPFとPAの違いとは?
SPFは紫外線B波・PAは紫外線A波と覚える
SPFは、地上まで届く紫外線B波に防止する値です。数字が大きいほど効果は高まります。紫外線B波は波長が短くエネルギーが強い特徴があります。そのため肌の表面はダメージを与えてしまい、赤くなることがあります。
そして、PAはSPFと逆で、地上まで届く紫外線A波に防止する値であり、+が多いほど効果が高まります。紫外線A波は波長が長くエネルギーが弱い特徴があります。そのためB波のように赤くはなりませんが、肌の奥深くまで達し肌に必要な成分であるコラーゲンにダメージを与えてしまいます。
日焼け止めを選ぶ時のポイントTOP3
1.洗濯干しやちょっと出掛ける時はPA++/SPF20
ほんの少しでも日焼け止めは必須ですが、PAとSPFが高いものを使うと肌に負担が強いので肌を傷めてしまい逆効果です。出る際にこまめに塗る程度で充分とも言える時間です。少しだからと言って日焼け対策をしないと肌にも悪いですので低いものを塗りましょう。
2.1〜2時間外出する時はPA++~+++/SPF20~30
紫外線を長く浴びるのでSPF30でもPA++以上の数値を選びましょう。日差しが強いわけでなく、1.2時間程度だとSPF30で効果がでるのでおすすめです。また、数値が高いものを選ぶより、重ねて塗る回数を増やすほうが効果があるようです。
3.長時間外出する時(晴天)はPA+++~++++/SPF50
紫外線は強く長時間の際PA+++、SPF50が安心です。汗に落ちにくいようになっているので、長時間の外出やキャンプ、海、スキーの際にもこの高さがおすすめです。絶対に焼きたくないのであれば、やはりこまめに塗り替えし、PA、SPFどちらも高い数値のものを選びましょう。
SPFが高いからいいわけじゃない?
高いものを厚塗りするよりはこまめ塗りが◎
SPF50だからといって塗りっぱなしは肌を傷めてしまいます。また、汗に落ちにくいタイプなため日常に使用すると肌にダメージを与えてしまいます。そのため不向きです。普段はSPF30をこまめに塗ることをおすすめします。
日焼け止め+紫外線カットパウダー併用もおすすめ
紫外線をカットするには、酸化亜鉛と酸化チタン成分が配合されたパウダーを併用することもポイントです。ノンケミカルと同じ働きがあります。また、このパウダーにはリキッドやクリームファンデーションに使われる界面活性剤は入っていません。また、水分が入っていないため乾燥も防ぐことができます。
シーン別おすすめの日焼け止めTOP4
1.ホワイティシモ UVブロック ミルキーフルイド
肌に潤いを与えてすこやかに保つ日焼け止めとなっています。保湿成分のアルニカエキス、ローヤルゼリーエキスが含まれています。肌に潤いとツヤを与えながら日焼けを防止してくれます。
2.フラセラ UVモイスチャーミルク
化粧下地として役割を兼ねる日焼け止め美容液となっています。さらりとした使用感、日焼けを防ぐことができます。また、肌をを保護してくれるとともに整えてくれる日焼け止め美容液です。
3.ホワイティシモ UVブロック シールドホワイト
べたつきの少ない心地よい感触とナチュラルハーブの香りが魅力で人気のあるのが特徴です。ウォータープルーフですが専用のクレンジングは必要のないため、プラスにお金はかからないのでおすすめです。
4.FTC UV パーフェクトクリームプレミアム50
なめらかでみずみずしい軽やかなテクスチャーのUVカットクリームです。大気汚染対応成分と海藻エキスや立体感とツヤ、輝きを引き出す4Dパウダー配合で肌のトーンを明るくさせ、素肌そのものが美しくなります。また、透明感のある美しい肌を保つことができます。
日焼け止めの塗り方ポイント3
1.SPF値が低い物+パウダーファンデーション合せ使いでUV効果UP
パウダーファンデーションの場合、色粉が光を飛び跳ね返す力があります。そのためUVカット効果は高くなります。パウダーファンデーションには界面活性剤が入っていなく、水分も入っていないためより効果があります。
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日焼け止めにはパウダーファンデーションが決め手!使い方を伝授
2.顔全体を薄塗りした際は頬骨辺りは厚塗りにする
顔の中でも高くなっているところを特に厚くなると効果があります。顔の凹凸部分は日に当たり紫外線が強く当たることがあります。そのため顔よりも頬骨辺りを厚塗りすることで予防ができます。また、こまめに塗ることもポイントです。
3.ノンケミカルと表示された日焼け止めが好ましい
原料は自然に存在するものが多いです。そのため肌にはとても良いとされています。また、紫外線吸収剤より肌への刺激が少ないのも特徴です。そして、肌の上に塗った日焼け止めが鏡のようになって紫外線を跳ね返してくれるのでおすすめです。ノンケミカルと書いてるものを探してみましょう。
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日焼け止めはノンケミカルを選ぶ。敏感肌でも使えるおすすめアイテム
日焼け止めの注意点とは?
綺麗な素肌を保つ為に日焼け止めはシーズンごとに使いきること
化粧品は一般的に未開封で3年、開封で1ねんを使用期限とします。空気中の殺菌の混入や二次汚染による品質低下がでる可能性がありますので注意しましょう。また、肌にも良くないので気を付けましょう。
知識も美肌もゲットして心に余裕のある毎日を送ってみませんか?
SPFとPA表示は、日焼け止め選びの大きな指標となります。数値の高さだけでなく、正しい使い方をし、しっかりと落とすことが美肌を保つためのシンプルなコツです。
また、クレンジングを忘れずにしましょう。日焼け止めを効率的に使用し、紫外線ダメージを減らし、肌に潤いとツヤを保ちましょう。知識を増やすと日焼け止め選びも楽しくなります。コツとポイントを押さえてこれからの肌を健やかに保ちましょう。