UVカットサングラスは必要?目からの紫外線がシミや眼病の原因か?

2017.06.22

UVカットサングラスは必要?目からの紫外線がシミや眼病の原因か?

スキンケア

NADECICA編集部
NADECICA編集部

目に紫外線を受け続けるとシミだけでなく眼病の原因にもなるといわれています。対策としては、UVカットのサングラスや伊達メガネをかけるなどがあげられます。しっかりと対策をして健康な肌と目を守りましょう。

INDEX

目次

    紫外線UVの種類は3つ

    長い時間をかけて肌の奥まで到達するUV-A

    波長が320~400ナノメールと3つのうちでもっとも長く、地上に降り注ぐ紫外線中約95%程がUV-Aです。曇りの日や雨の日も降り注いでいて窓ガラスをも通り抜けるので、室内であっても注意したほうが良さそうですね。

    この長い光線は肌の真皮の奥深くまで到達しコラーゲンやエラスチンを作り出す細胞を傷つけ、それの繰り返しによってシミやたるみ、シワなどの影響が現れます。

    肌が赤くなったりサンタンを引き起こすUV-B

    波長が280~320ナノメールと中程度の長さで、基本は表皮で跳ね返りますが一部は真皮の上の方まで達することもあります。地上に届く紫外線のうち約5%程を占めるくらいの割合ですが、UV-Aに比べ600〜1000倍エネルギーが強いと言われています。

    この強力なエネルギーで肌が炎症を起こして赤くなったりメラノサイトというメラニンを作る細胞を刺激し大量にシミやソバカスの元となるメラニンを作り出します。さらにDNAまで傷つけてしまうので、皮膚がんの原因にも。

    エネルギーは強いが地上まで到達しないUV-C

    UV-Cは波長が280ナノメール以下と短く、強いエネルギーを持っていますがオゾン層で吸収されるため、私たちへの影響はありません。このUV-Cは強い殺菌作用があるので、人工的に作り出し殺菌灯として利用されています。

     

     

    紫外線が眼に与える影響

    角膜に傷がついたり炎症を起こす紫外線角膜炎

    強い紫外線により眼の角膜が炎症を起こし、白目の充血やゴロゴロ感、涙が止まらなくなるといった症状が出ます。ひどい場合には痛みがでることも。夏場だけでなく冬の雪山やスキー場で紫外線が反射することでもダメージを受けるのでしっかりと目を保護しましょう。

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      UVカットサングラスは必要?目からの紫外線がシミや眼病の原因か?
      3077-1:角膜に傷がついたり炎症を起こす紫外線角膜炎

      元々の色素が薄い方は、同じ経験をされた事があるかもしれませんが、見落としがちなのが目です。 私自身は瞳の色がそこまで薄くはないのですが、真っ黒ではなくどちらかといえば茶色です。 他の部位よりも、ダメージがわかりにくい為、うっかり目がノーガードですと…後から瞳がヒリヒリしたり、充血してしまったり… 晴れの日は勿論、実は一番紫外線が強いのは曇りの日…。 瞳の色が薄く茶色に近い方ほど、紫外線を吸収しやすく、ダメージも出やすいので、晴れの日以外でも気を付けましょう。 特にダメージを感じない方でも、目はダメージを受けているので、お肌だけでなくシッカリと瞳もガードしましょう。

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    白目の一部が黄色く濁り盛り上がってくる瞼裂斑(けんれつはん)

    紫外線が原因の一つといわれ、白目が黄色っぽくなり盛り上がってくる瞼裂斑。タンパク質と脂肪が沈着して分厚くなった状態で、盛り上がりが大きくなり炎症を起こしてしまうと、充血やゴロゴロ感、痛みを伴います。また、空気へ触れやすくなることで乾燥を引き起こすのでドライアイの原因になることもあります。

    白目の組織の細胞が増殖して黒目に食い込んでしまう翼状片(よくじょうへん)

    翼状片は紫外線などにより眼が傷つくことが繰り返されると、修復が追いつかずに慢性化し細胞が変化することで起こると考えられます。結膜が目頭側から三角形に黒目入り込むことが多いようですが目尻側から起こることも。

    初期には充血やゴロゴロ感、乾燥、眼精疲労といった症状で、黒目の中心まで結膜が入り込んでくると乱視や視力低下などが起こります。

    水晶体のたんぱく質に変化が起こり水晶体が濁る白内障

    瞳の中にあってレンズの役割を持つ水晶体が徐々に濁り、視力が低下していき、進行していくと失明の危険もあります。紫外線が眼に入ると角膜を通り抜け水晶体がダメージを受け続けることでたんぱく質が変性すると白内障に至ってしまう場合も。

    世界保険機関が白内障の原因の20%は紫外線だと報告している事からも、紫外線が目に強く影響していることがわかります。

    網膜の中心部にある黄斑に異常が生じる黄斑変性症

    網膜の中心にある黄斑は色彩を見分けたり物を識別する重要な役割を持っています。紫外線は網膜まで達し、ダメージを与えたり活性酸素を発生させることで黄斑変性症になりやすくなります。黄斑変性症になった場合の症状は、物が歪んで見える、視力の低下、視界の中心が欠けて見えたり中心に黒いゆがみが見える、などが挙げられます。

    これは高齢者に発症が多いことから加齢黄斑変性症とも言われていますが、働き盛り年代でも発症することもあるので対策をするに越したことはないですね。紫外線対策、ストレスを溜めない、緑黄色野菜を摂取するなど食生活の改善も予防に繋がるようです。

    目から侵入した紫外線が原因で肌が日焼けする

    眼に紫外線が入ると角膜が炎症を起こし脳に情報伝達が行われると脳は防衛しようと反応するのでメラノサイトにメラニンを作らせます。いくら日焼け止めや日傘で保護しても、目が無防備な状態では日焼けやシミは防ぎきれないので、やはりUVカットレンズで保護することが大切です。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    「紫外線対策はサングラスで」目を保護してしみやそばかすの予防にも

    紫外線をカットするサングラスを選ぶときのポイント

    UVカット加工されている

    大前提としてUVカットされているものを選びましょう。
    最近のもはUVカットレンズが主流ですが購入する時にはよく表記を確認しましょう。

    紫外線を目に取り込んでしまうのでレンズの色は濃すぎない

    濃いレンズは光をより取り込もうと瞳孔が開きっぱなしになります。 それにより紫外線も取り込んでしまうのです。選び方のポイントとなるのが「可視光線透過率」といわれるもので0〜100%で表された光を通す率です。

    数値が低いとレンズの色を濃くして強い光を遮るので視界が暗くなり、高いと色の薄いレンズになり光を通すので視界が遮られません。低すぎると視界が悪く疲れ目にも繋がるので低すぎないもを選ぶようにしましょう。

    紫外線透過率が0.1以下である

    紫外線透過率はレンズがどの程度紫外線を通すのかを数値化したものです。数値が小さいほど「紫外線を通していない」ということなので、最低でも0.1%以下のものを選ぶと良いでしょう。

     

    ▼さらに詳しい解説はこちら
    「紫外線透過率」は要チェック。紫外線対策にサングラスは必需品

    紫外線カット率の数値が高い

    紫外線カット率は、どれほど紫外線をカットできるのかを数値化したものです。高いほど「紫外線をカットする力がある」ということなので、、99%以上のものを選ぶのがオススメです。

    波長400以下の紫外線をカットすることを示すUV400である

    一番強い波長のUV-Aが400nmなので、全ての紫外線をカットできるという意味の表記なので、UV400のものがオススメです。

     

    UVカット機能を備えるオススメサングラス

    Diamond Candy UVカット 偏光サングラス UV400ゴーグル

    UVカット率は99.9%で乱反射をカットする偏光レンズなので屋外での活動を快適にサポートしてくれます。23gという軽さで耳への負担が少ないです。

    カラーバリエーションは5色。ケース、メガネ袋、メガネ拭き付き
    Diamond Candy UVカット 偏光サングラス UV400ゴーグル

     

    モサング レディースサングラス偏光 レンズ UV400カット

    偏光レンズで更にUV400、100%の紫外線をカットしてくれるので日常使用はもちろん強い日差しのリゾート地でも安心です。耐傷性、耐摩耗性、UVプロテクション効果を兼ね備えたアウトドア防衝撃レンズを採用。

    7色のカラーバリエーション。ケース、メガネ拭き付き。
    モサング レディースサングラス偏光 レンズ UV400カット

    UVカットサングラスの効果的な使い方

    レンズ面に傷がつかないように丁寧に扱う

    多くの製品ではUV加工はレンズ表面にコーティングされているので、傷が付くとコーティングにも傷がつき、そこから紫外線が入り込むので傷つけないようにしましょう。

     

    雨や曇りの日は色の薄いUVカットグラスにする

    曇りの日でも快晴日の約60%、雨の日でも約30%は紫外線が降り注いでいるのでUV対策は必要です。濃い色のレンズは視界が悪くなるので薄い色のレンズがおすすめです。

    普段の生活程度ならUVカット加工した伊達メガネもよい

    日常生活やお仕事で、中々サングラスを使えないという方はUVカット加工された伊達メガネが良いでしょう。レンズの色が透明なので瞳孔が開かず疲れ目にもなりにくいので使いやすいですね。

    日焼け止めを一緒に使うことで紫外線対策の相乗効果になる

    UVカットグラスの使用だけでなく日焼け止めや帽子などで全身しっかり対策をしましょう。UVカット加工された長袖やアームカバーをするのも良いでしょう。

     

    サングラスで「光老化」を予防。健やかな毎日のために

    UVカットサングラスで眼を守ることで紫外線による光老化を防ぐだけでなく眼病を予防することにも繋がります。サングラス選びのポイントに注意し、適切なレンズを選ぶことで毎日快適に対策が出来るようにすると良いですね。

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