目次
ニキビに負担の少ない隠し方
アイメイクに力を入れて視線を外す
普段あまりポイントメイクをしっかりさせてない方も、ここは普段より念入りにアイメイクをしてみましょう。目の周りはあまりニキビができることはなく、アイメイクをしっかりとすることでニキビに集中していた視線を外すことができます。
つけまつげをしてみたり、アイラインをしっかり入れてみたり、アイシャドウを使ったことない色にトライしてみるのもいいですね。アイメイクは少し変えるだけでかなり印象が変わりますので、新しい自分を発見することができるかもしれませんよ。
リップメイクで唇に注目を集める
リップメイクもアイメイク同様、唇にニキビができることがなく、ニキビに悩む時期でもメイクを楽しむことができます。淡い色から濃い色、グロスでちょっとツヤッぽくさせるなど、リップのカラーを変えることで少女っぽい雰囲気や大人の雰囲気まで楽しめるリップメイク。ニキビから視線をそらさせるにはピッタリです。
その季節の新色をまだ試していないようであれば、ぜひこの機会に試してみてはいかがですか?
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目を引く髪形やアクセサリーを取り入れる
髪型やアクセサリーもニキビから視線を反らせるのに大活躍してくれます。髪が長い方であれば、巻き髪にしてみたり、大きめのお団子にしてみたり、おでこを全部出してしまうポンパドールや、すっきりとアップスタイルにしてみたり。髪が顔にかからないほうが逆にニキビが目立たない場合もありますよ。
アクセサリーであれば、大きめのビジューが付いたネックレスやピアスなど、ポイントは顔回りが華やかになるような大きめのアクセサリーがおすすめです。
ハイライトで艶をだして美肌に見せる
ニキビがある肌は全体的にくすんでいたり元気がない肌であることが多いようです。そんな肌の状態だとよけいニキビが目立ってしまいます。ベースメイクでニキビ自体を隠すのはとても難しく、厚塗りになってしまいがち。それはニキビにとっても、お肌自体にも負担が大きくておすすめできません。
そこで仕上げのフェイスパウダーでハイライトを頬の高い位置やTゾーンに入れると艶感のある美肌に見えてきます。全体的に美肌に見えれば、ニキビがあっても目立ちにくくなるのです。
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つばの広い帽子で紫外線も予防
つばの広い帽子を被ると、それだけで女優のような華やかさを演出することができますよね。目線が帽子に集まり、ニキビを目立たなくさせるだけでなく、ニキビ肌には帽子が必需品です。紫外線を浴びると活性酸素が発生し、それによって皮脂が酸化、ニキビの原因となるのです。
また紫外線にはターンオーバーを乱れさせてしまう作用があり、それもニキビにはよくありません。日焼け止めを塗るとニキビ肌には負担となり、より悪化してしまう可能性があるので、帽子で紫外線を予防するほうが得策と言えます。
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ニキビを悪化させてしまう隠し方
髪の毛やマフラーで覆う
フェイスラインやおでこにあるニキビを髪の毛やマフラーで隠してはいませんか?これはニキビにとって悪化させる大きな要因となります。髪の毛がニキビに触れると、髪に付着している雑菌や整髪料、トリートメント剤がニキビへの刺激となり、炎症を引き起こす要因となります。
マフラーも化学繊維でできているものが多く、ニキビに触れると刺激となり悪化してしまう恐れがあります。ニキビができている時だけでなく、できやすい人もなるべく髪の毛やマフラーが顔に触れないように心がけましょう。
油分の多いコンシーラー
ニキビを隠すのに、ベースメイクでコンシーラーを使用する方も多いかもしれません。コンシーラーはとても油分が多い物が多く、しかもニキビに直接つけるともちろん隠すことはできますが、ニキビにとって大きな刺激、さらに油分で悪化を招くのは想像に難しくありません。
ニキビ跡を隠すのにはおすすめですが、目立ってしまうほどのニキビだと炎症もひどい状態だと思われますので、そんな時には薄化粧でニキビに負担をかけないようにするようにしましょう。
カバー力の高いもので厚塗り
ニキビを隠すのにカバー力の高いファンデーションで厚塗りしてしまう方もおられます。ファンデーションもコンシーラー同様、油分が多い物が多く、ニキビに触れているとさらに悪化してしまう恐れがあります。また厚塗りをすることで強力なメイク落とし(これもまたニキビに負担大です)を使用しても肌にメイクが残ってしまうことが多いです。
肌にメイクが残るということは、毛穴が詰まってしまい、さらにニキビを発生させる原因となります。ニキビ肌の時は薄化粧で控えめにしておきましょう。
マスクをつける
花粉症や風邪、職業柄マスクを着ける機会が多くなります。その場合気をつけたいのは蒸れ。布製の何回も使用できるマスクは経済的ですが、蒸れやすく雑菌が繁殖しやすいのです。そうするとニキビは悪化の一途をたどるしかありません。
さらにニキビに直接マスクが当たってしまうと摩擦による刺激でこれも悪化してしまう原因となります。マスクをつける際は、使い捨ての少し大きめでニキビに当たらないサイズのマスクを選ぶようにしましょう。
絆創膏を貼る
フェイスラインや首元などのひどいニキビの場合、絆創膏を貼ってしまいたくなるかもしれません。しかし、絆創膏もニキビに直接触れてしまう上に蒸れてしまって雑菌が繁殖してしまうとニキビがさらに悪化してしまったり、粘着部分のかゆみやかぶれがさらにニキビに刺激を与えてしまう恐れがあります。
絶対貼ってはいけない…というわけではありません。寝る前にニキビの薬を塗った後にニキビに触らないようにふわっと貼ると、薬が落ちにくく、手で触れたりもしにくいというメリットもありますよ。
これらの長時間の連用は必ず避る
マフラーやマスク、絆創膏など使用したい、使用せざる負えないときもありますよね。それは致し方ありません。そういう場合は長時間の連用は必ず避けるようにしましょう。
もちろんニキビによって刺激となることは間違いありませんが、なるべくニキビには触れないように、蒸れないように、気を付け、外せる状態になればすぐに外しましょう。
コンシーラーで隠す時のポイント
肌よりもやや暗めのものを選ぶ
コンシーラーを使用して隠したいニキビの場合、赤みを帯びているものが多いです。そういった場合は黄色のコンシーラーで、ご自身の肌色よりやや暗めのものを選ぶのがポイントです。肌の色と一緒では赤みは隠れてくれません。化粧下地にもコントロールカラーが多くあり、肌に優しいタイプの下地も多く販売されているので、まずはコントロールカラーをつけてからでもよいかもしれません。
スポンジではなくブラシを使う
コンシーラーを付けるときに指で付けていたり、ファンデーションと同じスポンジを使用していませんか?スポンジを使用すると摩擦でニキビに刺激を与えてしまったり、広範囲に塗ってしまい、結局ニキビが隠せないということになってしまいます。
コンシーラー使いはプロのメイクさんでも難しいので、ぜひコンシーラーブラシを使用しましょう。また綿棒を使用される方もおられますが、繊維が付着してしまうかもしれませんので、おすすめできません。
ブラシは肌と平行に持つ
コンシーラーブラシの使い方ですが、ピンポイントにコンシーラーを付けようとするあまり、ブラシを肌に対して垂直にしている方おられませんか?垂直にポンポンとブラシで塗ってもうまく塗れないので、ブラシは肌と平行に持つのが正解です。コンシーラーを塗るというより、置くようにするとうまく塗ることができますよ。
ニキビの周りを塗ってから馴染ませる
隠したいほどのニキビは盛り上がっていることが多いと思います。この盛り上がっている部分にコンシーラーを乗せると逆に目立ってしまい、うまく隠れてくれません。
ニキビを隠す場合は、ニキビの周りにコンシーラーを塗って馴染ませ、境目を埋めるようにします。あまり広範囲に塗るとうまく隠れてくれませんので、ニキビに対してピンポイントでコンシーラーを乗せるとよいでしょう。
なるべく薄くつける
ニキビを隠したいあまりにコンシーラーを厚く塗ってしまうのも間違いです。厚化粧がNGという項目でも記載しましたが、コンシーラーは油分が多いので厚く塗ってしまうとニキビをさらに悪化させてしまう恐れがあります。しかもニキビを隠すためなのに厚く塗ってしまうと逆に目立ってしまい隠れてくれません。なるべく薄くつけるようにしましょう。
ファンデーションで代用可能
コンシーラーが難しくてうまくできない…と諦める必要はありません。最近のファンデーションはカバー力があるのに、ニキビにも負担が少ない物も多く販売されております。
ミネラル100%で作られたファンデーションだとニキビをカバーするだけでなく、ニキビのできにくい肌に育ててくれます。皮脂が多い方には皮脂を吸収してくれる効果があるパウダーファンデーションがおすすめです。
腫れたり化膿しているニキビには使用しない
コンシーラーを使用する場合は、赤く腫れていたり可能しているニキビには使用しないようにしましょう。もっとも隠したいニキビはそういう状態のニキビなのですが、コンシーラーをニキビの周辺とはいえ塗るということは、油分をニキビに付着させているも同然です。腫れたり化膿しているニキビは触らないことが悪化をさせない大前提です。隠すことは諦め、悪化させずにまずは治すことに全力を注ぎましょう。
ニキビを隠す場合の注意点
ブラシは毎回洗うか消毒する
ニキビに雑菌は大敵です。ブラシが肌に触れたり、手で触ったりすると雑菌が付着している恐れがあります。今日使ったものが翌日清潔とは限りません。ニキビに触れるものですので、ブラシは毎回洗うか消毒を行いましょう。
シートで拭くだけで消毒ができるものもありますので、お手軽です。ニキビができやすい方はファンデーションのスポンジも見直してみましょう。定期的に新しい物に替えるか洗うのを忘れないようにしましょう。
隠したところを指で触らない
ニキビを触ってしまうクセがある方は要注意です。せっかくニキビをキレイに隠しても触ってしまうとコンシーラーがよれてしまい、ニキビが出てきてしまいます。一度隠した部分には触らないようにしましょう。それだけではなく雑菌が付着してしまいます。まずはニキビは触らないことが大事です。
クレンジングや洗顔できちんと落とす
コンシーラーを使用しているに関わらず、化粧をしていればきちんとクレンジングをする必要があります。優しく丁寧に洗うことが大事ですが、長い時間肌の上に洗顔料を乗せているのは負担が大きくなりますので要注意です。
顔の中でも強いTゾーンから洗い始め、Uゾーン、最後に目元、口元にクレンジングをなじませ、1分ほどで終わらせることがポイント。ゴシゴシとこするのは厳禁!角質を傷つけてしまいますのでやめましょう。すすぎはぬるま湯で行います。熱すぎると肌に必要な油分まで洗い流してしまいます。
保湿を忘れずに行う
皮脂が過剰に分泌されることでニキビができやすくなりますが、実は乾燥肌もニキビの原因の一つです。ビタミンC誘導体配合は過剰に皮脂が出るのを防ぎ、ニキビ予防に最適です。
またグリチルリチン酸配合は炎症を抑えることができるようです。化粧水を選ぶ際は成分で選ぶとよいでしょう。化粧水は洗顔後すぐに、手のひら全体になじませ、軽く優しく押し当てるように塗ります。肌をたたくように付けるとニキビに刺激となってしまいますのでやめましょう。
悪化する場合もあることを念頭に置いて
どうしても隠したいという気持ちはわかります。コンシーラーやファンデーションでニキビを隠すとどうしてもニキビには刺激となり、悪化する可能性があるということは念頭に置いて行いましょう。早く治したいのであれば、一番よいのは薄化粧で触らず、刺激を与えないことです。なるべく控えめにしましょう。
ニキビを隠すポイントは相手の視点をそらすこと
アイメイクやリップメイク、髪型やアクセサリーで相手の視線が集中します。ニキビを触らずともそうやって注意をそらすことでニキビを隠すことができるのです。ニキビを直接隠したい気持ちはお気持ちはわかりますが、ニキビに負担をかけずに治すことに集中することもできるので、ぜひお試しください。